サンチアゴ巡礼Camino de Santiago(前編)

2019/04/03 - 2019/04/29

十年近く温めてきた夢の実現を目指してスペイン巡礼の旅を決行した。私が選んだ経路は、最も人気があって一般的なフランスの道。出発点はサン・ジャン・ピエ・ド・ポーSaint-Jean-Pied-de-Port。全道程凡そ800km、四国遍路は一応達成したが全て歩き通したわけではない。今回は、とにかく歩いてその道程を体感した。

エリア サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

出発地点の門である。

それぞれの思いを胸に最初のカミノが始まった。今日の巡礼宿までは最難関のピレネー超えが控える

　瀕死の思いでたどり着いたピレネー山脈越えの頂上。４月半ばとはいえ降雪が見えた。

　面白いものを見つけた。巡礼仲間と見せ合った写真で、私もが多かった。

ヘミングウｪイHemingeiが鱒釣りでよく泊まったというブルゲーテBurgete村。

何もない田舎道では立て看板のようにして、巡礼路を示している。

　牛追い祭りで有名なパンプローナPamplona。

　巡礼の途上で運悪く帰らぬ命運つきた。そんな巡礼者を弔う墓標だ。その後たくさん見かけた。

徒歩での巡礼者は左側へ、自転車での巡礼者は右側へ。いろんな所で様々な表示があってほとんど道に迷うことはないようにしてあるが…

サンチアゴまで６９７km。巡礼開始数日後に見つけた表示である。最後までたどり着けるだろうか

Albergue de Peregrino「巡礼宿」と読める。巡礼者は比較的安価で泊まれるようになっている。

近くのバルで夕食をとるのが多いが、安くておいしいピンチョとワインもしくはビールにその日の歩程疲れも吹っ飛んでします。

　ワインの製造所Bodegaがあり販売もしている。驚いたのは、蛇口をひねったら自由に試飲できるワインの蛇口と飲料水の蛇口が巡礼途上にあったことだった。

Albergue 巡礼宿のことであるが基本的に男女共有のドーミタリで安価に泊まれる。6ユーロから10ユーロほどであるが、ここは、無料と言っている。

巡礼宿は基本的に一室に数個のベッドがある。シャワーやトイレは別途で共用である。

　世界遺産となったアタプエルカ遺跡のある小さな村。アタプエルカ原人の発見で発掘が進められている。

巡礼路は色は黄色で矢印あるいはコンチャという貝のマークで示す、あるいは文字で示す等様々だ。これは道路上に描かれている。

街角で見つけた大きな表示。前の道が巡礼路であることを示している

巡礼宿で提供された夕食。韓国名物のプルコギがその日のメインディッシュだった。

前編はここまでである。カストロへリス３３０kmほど征服したことになる。巡礼中にできた多くの友人たち、中には諦め自国に戻った者もいた。