私たちのカミーノ巡礼サイクリング

2019/09/02 - 2019/09/09

2年越しの懸案事項私たちのカミーノ巡礼は
2019年9月9日Santiago de Compostela,Spainに到着し遂行

何という達成感!!
この気持ちの高揚!!
感極まって言葉が出てこない!!

などという表現を

実は期待していたけれど・・・

実際には

今までのトレーニングの日々と同じように

「普通」に
目的地に着いてしまった。

特別な気持ちを
そしてスピリチュアルナな何かを

本当は期待していた、とっても!!

ダーリンもまた
「普通」の表情で
So we made it!! そだねぇ・・・着いたねぇ・・・

時別な「何か」を期待しすぎ!?

アハハ　

そうなんだね、たかが255キロを自転車で
そして残りの28キロを歩いて来ただけのこと、それだけだったんだ・・・

誰かが言っていた
ゴールじゃなくて、「新たな出発」なのでは・・・? と。

きっと、そうなんだ!!

この1か月の旅を終えて
振り返ってみる

それでも一番思い出に残っているのは

やっぱり巡礼の8日間のこと
ペダルを漕いでいるので写真には納められなかった
何気ない街角の風景
人々の表情
空の青さ
木立を通り過ぎた風の音
死ぬほど辛くて意地だけで登った坂道
朝の7時、真っ暗な夜空に昇ったオリオン座とシリウス


感謝

2年前に突然降ってわいたようなカミーノ巡礼への思いに!

8日間の素晴らしい天気に!
見知らぬたくさんの人たちの親切に!

そして何より一緒に文句も言わず一緒に付き合ってくれたダーリンに!

エリア サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 船 自転車 徒歩 飛行機
• 航空会社: キャセイパシフィック航空 イージージェット
• 旅行の手配内容: 個別手配

9月2日　ポルトガルのポルトを出発
50％の・・・本当に大丈夫なのかな、という不安な気持ちと一緒に。

グーグルマップでのシュミレーションで何度も見た風景
しかし実際の潮の香、風の音…これだけは来てみなければわからない。

カミーノ巡礼のルート
沢山ある中でポルトガルの道、海岸線ルートを選んだのはアップダウンが少ないと思ったから・・・
しかし現実は山坂ばかり(涙

山坂ばかりだけれど・・・眺めは最高のルート

今夜の宿泊地が最後のポルトガルの街カミーニャ
ダーリンの後ろに見えるのはスペインの山

ポルトガルとスペインの国境を明日はフェリーで渡る。
下見に来て、TaxiMarという漁師さんが自分の漁船で渡してくれるという情報を得る。　フェリーは潮の満ち引きに左右されるので明日は9時にならないと運航がないが漁船は渡れるとのこと。
私たちの自転車も載せてくれて料金も格安。

ポルトガル最後の街カミーニャ。　教会の鐘の音とともに美しく、静かに日が暮れてゆく。

TaxiMar 　海のタクシーという意味だそうだ。　この漁師さんの船はとても早くて国境越えに5分もかからなかった・・・寒かったけれど。

ここはスペイン、川を渡っただけなのにポルトガルとは1時間の時差がある。
9時前に出たのに・・・もう10時だ。

ボトルガル、スペイン、イタリア、フランス・・・今回訪れた国々の定番の朝ご飯

4泊目は丘の上のB&B
自転車は一日に80キロから90キロを走ることはできるけれど
持参した荷物は必要最低限と決めていたので下着、着替えは来ていねものを含めて2組。　毎日宿に着いたらシャワーを浴び、洗濯をする。　乾かないと困るので遅くとも午後2時には宿に着きたい・・・となると一日に50キロ程度しか走れない。

この宿はアルベルゲのような宿なので洗濯場も物干し場もある。

山坂が続き、ヘロヘロになって登ったご褒美のこの景色!! ポンタベドラ湾。

眺めの良いレストランで昼食がてらスマホのチャージ。

カフェはいたるところにあり巡礼中何回も休憩することができた!

これが巡礼手帳。　立ち寄った場所でスタンプを押してもらう。
最低でも1日に2個のスタンプがないと最後にクリデンシャルがもらえないのだ・・・とか。

この巡礼中は天気に恵まれ毎日美しい夕景が私たちの疲れをいやしてくれた。

ホタテ貝は聖ヤコブのお守り
巡礼者は必ず持っている。

スペインの保養地バイヨナ。

スペインは旅をした4か国の中で一番物価が安い。　いろいろな意味で不便なことが多い国だがスペインのコインランドリーは最高!!
洗剤持参が不要のフルオート。　おまけに金額も一番安かった。
ワット数が高いので日本のドライヤーの3倍くらい早く乾くのも有難い。

荷物に制限があるので紙の地図は持ち歩けない。　今回ほどスマホの有り難さが身に染みた旅はなかった。

ポルトガルの道海岸線ルートには
聖ヤコブの死体を乗せた船が川をさかのぼりパドロンという街に着いたという伝説にのっとり海岸線ルートにはさらに「スピリチュアルルート」がある。
ボートでサル川を河澄する。
私たちも自転車と一緒に運んでもらった。

この日は巡礼者が12人とのことでフェリーでなくゴムボートのゾディアック。
しかしエンジンが2基もついたパワーで強風の高波の上をジャンプするように走る・・・まるでラフティングのような豪快さ。　うかうかしていたら飛ばされて水の中に落ちてしまいそう。　怖面白かった!!

1時間半のボートライドでパドロンへ残り2キロの距離となった。

ポルトで借りた自転車はこの日でおしまい。　ポルトガルへ返送する。
6日間の巡礼を共にした相棒とお別れ。　しばし感傷的になる。

ボートライドのおかげで時間的余裕のあるこの日はパドロンの街をゆっくり散策。
サンティアーゴ教会でスタンプを押してもらう。

有難いことに本当に出発以来好天に恵まれている。

この日から2日間かけて歩いてサンティアーゴまで行く。

自転車に乗っているときよりもいろいろと遊んでしまう・・・。

自転車の時には道路の傾斜が気になりしっかり調べたけれど歩きの部分はうっかり。
結局歩きの初日は峠越えで、一山超えてしまった。　距離は14キロだったけれど・・・キツイ昇りで予定時間よりも1時間半余分にかかってしまった。

歩き2日目、少し余裕ができて休憩を何度もとってしまった。

ようやく目指す目的地サンティアーゴが近づいてきた。　いよいよだ!!

サンティアーゴ大聖堂は圧巻の大きさ!!

昨年友人が来た時には外側の工事中で残念だった・・・とのことだが
今年は内側が工事中。　一番見たかった香炉も見ることができなかった。

巡礼の証明書を頂きました!!

1枚は巡礼証明書
2枚目は距離の証明書

この旅行記へのコメント （3）

• おくさん 2021/10/03 20:39:59

  腰痛

  お返事ありがとうございます。
  腰痛、辛いですよね。私も40年来の腰痛持ちです。
  ポルトガルの道で、自分は腰痛なので歩けないから自転車で巡礼しているというポーランドのおじさんに会いました。
  私も巡礼中に酷い腰痛が発症したことがあって、一歩も歩けずに脂汗を流したことがありますが、終わってみれば全て良い思い出となっています。
  お互いに、早くコロナが終わって、カミーノに戻りたいですね。

• おくさん 2021/07/11 11:51:16

  同じコース

  こんにちは、私もカミンハからボートでスペインに渡りました。バリアンテ　エスピチュアルも歩きましたが、自転車用のコースを初めて見ました。山越えじゃなく、海岸線を行くのですね。

  keikchanさん からの返信 2021/10/03 18:21:21

  RE: 同じコース

  頂いたメール、拝読するのが遅れました。　申し訳ありませんでした。
  
  本当は１か月かけてリズボンから歩きと・・・時々電車
  そしてポルトからは本格的に歩いてサンティアーゴデコンポステーラまで、と考えていましたがその半年前夫が腰痛を起こし、もしも巡礼中に腰痛が起こったらと心配になりました。　自転車で２週間くらいならたぶんOＫと本人が言ったので急遽計画を１から練り直しました。
  自転車を借りた場所はリズボンで、私たちがポルトに到着する前日にホテルに届けてもらい、パドロンのホテルに乗り捨てpic-upしてもらう依頼をしました。
  最後はやはり歩いてゴールしたかったので。
  海岸線コースを選んだのは・・・単に自転車で登坂する部分を可能な限り避けたかった・・・怠け者の理由です。
  
  カミンハでは日本人のご夫婦と宿でご一緒しましたし、サンティアーゴでは巡礼にいらした方ではありませんでしたけれどシカゴからいらした日本人のご夫婦にお会いしました。
  初めてでドキドキしながらもあっという間に到着してしまったので、コロナ禍が明けたらもう一度ゆっくりと味わいながら同じコースをトライしてみたいと思うほど素晴らしいコースでした。
  巡礼は何度かトライされていらっしゃるのですか?
  
  おたよりありがとうございました。