佐渡島

2019/08/29 - 2019/08/30

２度の旅キャンセルによってフラストレーションが溜まりまくり
突発的に佐渡へと向かいました

お目当ては佐渡金山跡と宿根木の集落（重要伝統的建造物群保存地区）
またもや不運の土砂降りの雨に見舞われましたが、予想以上に楽しむことができました

エリア 佐渡島(新潟)

• 旅行の満足度: 4.0

新潟市朱鷺メッセ近くの港からジェットフォイルで両津港へ向かいます
所要時間は約１時間

両津港でレンタカーを借り佐渡金山跡へ
大佐渡スカイラインを通りましたが、雨のため眺望は望めず

大立竪坑（おおたてたてこう）
明治に入ってからの採掘坑

中に入ることはできません

佐渡金山のイメージイラスト
江戸時代初期から始まった採掘は平成元年まで続きました
大きくは江戸時代の近世遺構と明治以降の近代遺構に分けられます

観光坑道は２本
江戸時代のものと明治以降のものです
片方だと各９００円、セットで１４００円
いずれも見学時間は３０分ほどです

江戸時代の手掘りの坑道復元

休憩場所

金山跡のある谷を下り、相川の集落にある浮遊選鉱場跡

レンガとコンクリートでできた巨大な施設です

奥のほうには石積みも用いた施設跡
何となく天空の城ラピュタを彷彿とさせる光景でした

コンクリート製の円形施設「シックナー」
金銀を沈降させるものらしい

上から見ると･･･

草に覆われた感じがとてもよい

保存が難しそうだなぁ

佐渡奉行所の復元家屋
作業工程を復元したガイダンス施設が面白かったです

大間港跡
鉱石の搬出、資材・燃料等の搬入に使われていたそうです

木造倉庫が残存

レンガ倉庫も残存しています

佐渡金山も世界遺産登録を目指しています

２日目
本当はたらい船に乗るつもりでしたが大雨のため中止

島の南端にある宿根木集落に向かいます
近くにある小木民俗博物館

江戸時代の北前船を原寸大に復元した木造船も展示されています

白山丸の後ろ姿

全景を収めるのが難しいですが、迫力ある姿です

乗船し、中の様子を見学することもできます

本来の民俗博物館は大正９年に建てられた学校の校舎を再利用したもの

全てが木造、ノスタルジックな光景です

膨大な数の民俗資料が展示されています
展示というよりただ収蔵されているだけとも言えますが、
それでもここまでの数はなかなかのものです

ほど近い宿根木集落へ

江戸時代の北前船寄港地であった宿根木の集落は重要伝統的建造物群保存地区に選定されています

細い路地と両側に立ち並ぶ木造家屋

外観で目を引く板は、もともと船に使用されていたもの

集落内では３軒の家の内部が見学できます
民俗博物館で共通券を購入するのがお得

屋号「清九郎」の内部
北前船を所有していた富豪の家

２階の客間

障壁画もあります

２階の窓からの町並み

吹き抜けの居間

屋根も木製
葺き替えが大変だそうです

徒歩でしか通れない路地

左に見える家が公開家屋「三角家」

鋭角の角に建てられた文字通りの三角形の家

１階の間取り

２階の間取り

角の部分
畳で鋭角の様子が分かります

土蔵も腰板で覆われています

３軒目の「金子屋」

伝建は５０ヶ所以上訪れていますが、５本の指に入るほどの素晴らしさでした

佐渡島は能の島でもあり、能舞台がたくさんあります
そのひとつ本間家の能舞台

椎崎諏訪神社の能舞台

この旅行記へのコメント （2）

• mom Kさん 2020/07/14 23:04:38

  夏旅予習

  北前線の原寸大に心惹かれました。お能の地であることも。ありがとうございます。

  P-Kanさん からの返信 2020/07/15 12:33:28

  Re: 夏旅予習

  コメントありがとうございました。
  宿根木、いいところでした。
  少しでも参考になれば幸いです。