ヴァッハウ・チケットで行くドナウ川クルーズとワイナリー巡り（２）

2019/07/11 - 2019/07/15

ワイナリー巡りをしたくて初めて足を踏み入れたオーストリアの地。ウィーンからメルクまでの周遊チケットを買い求め、メルク観光、ドナウ川クルーズを楽しんだあと、本番のデュルンシュタインの町でのワイン三昧。

エリア デュルンシュタイン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 船
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

スパークリングワインに続き、さらに白ワインを開けドナウ川の流れぼんやり眺めていましたが、いつまでもそうしているわけにはいかないのでそろそろ出陣です。

まずはホテルの裏の小高い丘の上にあるデュルンシュタイン城跡を訪ねることにしました。
丘の中腹から振り返ると、町のシンボルともいえる教会の塔が見えます。

高度を上げていくと、次第にこの地域の全容が見えてきます。
ドナウ川の対岸にも、そして教会の横にもブドウ畑が広がっています。

見渡す限り、ブドウ畑が続きます。
日本の農村の田園風景の様です。

ドナウ川下流方向に目をやると、延々と山裾を開墾し、ブドウ畑にしている様子か分かります。

城跡に到着です。

陽がさしてきました。

さて、下りてワイナリーに向かうことにします。

ホテルに行くときにはいなかったアコーディオン弾きがいて、日本から来たと伝えると日本の曲を弾いてくれました。

垣根仕立てです。

見事なブドウ畑です。

これだけ雑草が多いということはビオなんでしょうか。

7月なのでまだまだですが、立派な房です。

歩いてきたのはDOMENE BACHAUというワイナリー。

結局歩いて行ける距離にあったのはこのワイナリーだけでしたが、この駐車場にワイナリー巡りの、観光トロッコのような乗り物が来ていました。
リサーチ不足でツアー客以外が乗車できるのかどうかは分からなかったです。
レンタル自転車で回っている若者もいました。

入り口のディスプレイ
欲しいな

一番上が通常のサイズ(750ml)に見えますが、すでに3000ml、ダブルマグナムの大きさです。

この地では、上から

JEROBOAM(3000ml)
METHUSALEM(6000ml)
SALMANAZAR(9000ml)
BALTHZAR(12000ml)
NEBUKADNEZAR(15000ml)
MELCHIOR(18000ml)

と呼ぶようです。


数種類の試飲をした後、町に戻ります。

町中にもワインショップがあります。

ヴァッハウ地区のワインの格付けは独特で次の３つに分類されています。

１シュタインフェーダー（野草）
２フェーダーシュピール（魔女狩りの道具）
３スマラクト（エメラルド色のトカゲ）

スマラクトが3.5ユーロと少しお高くなっています。

ここではグリューナー・ヴェルトリーナーとリースリングのスマラクトをいただきました。

いい感じでワインをいただきホテルに帰りましたが、夕食前にまだイベントがあります。
ホテルで開かれる、この地域のワインのテイスティング会です。

フロントで申し込む必要がありますが、開催されていれば間違いなく参加できます。

地下のワインセラーの扉はしっかりと施錠されておりました。

地下のワインセラー

今回テイスティングさせていただいた計7種類のワイン

テイスティングの後、レストランに行くとドナウ川が見下ろせる特等席を用意していただいていました。

前菜の冷製スープ

キノコたっぷりのパスタ

そして定番のシュニッツェル

ワインをさらにお代わりしてオーストリア最初の夜は更けていきました。

さて、翌朝。
空は相変わらずどんよりしていますが、何とか持ちました。
ヴァッハウ・チケットのクルーズの続きを利用して船でクレムスまで行くことも可能ですが、何せ便数が少ないので路線バスでクレムスまで戻ることにしました。
事前に調べたバス停の写真はぽつんと標識があるだけの心もとない物でしたが、新しく立派な屋根付きの停留所ができていました。

何かの参考になればと、一応時刻表を載せておきます。

本当に来るのかやや心配になりかけた頃にバスはやってきました。

クレムスに着くとウィーン行きの列車は発車寸前だったので写真は撮れておりませんが、途中、トウモロコシ畑とひまわり畑がみられました。

初めてのオーストリアの夜をデュルンシュタインという小さな町で過ごし、今日からは大都市ウィーンです。