秋のホワイトホースでオーロラと自然を満喫（1日目）

2019/08/31 - 2019/09/05

秋のホワイトホースで、オーロラと紅葉を満喫しました。
ホワイトホース郊外のイン・オン・ザ・レイクで5泊し、日中は、ユーコン野生動物保護区（ミート・ザ・ワイルド）、フィッシュ・レイクのハイキング（ネイチャー・ウォーク）、マーシュ湖でのカヤックなどで過ごし、夜はオーロラを見ました。

表紙写真は、マーシュ湖上から見たイン・オン・ザ・レイクです。

エリア ホワイトホース(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 航空会社: エアカナダ JAL

今回の旅行は、特典航空券で、まだ行ったことのないカナダに行こうと思い立って、決めました。
国際線のウェブチェックインができず、不安に思っていたところ、エコノミー席が満席でビジネスクラスにアップグレードされたのでした。
特典航空券での海外旅行は10回目くらいですが、アップグレードの対象になるとは思ってもみませんでした。既に今回の旅行の運を使い果たしたのでは…。

成田・バンクーバー間はJAL、バンクーバー・ホワイトホース間はエア・カナダです。乗り継ぎ時間は3時間ありましたが、バンクーバー空港の入国審査キオスクの階に行く前に、一旦この長蛇の列に並び、ようやくエスカレーターを降りて入国審査の階に降りると、また同様の列、列、列。
預け荷物を受け取り、エア・カナダで預けなおして、ホワイトホース便の搭乗口に着いたときは、搭乗開始30分前でした。

ホワイトホース上空からユーコン川が見えます。

今回の旅行は、カナダの山旅専門会社、ヤムナスカのホワイトホース支店で、宿泊、空港送迎、日中のアクティビティをお願いしました。
この会社は、オーロラの観測・写真撮影について、日本語サイトで一番詳しい解説をされているのではないかと思います。
宿泊先のイン・オン・ザ・レイク周辺にはお店がないので、空港からの道中、市内のスーパーに寄ってくれました。

スーパーで買ったものの一部。
ユーコンの名前を冠したポップコーン、メープル・クッキー、果物、カップ麺など。
ヤムナスカでお願いした日中アクティビティの途中で、軽食の時間を取ってくれるので、手軽な携行食があるとよいと思います。そのことを考えずに、カップ麺を買いすぎてしまいました。

今回、バンクーバーで両替の機会を逃し、クレジットカードのみでホワイトホースまで来てしまいましたが、結果的に、旅行の行程全てが、クレジットカードで事足りました。

ホワイトホース到着からずっと、空の様子はこんな感じで、低く雲が垂れ込めています。
ちょうどこの日は新月で、オーロラのレベルもとても高く、雲さえなければ、素晴らしいオーロラが見えるはずなのですが…。

イン・オン・ザ・レイク到着すると、ヤムナスカの堀口さんが、ロッジの案内の後、カメラの設定の確認をしてくれました（私が初心者なので）。

イン・オン・ザ・レイクの共同ジャグジー。
ダイニングの下の階の外側（上の写真のベランダの下）にあります。
湖に面していますが、湖との間に木が生えているので、眺めにはあまり期待しない方がよさそうです。

お湯が入っていて、スイッチを入れると泡が勢いよく出てきます。
建物の出口の内側に、ジャグジー利用者用のタオルが積んであります。
水着を持ってきたものの、塩素の匂いが強くて、利用を断念。

夏冬用の自転車があります。
機会があれば自転車も乗ってみようかと思っていたのですが、大型車両がびゅんびゅん走るアラスカ・ハイウェイを走るのは不安があり、乗りませんでした。

自転車用ヘルメット、カヌー、カヤック用のパドルやライフジャケットがたくさん掛けられています。
釣り竿も2、3本あります。どれも利用は無料。

ダイニングの下の階の部屋に、ビリヤード台と販売用のスナック・小物の棚があります。
脇には、パーティー用のテーブルの並んだ部屋があり、ロッジを貸し切ってパーティーをする際に使われるそうです。

お土産用の写真や服などが並べられています。

ビリヤードのキューも並べられています。
滞在中、ビリヤードをしている人は見かけませんでした。

ダイニング

夜、オーロラを待つ間は、ここでお茶、コーヒー、ココアなどを自由に頂きながら休憩しました。
夕食時は、テーブルクロスが掛けられ、燭台のろうそくに火が灯されます。

5泊お世話になった部屋（メタル・ルーム）。
北向きですが、部屋の前に木が生えていて、この窓からオーロラを見ることはできません。
ハードケースの大きなスーツケースは広げるのが難しいと思います。他の部屋なら大丈夫だと思います。
ダイニング、リビングに近いので、夜は賑やかかと思いきや、満室時でも皆静かに寝ていたようで、夜中のドアの開け閉めに音を立てないよう気を使いました。この部屋のドアはキーっと音がするのです。

初日の夕食。バイソンのひき肉入りスープ。ローズマリーがほどよく効いていました。バイソンは特に臭みもなく、言われなければ牛肉と思って食べてしまったかもしれません。

夕食は、毎回、スープ、メイン、デザートの3皿のコースで、どれも、きちんとしたレストランでいただくような内容でした。

薄切り牛肉をベーコンで巻き、地元産野菜を添えたメイン料理。
この日のテーブルは、日本人率が高く、日本人5人、カナダ人2人でした。
前夜はオーロラがかなり見えたそうで、見せてくれた写真が素晴らしかったです。

リンゴが幾重にも重なっているガトー・インビジブル(?)にキャラメルソースと地元産のベリーが添えられたデザート。

どれもとても美味しかったです。

夜になっても雲は垂れ込めたままです。
南の空ですら緑色の雲が写っているので、雲さえなければ、かなりオーロラは出ているものと思われます。

雲さえなければ…。

堀口さんが説明してくれたオーロラ観察のポイントは次のとおり。

①この時期は、日没後真っ暗になるのは夜の11時頃。
②北の空で星が出ているかどうか（晴れているかどうか）を見る。天気が変わりやすいので1時間に1、2回はチェックする。
③肉眼で白っぽくても、オーロラなら写真に撮ると緑色に見える。弱く2時間くらい続くこともあり、強くなることもある。北の空の低いところから出て、少しづつ上がっていく。アーチのすじが虹のように出る。縦のすじが入ってくると強い。
④夜の11時～3時くらいが一番活発なので、夕食の前後に仮眠をとるとよい。4時、5時くらいに出ることもある。

どんどん雲が出てきたので、3時過ぎに断念して部屋に引き上げました。