2019/08/23 - 2019/08/29
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tiquoiさん
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8月後半のオフシーズン、8日間のツアー(だけど参加者1人…)で、北インド主要都市を巡りました。(ニューデリー、ワーラーナシー(バラナシ)、アグラ、ジャイプール)
寝台列車も2回乗る、のんびり旅で思ったこと。
まずは旅の前半。ニューデリーとワーラーナシー編。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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いつか行こうと思っていたインド。
ここ数年、欧米諸国の訪問ばかりで、綺麗だけど先進国特有の人に生気がない街に飽きていた。爆発的人口増の若者の割合が多い国は、人の活気に溢れているのではないかと期待した。
私が覗いたインドは、想像と少し違った。 -
香港経由でニューデリーに到着。e-visaをネットで申し込んでいたので、カウンターでパスポートと申請確認のメールを見せるとすぐにビザを発行してくれた。雨季のオフシーズンなので、人も僅かですんなり通過。
旅行中全日同行してくれるガイドさんが出迎えてくれて、ツアー参加者は私ひとりだと言う。
ラッキーと思う反面、この男性と2人旅か…とやや身構える。
宿までの道は大渋滞で、周りを走る車の中はぎゅうぎゅうで、人口の多さを感じる。
道路では、サリー姿の女装した男性(?)や妙に胸元のあいた女性らが、お金をせびっている。
ニューデリーの宿に夜10時頃到着。ペットボトルの水もくれて助かる。
翌朝ニューデリー観光に出掛けた。
写真は世界遺産、クトゥブ・ミナール。寺院の遺跡。クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡
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カレーランチを食べてから、ロータステンプルへ。
8月24日は、クリシュナ神生誕日で、インドの祝日らしい。外国人観光客はほとんどいないが、インド人の観光客はたくさん来ていた。入口にセキュリティチェックはあるが入場無料。
蓮型の建物の中は、礼拝堂になっていた(ガラス張りで中は見えるが入れず)。ここは、建てられて30年くらいで、比較的新しいスポット。仏教系だが、どの宗教の人もウェルカムらしい。
写真には全く写っていないが、インド人女性たちのサリーやパンジャピドレスなどのコーディネートがあまりにオシャレで感動する。街角スナップ、でも撮りたいくらいだが、隠し撮りも品がないので、我慢。老いも若いも皆オシャレ。小さい頃から色彩感覚が鍛えられているのだろうなぁ。
1人として同じデザインでないのが凄い。 -
インド門を見てから、国立博物館へ。
古くて展示ガラスも磨かれていないが、展示物はさすがに良い。1時間半くらい滞在。日本語オーディオガイドもある。中は写真撮影可能。
遺跡で見つかった彫刻から、シタールなどの楽器も。細密画のコーナーが1番面白かったかな。
中に小さなミュージアムショップもあるが、商売っけはなく、特に欲しいものも見つからなかった。写真は中庭。ニューデリー国立博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ラージ・ガート。
ガンジーが暗殺された後、火葬された場所。
大きな公園の中にあり、美しい街路樹を歩く道すがら、家族連れの子供たちが、ハロー、と可愛く挨拶してくれた。ラジ ガット 建造物
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ガンジーが火葬されたときから、ずっと絶やさず火が灯されている。
このエリアは靴を脱いで近付くことができる。ラジ ガット 建造物
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インドと言えば、オートリクシャー。3輪タクシー。運転手が思い思いに装飾していたりする。車もそうだけど、運転席にはヒンドゥー教の神様を
飾るのがスタンダードみたい。
QRコードでスマホ決済できるようにしているリクシャもあって、キャッシュレスが進みつつあるのかなぁ。インドもUberが普及しているが、まだまだリクシャが大活躍。 -
ニューデリーを離れてオールドデリーへ。ニューデリーは大使館が集まる綺麗に整備されたエリアなどを走っていたので、一気にゴミゴミ感。
ラール・キラー(レッド・フォート。赤い城)へ。ここは、外観のみ。
8月15日の独立記念日には、モディ首相がここで演説していた。旅行前、その光景をニュースで見ていて、パキスタンとの関係が緊迫しているのが分かって、観光している場合か、とやや心配になったものだ…。レッド フォート 史跡・遺跡
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ブロードウェイという名のホテルでディナー。
ディナータイムには早かったので、レストランが開くまでBARで待機。壁に、インド映画の有名な悪役たちの絵が描かれていて、なかなか素敵。
インドで最も有名なキングフィッシャービールを頼んだら、たった190ルピーなのに大瓶で出てきた。
ガイドさんは風邪引いて飲めないというので、1人で飲み干す。アルコール度数は高くないラガービールなので、スッキリ飲めるが、やはり、1人では飲み過ぎな感じで、少しふらつく。これから寝台列車に乗るのだから、ちょうど良いが…。
レストラン(写真)もオシャレで、小さいけど素敵なホテルだった。ホテル ブロードウェイ ホテル
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デリーの駅から、ガンジス河のほとりの町、ワーラーナシー(バラナシ)の駅まで、寝台列車の二等車で。
インドは列車がよく遅れるというが、定刻通りに出発。赤ちゃんを含めた大家族が夜中までどんちゃんしていたが、耳栓をして毛布にくるまる。
二等車は冷房が効いているが、28度くらいのちょうど心地よい温度だった。
マットレスは固くて寝心地はそれほど良くはない。洗濯されたシーツと枕カバーが配られる。
2段ベッドが向かい合わせの4人エリアは、通路側に大きなカーテンがあるのみで、個人用のカーテンはない。通路挟んで、窓に沿った向きにも2段ベッドがあり、こちらは個人カーテンがあるので、当たり席。(ワーラーナシーからアグラ行き寝台列車では、そっちが当たって快適だった)ニューデリー駅 駅
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夜8:40に出発した列車は、朝の8:30頃にワーラーナシー駅に到着。ほぼ定刻通りで極めて順調。しかし、体は痛い。
駅の周りはバラックの屋台が並んでいて面食らう。インド中から人が集まるこの聖地は、貧しい地域なのだろうか? ワーラーナシー市自体は大きくて人口も多いようだ。
車ですぐの所にあるホテルに着くと、チェックインさせてくれた。シャワーを浴びて少し休んでから朝食。カレー三昧で美味しい。
部屋にはトイレットペーパーがなくて、インド式のシャワーを使う。他の国でもこの方式は見たことあるので、別に驚きはしない。(桶に水を汲んで手で洗う方式は、さすがに抵抗感あってやらなかったけど)
トイレの横に設置されたシャワーは、力強いウォシュレット、という感じで嫌いではない。外出先ではタオルがないから、使いたくないけど…。インド人はどうやって拭いているのかなぁ。 -
本当はワーラーナシー市内観光の予定だったが、予定変更で、ブッダ初説法の地、サルナートへ。
まずは、ムルガンダクティー寺院。ムールガンダ クティー寺院 寺院・教会
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金ピカの立派な仏像。
ブッダの一生を描いた壁画は日本人画家が描いたそう。パステルカラーで素敵な絵。日本画の岩絵具なのかな?ムールガンダ クティー寺院 寺院・教会
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そして、いよいよブッダが初説法をしたという、ダメーク・ストゥーパへ。遺跡のある大きな公園になっている。もともとは、彫刻や装飾が施されていたらしい。
ダメーク ストゥーパ 寺院・教会
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ガイドさんが突然、公園入口で、公園のスタッフさんと何やらやりとり。
どうやら、この木のツルをくれ、と言っているらしい。何本かナタで切って、袋に入れてもらっていた。
病気に効く薬になるらしい。。(高血圧だったかな、忘れてしまった)
こんな感じで、ガイドさんはかなりの自由人。ダメーク ストゥーパ 寺院・教会
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いったんホテルに戻って休憩してから、ガンジス河でのヒンドゥー教の儀式プジャを見に出かける。
途中で車を降りて、お店が並ぶ通りを歩く。お祭りかのように人が多いが、年中こんな感じらしい。ヒンドゥー教徒は、ガンジス河で沐浴すると天国に行けると信じているから、全土から人が集まるのだ。
私もその雰囲気に興奮してくる。 -
ガンジス河に向かう途中で、チャイの屋台に立ち寄る。
甘みとスパイシーさが非常に美味。底には素焼きの粉が少し溜まっているので注意。
たぶん1杯7ルピー。(ガイドさんが奢ってくれた。)
素焼きのカップは使い捨てなので、緑のカゴへ。ガンジス川 滝・河川・湖
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本当はボートの上から儀式を見物する予定だったらしいが、雨季の増水で(今年はほとんど雨が降って居ないというのに)流れが早く、ガンジス河にボートは出られなくなってしまった。
代わりに、建物の屋上で行われるプジャを見ることに。
川岸でもやっているが多くのインド人でごった返しているので、外国人観光客はこちらに来ることにしているようだ(有料席らしい)。
舞台かのように、周りをプラスチック席が囲んでいる。インド人観光客も来ていた。ガンジス川 滝・河川・湖
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イチオシ
屋上から見るガンジス河。
とても広くて、川の流れがとても速い。
これが、聖なるガンガーか…と感動する。ボートに乗りたかったなぁ。翌朝早朝もボートの上で日の出を見るのを楽しみにしていたのだが、中止。
この時期はボートは乗れないことが多いようだ。8月上旬なら乗れていたとのこと。
昼は蒸し暑かったが、川沿いは良い風が吹いていて涼しかった。儀式が始まるまでしばらく待つ。 -
19時近くなって,徐々に儀式の準備が始まる。花びらを使うようだ。
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暗くなって,プジャが開始。淡いオレンジ色のサテンの服を着た男性たちがぞろぞろと現れる。
なんとなく,その動きが僧侶っぽくなくて,ツーリスト向けにやっている人たちなのではないかと疑う。
歌ったり,線香をもって動かしたり,ハンドベルを鳴らしたり,花びらを燃やして煙を出したり,花びらを飛ばしたり,30分間くらい,ガンジス河に向かって祈りを捧げていた。
帰り道の道路も,ものすごく混雑していた。
ガンガー(ガンジス河)で沐浴をすると天国に行けるとあって,インド中から人が集まる町は,パワーにあふれていて,とてもよい感じ。 -
翌朝は,朝5時集合で,ガンガーに沐浴を見に行く。
まだ暗いうちから,沢山の人が列をなして,ガンガーへ向かっていく様子は印象深い。
昨日と同じチャイの屋台で甘みを脳にチャージしてから,川に向かう。 -
イチオシ
メインガートは人であふれていた。
雨季の増水で,沐浴できる場所が限られているのだ。
泥水は,非常に深そうだ。岸からすぐそこなのに,腰まで水につかっている。
傘の下に僧侶がいて,みなに祝福を与えている。
独特の雰囲気に圧倒されているうちに,朝日が昇ってきた。
ここが,聖なるガンガーか。
色のついた粉を水で溶かしたものをおでこに塗られ,祝福してもらった。
人々の思いが集まる場所には,やはりパワーがある。沐浴はせずとも,なんだか浄化された気持ちになった。 -
沐浴を見物した後は,安宿のある狭い路地を通って,ヨガ・エデュケーション・トレーニング・ソサエティでヨガ体験。
経営者でヨガ講師でもあるSomitさんは,なんかお茶目な若者だった。
細い道でも,残飯をあさる牛や野犬,猿が沢山いる。
野犬も,最初は噛まれたら怖いなーと思っていたけれど,みんなおとなしく,丸まって寝ている姿も可愛らしく思えてきた。 -
さて,爽やかにヨガを終えた後は,市内観光へ。
広大な敷地のベナレス・ヒンドゥー大学の中にある新ヴィシュワナート寺院。
この寺院もとても大きい。色々な神様をまつっていて,庭にある建物ではヨガをしているおじさんたちもいた。平和な雰囲気でとてもよかった。シュリ カシ ヴィシュワナート寺院 寺院・教会
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少し離れたところにある,立体地図のお寺。バーラト・マーター寺院。
ガンジーみたいなおじいさんが,レーザーポインターで,ここは○○だよ,などと教えてくれる。
タージマハルと同じ大理石で作られているのだそうだ。
説明してくれた代わりに,売店でポストカードを3枚(60ルピー)買った。 -
9時頃ホテルで朝食を食べてから,5つ星ホテルのアーユルヴェーダ(オイルを使ったマッサージ)を受けに行く。
特別に安くしてもらったよ,とうそぶくガイドさんのコミッション稼ぎと思いつつも,一人参加でチップの稼ぎも少なくなってしまうから,協力してあげようと内心思う。
ワーラーナシーの中にあるとは思えぬ,綺麗なホテル。プールにゴミ一つ落ちていない。ドアマンもにっこりと礼儀正しくて,さすが5つ星。
真っ裸に不織布のパンツを身につけて,全身マッサージ。
HardかSoftどちらがよいかと問われたので,Hardにしたら,めちゃくちゃ痛い。。でも,とても上手かった。
満足する技術だったのと,きっとホテルに搾取されているんだろうな・・・と思い(小額紙幣が手元になかったのも一因だけど),多めにチップを渡す。一日の稼ぎ,どれくらいなのかなぁ・・・。Clarks Hotel ホテル
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朝早くから活動したので,やることも失って,ホテルでのんびり。
16:35発のアグラ行き寝台列車に乗るため,ワーラーナシー駅へ。
列車は,40分くらい遅れてやってきた。
今回は,通路に面した個別カーテン付きの下段の席でラッキー。
まだ明るいので,外を眺めていると,集落の人たちが恥ずかしそうに手を振ってくれたので,私も手を振り返すと,みんなで手を振ってくれた。なんだかうれしい。 -
夜ご飯は,食堂車で作られたカレーとスープのお弁当を。
汁気が多くて,シートにこぼしてしまった。皮のシートなので,無事に拭き取れた。
ここで初めてウェットシートを使う。
中谷美紀は,毎日毎日ウェットシート使いまくっていたのに,実際にはあまり使う機会なし・・・(中谷美紀著『インド旅行記 1 北インド編』参照)
寝台列車は,自分の席のある車両を見つけるのも大変だし,よく遅れるし,駅に着いてもアナウンスがないしで,初心者は乗りこなすのが難しそうだ。
AC付き2等車両は,インドでも比較的裕福な人たちが乗っているので,安全。スーツケースにワイヤーチェーンなども不要だと思う。
結局1時間遅れて,アグラ駅に着いた。
(後半につづく)
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