2019ベトナム中部の旅1　山あり谷ありのダナン

2019/08/10 - 2019/08/11

2019/8/10～17　6泊8日でベトナム中部へ。
今回は楽しいこともあれば、トラブルにも遭い、浮き沈みの激しい旅になりました。主なトラブルは、熱中症になり、財布を紛失したこと。
まさか自分が熱中症で倒れると思わず（対策もしていたのに）、実際なってみてこんなに辛いものかと手痛い勉強に。
財布の紛失は、神業のスリに遭ったのでなければ、(熱中症で朦朧としていたので)タクシーの座席に置いてきた可能性が高く、ただの不注意です。

旅全体のスケジュールは、こんな感じ。
8/10　夜ダナン着（←この旅行記）
8/11　ダナン市内（←この旅行記）
8/12-13　ホイアン1泊
8/14-15　フエ1泊
8/16　ダナン市内　機内泊
8/17　帰国
天候は、明け方にほんの少し降った日が1日だけありましたが、毎日快晴。天気予報では、毎日雨になっていたので、全く当たらないことがわかった。日中の暑さは日本と変わりませんが、朝晩が日本より暑いです。

エリア ダナン(ベトナム)

• 旅行の満足度: 3.0

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大韓航空利用のソウル乗り継ぎでダナンへ。
ソウル→ダナン間は、WEBチェックインの出来ない区間らしく、窓口でのチェックイン

仁川国際空港 (ICN) 空港

この窓辺の影が楽しくて、しばし遊びました。

「空港ピアノ」があり、一般の方が見事な演奏。こういうの大好き。

仁川国際空港 (ICN) 空港

翼に空が映ってきれいです。

ダナン国際空港に着き、海外キャッシングを済ませて(空港の建物を出て左に、両替商が並ぶ手前にATMあり)、22時頃タクシー乗り場へ。
時間が遅いからか、いるのは白タク１社のみ。係の男(メガネ・小柄）に「君たちのホテルはこの看板の一番下のホテルの近くだから(←嘘だった)」と、手元の30万ドン(≒1380円)をサッと奪われました。無事ホテルに着いたものの、あとで調べたら実際にはその1/3の価格が相場。この看板は高級ホテルが列記されているので、私はそのいずれも場所を知らず、いとも簡単にボラれて落ち込んだけれど、酷いタクシーはこれ一回でした。

ホテルはミーケビーチ近くのソフィアブティックホテル。
スタッフは出来の良い若者たちで、皆感じよく、英語もゆっくりわかり易く話してくれます。「今から駅にチケット買いに行く」と言えば、その時間でも空いているか確認してくれたり、感じの良い親切を沢山受けました。

ソフィア ブティック ホテル ダナン ホテル

5時に同行者を起こしてビーチへ向かうと、既にかなりきれい。じっくり堪能するには4：45にはビーチに行くべきでした。

ミーケービーチ ビーチ

でもほんとにきれいで、この日の出を見られただけでも、ダナンに来て良かった。

5:30 日が登っちゃった

この日はマラソンがあり、ちょうど日の出がスタートのようでした。

ホテルまで遠回りして、裏道散歩に付き合ってもらいました。

ミーケビーチの裏道は、ほぼ高級住宅街でした

初ベトナムなので、歩いているだけで楽しい

ホテルに戻って一番乗りで朝食。フォーか、卵料理をオーダーで作ってもらい、あとはビュッフェ形式です。
フォーを運んできたついでに笑顔で話しかけられ、麺が延びる心配などに囚われない大人になりたい、と思いながら素早い相槌を打つ私でした。

ソフィア ブティック ホテル ダナン ホテル

ホテルの部屋は2階で、バルコニーの扉が窓のかわり。夜は虫が集まりそうだし、無用心なので開けられない。昼間はエアコンを効かせるために閉めると真っ暗。普通の窓を渇望しましたが、徐々に慣れて総合的には良いホテルかと。

ソフィア ブティック ホテル ダナン ホテル

ホテルでタクシーを呼んでもらい、チャム彫刻博物館へ。
ひとり60000VND(≒276円)払って入場します。着いたのは7時半過ぎで、我々が一番のりだった様子。

チャム彫刻博物館 博物館・美術館・ギャラリー

館内はエアコン無いけれど、勝手に扇風機をつけたりしてとても快適。

予想より遥かに充実した展示物で、点数も多いです。

牛の足（顔はすごい悲壮感）

レリーフの人々が楽しい

全体に唇の厚い民族のようであった

陽気な人たち

ヒンドゥーなので、ガネーシャやガルーダがたくさん。

ガルーダがナーガ(蛇神)を口にしています。意味を調べたら、蛇は風雨・煩悩の象徴で、それを制しているようです。ガルーダって、八部衆のカルラなんですね。いるいる、鳥頭の人。

これ仏像の後頭部ですが、螺髪とドレッドの中間みたいで興味津々。

この方はひときわ美しかった

帰りがけ、団体さんがすごい速さで我々を抜かしていきました。

しかしこの博物館、監視員も殆どおらず、かなり自由に放置されています。もしスリスリと触ってもバレなさそう。

上の人、こんな髪型なんです。
お団子って逞しくも見えますね。

ゆっくり観て、1時間半くらい。わたしはこの博物館が大好きで、かなりごきげんでした。最後に木陰で休憩し、こういう時間も好き。

外にはシクロマンが待機。ナンバー付いているのね。

ここで今回初めて本気の道路横断。これ渡るの！？とビビりましたが、数回で慣れて、だんだん楽しくなってきました。

博物館からダナン大聖堂まで、中道を散策。

たのしーい

着きました。言わずと知れたダナン大聖堂

ダナン大聖堂 寺院・教会

ちょうどミサの前で開放中。
中は扇風機で涼しく、「足を置く台があるよ」と靴を脱いでくつろいでいたら、それは祈る人が膝を乗せる台であった。真剣に祈る人々の横で罪悪感を感じ、静かに退散しました。

床のパターンが素敵。
外からミサを覗くと、シスターの明るい歌で賑やかでした。読経とは大違いだな。

少女の目線の先には、ごみ箱をあさる老婆がいました

裏の洞窟はハリボテでした

ダナン大聖堂 寺院・教会

まだ10時だけれど、大聖堂向かいの Kome's Restaurant が気になり、早目のランチに。豚肉と野菜を乾いたライスぺーパーで巻くお料理がすばらしく美味しかった。
冷房も効いて快適、と喜んでいましたが、ここで寒くなるほど身体を冷やしたことも、後に熱中症を起こした要因だと思います。

ダナン大聖堂前のバス停、けっこうきれいなんですね。

まず近くのハン市場へ。

ハン市場 市場

フライパンくらい大きい。なんだろう、美味しそう。

何を売っているのか気になるけれど、たぶん買えないので聞けず･･･。

チェー屋さん、笑顔サービスしてくれました。

2階でノンラー(菅笠)を購入。50000VND（≒230円）で、いろんなタイプの紐があり、真剣に選定。（私はデザインだけで紐タイプを選んだけれど、幅広の布やリボンタイプだと、顎にかけることもできると、あとでわかった）

ハン市場 市場

砂埃と格闘しながら、コン市場へ。途中気になっていた「コン(共産)カフェ」の前を通りましたが、超満員なので一瞥で通過。

路地裏のたびに脱線

ハン市場が観光よりなのに対して、コン市場はローカルより。

コン市場 市場

おー楽しい！全体にゆるくて、わたしはこちらの方が好きです。

市場の真ん中で、盛大なお供え準備中でした

お供えがこんなに！
パーティーなのかな？

いつも市場では果物を買いたいのに、単位や買い方がいまいちわからない。

お祈り用品のお店

今回の旅で猫を見たのは合計３回だけ。
しかも弱弱しい子猫ばかり。この子もまだら禿でした。

この辺までは、ものすごく順調な旅だったんですけどね･･･

市場向かいのビックＣに移動して、冷房の効いたハイランズコーヒーで休憩。ここでコーヒーを飲んでから、頭痛がし出したのですが、まだ熱中症と気付かず、バナナケーキ(煮りんごが敷いてあり美味しかった。90円くらい)を喜んで食べていた。ちなみにベトナムコーヒーは、わたしにはくどくて、これは体力のある人が好むやつだと思いました。

回転寿司みたいに、トッピングが回るフォー屋さん？

バケットが激安、5500VND(≒25円)です。
買い物中かなり強いめまいがグラっときて立っていられず、すぐにタクシーでホテルへ帰らせてもらったけれど、手遅れでした。

ゴー ダナン スーパー・コンビニ

14時半ごろ？ホテルに着いて、冷蔵庫のコーラやビールの缶で、首やわきの下を冷やし、安静を心がけるも、意識は朦朧として、夜までの数時間は記憶が切れ切れ。鉄兜で頭全体を締められるような酷い頭痛が主症状。同行者の声が遠く、殆ど聞こえないので不思議でしたが、あれも症状だったのかも。ポカリなど買って来てくれたので、今回は一人旅じゃなくて助かりました。逆に迷惑かけて申し訳なかったけども。

この日は後日のフエ旅行のために、ダナン駅に切符を買いに行く使命が残っていたので、余力を振り絞ってタクシーで駅へ往復。これは後日撮った写真ですが、ダナン駅のチケット売り場です。入り口で番号札を取る方式で、19:30頃は窓口がひとつしか稼動しておらず、けっこう待ち時間があったような記憶がうっすらと。
座席は進行方向の海側を所望しましたが、左右は選べないと。進行方向だけ確保してもらえました。帰り(4日後)の電車が既にほぼ満席で、ハードシートの別々の席をかろうじて確保。予約に来て良かったです。
しかしこの帰りに財布を紛失。まさに泣きっ面に蜂でした。ホテルで呼んでもらったタクシーだったので、ホテルの人の協力でタクシーを特定して財布を捜してもらいましたが、当然出てきませんでした。

辿りついたミークワンの店で吐き気も加わり症状悪化。注文したミークワンと同行者を残してふらふらとホテルへ。この日はこの後の記憶が無いです。
ちなみにこのミークワンは、ホテル付近の「ミークワン24/7」という店で、とても美味しかったそうです。いーな…。

同行者撮影の夜のミーケビーチ。
ひとり行動の苦手な同行者なので、わたしのせいでドラゴンの火吹きにも行けず、申し訳ないことでした。

この旅行記へのコメント （4）

• うずまきねこさん 2019/10/14 13:52:31

  ベトナム・ダナン

  ねこいしさん こんにちは。
  
  ダナン旅 いろいろあり大変でしたね。
  海外での体調不良は不安ですよね。。。
  せめて1人旅じゃなくて良かったです。
  
  私も雪が舞う1月にベトナムに行き
  乾期とはいえ、いきなり30℃の毎日で
  体がおかしくなりそうでした。
  
  一ヶ所観光→ホテルでシャワー、休息
  →次の観光
  
  みたいな工程でペースを落として観光
  したのを思い出しました。
  
  シクロを含め タクシンの呼び込みは
  しつこいし、ほぼ ぼったくられますよね
  (_ _).｡o○
  ベトナムでは大丈夫でしたが、私も今回の
  プラハ旅では、3倍くらいの金額を請求
  されたことに後で気付きました。
  その後 もう一度タクシーに乗ったら
  とんでもない法外な金額（10倍くらい）
  を請求され、支払わず走って逃げたり
  なんてこともありました(ﾟoﾟ;;
  海外はちょっと気を緩めるといろいろ
  巻き込まれますよね。。。
  これを踏まえて対処できるように
  なりたいですね(*´꒳`*)
  
  前置きが長くなりましたが、
  相変わらずお写真がきれいですね☆☆☆
  ダナンの夕陽は、どこか神秘的な美しさ
  を感じますね♡ 素晴らしいです♡♡
  
  ローカルな市場 私も行きました！
  ねこは痩せてヘロヘロだし、埃っぽい
  空気感や物乞いをする人など、たくさん
  衝撃を受けました(￣O￣;)
  
  私もハイランドコーヒーも行き、
  phoもたくさん食べました٩( ᐛ )و
  ねこいしさんのブログを拝見して
  たくさん思い出して楽しかったです♫^_^
  楽しい旅ブログ ありがとうございます♡
  続きもまた拝見させていただきますね～
  ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

  ねこいしさん からの返信 2019/10/14 18:48:54

  Re: ベトナム・ダナン

  うずまきねこさん
  
  ありがとうございます。
  そうですか、ベトナムでは同じところへも行かれていたのですね。
  懐かしく思って頂けたら嬉しいです。
  
  今日わたしもプラハの２つ目、拝見しました。
  町並みがとっても素敵だし、うずまきねこさんの旅行記は、お気持ちも伝わってくるようで、一緒に旅行している気分で特に楽しいです。
  でもあの美しい町にも、そんなボッタクリが？？
  わたしもいつか行きたいとのんびり鑑賞していましたけれど、どこも一筋縄ではいかないんですね。
  
  また続きを楽しみにしています。
  旅の余韻を楽しんで、ゆっくりお書きください♪
  
  ねこいし
  

• durianさん 2019/08/31 11:30:08

  ベトナムの洗礼受けましたね

  ねこいしさん
  
  こんにちは、初ベトナムやはり旅はちょっと隙があるとこんなことになってしまう。白タクにボラれた。だいした額ではないからよかったですがベトナムの初洗礼ですね。財布を置き忘れるって何かの拍子にありますね。私も夏のNYのすごく暑い日にチャイナタウンでかき氷ジュースを買ってお金を払ってそのままお財布を置き忘れてしまったことがあります。気が付いて店に行っても勿論ねこいしさんと同じお財布は出てきません取られていました。暑い日はとにかく誰でもも隙が多いい様な気がします。注意しないといけませんね。お互いに。
  熱中症の経験は無いですが読ませてもらった様な状態なってしまうのですね。恐ろしいです地球が暑すぎて悲しい事ですがこれから益々注意が必要になりますね。
  
  durian
  

  ねこいしさん からの返信 2019/08/31 22:12:12

  RE: ベトナムの洗礼受けましたね

  durianさま
  
  お久しぶりです。
  なるほど、ベトナムの洗礼。
  そうですね、手痛い洗礼でした。
  本当に、これから先どんどん地球が暑くなって
  大変なことですね。
  熱中症は一度やると何度もかかりやすくなるようなので、
  durianさんもお気をつけください。
  
  durianさんの旅行記、たいへん楽しく拝見致しました。
  土地の名前が初耳ばかりで、わたしには遥か彼方の
  見知らぬ土地、お話のように楽しみました。
  皆さんのお顔も服も風景も、durianさんが撮られると
  本当に素敵。
  つづきも楽しみにしています。
  
  ねこいし