
2019/08/17 - 2019/08/17
121位(同エリア163件中)
風待ちさん
高校卒業から50年の同級会に参加しようと高知に帰った。前日、高知龍馬空港に9時30分に着いて、レンタカーを借り、ワンデーミステリーツアーに飛び出した。レンタカー返却時間19:00までの勝負。仁淀ブルーを見たいというのが今回の目的。しかしそれだけではもったいないと、横倉山自然の森博物館をまず目指す。プランはそれだけ。仁淀川流域を走り抜いた1日となった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の始まりは、ナビにまず「おち駅」を入力。国道33号線を松山方面へひた走る。途中日高村で芋屋金次郎の本店を見つけ、芋けんぴを購入。
となりの「村の駅 ひだか」で、村おこしのオムライスはあきらめ、そうめんのパックと名産のスイートトマトを練り込んだパンをお弁当代わりにゲット。 -
さらに佐川町を抜け、越知町に入る。
「おち駅」の観光案内所で仁淀ブルーのおすすめを聞くも、仁淀川町で聞いた方がいいと言われ、とりあえず次の横倉山自然の森博物館を目指すことに。
ところが、仁淀川の支流「坂折川」の橋の手前に「大樽の滝 1.5km」の看板が。滝フェチの私としては行かない手はないでしょう。というわけで、川沿いの道から分かれ、すれ違うことも難しい山道を進むこと700m、やっと駐車場へ。先客2台有り。一安心。 -
意外と立派なトイレ。いろいろな悲恋物語や大蛇伝説が伝えられているという。この絵は「龍神姫」とか?
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ここからは遊歩道を歩く。
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○○渓谷という名前はついていないようだけど、きもちのいい流れに沿って登っていく。
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水の色も日の光によって、緑から青と変化に富んでいる。
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川の流れと蝉の声がシャワーのように降り注いでくる。
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出会ったのは3組だけ。贅沢な遊歩道。
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大樽の滝。大きな樽から水をぶちまけたような滝。しぶきがすごい。
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落差34m。
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滝を眺める橋の上で、そーめんの昼食。12:15。さあ、つぎは横倉山。
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イワタバコの花が咲いていた。青い星のような花、湿気があって、かつ水はけの良いところを好んで咲く花、大好きな花のひとつ。
寄り道を終え、横倉山を目指す。 -
ここは横倉山自然の森博物館の入り口。
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博物館の入り口に向かうスロープと外壁。安藤忠雄氏の設計による館は、建物も展示の一つとして味わって欲しいとのこと。
館内には、古生代のオルドビスで日本最古の化石「コノドントのあご」やシルル紀のサンゴや三葉虫の化石が展示してあり、4億年も前の地球の姿に思いをはせることができる。三葉虫の化石はおなじ物がオーストラリアや中国南部にもみつかり、それらは太古の昔のゴンドワナ大陸から別れて今の横倉山に移動してきた物だという。ロマンだなあ。 -
窓の下の壁に映るのは水面に反射してゆらぐ光。
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2Fの回廊から。
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今は、「越知のおかいこさま」の特別展中。
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おかいこさまが繭をつくるための場所を提供する「まぶし」。くさかんむりに族を書く。初めて見る漢字。
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機織り体験もできる。
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おかいこさまには早々に別れを告げ、次に急ぐ。
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横倉山自然の森博物館から、さらに山には入り樹齢500年~600年の杉が鬱蒼と茂るという杉原神社を目指す。横倉山修験道の中の宮でもある。高知は山の国だとつくづく思う。
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博物館から車で15分。織田公園の展望台からの眺め。ここからさらに3分ほど登ると第2駐車場があり、そこが表参道の登り口になっていて、家族連れの車が数台止まっていた。
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私は一番上の第3駐車場から山に分け入っていく。
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この地は、壇ノ浦で入水したという安徳天皇が、逃げ延びて暮らしていたという伝説のある地。今日は御陵まで行く時間がないので、杉原神社まで片道10分ほどの往復とする。
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自然の森博物館のパンフレットに「木や石にも、たましいがあるという人がいる。本当だと思う。」という文言が書かれている。この杉を見ていると、それが自然に受け止められる気がする。
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杉原神社の厳かな境内に、樹齢500年の杉が似合う。
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枝打ちはしたのだろうか?見事にまっすぐに伸びた杉。
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ひときわ大きな株。
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横倉山を下り、仁淀川沿いに走る。途中安居渓谷の案内板があった。仁淀ブルーと言えばここ!という安居渓谷か、仁淀ブルーの代名詞「にこ淵」か迷っていたけど、残された時間を考えると今回はにこ淵(いの町)を選ぶしかない。安居渓谷(仁淀川町)は、またゆっくりここをメインに訪れたい。
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にこ淵駐車場に到着。少し坂を上り、ここから急な斜面の崖を降りていく。
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にこ淵に降りる道は、ロープに頼る崖を上り下り交互にいくしかない。さすが人気のスポット。結構な混雑ぶり。
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にこ淵。昔は、滅多に近寄ることが出来ないとされていたと聞いた。
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仁淀ブルー。潜って見たい衝動に駆られる。
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ここにもイワタバコが。
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後は、高知に帰るだけ。でも、194号線を走っていると、去年の高知旅行で立ち寄れなかった高知アイス(いの町)を発見。
レンタカー返却までの残り時間は?ええい!寄ってしまえ。 -
高知アイス売店。のれんには「やりゆうよ」の土佐弁。左の壁には、ゆずシャーベットや文旦シャーベット、二期作米アイスなどのふたのロゴが飾られている。どれも可愛くて、おいしそうだけど、やっぱり一つ目はアイスクリンかな。
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店の中から仁淀川を眺めながら、高知名物のアイスクリンを堪能。
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四万十川だけではない、沈下橋が仁淀川にも。またも寄り道。
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名越屋沈下橋。
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道路沿いの崖に、タカサゴユリの大群落。自然のままの元気さがうれしい。
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タカサゴユリは台湾原産の帰化植物で、タカサゴは台湾の別称から来ているとのこと。ホソバテッポウユリとも言われるように、テッポウユリによく似ている。近畿地方以北によく見られるヤマユリとは違っていて、華やかさはないけれど清楚な花。
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中流域のゆったりした流れを見納めに、ワンデーミステリーツアーもまもなく終了。高知市内で若干の渋滞があり、あせったものの、無事18:30レンタカー返却。 仁淀ブルーを駆け抜けた楽しい1日だった。
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