2019/04/07 - 2019/04/07
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ワンダラーさん
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麻布十番は、江戸時代に古川の改修工事で生まれた町。
戦後に整備された地下鉄網から外れていたので商店街も寂れ、観光客も減っていた。
そこで、外国の大使館が多い特徴を生かして、アートによる街おこしが進んだ。
近年は、都営大江戸線やメトロ南北線の麻布十番駅開設によって、賑わいも多少戻ってきている。
麻布十番の路上などのアート作品は、過去に部分的は見ているが、改めて一回りを試みた。
「微笑みのモニュメントシリーズ」以外にも、いくつかのアート作品があるユニークな街並みだ。
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今日は車を、地下にある麻布十番公共駐車場に停めて、街を散策。
公共駐車場があるので便利だ。 -
先ず、麻布十番の東側にある十番稲荷に旅の安全祈願する。
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麻布十番の街に入ると、古くからある蕎麦屋、永坂更科のビルがある。
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この永坂更科のビルの外壁に埋まってしまっているが、麻布十番の街の由来が記されている。
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麻布十番の商店街を横断して西側に行くと網代公園がある。
第二次世界大戦後の1949年に、復興の区画整理事業でつくられた公園のようだ。 -
こちらの大きな作品「碧翔」は、1994年に網代公園内に置かれ、日本人作家の一色邦彦作という。表紙の写真はこの上部。
作者によると、戦災から復興した網代公園の象徴として、「少女」、「不死鳥」、「波」、そして「雲」の4つで構成されたブロンズ像を置いたという。
「碧翔」は、愛と夢、そして生命あるすべてのものとの共生と合歓を表現しているのだそうで、高い位置にあるので近寄りにくいが、少女が不死鳥に腰かけた姿は何とも言えない平和な感じを醸し出している。
他の難解な作品と比べれば、作者の製作意図が分かりやすい作品だ。 -
「碧翔」は、麻布十番商店街の路上に設置された14のアートモニュメントの一つで、最も多大きい。
12ヵ国の大使館の協力で創られた12の微笑みのモニュメントと、日本の作家2人の作品がある。
この像の銘板に、制作者の意図などが記されている。 -
「きみちゃん像」
麻布十番商店街中心部のパティオの一角に、渡米できず9歳で亡くなった童謡「赤い靴」のモデルの岩崎きみちゃん像がある。一番人気があるよう。
「きみちゃん像」は、ちょっともの悲しい表情に感じられる。
3歳でアメリカ人宣教師の養女となったが、結核のため、ここ麻布の孤児院に入れられたという。
赤い御影石と思われる石材の胴体部分が華やかなだけに、ブロンズ像の頭部と足が寂しさを引き起こす。 -
微笑みのモニュメント 「中と外の響き」
麻布十番商店街の路上に設置された、12ヵ国の大使館の協力で創られた12の微笑みのモニュメントの一つ
こちらの像は、ドイツ連邦共和国の作家の作という。
汚れが気になる。灰皿ではないのだから。
人通りが多いパティオの下部にあり、上に飲み物など置かれやすいせいか、大分汚れが目立つのが痛々しい。
この作者は「「大都会の喧騒の中で、内なる響きに耳を傾ける場所」といい、「どの巻貝の開口部も、気軽に近づいて、硬いコンクリート内部の音を聞くことができるようになっています。」というが、喧騒の中では聞き取りにくい。
横に、この作品の味わい方を書いて置かないと分からないだろうというのが正直な感想です。 -
微笑みのモニュメント 「思い出のパッケージ」
麻布十番商店街の路上に設置された、12ヵ国の大使館の協力で創られた12の微笑みのモニュメントの一つ。
こちらの像は、オーストラリアの作家の作という。
この旅行鞄は、タイトルが分かり易く、素直に、「自分の過去のさまざまな旅行の思い出」と受け取った。
しかし、作者の解説では「この作品は土着の動植物や現住者が、みやげ物として濫用される現状への問題提起という面を持っています。」ということで、そんなところまで感じられなかったのは、芸術に対する感性が不足していたと反省させられる作品に思えた。 -
微笑みのモニュメント「 母と子」
麻布十番商店街の路上に設置された、12の微笑みのモニュメントの一つ。
こちらの像は、韓国の作家の作という。
「微笑み」というよりは、無表情のようにも受け取れる母子の表情で、母親は強そうに感じる。
この像は、作家によると「純真な息子と母親の愛情、そして息子の未来への母親の夢を表現しています。」ということですが、何か暗く感じるのは小生だけでしょうか? -
微笑みのモニュメント「 太陽の微笑み」
こちらも麻布十番商店街の路上に設置された、12ヵ国の大使館の協力で創られた12の微笑みのモニュメントの一つ。
こちらの目立つ作品は、ベネズエラ共和国の作家の作という。
作者によると、大都市の生活者を、希望ある世界へと導くために、芸術と楽観主義・ユーモアとを関係付けると言う刺激的な機会を提供すべきだという。
彫刻作品の特徴は、単純な幾何学模様、明るい原色、とりわけユーモアの精神にあるようで、そう言われてみると、ユーモラスな作品にも見られる。
他の難解な作品と比べれば、まだ作者の製作意図が伝わるように感じた。 -
微笑みのモニュメント 「ユガヌの夢」
麻布十番商店街の路上に設置された、12の微笑みのモニュメントの一つ。
こちらの小さな作品は、ルーマニアの作家の作という。
作者によると、微笑は、芸術家の作品と対話する人の表情を華やいだものにさせなければならないという。
『人を微笑ますことができるならば、この作品が本当により良いものとなる可能性があると確信しています。』ということですが、ちょっと簡単には微笑むことが難しいような作品と感じる。
この作品も、作者の製作意図が分かりにくいというのが正直な感想だ。 -
微笑みのモニュメント 「アダムとイヴ」
12ヵ国の大使館の協力で創られた12の微笑みのモニュメントの一つ。
こちらの小さな作品は、フランス共和国の作家の作という。
タイトルからこの二人は「アダム」と「イヴ」なのでしょうが、作者によると
『時のかなたの灰にまみれた風景に、「ドルメール(睡眠者)」の姿が影を投じています。』という解説です。
「アダムとイヴ」とは、人類全体を指しているのだろうか?
こちらも作者の製作意図が伝わりにくいというのが正直な感想です。 -
微笑みのモニュメント 「はしごの上でほほえんで」
こちらも12ヵ国の大使館の協力で創られた12の微笑みのモニュメントの一つ。
この小さな作品は、オランダ王国の作家の作という。
小さな踏み台に靴とカエル、具象的な作品です。靴は木靴でしょうか?
しかし、作者は、「私の作品には「泪」よりは「微笑」が多く含まれています。・・・東京と言う大都会の中で、麻布十番が私に微笑みかけてくれたことをうれしく思います。」と言っています。
カエルが微笑ましいと言えばそうですが、直接的には、作品から「微笑み」は伝わりにくいだろうというのが正直な感想です。 -
微笑みのモニュメント 「カップル」
12ヵ国の大使館の協力で創られた12の微笑みのモニュメントの一つ。
こちらの小さな作品は、 オーストリア共和国の作家の作という。
この作者は「包括的な抽象化プロセスの結果、・・・多角形の形状は、彫刻のようなものとなり・・・」と解説されていますが、「理解できない」というのが正直な感想です。
現代アートは、難解だと感じる作品です。 -
微笑みのモニュメント 「微笑み SMILE」
麻布十番商店街の路上に設置された、14か国のアートモニュメントの一つ。
パキスタンの作家の作という。
乳児を抱きしめて乳房をあらわにした乳児を見つめる女性は、誰にでも「母と子の微笑み」と理解しやすい石像だ。「母と子」モニュメントと間違いやすい。
やや赤みを帯びた石という素材も、金属の冷たさと違って、母と子の温かみが伝わる。 -
微笑みのモニュメント 「ラックドング 幸運の種」
麻布十番商店街の路上に設置された、14か国のアートモニュメントの一つ。
フィンランドの作家の作という。
「種」と言われないと「人間の努力によって種子が生まれ、育ち、喜びを与えることができる種」とは理解しにくいモニュメントと感じた。
金属の冷たい質感が、硬い種子を感じさせる。 -
微笑みのモニュメント 「父と子」
麻布十番商店街の周辺の道路には「微笑みのモニュメント」というシリーズの独特のモニュメントがある。その中でも、一番奇妙と思えるのが、この「微笑みのモニュメント 父と子 」というモニュメントで、作者には失礼だが、微笑みというよりはキモイという感じ。
ジンバブエ共和国の芸術家の作というが、微笑みということばの表現は、国に寄って、人によって、随分と違うようだ。 -
微笑みのモニュメント 「ピース クロック」
麻布十番商店街の路上に設置された、14か国のアートモニュメントの一つ。
12ヵ国の大使館の協力で創られたという。
こちらの像は、アメリカ合衆国の作家の作。
この作者は「長崎と広島の原爆資料館に展示されている壊れた時計として具現化されたもので、戦争の傷跡を癒したいという私の願いを現しています。」と解説しています。
「ピースクロックを通じて、人が出逢い、微笑みを交わす場にしたい。」という作者の気持ちは、半分は分かるようにも思います。
しかし、そんなところまで十分に理解して欲しいと言われても、なかなかそこまでは理解できないというのが正直な感想です。
六本木方向の日本人作家の作品が1つ残ったが、本日は疲れてここまで。
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