2019/08/01 - 2019/08/01
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名古屋は観光見どころ満載!
名古屋観光ルートバス「メーグル」
1日券500円で効率よく観光地を巡れます。
トヨタ産業技術記念館、ノリタケの森、名古屋城と本丸御殿、
徳川園・徳川美術館・逢左文庫を巡ってきました。
名古屋城、本丸御殿編です。
「近世城郭御殿の最高傑作」の本丸御殿の復元の素晴らしさは、期待以上でした。
改めて、復元に関わった職人さんをはじめスタッフに敬意を表したいです。
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1612年に創建され、昭和34年(1959年)に再建された現名古屋城は、取り壊し、全面建て替えの計画がされています。
かれこれ60歳、還暦・・・ですね。
一見しっかりしているように見え
「え~~こわしちゃうの?もったいない」
というのが正直な感想ですが・・・
よく見ると確かに壁にヒビなどが入っているのがわかります。
地震で崩れたら危ないし・・・
この雄姿が見られるのもあとどのくらいか?
もしかして、私にとっては今回見納めになるのかな?
天守閣への入場は耐震上の理由でできません。
外観を見るのみとなっています。名古屋城 名所・史跡
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チケットを買い、正門入ると左手に巨大金鯱が!
しゃちほこって
雄雌があるのご存じですか? 私も知らなかったですが・・・
北側 雄 高さ2.621m 重量1,272㎏
南側 雌 高さ2.579m 重量1,215㎏ (1959年再建のもの)
ひとつが1トン以上もあるなんて、相当重いものだったんですね。
人と比べると大きさがわかります。
からだを覆う金のウロコには18金が使用されているというから、
どんだけ金を使っていることやら・・・
ちなみに、京都の平等院の鳳凰堂の屋根の上にいる鳳凰も、つがいで
鳳ちゃん 凰ちゃん(ほうちゃん、おうちゃん)と言うそうです(笑)
真偽のほどは確かめていません・・。 -
本丸エリアに入場するには、先だってこの本丸表弐之門を通ります。
本丸表弐之門 重文
1612年(慶長17)頃に完成
現存する数少ない、創建当初の建造物です。 -
扉部分を下から見上げたところ
鉄板を打ち付けて堅固に作られている様子がわかる重厚な門
戦火も逃れ、400年を生き延びてきた証 -
漆喰の白色も、まわりの新しい場所と違います。
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本丸御殿
2009年着工から、2018年6月に復元完成です。
9年と長い歳月をかけ、満を持しての完成!
名古屋観光で一番楽しみにしていた、本丸御殿にいよいよ入ります。
HPから
徳川家康の命によって建てられた、尾張徳川家の城・名古屋城。その一角をしめる本丸御殿は、尾張藩主の住居かつ藩の政庁として1615年(慶長20)に完成しました。御殿の内部は障壁画や飾金具などで絢爛豪華に飾られ、江戸時代の先端技術を注いだ近世城郭御殿の最高傑作とたたえられるほどでした。名古屋城 名所・史跡
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入場前に、ここで注意事項などを聞かなければなりません。
待っている人はほとんどいませんでした。
土日祝日は混んでいるという情報なので、行くならやはり平日。 -
中に入ると
早速、よく美術の教科書に出てくる
狩野派の虎と竹の図の襖絵が出迎えてくれます。 -
表書院
最大かつ最も格式の高い間として正式に藩主に謁見する際に用いられました。
上段之間は藩主の徳川義直が座る部屋です。
見事な襖絵です。 -
襖絵は金箔を贅沢に使用して豪華感が漂いますが、
欄間が透けているのもあり、全体的には奥行を感じすっきりとした印象。 -
部屋の中にはもちろん入れません。
廊下からの見学になります。 -
対面所
藩主が身内や家臣との私的な対面や宴席に用いた部屋
黒漆の天井が印象的で、しまって見えます。
よく見ると2段にわたり折り上げられています。
そして金箔が施してありアクセントになっています。
「二重折り上げ小組格天井」という形式の豪華なものだと説明にありました。 -
廊下と隔てている欄間も素晴らしい細工がされています。
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廊下の欄間
光が入り影が際立ち美しい。
組み天井も黒い格子に金箔模様を施し、凝っています。 -
長押と柱の交差点に置く釘隠し
色々な種類がありました。
釘隠しコレクション1
これは長楕円形の大きな、とってもりっぱなものです。 -
釘隠しコレクション2
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釘隠しコレクション3
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釘隠しコレクション4
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こちらは敷居です。
引き込みが3本ありますが、よく見ると真ん中だけ細いですね。
これは真ん中が障子のふすまで、明かりを取る時に引き出して使用したそうで、創意と工夫が感じられます。 -
本丸御殿で最も絢爛豪華な上洛殿
三代将軍家光が京都に向かう途中、名古屋城に宿泊した際に使用された部屋です。 -
この黒漆の配色バランスが秀逸
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次から次へと豪華絢爛な装飾を施された広間が出てきて
言葉が出ません・・
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同じ豪華な印象でも、
後半の間は華やかな豪華さで、
前半見た重厚ながらすっきりとした表書院の印象と、違いますね。 -
こちらは欄間と天井が本当に豪華です。
白色、黒色、ゴールドと極採色の華やかな色彩の饗宴ですね。 -
欄間はとても立体的です。
下から見上げたとき自然に見えるバランスにしているとか・・・
埃を払うのが大変そう・・・ -
平日昼下がり、割と空いてゆったりと見学できました。
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日本の美的感覚と技術を凝縮したような素晴らしいものでした。
ここを出て、2,3分歩き、黒木書院、湯殿書院へ向かいます。
移動の途中、本丸御殿の間から天守閣が見えました。
黒木書院、湯殿書院
ここを見学しないで帰る観光客が多いです。
知らないのかもしれませんが、せっかくなので、ぜひ一足伸ばして見学をお勧め。
自由見学ではなく、15~20人づつ時間を区切って入りスタッフがついて説明をしてくれます。 -
結局、入場客は私ひとりだけ。
それでもスタッフが一人ついて説明をしてくれます。
こちらの書院はプライベートな空間なので、装飾も作りも質素な感じです。
ヒノキの香りがすがすがしいです。 -
湯殿書院は、お殿様のプライベートお風呂
屋根のある小部屋の中がそうです。
外にある釜で湯を沸かし湯気を内部に引き込む、サウナ式蒸風呂でした。 -
黒木書院です。
部屋の香りがヒノキとはちょっと違うことが分かります。
本丸御殿のほかの部屋は、総ヒノキ造りであったのに対し、この部屋は松が用いられており、松が黒っぽい色だったことから黒木書院と呼ばれるようになりました。
清須城内にあった家康の宿を移築した建物とも伝えられています。
部屋の襖絵など、まだ完成していないところがありました。 -
落ち着いた印象でゆっくりできそうです。
先ほど見た豪華絢爛な部屋と印象が全然違います。 -
さて、名古屋城の正門から出て左手2分ほど歩くと
金シャチ横丁 (正門エリア 義直ゾーン)
観光客向けのお店が揃っています。金シャチ横丁 (正門エリア 義直ゾーン) グルメ・レストラン
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江戸時代の、コンパクトでこぎれいにした街並みのよう。
味噌カツ、味噌煮込みうどん、親子丼、ひつまぶしなどの
名古屋めし屋さんと、お土産屋さんが並んでいます。 -
名古屋観光の本命であった「近世城郭御殿の最高傑作」の本丸御殿
美術的完成度と復元の技術の素晴らしさは期待以上で、感銘を受けました。
改めて、復元に関わった職人さんをはじめスタッフに敬意を表したいです。また訪れたい場所です。
一方、次に見る天守閣の姿は、再建されているのか否か、どのようになっているのでしょうか?
こちらも次の再訪の機会を、楽しみにしています。
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