2019/08/06 - 2019/08/06
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とある和菓子好きさん
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死ぬまでに一度は行きたいところの一つが,鳥取県三朝町の三徳山三仏寺です。ここには,有名な投入堂があります。
*一人では投入堂へは登れません。2人以上で行ってください。
- 旅行の満足度
- 5.0
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三徳山三仏寺
山陰道の浜村鹿野温泉,泊東郷のICのどちらからでもアクセスできます。三徳山とあるように山中ですので運転はお気を付けください。ただ,基本2車線あります。 -
先ほどの入り口から入っていきます。境内自体もなかなかの広さかつ,なかなかの傾斜地に建っています。
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本堂下には,宝物館があります。ここは拝観料の400円に含まれているので自由に入れます。中には運慶の父である康慶作とされる立派な蔵王権現蔵等があります。
もともとは投入堂に安置されていたものが多数展示されているところです。 -
本堂
境内の一番奥にあります。ここまででも結構な登りです。ちなみに先ほどから境内と書いていますが,おそらくは境内の範囲としてはこの後の写真の場所のほぼすべてが含まれているかと思います。 -
投入堂へは,本堂横から奥に見える建物へ向かいます。ここが投入堂登拝受付です。これより先は400円必要となります。入山料と合わせると800円です。また,一人では登拝できませんが,他の登拝希望者の承認があれば同行して登ることができます。
投入堂へは,軽めの登山ができるファッションで!特に靴はしっかりと底のあるもので行ってください。受付で靴のチェックがあります。鞄も両手が使えるようにリュックやボディーバック,ウェストポーチ等で!夏は1L程度の水分も!
底がしっかりさえしていればいいようですが,投入堂への道中はトレッキングブーツ程度のものでないと足が痛むとは思います。底が厚めのスニーカーの人も見かけますが例外なく大変そうです。
靴に不安があればここでわらじを購入できます。クッション性はあまりありませんが,斜面等にはわらで編んでいるおかげでしっかりと足がかかります。これはこれでおすすめです。確か700円ほどです。 -
投入堂への入り口です。ここから先は基本的に軽めの登山(時間的な意味で)とお考えください。片道45分~60分で投入堂に到着するかと思います。
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歩き出してすぐにカズラ坂とよばれるゾーンです。このような急斜面を木の根をはしごがわりに掴みながら登っていきます。
軍手もあったほうがいいですね! -
カズラ坂でまず結構な体力を使います。それ以外の道もなかなかのしんどさです。なんせ修験道のお山ですし。
この写真で平坦な場所です。 -
文殊堂 重文
歩き始めて30分ほどで文殊堂に到着です!重文のお堂です。全景はこれが限界です!
ちなみにあまりの斜面だったために写真は撮れなかったのですが,この文殊堂の手前が最大の難所の鎖坂です。鎖を使いながらほぼ垂直の斜面をあがっていきます。ほぼ垂直です。頑張って下さい。
個人的には鎖坂の途中で文殊堂の軒下を抜けるのですが,そこで屈みながら進む状態になるのがきつかったー。腰が…。 -
文殊堂の堂内には入れません。縁側を一周できます。ただし,手すり等はありません。断崖絶壁にあるのでハメを外すと落ちます。ハメを外さないように!
このお堂で休憩するのがおすすめです。風が吹き抜けてとても気持ちいいです。
投入堂まではこのお堂あたりで半分ほど進んできたことになるかと思います。残りの道は足元に気をつければ体力的にはそこまできつくありません。 -
文殊堂から先を目指します。傾斜はだいぶ楽なのですが,依然として断崖絶壁のような場所を通っていきます。油断大敵です。なんせ,ここは修験道のお山ですから!基本は修行だと思ってください。
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地蔵堂 重文
文殊堂とほぼ同じ形のお堂がすぐに見えてきます。こちらは地蔵堂です。文殊堂は桃山時代だそうですが,こちらは室町時代と建立自体はこちらの方が古いです。 -
地蔵堂も断崖絶壁に建っています。こちらにいたっては全景が撮影できそうな場所もなかなか見つからないです。
文殊堂同様,心地よい風が吹いています。 -
鐘楼
地蔵堂から少し進むと鐘楼があります。源頼朝寄進の鐘だそうです。にしても,この鐘を麓からここまでもってきたのでしょうか。3tほどあるらしいので,どうやってここまでもってきたのかは謎のままらしいです。
ここで鋳造したのだろうか?色々と考えてしまいます。 -
鐘は衝くことができます。ただし,連打は禁止です。非常時の合図だそうです。なので,ゆっくりと衝いてあげてください。
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観音堂
このお堂が見えてきたら,投入堂はもうすぐです! -
観音堂の背後を抜けて,投入堂を目指します。
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いよいよ投入堂と書かれた看板が!!!
ちなみに道中,投入堂はまったく見えません。自分の足でたどり着く意外に見るすべはないのです! -
不動堂
先ほどの看板の通りに進むと視界が開けます!バーン!
こちらは不動堂です。投入堂はそのすぐ隣に… -
投入堂 国宝
あります!!!
道中,多くのお堂を見ましたが,このお堂の雅な感じは群を抜いています。平安時代の建築で,中国からの影響等がまったく見受けられない純和風建築と言われています。こんなところに美しい平安建築があるのですから,誰がどうみても国宝です。どうやって建てたのか本当に分からないです。
ただただ美しい建物です。ここまでの道のりの険しさも相まって感動ものです。 -
投入堂には入ることができません。写真を見てもらうと分かると思いますが,斜面というよりも崖です。一際すごいところに建っています。写真右下に黒い柵がありますが,この手前のロープから先は進めません。安全のためにもお守りください。
日本一危険な国宝と通称されている三徳山三仏寺投入堂ですが,しっかりとした服装と慌てないことを徹底すれば小学年高学年程度から上の年齢の方の体力で登ってくることができます。
写真でもきれいなのですが,やはり自分の目で見た感動に勝るものはありません。死ぬまでに行きたい。そんな場所の一つです。
もし,足が悪い等で登れない方は駐車場付近に投入堂遥拝所,つまり展望台があるのでそちらからなら遠目に見ることができます。
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