2019初夏のフィンランド (トゥルク、タンペレ、ヘルシンキ) ② トゥルク後編

2019/06/07 - 2019/06/21

2019初夏のフィンランド旅行記パート２はトゥルクエリア後編

Day 4 : ムーミンワールド＆ナーンタリ、ウッコペッカ号クルーズ
　・行き：ムーミンバス（ホテル前発、ナーンタリ港着）
　・帰り：ウッコペッカ号クルーズ（ナーンタリ港発、アウラ川船着き場着）
Day 5 : トゥルクからラウマまでレンタカーで日帰り、トゥルク発のインターシティでタンペレへ移動

トップの写真は、ウッコペッカ号(船上)からのナーンタリ港とナーンタリ大聖堂です。左の方にムーミンワールドがあります（映ってないけど）。

＜旅程＞
Day 0 : 成田前泊
Day 1 : 成田発ヘルシンキ経由トゥルク移動（トゥルク泊）
★Day 2-4 : トゥルクエリア観光（トゥルク泊）
★Day 5 : ラウマ(日帰り)、トゥルク発タンペレ移動（タンペレ泊）
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Day 6-7 : タンペレ・ハメーンリンナ・イッタラ観光（タンペレ泊）
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Day 8 : タンペレ発ヘルシンキ移動、市内観光（ヘルシンキ泊）
Day 9-12 : ヘルシンキエリア観光（ヘルシンキ泊）
Day13-14 : ヘルシンキ発成田へ帰国

エリア フィンランド

Day4はムーミンワールド＆ナーンタリへ。今日もスタートはホテルのビュッフェで。

ムーミンワールドのあるナーンタリへは、いくつかのホテルからナーンタリ港まで直通で行ける「ムーミンバス」を利用。料金は5.8ユーロ/人と少し割高ですが、ホテル前から乗って、ナーンタリ港までいけるのが最大の魅力。車体は市バスそのものなので、電工表示とバスのラッピングをよく見る必要あり。ドライバーに聞けば確実です。

車窓の風景を見ていると、あっという間に着きます。ナーンタリでは港近く(観光局や大聖堂のすぐ近く)で降ろされ、帰りの乗り場も教えてくれました。

大聖堂とハーバーの間、海沿いの道を歩いていくと、ムーミンワールドのゲートと、その向こうにワールドのある島が見えてきます。

既に開園してますが、まずはゲートの対面にある小高い丘に登り、展望台から周囲の景色と大聖堂を望む

改めてゲートを通って島へ向かいます。島までは桟橋が続いていて、歩いて渡ります。

桟橋の両側はこんな風景が広がっていてのんびりした空気です

開園時間を示す看板。

島に渡って左側にいくと・・・・・・・出口でした

少し戻って右側へ向かいエントランスへ。オンライン購入したペーパーを提示して、紙製の入園パスを手首に巻いてもらい入園。入るとすぐに人だかりがあり、ＰＣでアカウント登録して、アプリと連動する設定を奨めていました。やってみましたが、登録ツールの曜日表示などフィンランド語表記もあり、操作にかなり手間取りました。

園内に入り、右手にお土産、左手にエンマ劇場を見ながら進んでいくと、ポリスステーション。前にいるのは署長さんだっけかな？

そのまま景色を眺めながら進むと、トンガリ屋根のムーミンハウスが見えてきました。そのまま行くのが王道だと思いますが、右手にトレイルへの看板が出ていたのでそちらへ。

トレイルの途中に良くわからないお婆さんがいた

木立の中のトレイルを歩いていくと、出ましたにょろにょろ。

大勢さんで出迎えてくれました

橋を渡り、島の反対側へ。スニフのコテージを通過して、ビーチまできました。

観光客の密度が少し少なくなり、落ち着いた景色が楽しめます。サンドイッチを持ってきて、ここでお昼でも良さそうな感じでした。

ビーチに近くにカフェがありますが、立ち寄らずに来た道を戻ってくると、ドラゴンのような生物が見えます。

いよいよムーミンハウスに到着。中はフロア毎にママのキッチン、パパの書斎、ムーミンの部屋があり、階段で３階まで登れます。中の写真は撮ってなかった。

降りてきて外に出ると、ちょうどムーミンファミリーがお出まし。パパとママ。

原作ではスノークのお嬢さん、昭和世代にはノンノン、今はフローレンです。

もちろんムーミン・トロールもいます。近くにはスティンキーもいました。

ムーミンハウスの後は、島の左側の丘に登り、こちらも林の中のトレイルを見て回ります。ムーミン谷を再現しているからか、両側は丘になっており、アップダウンが多いため、この辺りから疲れて写真を撮ってません。望遠鏡を覗いて、キャンプで焚火をしているスナフキンに挨拶して、入口近くのカフェでランチしてからゲートへ戻ってきました。ムーミンファンにはお土産選びを含めて楽しめる場所だと思います。

ムーミンワールドの後は、街のランドマークになっている大聖堂へ。

入口が閉まっていたので、外観だけ見て回りました

街中も見て回りましたが、これといったものもなく。ゆったり過ごす街って感じでした。本当は夏場だけ見られるフィンランド大統領の別荘庭園に行きたかったのですが、観光局で聞いてみると、個人では入れずガイド付きツアーに申し込む必要があり、この日はツアーが一杯で諦めました。次回は事前にツアー予約をしてからきたいと思います。帰りは楽しみの一つ、蒸気船ウッコペッカ号に乗って、トゥルクまでの片道クルーズで戻ります。

ウッコペッカ号が船着き場に着いたら、乗船してバーカウンターでチケットを購入。
トゥルク市内アウラ川の船着き場まで９０分のクルーズ。バスで４０分程度の距離ですが、ウッコペッカ号では９０分かかるので、お急ぎの方は市バスかムーミンバスを選んだ方がよいです。ちなみに団体以外は予約不要で、混んでいたらと心配でしたが、お客さんはそれ程多くはなかったです。

天気が良かったので２階のデッキへ。波止場と青空と大聖堂。

ウッコペッカ号は古い蒸気船なので、おしゃれ感はないですが、トゥルクから片道23ユーロ/人、往復で乗っても29ユーロなので、プチクルーズがお手軽に楽しめます。

バスでの往復では見られない風景が続きます。海沿いの工場地帯。

海沿いの工場地帯の続き

造船所では新たなクルーズ船を建造中のようです。

遠くの海岸線沿いに、キャンプをしている家族が見え、夏のフィンランドだなぁと感じます。

心地よい風と太陽を浴びていると、あっという間にトゥルク港。トゥルク城が見えます。

フォーラムマリナームの横を通って、アウラ川を上流へ。

間もなくアウラ川の船着き場に到着。大型船のクルーズとは違い、スピードがそれほどでないため、風がとても気持ち良く、次回も乗ってみようと思います。

バス停に市バス（Foli）の路線図マップがありました。（他のバス停にもあるけど）

Day4の夕飯は、歩いて有名ハンバーガーチェーンHesバーガーへ。ハンバーガーとポテトのセット購入。途中市内のKマートでビールを調達。ホテルへ戻って、トゥルク最後の夜をゆっくり過ごします。

２０時頃でも昼間のよう。北欧の夏の夜はまだまだ来ません。

２２時頃、まだ明るい

２３時頃、まだ夕方のような感じですが、明日はチェックアウトなので、展開した荷物を詰めて、これにてDay4終了。

Day5、今日はチェックアウトしてラウマ日帰りの後、列車でタンペレへ移動。トゥルクエリア最後の日も、スタートはホテルのモーニングビュッフェ。毎日食べたけど、飽きなかった。次回もラディソンブルで良さそう。値段は土日が１泊215ユーロ 、月火が250ユーロと、平日の方が割高。ビジネス客が多いからですかね。

ホテルをチェックアウト。レセプションでタクシーを呼んでもらい、ＶＲのトゥルク駅まで移動。タクシーの車種は黒塗りのメルセデスベンツ。ドライバーはフィン人のかっこいいお兄さんでした。（料金は８ユーロ）

駅のコインロッカーにスーツケースを預け、徒歩でバスターミナルまで移動。ターミナルから道路を挟んで東にあるハーツレンタカーへ。今回は８Ｈデイレンタルなので、費用を抑えてコンパクトカーを予約。料金は保険（CDW+TP）混みで109ユーロ、車種はカローラ・ハイブリットでした。ゴールドリワーズ向けの無料アップグレードを入れておきましたが、空きがなかったみたい。

反対側からもパシャリ。

トゥルク市街地を抜け、ハイウェイに乗って、約９０分。ラウマに到着。近くの駐車場に停めて、徒歩で観光。駐車場近くの聖十字教会の横を通って、先ずは旧市街を目指します。

旧市街の中心、オールドタウンホール。中に入って、カウンターでラウマ・ツアーチケットを購入。このチケットがあれば、このホール内の「ラウマ博物館」と、旧市街にある「マレラ」、「キルスティ」の、遺産展示施設３か所に入れます。値段は８ユーロですが、上記３施設で個々に入場料を払うと５ユーロずつかかるので、３か所回る方は購入した方が断然オトクです。

平日でも割と人が多いので、タイミングを見計らって、人がいない路地で写真を撮影。フィンランド最古の街並みが残る市街地で、木造でカラフルな家々は、雰囲気があって可愛らしい建物達です。

「マレラ」の外観。ボスニア海に向けて港が開かれ、貿易で儲けた人の邸宅跡だそうです。

旧市街の中の交差路？、近くのベンチに女性が一人座っているかと思ったら、ブロンズの像でした

「キルスティ」の外観。案内の看板に従って路地から少し奥に入る必要があり、あるのか？と思いながら入ってきたところ。黄色い柵のすぐ向こうに小川が流れており、それを渡って入ります。

古い民家を使った昔の方の生活を展示しており、中では学生さんが説明員をしてました。

ある程度回って、お腹も空いたので、カフェでランチ。オーガニック野菜をいくつか選ぶと、それにサーモンなど料理をのせてくれます。コーヒーはお替り無料（だったような）。

旧市街を一周してオールドタウンホールへ戻ってきました。それほど広くはないので、適度な運動になりました。

旧市街の後は、聖十字教会を目指して移動。といっても徒歩ですぐ近くですが。

聖十字教会の内部

聖十字教会の内部

聖十字教会の内部

聖十字教会の内部

聖十字教会の内部

聖十字教会の内部

聖十字教会の内部

聖十字教会から出て、旧市街での観光終了。改めて天気良くてよかった。

旧市街から車でほんの少し移動し新市街へ。道路脇の駐車スペースに停めて、交差点越しに現在のタウンホールを撮影。四角いビルばかりが増えている日本の庁舎に比べて、やっぱり絵になるなぁ。新市街は普通の街で、特に回ることなく終了。

ラウマ観光を終え、帰路につく前に、ハイウェイ近くの大型Ｓマーケットに寄って、フィンランドコーヒーなどお土産を購入。来た道を戻って約９０分、トゥルクへ戻ってきました。ハーツ営業所の時間内だったので、カウンターで返却して、徒歩でトゥルク駅まで戻ってきた。

タンペレ行きの列車がホームに入ってきました。駅舎から続きのプラットフォームとは別の番線のため、トゥルク港寄りの端っこから移動。

駅舎の端っこ。フィンランドの駅は改札がなく、駅舎の外から直接プラットフォームに入れてしまいます。

タンペレまではインターシティの便を予約。これで乗り換えなしで行けるのは楽ですが、スーツケースを入れるコインロッカーが思ったより幅が狭く、スーツケースが傷だらけになったのが残念。

発車まで少し時間があったので、タンペレ行きの表示を撮影。

トゥルクを定刻18:05に出発。都市間にはこんな草原が広がっています。

途中駅。真ん中のポールに駅名が書いてあった。

別の途中駅。ここも真ん中のポールに駅名が書いてあった。

タンペレ駅に定刻通り19:47に到着。ホテルまで近そうなので、徒歩で移動してみましたが、駅前の交差点や歩道が工事中で砂利道になってるし、意外とアップダウンがあって、スーツケースを引くのに苦労した。タクシーにすれば良かった、とぼやいているとホテルに到着。ホテルはコスキ川すぐそばで、フィンレイソン工場跡地まですぐの場所にある、ラディソンブル・タンメルコスキ。

ホテルの廊下

早めに予約したら安かったのでバルコニー付きのスイートにしてみました。部屋の扉に書いてある「ストロマー」の意味は、結局今も分からず。スタッフに聞いてみれば良かった。

室内の様子、リビングのソファはベッドにもなるタイプでした

室内の様子、スイートだけあってかなり広い

部屋のバルコニーからの風景、左側

部屋のバルコニーからの風景、正面

部屋のバルコニーからの風景、右側。こちらがコスキ川方向で、フィンレイソン工場跡地の建物や煙突が見えます。

部屋にあったガラス製スイーツポット。チョコレートとキャンディーが詰まっており、全て地元フィンランドのファッツェル製品でした。

夕飯はホテル地下のイタリアンレストランで。平日だからか、割と空いていました。妻はパスタ、私はリゾットを食べましたが、とても美味しかったです。後で調べたら、評判の良いお店でした。これにて、Day5とトゥルク編は終了。