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遥々大興安嶺山脈を越え、ホロンバイル草原の西の果て、中ロ国境の街に来ました。最果ての寒村を想像していましたが、なんのことはない中ロ交易の大都市でした。<br />市内は高層ビルが建ち、夜はラスベガスのように明かりが輝いていました。<br />しかし、市内から少しハイラル方面に戻るとすぐ草原になり、牛、馬が放牧されています。<br /><br />表紙写真は、国境の門です。この中を鉄道と道路が通っているようです。<br />実はこの近くで、ツアーメンバーの女性が警察に拘束されて、2時間後に戻ってきました。<br />中国人ガイドが拘束に同行して対応してくれたので、なんとか事なきを得ました。国境周辺施設を写真撮影したためのようです。<br />(私も大連で、軍の官舎と知らずに旧日本家屋を撮影していて、4時間拘束されたことがありますが。)<br />気楽に行き来する中ロの住民と異なり、第三国人である日本人には、国境はなかなか厳しいところでした。<br />

中ロ国境の街 満州里訪問

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2019/07/11 - 2019/07/14

47位(同エリア206件中)

jun

junさん

遥々大興安嶺山脈を越え、ホロンバイル草原の西の果て、中ロ国境の街に来ました。最果ての寒村を想像していましたが、なんのことはない中ロ交易の大都市でした。
市内は高層ビルが建ち、夜はラスベガスのように明かりが輝いていました。
しかし、市内から少しハイラル方面に戻るとすぐ草原になり、牛、馬が放牧されています。

表紙写真は、国境の門です。この中を鉄道と道路が通っているようです。
実はこの近くで、ツアーメンバーの女性が警察に拘束されて、2時間後に戻ってきました。
中国人ガイドが拘束に同行して対応してくれたので、なんとか事なきを得ました。国境周辺施設を写真撮影したためのようです。
(私も大連で、軍の官舎と知らずに旧日本家屋を撮影していて、4時間拘束されたことがありますが。)
気楽に行き来する中ロの住民と異なり、第三国人である日本人には、国境はなかなか厳しいところでした。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
グルメ
4.5
交通
4.5
同行者
その他
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
観光バス 徒歩 飛行機
航空会社
中国南方航空
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
ユーラシア旅行社

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  • 内モンゴル自治区のハイラル市を出て、西の国境満州里を目指します。<br />市をでると、すぐにホロンバイルの平原で、まっすぐな舗装道路のすぐ近くで、馬、牛、羊などが放牧されています。<br />柵などなく、道路に出てくるので、ドライバーも大変です。<br />

    内モンゴル自治区のハイラル市を出て、西の国境満州里を目指します。
    市をでると、すぐにホロンバイルの平原で、まっすぐな舗装道路のすぐ近くで、馬、牛、羊などが放牧されています。
    柵などなく、道路に出てくるので、ドライバーも大変です。

  • 途中、バルガ蒙古部落假景区に寄ります。

    途中、バルガ蒙古部落假景区に寄ります。

  • パオ(モンゴル語でゲル)に、宿泊もできるようです。

    パオ(モンゴル語でゲル)に、宿泊もできるようです。

  • 園内のレストランでは、馬頭琴の演奏や歌などを聴きました。

    園内のレストランでは、馬頭琴の演奏や歌などを聴きました。

  • 満州里に着く前に、フルン湖に寄ります。<br />内蒙古では最大、中国でも五本の指に入る大きな淡水湖で、面積は琵琶湖の3.5倍だそうです。<br />

    満州里に着く前に、フルン湖に寄ります。
    内蒙古では最大、中国でも五本の指に入る大きな淡水湖で、面積は琵琶湖の3.5倍だそうです。

  • 満州里のホテル、友誼賓館に到着しました。

    満州里のホテル、友誼賓館に到着しました。

  • バスタブもあるりっぱなホテルです。

    バスタブもあるりっぱなホテルです。

  • 夜遅くまでネオンサインが輝いています。

    夜遅くまでネオンサインが輝いています。

  • 市内は高層ビルが。

    市内は高層ビルが。

  • 日本から遠く離れた中ロ国境の満州里駅です。<br />はるばる来た感がありますが、思ったよりずっと立派な駅でした。<br />駅舎は2棟あり、左が国際線の待合室と書いてありました。<br />ここは旧東清鉄道の西の国境駅ですが、ハルピンを越えて東の国境駅が綏芬河です。<br />ぜひ、そこにも行きたいものです。

    日本から遠く離れた中ロ国境の満州里駅です。
    はるばる来た感がありますが、思ったよりずっと立派な駅でした。
    駅舎は2棟あり、左が国際線の待合室と書いてありました。
    ここは旧東清鉄道の西の国境駅ですが、ハルピンを越えて東の国境駅が綏芬河です。
    ぜひ、そこにも行きたいものです。

  • 旧満鉄社宅の後ろに、昔のSLと、現在の高層ビル群。<br />ロシア式建築群としてきれいに整備されています。<br />建物はロシアの東清鉄道時代の建設です。<br />それを満州事変後に、日本の満鉄(南満州鉄道株式会社)が社宅として利用していたわけです。

    旧満鉄社宅の後ろに、昔のSLと、現在の高層ビル群。
    ロシア式建築群としてきれいに整備されています。
    建物はロシアの東清鉄道時代の建設です。
    それを満州事変後に、日本の満鉄(南満州鉄道株式会社)が社宅として利用していたわけです。

  • 旧日本人小学校です。<br />これも、ロシアの東清鉄道時代に建設されたものです。<br />満州事変後、同鉄道の運営を満鉄が行い、多くの満鉄社員が満州里に来たので、子弟が通学したようです。

    旧日本人小学校です。
    これも、ロシアの東清鉄道時代に建設されたものです。
    満州事変後、同鉄道の運営を満鉄が行い、多くの満鉄社員が満州里に来たので、子弟が通学したようです。

  • 満州里市は、北はロシアとの国境、西はモンゴル国との国境であることがわかります。

    満州里市は、北はロシアとの国境、西はモンゴル国との国境であることがわかります。

  • 国境付近にあるマトリョーシカの遊園地です。

    イチオシ

    地図を見る

    国境付近にあるマトリョーシカの遊園地です。

  • 国境のエリアです。<br />見学者用の国境門、展覧館や、ショッピングモールなど中ロの住民には、遊覧の場所ですが、第三国人である我々には厳しい国境です。<br />多くの施設への入場は制限され、入場して写真撮影すると、警察に拘束されることがあります(概要に書いていますが、実際に拘束されました)。

    国境のエリアです。
    見学者用の国境門、展覧館や、ショッピングモールなど中ロの住民には、遊覧の場所ですが、第三国人である我々には厳しい国境です。
    多くの施設への入場は制限され、入場して写真撮影すると、警察に拘束されることがあります(概要に書いていますが、実際に拘束されました)。

  • この先の国境門ですが、中ロの国民以外はここから先へ行くのは難しいです。

    この先の国境門ですが、中ロの国民以外はここから先へ行くのは難しいです。

  • ジャライノール博物館というりっぱな建物です。<br />この地区の古代からの生物などが展示されています。<br />地下では、炭坑の模擬施設を歩けます。

    ジャライノール博物館というりっぱな建物です。
    この地区の古代からの生物などが展示されています。
    地下では、炭坑の模擬施設を歩けます。

  • 市内にはロシアレストランが多くあります。

    市内にはロシアレストランが多くあります。

  • 今回のツアーで初めて中華料理以外が出ました。

    今回のツアーで初めて中華料理以外が出ました。

  • 食べきれないほどの料理です。

    食べきれないほどの料理です。

  • ダンサーとツーショット写真です。

    ダンサーとツーショット写真です。

  • これもロシアの東清鉄道時代に建設されたもので、満鉄時代を経て、現在も使われています。<br />ちなみに、ロシアは旧満州にいろいろ鉄道と都市を建設しましたが、1904年の日露戦争により南満州の鉄道を日本へ、1931年の満州事変により東清鉄道を、満州国(偽満州と言います)へ譲渡しました。運営はどちらも満鉄でした。

    これもロシアの東清鉄道時代に建設されたもので、満鉄時代を経て、現在も使われています。
    ちなみに、ロシアは旧満州にいろいろ鉄道と都市を建設しましたが、1904年の日露戦争により南満州の鉄道を日本へ、1931年の満州事変により東清鉄道を、満州国(偽満州と言います)へ譲渡しました。運営はどちらも満鉄でした。

  • 内部の階段も立派です。

    内部の階段も立派です。

  • 周恩来首相の銅像のある跨線橋の広場。<br />駅の南北はこの徒歩用の跨線橋で渡ります。

    周恩来首相の銅像のある跨線橋の広場。
    駅の南北はこの徒歩用の跨線橋で渡ります。

  • 多くの線路と貨車数が、国境の流通都市であることを示しています。

    多くの線路と貨車数が、国境の流通都市であることを示しています。

  • 満州里にお別れして、ホロンバイル平原を一路帰国へ向かいます。

    満州里にお別れして、ホロンバイル平原を一路帰国へ向かいます。

  • ハイラルのホロンバイル空港から国内線で、ハルピン空港へ。<br />この空港は中国内で市街から一番近い空港とのことです。<br />ちなみに、元は関東軍により作られた飛行場で、ほぼ海拉爾要塞地内にありました。

    ハイラルのホロンバイル空港から国内線で、ハルピン空港へ。
    この空港は中国内で市街から一番近い空港とのことです。
    ちなみに、元は関東軍により作られた飛行場で、ほぼ海拉爾要塞地内にありました。

  • 夜にハルピン空港に到着しました。<br />今回は、往復路で、ホテルに1泊づつしましたが、ほぼ時間が取れませんでした。<br />また、ハルピンは3回目になりますが来たいところです。

    夜にハルピン空港に到着しました。
    今回は、往復路で、ホテルに1泊づつしましたが、ほぼ時間が取れませんでした。
    また、ハルピンは3回目になりますが来たいところです。

  • 最後の日の早朝、中国南方航空で、ハルピン空港から成田空港へ帰国です。

    最後の日の早朝、中国南方航空で、ハルピン空港から成田空港へ帰国です。

  • 松花江にお別れです。

    松花江にお別れです。

  • 機内食に、ちょっと変わったビールです。<br />

    機内食に、ちょっと変わったビールです。

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