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 早朝、空路でイスタンブールから到着した後、アンタルヤの旧市街=カレイチを散策し、その後、新市街の西端にあるアンタルヤ博物館を見学します。<br /> カレイチは、少なくとも紀元前2世紀に、ペルガモン王国が海軍拠点化して以来、継続して港湾都市として存在する、数少ない歴史重層都市です。<br /> アンタルヤ博物館は、リキュア全域から、ビザンチン以前の収集物を集めた①、巨大な建物です。アンタルヤ近郊のペルゲ遺跡から20世紀後半の発掘で収集された、2世紀に作られた大量の石像群も展示されています②。①だけでも十分に見学する価値があると思います。さらに、②は、私の知る限りでは、1つの遺跡から発掘された石像群としては、数・質共に世界一と思います。

小アジア南西沿岸遺跡放浪(2)アンタルヤ(カレイチ、博物館)

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2019/05/28 - 2019/05/28

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放浪老人さん

 早朝、空路でイスタンブールから到着した後、アンタルヤの旧市街=カレイチを散策し、その後、新市街の西端にあるアンタルヤ博物館を見学します。
 カレイチは、少なくとも紀元前2世紀に、ペルガモン王国が海軍拠点化して以来、継続して港湾都市として存在する、数少ない歴史重層都市です。
 アンタルヤ博物館は、リキュア全域から、ビザンチン以前の収集物を集めた①、巨大な建物です。アンタルヤ近郊のペルゲ遺跡から20世紀後半の発掘で収集された、2世紀に作られた大量の石像群も展示されています②。①だけでも十分に見学する価値があると思います。さらに、②は、私の知る限りでは、1つの遺跡から発掘された石像群としては、数・質共に世界一と思います。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 10:11 ハドリアヌス門からカレイチの中心を貫くHesapçı通りは、海に面したフドゥルルック塔まで続いています。

    10:11 ハドリアヌス門からカレイチの中心を貫くHesapçı通りは、海に面したフドゥルルック塔まで続いています。

  • 10:16 フドゥルルック塔:元々は、1~2世紀の霊廟ですが、後に監視塔や砦としてか活用されていました。

    10:16 フドゥルルック塔:元々は、1~2世紀の霊廟ですが、後に監視塔や砦としてか活用されていました。

  • 鏡のようなアンタルヤ湾=地中海を行く帆船風の観光船;背景はベイ山脈。

    鏡のようなアンタルヤ湾=地中海を行く帆船風の観光船;背景はベイ山脈。

  • 10:22 崖を下ると透き通るような海があります;写してませんが、陸上はゴミだらけですが。

    10:22 崖を下ると透き通るような海があります;写してませんが、陸上はゴミだらけですが。

  • 10:30 海岸崖の上に連なるアンタルヤの新市街;右の奥に、紀元前から使われている崖に囲まれた港があります。

    10:30 海岸崖の上に連なるアンタルヤの新市街;右の奥に、紀元前から使われている崖に囲まれた港があります。

  • 10:47 カラアリオウル公園内を通って、

    10:47 カラアリオウル公園内を通って、

  • 10:52 カディルパシャ通りからカレイチに戻ります。

    10:52 カディルパシャ通りからカレイチに戻ります。

  • 10:55 カディルパシャ通りの交差点の中に残された石柱:説明書きはどこにもありませんが、紀元前の建造であるかもしれません。

    10:55 カディルパシャ通りの交差点の中に残された石柱:説明書きはどこにもありませんが、紀元前の建造であるかもしれません。

  • 10:59 Kesik Minare:2世紀のローマ神殿を起源として、19世紀に火事で焼け落ちるまで、神殿ー教会ーモスクー教会ーモスクと利用されてきた遺跡ですが、現在は工事のために囲われて、入ることができません。中では、truncate minaret(切られた尖塔)の改修工事が行われています。

    10:59 Kesik Minare:2世紀のローマ神殿を起源として、19世紀に火事で焼け落ちるまで、神殿ー教会ーモスクー教会ーモスクと利用されてきた遺跡ですが、現在は工事のために囲われて、入ることができません。中では、truncate minaret(切られた尖塔)の改修工事が行われています。

  • 11:02 Sultan Alaaddinモスクのミナレット;

    11:02 Sultan Alaaddinモスクのミナレット;

  • 11:06 正面がAya Alypius Greek Orthodox 教会;礼拝が行われる現役の教会です。

    11:06 正面がAya Alypius Greek Orthodox 教会;礼拝が行われる現役の教会です。

  • 11:13 Sultan Alaaddinモスクの入口;

    11:13 Sultan Alaaddinモスクの入口;

  • 11:17 Hesapçı通り:ハドリアヌス門から、カレイチの中心を貫いてフドゥルルック塔まで続いている通り(前出)で、殆どが歩行者専用になっています;正面の尖塔は、修復されて、切れてないtruncate minaretです。

    11:17 Hesapçı通り:ハドリアヌス門から、カレイチの中心を貫いてフドゥルルック塔まで続いている通り(前出)で、殆どが歩行者専用になっています;正面の尖塔は、修復されて、切れてないtruncate minaretです。

  • 11:21 Hesapçı通り:右下のガラスの下には、

    11:21 Hesapçı通り:右下のガラスの下には、

  • 昔のHesapçı通りの敷石:現在の敷石の下には、過去の敷石が隠されています。紀元前から人が住み続ける、歴史重層都市カレイチでは、地下には、過去の施設の遺構が層状に埋まっています。

    昔のHesapçı通りの敷石:現在の敷石の下には、過去の敷石が隠されています。紀元前から人が住み続ける、歴史重層都市カレイチでは、地下には、過去の施設の遺構が層状に埋まっています。

  • 11:26 Kocatepe通り;左側がカレイチ博物館です。

    11:26 Kocatepe通り;左側がカレイチ博物館です。

  • 11:32 カレイチ博物館:オスマン様式の民家を利用して、当時の暮らしが再現されています。

    11:32 カレイチ博物館:オスマン様式の民家を利用して、当時の暮らしが再現されています。

  • 11:57 カレイチ博物館:旧聖ゲオルギオス教会には、貨幣に関する展示がありました。

    11:57 カレイチ博物館:旧聖ゲオルギオス教会には、貨幣に関する展示がありました。

  • 12:00 Hesapçı通りを北へ;

    12:00 Hesapçı通りを北へ;

  • 12:02 さらに北に進むと、ハドリアヌス門;

    12:02 さらに北に進むと、ハドリアヌス門;

  • 12:02 門の中央の石畳には、轍の凹みが残っています;建造された、2世紀ごろの轍でしょう。

    12:02 門の中央の石畳には、轍の凹みが残っています;建造された、2世紀ごろの轍でしょう。

  • アタテュルク通りの外からハドリアヌス門;

    アタテュルク通りの外からハドリアヌス門;

  • 12:10 ハドリアヌス門の外にはアタテュルク通りを挟んでKarakaşモスク;

    12:10 ハドリアヌス門の外にはアタテュルク通りを挟んでKarakaşモスク;

  • 12:13 ノスタルジックトラムの停車場;

    12:13 ノスタルジックトラムの停車場;

  • 12:39 ノスタルジックトラム車内;

    12:39 ノスタルジックトラム車内;

  • 12:53 ノスタルジックトラムの終点が博物館前です。

    12:53 ノスタルジックトラムの終点が博物館前です。

  • 道路の北側に、巨大な建物=博物館があります;右端に、リキア地方特有の石棺が見えています。

    道路の北側に、巨大な建物=博物館があります;右端に、リキア地方特有の石棺が見えています。

  • 12:55 博物館正面入り口;

    12:55 博物館正面入り口;

  • 博物館内:正面が発券所と展示入口、左がカフェとショップと庭;手荷物検査はあります。

    博物館内:正面が発券所と展示入口、左がカフェとショップと庭;手荷物検査はあります。

  • 自由に入れる庭:カフェとショップがあります;広い庭には、他の博物館では館内に展示していそうな、石棺、円柱や石刻が並べられています;孔雀もいます。

    自由に入れる庭:カフェとショップがあります;広い庭には、他の博物館では館内に展示していそうな、石棺、円柱や石刻が並べられています;孔雀もいます。

  • BC9~6世紀の陶器;

    BC9~6世紀の陶器;

  • BC5,4世紀の陶器;

    BC5,4世紀の陶器;

  • ペルゲ遺跡で発掘された石像が並んでいます;多くは、第二次大戦後の発掘です。

    ペルゲ遺跡で発掘された石像が並んでいます;多くは、第二次大戦後の発掘です。

  • 踊る女性:損傷が大きい像を鉄線を用いて修復しています;動きのある美しい石像です。

    踊る女性:損傷が大きい像を鉄線を用いて修復しています;動きのある美しい石像です。

  • 三美神:ゼウスの娘である3女神の像で美の象徴とされています;この像のオリジナルの情報は持っていませんが、同じ構図は、現代まで作られ続けています。今回の旅でも、同じ構図の浮彫をアフロディアシスで見ました。

    三美神:ゼウスの娘である3女神の像で美の象徴とされています;この像のオリジナルの情報は持っていませんが、同じ構図は、現代まで作られ続けています。今回の旅でも、同じ構図の浮彫をアフロディアシスで見ました。

  • 神々の部屋;ペルゲ遺跡で発掘されたギリシャ・ローマの神々が並んでいます。

    神々の部屋;ペルゲ遺跡で発掘されたギリシャ・ローマの神々が並んでいます。

  • 神々の部屋;

    神々の部屋;

  • フォルトゥーナ;

    フォルトゥーナ;

  • ディアーナ;<br />

    ディアーナ;

  • ミネルヴァ;

    ミネルヴァ;

  • ヴィーナス;

    ヴィーナス;

  • ダイアナ;

    ダイアナ;

  • アポロ;

    アポロ;

  • ヘカテ:他の神と違う3世紀製です;

    ヘカテ:他の神と違う3世紀製です;

  • 皇帝達:ペルゲ遺跡で発掘されたローマ皇帝達;

    皇帝達:ペルゲ遺跡で発掘されたローマ皇帝達;

  • ここも、ペルゲの部屋です。

    ここも、ペルゲの部屋です。

  • 2世紀に作られたWeary Herakles(休息するヘラクレス):オリジナルは、BC4世紀に、古代ギリシャの3大彫刻家の一人、リュシッポスが作った古典期を代表する青銅像です;ローマ時代にナポリ国立博物館のファルネーゼ・ヘラクレスの他、多くのコピーが作成されました;この像の上半身は、1980年にペルゲ発掘された後、売られてボストンにありましたが、2011年にトルコに戻り、下半身と合体し、この博物館を代表する展示となっています。

    2世紀に作られたWeary Herakles(休息するヘラクレス):オリジナルは、BC4世紀に、古代ギリシャの3大彫刻家の一人、リュシッポスが作った古典期を代表する青銅像です;ローマ時代にナポリ国立博物館のファルネーゼ・ヘラクレスの他、多くのコピーが作成されました;この像の上半身は、1980年にペルゲ発掘された後、売られてボストンにありましたが、2011年にトルコに戻り、下半身と合体し、この博物館を代表する展示となっています。

  • 別のヘラクレス:同じ構図です。

    別のヘラクレス:同じ構図です。

  • 石棺の部屋:損傷の少ない、手の込んだ素晴らしい石棺が集められています;多くはペルゲ遺跡で発掘されました。

    石棺の部屋:損傷の少ない、手の込んだ素晴らしい石棺が集められています;多くはペルゲ遺跡で発掘されました。

  • ヘラクレスの石棺:1960年代に国外に持ち出され、2011年にスイスから返還されました;ヘラクレスを主人公とした石棺はこのほかにもいくつかあります。

    ヘラクレスの石棺:1960年代に国外に持ち出され、2011年にスイスから返還されました;ヘラクレスを主人公とした石棺はこのほかにもいくつかあります。

  • ?の石棺;説明を見ていないのですが、保存状態の良いよくある構図です。

    ?の石棺;説明を見ていないのですが、保存状態の良いよくある構図です。

  • 青銅器:2階の展示;

    青銅器:2階の展示;

  • 硬貨のコレクション:2階の展示;1階の見学で疲れて、2階は流してしまいました。

    硬貨のコレクション:2階の展示;1階の見学で疲れて、2階は流してしまいました。

  • 14:55 博物館の南から西方向:アンタルヤの東の端から続いていた海岸崖はここまでで、西は砂浜になります。

    14:55 博物館の南から西方向:アンタルヤの東の端から続いていた海岸崖はここまでで、西は砂浜になります。

  • 14:58 東方向には、カレイチが遠望されます。

    14:58 東方向には、カレイチが遠望されます。

  • 15:01 帰りのトラム;

    15:01 帰りのトラム;

  • 15:08 Yavuz Ozcan公園(?):トラムを降りて海沿いの崖の端へ向かいます。

    15:08 Yavuz Ozcan公園(?):トラムを降りて海沿いの崖の端へ向かいます。

  • 15:10 カレイチ港の西側の崖の上の展望テラス;

    15:10 カレイチ港の西側の崖の上の展望テラス;

  • 15:12 港へ降りる階段;

    15:12 港へ降りる階段;

  • 城壁の下を通って海へ;

    城壁の下を通って海へ;

  • 15:17 観光船が並ぶカレイチ港;

    15:17 観光船が並ぶカレイチ港;

  • 15:19 港の東奥:遠景はベイ山脈;

    15:19 港の東奥:遠景はベイ山脈;

  • 15:20 港を囲む城壁;

    15:20 港を囲む城壁;

  • 15:22 港を守る突堤;

    15:22 港を守る突堤;

  • 港の東側の海岸;崖の上はカレイチ;

    港の東側の海岸;崖の上はカレイチ;

  • 突堤先の灯台から港の入口;

    突堤先の灯台から港の入口;

  • 灯台から港の中心部;

    灯台から港の中心部;

  • 灯台から港の奥;

    灯台から港の奥;

  • 東方向ベイ山脈;

    東方向ベイ山脈;

  • 15:37 東側の坂を上ってカレイチに戻ります;宿に戻って休憩します。

    15:37 東側の坂を上ってカレイチに戻ります;宿に戻って休憩します。

  • 18:08 ビザンチンの城壁;

    18:08 ビザンチンの城壁;

  • 18:13 カレイチの外のフードーコート;

    18:13 カレイチの外のフードーコート;

  • 18:31 Can Can Pide Yemek Salonu;レセプションの紹介で;英語はほとんど通じません。

    18:31 Can Can Pide Yemek Salonu;レセプションの紹介で;英語はほとんど通じません。

  • 夕食:250TL程度でした。

    夕食:250TL程度でした。

  • 19:42 Yivliミナーレ;

    19:42 Yivliミナーレ;

  • 19:48 モスク内部;

    19:48 モスク内部;

  • 床の下には昔の配管;

    床の下には昔の配管;

  • モスクドーム;

    モスクドーム;

  • モスクの隣の発掘現場;

    モスクの隣の発掘現場;

  • 19:52 時計塔;長い1日でした。

    19:52 時計塔;長い1日でした。

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