熟女一人旅イタリア編です。あこがれのフィレンツエ、ウフィツィ美術館に行きたいという欲求を叶えるのみならず、ベネチアとローマも欲張りました。都市間は列車移動ができるイタリアは便利です。せっかくならピサの斜塔もなどと強欲なわりには、１０日間でベネチア・フィレンツエ・ローマと３都市を結構いろいろと散策してかなり満足した旅になりました。ローマではオペラ観劇の様子もお伝えします。今回は列車移動もあるので、名鉄観光の観光パックを利用しました。航空券とホテルおよび列車のパックですが、一人参加追加料金が高いので、ホテルのみをキャンセルするという、まさかの技が使えました。おかげでカタール航空ビジネスクラス羽田発着にもかかわらず、都市間列車付きで３５万円という価格でした。ホテルはエクスペディア予約です。女一人旅は・・・と足踏みしているかたは是非参考にしてください。

熟女一人でも大丈夫！初めてのイタリア３都市周遊の旅②フィレンツェ編

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2019/04/13 - 2019/04/23

781位(同エリア3769件中)

エリア

フィレンツェ(イタリア)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 4.0

グルメ: 4.0

ショッピング: 4.5

交通: 3.5

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 30万円 - 50万円

交通手段: 徒歩

旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

まず駅に着いたら、駅前の観光案内所でフィレンツェカードを購入しました。ネックホルダーと地図ももらえます。（カードは無くしました)右がバスの路線図です。しかしフィレンツェの街中は道が狭いので、普通のバスではなくミニバスが走っています。4月から、人気の三か所（ウフィツィ美術館、クーポラ、アカデミア美術館）は時間予約制になっているそうです。予約場所はここではなく、ウフィツィ美術館の横の案内所にカウンターがありました。クーポラは日本で予約していたので、その足でまず他の二か所の予約を確保しました。予約は無料なので早めに確保したほうがいいかもしれません。ちなみにわたしは二日目午後1400にウフィツィ美術館、三日目の1100にアカデミア美術館を予約しました。
シニョーリア広場です。路上にたくさんの彫像がランダムに置いてあります。ダビデ像レプリカ(その１)もあります。とにかく人が多い。ヴェキオ宮殿内は見学できます。
シニョーリア広場の地下鉄のふたみたいなところは、どなたか偉い方が処刑されたところです。フィレンツェも歴史の中でいろいろとすったもんだしている様子。
ひっそりとだれにも気付かれず、踏まれています。時々ガイド付きツアーの方々は立ち止まって説明を聞いている様子です。
シニョリーア広場ではなにやらパレードがあっていました。復活祭のリハーサルかな。
とりあえずミケランジェロ広場へとタクシーを飛ばしました。丁度夕方で風が涼しい。
左はポンテベッキオ橋、右はクーポラ。
どこまでもフィレンツェ色ですねー。
ダビデ像（その２）このレプリカは青っぽいです。ちょっと寒そうで安っぽい。フィレンチェにダビデ像は３つあって、そのうちの本物はアカデミア美術館に安置されています。
今日はこれまでにして、いよいよ楽しみにしていたビスカッテです。これは前菜。鶏レバーのパテみたいなのが郷土料理らしい。
おじさんが焼けた肉を切り分けてくれます。
そとは焼けてるけど中はほぼレアなお肉。塩味のみ。がっつり肉ってかんじです。大きいけどペロッと食べられるのはなぜ？和牛みたいにさしが無いからかも。
二日目は朝から旧市街へ。これはジョットの鐘楼からの景色です。どこまでも赤レンガの色で統一されています。現代ではないような錯覚に陥ります。
ジェットの鐘楼から見たクーポラ。近い。実は間違えてクーポラでなくこちらに登ってしまいました。どうりで人が少なめでした。
サンジョバンニ洗礼堂の天井かな。
ふーっと一休みして、いよいよクーポラへ登ります。途中で見下ろす。結構な高さです。
クーポラから見える天井画です。キリスト様がでーんと座ってらっしゃるけど、なぜか御釈迦様に見えてくる。
現世で悪いことをした方々が悪魔？に思い切り食べられています。まさにフィレンツェ喰種じゃん。絵は巨大です。クーポラは日本で予約しました。時間通りに呼ばれて入場できますが、ものすごい列です。30分刻みで入場させていたようでしたが、階段が狭く、途中で下りの人と交わる場所があったりしてとても３０分では無理です。
クーポラ頂上です。解放感あります。
クーポラから見たジョットの鐘楼です。近い。
目的を果たしたので一安心。サンジョバンニ礼拝堂の天国の門。ピカピカしています。
これはサンジョバンニ洗礼堂の天井画。神々しくきれい。クーポラの喰種とは大違いです。洗礼堂を出てから、ぐるっと近所を廻ると、近くにドウオーモ博物館もありました。
午後からはいよいよウフィツィ美術館へ。予約券をもっていましたが並びました。券があれば時間より早くても入れてもらえました。会いたかったです、ニンフさんたち。想像を裏切らない出来栄え。
普通に間近で見られます。人は多いけど、ルーブルのモナリザあたりと比べたら、余裕です。
同じく。ヴィーナスは生きています。感動。時代順に部屋に展示してあるので、わかりやすいです。
ダビンチもいいけど、どちらかというとボッティチェリの受胎告知の方が優雅で好きです。この額縁もいいですねー。
男の首をひっさげて、さばさばしているユディトがカッコいい。
ラファエロです。偉大な絵画たちがごく普通にたくさん展示してあり、圧倒されます。この中でたった一枚でも東京に来たら、すごいことになるんだろうな～。
絵画もだけども、一枚一枚の額縁だけでも、すごい重厚感があります。
ミケランジェロの聖母です。他の人の作品より人間っぽい。
ウフィツィ美術館からポンテヴェッキオ橋を越えて、てくてくと10分～１５分位歩くとビッティ宮に到着です。とても大きい。入り口の広場では休憩してる人達がいます。ウフィツィ美術館やクーポラ側に比べると、人はずっと少ないです。
なんともわかりくい説明ですよね。フィレンツエカード入場の人は一旦、売店？本屋？へ寄って、そこでレシートをもらいます。レシートには日にちと時間が刻印してあって、入場にはそれが必要です。他のところもシステムは同様です。レシートを無くすと再入場できないので注意。ビッティ宮は広いので一日では全部まわり切れないかもしれませんが、パラティーナ美術館とお庭くらいなら大丈夫です。その外にも〇〇美術館などがたくさんあって、パラティーナ美術館をさがしてウロウロしました。結局、大きい建物の2階か3階に美術館がありました、
庭園は坂道。振り返るとビッティ宮殿。すでに汗だく。
庭が広すぎてやばい。ここでリタイア。暑くて頂上までは無理でした。
イタリアといえば生ハムでしょってなもんで、地産地消の夕食です。今までで一番美味しい食事かも。500円くらいの安いワインなのに、おいしいのはなぜ？イタリアの空気のせい？生ハムは日本で売ってるみたいに、透かしはありません。豚肉赤身の生姜焼き用くらいのボリュームです。まずいのは色だけ鮮やかなイチゴくらいです。
水にも質があるらしく、多分Ｒeiduo ~とかいう値が低いほどいいらしい。ちなみにこれは264mlあり、安物ミネラルウオーター。
おなじくこれは36mlだから、いい水らしい。ちょっとここらへんはあやしい知識なので確認のほどを。ただ、こっちのほうが高いです。
フィレンツェ三日め。その３の本物ダビデくんです。アカデミア美術館はすごく並んでいましたが、ちゃんと予約していたので、すぐに入れてもらました。ダビデくんはすごいハンサム。肉体美もすばらしい。毎日ジム通いしているようなムチムチな身体です。まるで生きてるみたいですよ。
ぐるっと一周できます。うしろにもベンチがあり、気のすむまでお尻を鑑賞しても変態扱いされない。想像よりもすっとマッチョですがバランスが取れています。大殿筋や大腿筋もガッツリしてます。プロ野球選手みたいな感じです。アカデミア美術館は小さいけど作品の見ごたえがありました。隣にサンマルコ美術館があります。近くにメデイチ家の宮殿や礼拝堂などもあり、中央市場も近いです。夕食は市場でフィレンツェ名物ランプレドットを食べました。全くにおいもなく、柔らかくて食べやすかったです。中央市場二階のフロアは広いフードコートで、いろんなレストランがあり賑わっていました。
四日目、朝900頃の電車で出発しました。ピザセントラル駅です。電車は1時間に2本くらいありますが、快速は本数が少ないので事前に要チェックです。結構人が多いけど、なんとか座れました。サンタマリアノヴェッラ駅のピサ行きの列車は、ちょっと離れた乗り場なのでチェックが必要です。イタロなどの高速列車が新幹線としたら、在来線乗り場みたいなところがあります。確か1番線だったかな。（要確認）
ピサ駅から徒歩で20分くらいで見えてきました。斜塔です。
こちらからだと傾きはそれほどでもないかも。
下から見上げた斜塔。結構大きいです。ピサの斜塔は確か一か月前くらいから予約受付できますが、すごい人気なので、ピンポイントで自分の予定とあわせるためにはこまめにチェックが必要です。わたしはこの日の夕方の列車で移動だったので、11:30くらいに予約しました。塔に登るには手ブラじゃないといけないので、荷物は全部、事前にロッカーに預けます。係りの人に札をもらってから並びます。たくさん並んでいましたが、時間どおりじゃないと登れませんので、15分前くらいでいいかも。
頂上です。景色がいい！なんとなく傾いている感じはあったけど、普通に登れました。2000年付近？に大修復したそうです。もう倒れないかな？
下から上を眺めます。この周りを螺旋階段でのぼっているのかー。
昔から傾いていたような説明書きがありました。
この方向だと傾いていますね。やっぱり。ピサは斜塔だけでなく、大聖堂や広場など、広々とした空間で、芝生がとても綺麗でした。小さいけれど街の中も昔の雰囲気があります。思い切って行ってよかったです。
帰り道の広場で見つけました、みたことあるイラストですね。エイズだったポップアーティストのキースへリングの作品でしょうか。壁いっぱいに書いてありました。
広場のカフェは人が多く、駅までの道の途中の店でランチ。ピザは冷凍っぽいけど、モツアレラサラダはすごいボリューム。
ピサのメイン通りにあった革製品のお店でカラフルなバッグと財布を買いました。CARPISAというメーカです。手ごろな値段（バッグは1万円、財布は3000円くらい）でかわいい色合いのものがあったので、身内のお土産はここですませました。丈夫で重宝しています。フィレンツェでは他にもサンマルコ美術館やサンロレンツオ教会、バルジェッロ国立博物館などにも行きました。もっと滞在すればフィレンツェカードで見学できるところがたくさんあるようです。もともと旅行社のプランはフィレンツェ二泊でしたが、三泊にして正解でした。（ローマを二泊にしました）三泊あればピサの斜塔までゆっくり見学できますよ。ほんの3か月前のことなのに、記憶が曖昧なところも多くてすみません。フィレンツェのホテルは駅から道をわたって右へ３０ｍのベラフィレンチェです。空港バス停が目の前らしく便利がよさそうです。部屋は狭いけどオーナーがフレンドリーで朝食のクロワッサンが美味しいです。フィレンツェの街は小さいので、運動靴で気合いを入れれば徒歩でも周れます。あとはミニバスを上手に使いこなすことがわたしの課題でした。最後まで読んでいただきありがとうございます。最後はローマへ向かいます。