伊豆半島のお遍路<br />４回目の二日目の午前中は、３回目の時に残してしまった南伊豆の一番遠くの２箇寺を巡ります<br />宿泊地の松崎町からは奥伊豆の山深い峠を越えせねばなりませんが、織りこみずみです。<br />納経所が整備され７時には開く四国のお遍路と違って、伊豆お遍路の場合、朝は常識の範疇である９時くらいからのお参りです。<br />したがって宿は８時に出ればよいことになります…<br />

伊豆にもお遍路があるんです！　豆州八十八箇所霊場　69,71,72番

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2019/05/09 - 2019/05/09

76位(同エリア285件中)

アルデバランさん

伊豆半島のお遍路
４回目の二日目の午前中は、３回目の時に残してしまった南伊豆の一番遠くの２箇寺を巡ります
宿泊地の松崎町からは奥伊豆の山深い峠を越えせねばなりませんが、織りこみずみです。
納経所が整備され７時には開く四国のお遍路と違って、伊豆お遍路の場合、朝は常識の範疇である９時くらいからのお参りです。
したがって宿は８時に出ればよいことになります…

エリア

南伊豆(静岡)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 5.0

グルメ: 5.0

交通: 5.0

同行者: 一人旅

交通手段: 自家用車

明けて２日目
朝食前に目の前の海岸を散歩しました
さわやかです
駿河湾越しに
南アルプスもこのとおり
お隣さんは国民宿舎のまつざき荘
前を歩くおばちゃんと１５分ほど立ち話
冬は天気はいいけど、西風が強くてかなわんと…
夏も賑わいは昔ほどではないそうです
８時
では、今日も始めましょう
まずは昨日留守だった、なまこ壁の７６番浄泉寺に立ち寄りご朱印をいただきます。
通り道なので…
昨日最後にお参りした無住の７３番常在寺が高台に見えます
重文　岩科学校
今日は開館してます
岩科川を蛇石峠方面に遡ります
可能なら西海岸をすべて回って、勢いに乗じて修禅寺で結願もと思うのですが…
岩科集落…
この辺りは立派ななまこ壁の蔵があちこちに…
やがて狭い道を峠めざして上るようになります
財産区の山林で木材の切り出しをしていました。
これから植林もしなければならず大変ね

峠を越えて南伊豆町になりました
蛇石の６９番常石寺
看板見っけ！
前回、反対側から６キロまでの所でお参りをやめて帰ってしまったことを悔やみます。
またまた…
この狭い道上るの？
この辺りも
お供えの花は樒なのね
着きました６９番常石寺
ずいぶん開けっぴろげなお寺ですね。
戸が全て開け放たれてます
本堂です
庫裡も開いてます
「ごめんください、お参りにきました…」
本堂内でお勤めします
お婆さんが応対してくれました
雨が降ったので風を入れて換気しているそうです
ご本尊は薬師如来
「おんころころせんだりまとうぎそわか」
ご本尊の前に変わった仏像がありました
それよりも
「これが一番価値があるんじゃ」と…

賽銭箱も味のある彫りで描かれてます
６９番札所常石寺
『羽衣のなでてもつきぬ常石寺誓いもおもき瑠璃のみほとけ』
地名の由来となった蛇石も見て行きます
これがそうなのね…
蛇石の尾は大池まで続いているって「大池は何処？」
ちなみにこんな山の中ですが下賀茂から日に数本バスが通じてます
次は南伊豆町伊浜
山深い里から海方面に山越えです
先程のバスはここまで来てるのね
天神原
やっと１３６号線に合流できました。
ここから数キロです
真っ直ぐ行くと、お猿さんで有名な波勝崎ですが…
ここは左折

南伊豆町伊浜の集落が眼下に見えてきました
目指す７１番普照寺でしょうね
あのお堂は…
着いたけど
車、どこに停めればいいんでしょう？
右折したところにオッちゃんがいたので聞きました。
左に上がれば広場があるとのこと
廃校になった小学校跡地でしょうか
徒歩５０ｍほどで普照寺の入り口に戻りました
安永６年！
ずいぶん古い碑ですね
注連縄が変わってます
７１番札所普照寺
注連縄越しに伊浜の海…
本堂は２階でした
その階段の手摺…
ちょうど買い物帰りなのか
お寺の方が車で戻ってこられました
準備するので待っていれば開けてくれるそうです
ご本尊は聖観世音菩薩
「おんあろりきゃそわか」

さすが隣は波勝崎です
梁の上にお猿さん…
なるほど
庫裡から渡り廊下を渡って本堂に来れるのね
本堂内…
「伊豆の長八ですか？」
「いえいえ…、その弟子あたりの作のようです」
ご本尊の聖観世音菩薩
793年に海から出現というから凄いね
７１番札所普照寺
『弓張りの月は波間の伊浜よりあまねく照らす法のともしび』
下ってきた坂道を上って引き返します
伊浜の集落の背後は棚田だったそうですが現金収入の多い施設園芸に変わってしまったそうです。
136号線に戻ってまた松崎町に入りました
雲見温泉です
バイパスの雲見大橋にさしかかりました
左の海岸を見ると…
これです…
いやはや天気良くて良かった！

図ったように船が出港していきました…
その雲見大橋を渡ってすぐを右折
集落に入ります
これまで数々の狭い道を通りましたが、これが一番のピンチです
７２番禅宗院
ご本尊は観世音菩薩
「おんあろりきゃそわか」
庫裡でご挨拶します
ご朱印は本堂でいただきました
蟇股のウサちゃんに呆気にとらわれていると…
お寺の奥さんが言うには
「こっちのはもっと凄いで」
確かに凄かった…
写真撮る方向も指導を受けました
「正面からよりもこちらから見るのが一番怖いで…」」
このあと少しお話を…
風光明媚な雲見温泉も最近は空いているそうです。
「地元の人は都会に出ちゃうし、観光客は皆さん海外に行っちゃうからねェ」
フィットでの帰りの運転の仕方も指導を受けました。
「来れたから帰れるよ、川の方は見ないで壁を見てそろりと」
お寺の車は「軽」じゃん…