2019/06/21 - 2019/06/22
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いが☆たつさん
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モルディブへ男一人、単身飛んできた私。
リゾートステイをするわけでもなく、海でのんびりするわけでもなく、ぶらぶらとマレの市街を一通り歩いてみた私。以前報道で見たことがあった、モルディブ中のゴミというゴミが集められ、環境汚染が深刻になっているという島・
ティラフシ島へ渡ってみることにした。
こんな旅行記を掲載するのは、綺麗なリゾート地というイメージのある(はずの)モルディブの印象が悪くなってしまうかもしれず、ちょっと気が引ける面もありますが、しかし、これもまた世界の(モルディブの)現実なのです。
マレからフェリーで約40分。その島はこんなにも近い場所にあった!!。
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モルディブ2日目、マレの街は今日もバイクでにぎわっていました。マレ市街のタクシーは一律50ルフィア(約370円)、橋を渡って空港へ行くタクシーは100ルフィアと決まっています。フェリー乗り場までバイクタクシーで向かいます。
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マレの南西側にあるヴィリンギリ・フェリー・ターミナル(Villingili ferry terminal)へやってきました。観光客はヴィリンギリ島へ行かれる方も多いようですが、私はここから、本日の目的地ティラフシ島へ向かいます。
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これがティラフシ島へのフェリーの時刻表です。思ったよりも便数が多いなと思いました。ティラフシはガス関連の施設や、造船施設も多いことからこれらの工場で働く作業員が頻繁に行き来しているのだなと思いました。
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10時発の便で向かいます。モルディブの庶民的な人々が船に乗り込んでいきます。観光客の姿は一人もいません。
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フェリー船内です。往路はさほど混んでいません。
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フェリーに揺られること約40分。ティラフシ島へ到着しました。フェリー乗り場は1件売店があり、プラスチック製の椅子がおいてあるだけの簡素な建物。Wifiは使えません。
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フェリーターミナルを背にして、メインとなる道路を左手(島の南側)の方へ歩いてみます。広場を横目に歩きます。
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島には小さな売店が数件ありますが、この日は金曜日のためお休みでした。食料品や工具などを販売しているようです。
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道路の突き当り(島の東南端あたり)に船舶の工場がありました。古い船舶を修理して再利用しているような雰囲気でした。
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島は基本的に工場や倉庫ばかりです。人の住居といったものはあまり見当たりません。大きな燃料タンクやガスタンクなどが目立ちます。
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日本から持ってきた中古のショベルカー。(株)石飛海鳥と記載していましたが、これはどこの会社かわかりません。
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焼け焦げて廃車になったBMWがそのまま放置させていました。なぜこの場所にBMWが来て、そしてどうしてこのような状態になって放置されてしまったのか、気になるところです。
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ティラフシ島の航空写真を見ると「コ」の字のようになっています。フェリーターミナルからコの字の下側(南側)の方へと向かって道を歩きます。営業している店がありました。昨晩雨が降ったせいか、道路が液状化現象のように泥で汚れているために、皆さん靴を脱いで店に入っていってます。
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観光的な見どころは皆無といっていいでしょう。作業場のような建物と、大型のトラック、殺風景な風景が続きます。昔、子供のころ、阪神工業地帯の埋立地のあまり人のいない所で見たような光景を思い出しました。
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産業廃棄物がそのまま放置されている光景を横目にさらに島の奥の方へと歩きます。
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「ゴミの島」と呼ばれているだけあってたしかに、ゴミが多い。ゴミというよりも、どうしようもなく手が付けられなくなったような廃棄物といった方がよいかもしれない。
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無造作に積まれた土嚢と、晴れ渡る青い空。この空はどこまでも続く。
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道路を突き進むと、大きな黒い山が見えてきました。これが噂のモルディブ版「スモーキー・マウンテン」でしょうか。
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どうやらこれがゴミでできた山のようです。山のすぐそばにまるで滑走路としても利用できる太い道路があります。ここをひたすら進んでいきます。
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大量のゴミの山に太陽光が照り付け、自然発火して至る所で白い煙をあげています。悪臭はあまりしませんが、時折風向きが変わるとふわっと焦げた臭いが漂ってきます。有害ガスを放っているので、近づくことなどできません。
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少し離れたところからこのゴミの山を見つめます。太陽が容赦なく照り付けます。今の気温は35度を超えていました。今立っている場所もゴミで埋めたてられ、コンクリートで固められているようです。
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滑走路のような道路の突き当りに、ペットボトルが集められスクラップにされた塊が置かれている場所がありました。廃棄物処理工場のようです。
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大栄重機工業と書かれたクレーン車と、韓国で使われていた救急車がありました。こちらはまだ使われているようです。
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美しい海を漂流し、ここへ流れ着いたペットボトルが海岸に打ち上げられていました。
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よく見るとモルディブで製造された水や、タミル語(インド)のお菓子袋などが多かったです。
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「コ」の字の島の真ん中あたりに、壊れた船舶がそのまま放置されている場所がありました。他の方の旅行記によれば、「中古船で買ってきたものの、買い手がつかずそのまま放置されれている」ものなのだとか。
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美しい海に沈んだ船。ネズミももう逃げだしてしまって生命の息吹をまったく感じない光景。ただ太陽の光がまぶしく、人類が滅び去った後はこんな感じなんだろうかと思えるような光景でした。
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日本からやってきて何年か活躍したであろうバスも、役目を終えてこの場所に放置されていました。
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日野製のバスでしょうか。日本のどこかで走ってたバス。解体されることもなく、この場所でひっそりと余生を送っていました。
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バスの内部は椅子も運転台も取り払われた状態で放置されていました。
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島は小さいので約2時間ほどで一周できます。フェリーターミナルに戻ってきました。
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人に会うことは少なかったですが、仮に人とすれ違ったとしても皆自分の仕事をしているか、誰かとしゃべっているので、特に観光客に興味を示すこともなく危険な雰囲気はありません。この日は「写真を撮るな」と制止されることもありませんでしたが、人によっては嫌がるかもしれません。
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島を後にします。観光客は皆無です。皆一斉にフェリーに乗りこみます。ここに住む人は少なく、朝働きに来て夕方帰る人がほとんどなのでしょう。
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マレに戻ってきました。その後ビールが飲みたくなり、この場所へやってきました。先ほどの光景とは別世界で、正直ホッとしましたが、これもまたモルディブの現実なのだと思いました。
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モルディブは観光で収入を得ているので、ぜひとも多くの人にこの国を訪れて、楽しい時間を過ごしてほしいと思います。ですが、その際に出るゴミがその後どうなっているのか・・・といったことにもほんの少し思いを馳せていただければ、それでよいかと思います。なぜならば、私も観光客の一人なのですから。
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モルディブで待ってるニャー☆。
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