2019/04/26 - 2019/05/03
147位(同エリア988件中)
たぬさん
令和元年 ゴールデンウィーク10連休を利用してスペイン アンダルシアへ行ってきた。
スペインは2013年秋に続き2回目。その際訪れたトレドのパラドールと、グラナダが印象的で、グラナダはイスラム教文化とキリスト教文化が融合した独特の風景にすっかり魅了された。2度目のスペインはアンダルシア地方で行ったことのない街に行くことと、パラドールに泊まることを主軸にプランニング。
「アフリカ大陸につながってる地中海が見たい!」という理由でアンダルシアを南下し、ヨーロッパのバルコニーで有名なネルハのパラドールに泊まり、白い村・フリヒリアナとコルドバを訪れ、「アラブのお城に泊まってどこまでも続く地平線が見てみたい」という理由でカルモナのパラドールに宿泊、セビリアで街歩きとタパスを堪能、という大満足の旅になった。
4/25 羽田発→フランクフルト経由→マラガ→ネルハ(パラドールネルハ泊)
4/26 ネルハ(パラドールネルハ泊)
4/27 フリヒリアナ観光(パラドールネルハ泊)
4/28 ネルハ→コルドバ観光→セビリア(セビリア泊)
★4/29 セビリア(セビリア泊)
4/30 カルモナ(パラドールカルモナ泊)
★5/1 セビリア(セビリア泊)
★5/2 セビリア→マドリード経由フランクフルト経由→羽田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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セビリアは、8世紀にイスラム教徒に征服され、レコンキスタにより再びキリスト教徒が奪還した歴史を持つアンダルシアの州都。
9時過ぎまでベッドでゴロゴロして、11時くらいから街の探索に出掛ける。良い天気。 -
ヌエバ広場まで歩く。歩く道の両側にお店が沢山あって楽しい。
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まずは、ピンク色の外壁のサルバドル教会へ。お目当ては、サルバドル教会で販売している大聖堂(カテドラル)とのコンビチケット。それを購入すれば大聖堂のチケット販売の行列に並ばなくて済むらしい。地球の歩き方にも載ってないし、特に期待していなかったのだが、ここが、
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私のドンピシャ好みの教会だった。大聖堂も後で訪れたが、私は断然こちらがお好み。主祭壇の前にぼーっと座って小一時間眺めてた。ほんと私のツボに入って、癒される。
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パステル色の光が入るドームと高い天井、
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圧倒されるほどの細密な細工、
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そして表情豊かな彫像たち。
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なんと表現していいのか分からないのだが、スペインの教会の彫刻ってほかのヨーロッパの教会と違うんだよなぁ。色彩豊かで、ドラマチックというか俗世的というかなんというか。表情豊かなマリア様。
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主祭壇の脇には、やたら躍動感のある天使が2体。
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しかも人間より大きいサイズ。祭壇を照らす灯りを持っている。
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「おいっ!」と突っ込みたくなる写真を激写。これはわたし的には矢吹丈。
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カボチャパンツ!
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赤ちゃんの顔に直接羽生えてる!
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全裸!
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大変独創的な御髪!
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レトロチックなデザインのステンドグラスも美しい。いやー良い教会見たなぁ。カテドラルより人も少なく、ゆっくり見学できた。
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ランチ。「Enrique Becerra」(エンリケ ベセラ)へ。
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地元客で込み合う前にと開店の13時ジャストに訪問したら、一番乗りだった。まずはセルベッサ・コン・リモン(ビールをレモンスカッシュで割ったもの) 暑い日の昼間は酔っぱらうと体調崩すからこれが良い良い。それと、サルモレホ(トマトの冷製スープ) 濃厚で美味しい。
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エビとイカの串焼き。サラダの上にのっており、野菜もとれてバランスよし。しめて10ユーロ。
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セビリア大聖堂(カテドラル)へ。
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真ん中の矢印のところに、「エルサルバドル教会とのコンビチケット持ってる人はこっち」とある。コンビチケットの威力すさまじ、待ち時間0分で入場。
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セビリア大聖堂は、スペインで最大。世界ではバチカンのサンピエトロ大聖堂、イギリスのセントポール大聖堂に次いで3番目に大きな聖堂とのこと。
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奥行116メートル、幅76メートルもある。上を見上げるとシンメトリー。
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主祭壇と聖歌隊席が大聖堂の真ん中に鎮座している造りで、トレドの大聖堂も同じ造りだったな。ちなみに世界で4番目に大きいのがトレド大聖堂。世界1番目から4番目まで大聖堂見学できた! 主祭壇は柵で囲まれており、
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隙間からカメラを突っ込んで撮影。主祭壇には世界最大の飾り壁「黄金の祭壇衝立」がある。細密な彫刻がびっしり。
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主祭壇の向かいには、聖歌隊席。こっちも柵の隙間から撮影。
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スペインではマリア様信仰が盛んだったが、その中心地がセビリアだったそうだ。
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この大聖堂で良かったのは、コロンブスの棺(お墓)。
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セビリアは、コロンブスがスペイン女王の援助を受け新大陸新航路探索へ出発した地だそうだ。棺は、スペイン4国それぞれの王によって支えられている。
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この棺が、どんな角度から撮ってもフォトジェニック。
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ライティングの妙もあって神々しい。スペインの英雄なんだな。
…しかし騒々しいところに眠ってらっしゃる。私だったらもうちょっと静かなところ希望だな。 -
参事会室は、楕円形ドームを持った部屋で、ムリーリョ作「無原罪のお宿り」が飾られている。遠い、近くで見てみたい。
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大聖堂の中には、ヒラルダの塔に登れる入口がある。塔の内部は、階段ではなく、らせん状のスロープになっている、今まで遭遇したことのないユニークな造り。階段より楽。コーナー毎に番号がふってあって(34まで)、そっから10段くらいの階段を上がると頂上。
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頂上には鐘が沢山付いている。
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ヒラルダの塔の頂上からの眺め。眺めは良かったけど、見られるスペースが狭くて、人が多くて、ゆったり見物というわけにはいかない。
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人を縫って景色を撮る。
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奥の方に、マエストランサ闘牛場。
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グアダルキビル川。
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塔を下りて、お土産ショップ。マリア像が沢山。
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オレンジの中庭で休憩。
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その名の通り、オレンジの木がたくさん植えられていて、オレンジの実がなってる。
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オレンジの中庭から、大聖堂とヒラルダの塔を間近で見られる。塔の先端には風見鶏。
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門から退場して見学は終了。鍵穴形の門。馬蹄型アーチはモスク時代の名残だそう。なぜならもともと大聖堂は、イスラム教のモスク跡地に建てられたとのこと。
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ぶらぶら街中散策して、メトロポール・パラソルまで歩こう。
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カメラを向けたくなるような建物が多い。
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こちらは日本未上陸のチェーン雑貨屋、Ale-Hop(アレホップ)。牛が店舗入り口から突き出てる。
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店内は可愛い雑貨で一杯。テンション上がる!
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店内くまなく見て、アイマスクと、ビーチサンダルを購入。しめて10ユーロ。安い。可愛い。
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アイマスク。どっちもフラミンゴ柄をチョイス!
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途中に寄ったお土産屋さん。これはコースター。幾何学模様がキレイ。
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真剣に選んで2つ購入。一つ2ユーロ。
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伝統的な街並みに突然、キノコの裏側が出現。2011年建設、世界最大の木造建築であるというメトロポール・パラソル。
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異物感・圧迫感がすごいが嫌ではない。色味が白っぽいベージュで、格子状になってて抜け感があるからかな。
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ホテルに戻る。宿泊先はホテル アメリカ セビリア(Hotel America Sevilla)。選んだ理由は、エル・コルテ・イングレス(デパート)の道向かいに位置してるから。リノベしたばかりなのか綺麗で清潔で広い、ベッドはおそらくキングサイズ。当たり。
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バスルームも広々。
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19時。バルへ。行ったのは「Los Coloniales」。だが早すぎたようで、キッチンに火を入れるのは20:30からだと。コールドフードは出せるということでセルベッサ・コン・リモンとハモンイベリコ。これで3.5ユーロ。おやつの値段だね。スペインの生ハムはドライ感があって美味し。
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その後街ブラ。エルコルテ・イングレスのスーパーのほうに行って物色。買い物は滞在最終日にまとめてする予定。(これが後に悲劇に…)
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ホテルからヌエバ広場までの通りはショッピングゾーンで、ZARAなんて2軒もあるし、ZARA HOMEもあるし、ZARAのお姉さんブランドも妹ブランドもあるし、MANGOもあるし、ワクワクが止まらない。こちらはZARA HOME。
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クッションカバー欲しかったんだけど、もれなくクッションもついているようで、カバーだけで良かったんだけど… 買わず。
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いやー楽しいなぁ。ホームウェアもなかなか良かった。
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この後、ホテルの道挟んで反対側にあるエルコルテ・イングレス(デパートのほう)に寄る。ここでもあれこれ物色。22時まで開いてて便利。
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今日は選挙の開票日らしく、TVはそればっか。
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翌朝。これは、海外旅行の時にいつもつけるSwatchだが、日本を旅立つ時に電池切れてた。セビリアでようやくSwatchのショップを見つけ電池交換。Swatchは海外では店舗で無料電池交換してくれる。旅立って5日も経ってようやく腕時計がつけられた。プチ幸せ。
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MUSEO PALACIO DE LA CONDESA DE LEBRIJA(レブリハ伯爵宮殿博物館)。昔の個人(伯爵)の邸宅が博物館になっているところ。セビリアの昔の優雅な生活を見てみたいと思って訪問。入口はこじんまりして通り過ぎてしまう程。
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この宮殿が建設されたのは16世紀。レブリハ伯爵は女性で、考古学をこよなく愛した方だそう。
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宮殿博物館は2階建て。写真は階段。2階部分は別料金でガイド付きツアー(12ユーロ)で巡れる。たまたま私が行った回は、スペイン語希望の人が1人、あとは英語希望の人が10人くらい。スペイン語の人はツアーガイドとマンツーマンで回ってた。個人ガイドみたいでうらやましい(笑) 我々は10人くらいのこじんまりEnglishツアーで、ツアーガイドは若いお兄さん。流れるように英語をしゃべり、質問しても淀みなく返事が返ってくる。ベッドルームとか書斎とかダイニングルームとか家族用の礼拝部屋とか、近くでじっくり見られた。
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1階部分は、パティオを囲むように部屋が並んでいる。パティオからの日差しが柔らかい。
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アンダルシア・タイルで装飾されたカラフルな部屋。豪華だなぁ。
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タイル好き。
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ローマ時代のモザイクらしい。
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幾何学模様。じっくり見学してたら、お昼を過ぎてしまった。
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昨夜行った「Los Coloniales」を再訪。ジャガイモ、玉ねぎ、ピーマンをオリーブオイルであえたサラダ。
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そしてハモンイベリコ。
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さくっと食べて、カルモナへ一泊旅行へ。バスターミナルに移動してバスに乗る。カルモナまでバスで1時間。
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これはパラドール・デ・カルモナの門。14世紀のムーア人の城塞を利用した4つ星のパラドールだ。カルモナ旅行記は(4)で。
https://4travel.jp/travelogue/11513464 -
・・・カルモナ一泊旅行からセビリアに戻ってきた。
バスターミナルの近くはハカランダの花が真っ盛り。小さい紫色の花。 -
駅のカフェで借りたお手洗いのドア。切羽詰まってる女子のピクトグラム(笑)
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トラムに乗ったら、このトラムは途中までしか行かない、とアナウンスあり途中で降ろされる。なんで??と思ってたら通りの奥から何か来たぞ。
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メーデーのデモだった!
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そう今日は5月1日。このデモのために道路を交通規制していて、トラムも通れないから、途中から折り返し運転なのか。
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労働者の日なのね。
・・・無知な私はこの時はじめて、今日は小売店は軒並み休みだということに気がついた。ZARAもMANGOもエルコルテも、お気に入りのアクセサリーショップも休み(泣) 買い物はまとめて今日しようと思って、欲しいもの写メ撮ってたのに…(号泣) -
メーデーなので小売店は軒並み閉店。これはセビリア、また訪れるべし!ってことか…
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気を取り直して歩く。カテドラルの外観と馬車。
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街角のタイル。黒猫。可愛い。
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歩いてヌエバ広場に来た。
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この建物も良い。
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ランチはESLAVAへ。アラメダ地区にある大人気バル。
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ESLAVAには、タパスコンクールで優勝したタパスがあるらしい。
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13時半と、ちょうど現地の人のランチ時間だったが、
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15分ほどでカウンターに陣取ることができた。
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タパスコンクールで1位のタパス。写メとろうとしたら、黄身をひっくり返してしまい、隣のカップルに「Oh!」と言われ、あわてて黄身を裏返したまま載せ直して写メとった。ちっちゃいハンバーグみたいなやつの上に黄身が載ってる。甘めな味。
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豚肉のハチミツソース。甘甘。私が頼んだら、隣のカップルも頼んでた。
私に英語で通訳してくれたり、帰り際に「Enjoy!」って言ってくれたり優しい人達だった。2品食べ、カヴァ(スパークリングワイン)とビール飲んで11ユーロくらい。 -
一旦ホテル戻って、ちょっと休憩してからまたお出かけ。パン屋さんのショーウインドー。
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写真を撮りたくなる建物。
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ピラトの家へ。
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15世紀、アンダルシア総督だったペドロ・エンリケスが着工し、その息子の時代に完成した邸宅だそう。パティオの見学は自由。2階はガイドツアーで。私はパティオのみ見学。
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何が見たかったかいうと、
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この、白くて装飾のある
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イスラム式のアーチと、
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壁のタイル!
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パティオの壁も、
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お部屋の壁も、
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とにかくタイル! デザインの違うタイルがこれでもかと。
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好きなタイルの柄を
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探せ、
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探せ、ってなってる。
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タイル好きにはたまらないところだった。
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天井にはサザエ(嘘)。でもサザエっぽい。
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好きなタイル柄を探して、パティオや部屋を行ったり来たりして楽しんだ。
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庭も良い。黄色の建物とピンクのブーゲンビリアの組み合わせ。
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明るくてカラフルで陽気な、スペインらしい庭だった。
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ピラトの家を後にし、今日は暑いので、私のヨーロッパのド定番・NESTEAを買い飲み。
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メーデーでお店閉まってるから、ショッピングできない。ZARAのショーウインドーの前にフラメンコを踊る若いカップル。なかなか楽しかった。1ユーロ、帽子に入れた。
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夕飯は、「Enrique Becerra」(エンリケ ベセラ)を再訪。白ワインとアボカドのサラダ。
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ラム肉のミートボール。ワイン2杯とタパス2品で14ユーロ。
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ほろ酔いでライトアップを見ようと、大聖堂(カテドラル)までブラブラ。
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日の入りは21時過ぎで、少しづつ暮れてくる。
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イスラム教のモスク跡地に建てられたので、あちこちにモスクの面影が残っている不思議な大聖堂。ヒラルダの塔は、イスラム時代はミナレットだったらしい。
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風が心地よく、気温も暑くもなく、寒くもなく快適。
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空がキレイなブルー。1人で歩いていても怖い感じはない。
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観光客も多いし、警官もいるし、
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トラムと夜景をパチリ。良い具合に暮れてきた夜景を写真におさめて、ホテルに戻ろう。
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帰り道アイスを買った。スイカ味のシャーベット。
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面白かったチャンネル。手話通訳の人がずっと右下にいる。たぶんリアルタイム通訳。
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帰国日。スペインとも今日でお別れ。
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今日はセビリアからマドリード アトーチャ駅にAVEで移動し、
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マドリードのアトーチャ駅でドーナツを食べ、(余談だが前来た時よりマドリード駅拡張されてないか?)
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バスでマドリード・バラハス空港へ。
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フランクフルト行きのルフトハンザ。ANAで通しで発券したら非常口の席だった。広々。
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フランクフルトで乗り継いで羽田へ。
弟が車を買い替えようとしているので、空港に展示してあったやつを、「どう?」と写メ送ったら、「BMV i8クーペ、お値段20,960,000円~。4.4秒で100km/hまで加速できる」やつだそう。触っちゃった…
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