伯耆大山 宝珠尾根ルート

2018/08/14 - 2018/08/14

伯耆大山の宝珠尾根ルートを登りました。若いころ一度登ったことがあり、そのときは特にきついとは思わなかったのですが、慢性的な膝痛を抱える今の自分にとっては、なかなかに難しいルートで、ガイドマップの標準コースタイムを大幅にオーバーし、結局、上宝珠越まで登ったところであきらめて下山しました。宝珠尾根ルートは、両手に杖を持ったままだと歩きづらいちょっとした崖のようなところが多く、膝をかばいながら慎重に通過しなければなかったため時間がかかってしまいました。

エリア 大山周辺(鳥取)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

下車したＪＲ山陰線・大山口駅のホーム。たまたま自分の乗った列車はコナンのラッピング列車でした。

大山口駅の待合室で大山寺ゆきのバスが来るのを待ちます。

大山寺バス停の待合所を兼ねている大山ナショナルパークセンター。前年の冬に来たときは大山情報館という名前でしたが、リニューアルしたようです。

1階ラウンジのカウンターテーブルにはコンセントがあり、スマホの充電などに使えます。

鍵のかかる更衣室もあります。自分は利用しませんでしたが、コイン式のシャワールームもあるようです。

宝珠尾根ルートへ行くには、まず、大神山神社奥宮の参道を通ります。

森の中を石畳の参道が約700ｍにわたって続きます。日本一長い石畳の参道だそうです。

参道沿いに咲いていたツリフネソウ。

奥宮手前の神門。

石段を登れば大神山神社奥宮です。

大神山神社奥宮の拝殿・本殿は国内最大級の権現造りの社殿で国指定重要文化財。社殿の右側の奥に登山口があります。大山寺バス停からここまで所要25分。ガイドマップの標準コースタイムなら20分です。

登山口から少し行ったところにある分岐で左折し、下宝珠越へ向かって登っていきます。細くてやや荒れ気味の道です。

いったん車道を横切って再び山道に入っていきます。

小さなアジサイのような花があちこちに咲いてました。

これはソバナでしょうか？

急斜面を登りきって尾根に出たところが下宝珠越。大神山神社から所要40分。標準コースタイムは30分。

登ってきた道を見下ろしたところ。足元が滑るような急斜面でかなりきつかったです。

ガマズミ？

こういうなだらかで歩きやすい道ばかりなら良いのですが…。

樹木の間からめざす山頂 三鈷峰（1516ｍ）が見えます。

中宝珠越の標識。下宝珠越と上宝珠越の中間地点ですが、下宝珠越から上宝珠越までの標準コースタイムが55分なのに、中間地点のここまで50分近くかかっています。10分ほどの昼食休憩を入れてるとはいえ、時間がかかり過ぎです。

シモツケソウ。

三鈷峰が間近に見えるようになってきました。

大山北壁にはやや雲がかかっています。

元谷を見下ろす。

標高1400ｍの上宝珠越に到着。下宝珠越からの所要時間は1時間45分。標準コースタイムなら55分。宝珠尾根の通過に通常の2倍近い時間がかかってしまいました。ここまでの消耗と下山時の膝への負担を考えると、山頂まで登るのは無謀な気がしたのであきらめて引き返しました。