
2019/06/11 - 2019/06/26
1位(同エリア37件中)
コージさん
2017年9月にアイスランドを車で一周し、その絶景の数々にすっかり魅了されてしまい、再び訪問してきました。メジャーな観光スポットは前回観ているので、今回はそれ以外のスポットを中心に周ってきました。特に前回訪れていない西部フィヨルドには、多くの日数をかけました。また、パフィンや雪を頂いた山々を見られる事を期待して訪問時期は6月にしました。
今回周ったルートは未舗装道が多かったため為、運転の負担が大きく、その上、前回は家内と一緒だったのですが、アイスランドの気候がお気に召さなかったそうなので、今回は一人旅です。
そういう訳で、いろいろとハードな旅でしたが、これで前回と合わせてアイスランドで気になっていた見処はほぼ全て観ることができたました。また、パフィンと雪山のほか、ルピナスの群生もあちこちで見ることができ、とても満足しています。
6月11日(火)成田発、ヘルシンキ経由、ケフラヴィーク空港着、Selfoss泊
6月12日(水)アイスランド南西部観光、Kirkjubæjarklaustur泊
6月13日(木)Laki Craters Tourに参加、Kirkjubæjarklaustur泊
6月14日(金)アイスランド南東部観光、Jökulsárlón近郊に宿泊
6月15日(土)Egilsstazirに移動、同地泊
6月16日(日)Borgarfjarðarhöfnにてパフィン観察、Egilsstazir泊
6月17日(月)Mývatn周辺を観光、Akureyri近郊に宿泊
6月18日(火)Hólmavíkへ移動、同地泊
6月19日(水)Patreksfjörðurへ移動、同地泊
6月20日(木)Ísafjörðurへ移動、同地泊
6月21日(金)Hornstrandir Nature Reserve Tourに参加、テント泊
6月22日(土)ツアー終了後、Ísafjörður泊
6月23日(日)Búðardalurへ移動、同地泊
6月24日(月)ケフラヴィーク空港へ移動、同地泊
6月25日(火)ヘルシンキ経由で帰国
6月26日(水)成田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
こちらが今回の旅の全行程です。南部→東部→北部→西部フィヨルドと反時計回りに旅をしました。Google Mapでは2,546kmになっていますが、実際には2,752km走りました。
アイスランドのGPSは地名によってはアイスランド語しか認識しないことがある為、今回は去年マウイ島で購入したGARMINを持参しました。事前にPCを介して目的地を登録しておいたので、とてもスムーズに目的地にたどり着くことができました。
また、Google Mapをダウンロードしておいたので、オフラインで現在位置を確認できて、とても心強かったです。 -
今回の旅では、辺境の地を訪問した為、未舗装道を走ることが多く、神経を使った上にスピードが上げられず、運転の負担はとても大きかったです。
こちらはアイスランドの道路を舗装と未舗装で色分けしたものです。行きたいところがあれば、未舗装道であっても走らざるを得ないのですが、心の準備にはなりました。
(http://www.road.is/vefur2.nsf/Files/RoadSystem2017/$file/vegakerfid2017-enska.pdf)
また、Google Mapの所要時間は、制限速度に基づいて計算されていると思いますが、未舗装道では制限速度を大幅に下回る走行になりますので、時間は長めに掛かりました。 -
こちらが、「南部編」でご紹介する行程です。
Þjórsárdalur渓谷とLaki Craters Tour、Jökulsárlón氷河湖が主な見処になります。 -
到着初日は、ケプラヴィーク空港で車を借り、Selfossで宿泊しました。
2日目は、Selfossから1号線を少し行って30号線に入った先にある、Þjórsárdalur渓谷を中心に見て周ることにしました。
ここには、Hjalparfoss、Gjáin、Haifoss、Þjófafossという見処があり、少し足を伸ばしてSigöldugljúfurまで行った後、Skogafossを観てからKirkjubæjarklausturに宿泊しました。 -
1号線から30号線、32号線と50kmほど走って少し入ったところにHjalparfossがあります。
この滝は二つの川の合流地点にあり、今回は周りにルピナスが群生していて、とても綺麗な景色を楽しめました。 -
もう少し近づくとこんな感じです。
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32号線をさらに進んで332、327と行くとGjáinに着きます。ここは荒野の中にある渓谷で、あちこちから水が湧き出ています。ここだけ緑豊かでまるでオアシスのように綺麗でした。Game of Thronesのシーズン4、エピソード5でハウンドとアリアが野宿した場面は、多分ここで撮影されたと思います。
ただ、327号線は今回の旅行で最悪の道で、握りこぶし大の角の尖った石がいくつも転がっていて、パンクが怖いので時速10~20km位しか出せませんでした。道路番号に"F"が付いていませんが、入り口には4WD車専用の看板が出ていました。 -
渓谷の中に地下水が流れ出ていている場所がいくつもあります。
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ちょっとした滝もありました。
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327号線を戻って332号線をさらに進むとHaifossがあります。この滝は、アイスランド三大瀑布の一つで落差が122mもあるんだそうです。
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こちらはSigöldugljufurに向かう途中の湖です。遠くに雪を頂いた山が見えます。
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Sigöldugljufurに着きました。断崖から水が湧き出て滝ができています。ここに来るにはF26とF208という二つのFロード(4WDのみ走行可能な道路)を通るのですが、未舗装区間はわずかで、走行に問題はありませんでした。
このあと26号線を走ってÞjófafossに向かったのですが、F26は舗装されていたのに26号線は未舗装で、しかもお大きな石がゴロゴロしていてとても走りにくい道でした。その上、Þjófafossに着いてみると川が干上がっていて、もはや滝は存在しません。知っていたら、30号を引き返して1号線に出たのですが.....。 -
1号線に戻って、東に進みました。
Seljalandsfossが見えてきましたが、ルピナスが群生している景色だけ眺めてSkogafossに向かいました。 -
Skogafossはすぐ横に階段がついていて滝の上まで登れるようになっています。前回は割愛したので登ってみましたが、結構大変でした。後で調べてみると滝の落差は62mなので大したことはなかったようです。
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この日はVikの東70kmほどのところにあるKirkjubæjarklausturという集落のKlausturhofというゲストハウスに宿泊しました。幸いにもこの部屋にはシャワーが付いていました。今回の旅では宿代を節約したので、部屋にシャワーが付いていたのはこことエアポートホテルだけでした。
アイスランドのホテルはどこも清潔なので助かります。翌日はツアーに参加するので、ここに二泊しました。 -
集落のレストランは歩いていくには遠いので、ホテルのレストランで食事をしました。
"Fish Stew"を注文したところ、ほどなくしてこれが出てきました。メインにはポテトとサラダがつくので、そのポテトだろうと思い、ビールのつまみにして食べていましたが、いくら待っても肝心のシチューが出てきません。
しびれを切らしてお姉さんに尋ねると、「もう食べたでしょ?」との返事があり、食べた食べてないで、しばらく押し問答した末に判りました。このポテトが、"Fish Stew"だったのです。確かに干し鱈をほぐしたような魚とタマネギが入っていたので、なかなか乙なポテトだな、とは思っていたのですが、さすがにビックリしました。でも、美味しかったし、栄養満点なので翌日も注文しました。付け合せのパンには赤ワインが練りこんであって、これもとても美味しかったです。 -
3日目のこの日は、Secret Iceland社が催行するLaki Craters Tourに参加しました。ISK32,500のこのツアーには、
1. Laki山に登ってLakagigarを眺める
2. 溶岩地帯をトレッキング
3. Fagrifossを見物
4. Fjaðrárgljúfurを見物
という、4つの見処が含まれています。とても車高の高い4WD車でいくつもの川を越えて荒野の道を進みました。
なお、Laki山に行くにはバスの便もあり、その方がずっと安いようでしたが、この時期には運行していませんでした。 -
Laki山に到着しました。ここにはトイレがあります。
ツアー会社のHPでは、サラッと書いてあったのであまり気にしていなかったのですが、ここではLaki山に登ることになっていました。標高差200m程度で1時間ほどで登れましたが、足場が悪くなかなかハードでした。 -
Lakagigarの火口群です。これが一斉に火を吹いていたら、まさに地獄絵図ですね。
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ガイドブックで紹介されているのは上の写真のものですが、山頂から眺めると実は反対側にも火口が並んでいるのが判ります。
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溶岩地帯を1時間ほど歩いた後、Fagrifossに向かいます。
所々に幅の広い川があり、川底には岩がゴロゴロしているので、通常の4WD車で来るのは不可能です。多分車高が足りないので浸水するし、岩に乗り上げて身動きできなくなったら相当悲惨なことになりそうです。
残念ながらFagrifossは霧が出ていてほとんど見ることができませんでした。前回来た時に行ってみようかと思ったのですが、この滝の手前にも大きな川が流れているので、個人で来るのは不可能だと思いました。 -
ツアー最後の見処、Fjaðrárgljúfurです。ここは前回も来ていますが、何度見ても見ごたえのある眺めです。
こちらは駐車場の隣の橋の上からの眺めです。川底に降りられそうな地形でしたが、柵があったので断念しました。 -
4日目のこの日は、Jökulsárlón氷河湖がメインの見処です。
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出発して程なくFoss a Siduが見えてきました。
6月にアイスランドを再訪することに決めた理由の一つに、新緑に彩られて青々とした風景を見たい、ということがありました。ところが、あいにく前回9月と同様に大地は黄ばんでいます。このところ、ひと月近くまとまった雨が降っていない為、地面を覆う苔や草が枯れてきているのだそうです。 -
この日はとても風が強く、砂嵐が起きていました。
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途中で見かけたルピナスの群生地です。
今回アイスランドを一周する途中、非常に規模の大きなルピナスの群生地を、あちこちで見かけ、殺伐とした景色が多い中、とても癒されました。これらは自生したものではなく、土壌保全の為にアラスカから持ってきたものだそうで、その為か全て紫色をしていました。Fjallsárlón氷河湖の手前で見かけたこちらの群生はとても見応えがありました。
ちなみに、ニュージーランドもルピナスが綺麗ですが、やはり外来種なので、近年は環境への悪影響を懸念して駆除が進んでいるそうです。 -
Jökulsárlón氷河湖に到着しました。湖の北側に氷河が広がっています。
前回9月にきた時に比べて、浮かんでいる氷が随分少なめです。まだ夏が始まっていないので、溶け出していないのでしょうか? -
西側にも氷河が見えますが、これはお隣のFjallsárlónで、いわば借景となってJökulsárlón氷河湖の景色をより雄大なものにしています。
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今回はツバメに似た形の白い鳥がたくさんいました。キョクアジサシだそうです。
最初は北極アジサシという名前だと思っていたのですが、何とこの鳥は北極圏と南極圏の間を行ったり来たりするそうです。 -
獲物に狙いを定めて降下態勢に入ったキョクアジサシ
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もちろんカモメもいます。
この日の宿は、夕焼けにを背景にした氷河湖を見てみたいと思い車で10分ほどのGuesthouse Gerðiにしました。午前1時の日没に備えて待機していましたが、真夜中になっても氷河湖周辺が曇っていたので、断念しました。
「南部編」はこれで終わりです。ここまで私の旅にお付き合い下さり、ありがとうございます。
引き続き「東部&北部編」もご覧頂ければ幸いです。
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