人生初の有田陶器市(3) 夢見るドレスデンがそこに!?

2019/05/01 - 2019/05/01

Dresden まだ見ぬ街
ヨーロッパのバルコニーと呼ばれる町並み
花開く音楽文化
王の熱心すぎる東洋陶磁器収集
大戦時の陣営を越えて協力し 復活した聖母教会
・・・などなど
ドイツと音楽 焼きもの好きにとっては幾重にも興味の連なる街です

さてそんなドレスデンを ここで体験?!

エリア 有田(佐賀)

再び有田駅からバスに乗って 到着したのは ドイツ??

やはり日本のようですね(^^;;

立派な建物が

ここは有田ポーセリンパークです

塔が見えます
行ってみましょう

堀の向こうに 威容を誇る城館

左側にも長く伸びています

右側にもね

さてこの城館は

ドレスデンのツヴィンガー宮殿を再現したものです!

これは何の形かな?

橋を渡って近づきます

右側のブドウを持った人物
もしかすると お酒の神様??

中央上部の ちょっと変わった像

さらに上の 塔の部分にも顔が

入口の内部で 上を見たところです

これは 左側に伸びる城館の付け根にあたる所です

堀の反対側の面です

こちら側もやはり 両側に一対の人物や 上部の顔等
様々な像があります

このように庭園となっています

有田らしく 焼きものの噴水がありますよ

解説文です
手書きの染付ですね!

よく見ると 細かい装飾があります
さすがは有田

台の部分には 青海波かな
水に関わる模様ですね!

庭園側から見て 右側の翼

庭園側から見て 左側の翼
陶磁器の美術館となっています。
中は撮影禁止ですが 古伊万里を中心に
明治時代のものや マイセン磁器などもありました

庭園には こういう感じの女性(あるいは女神?)像が
4体あります。
もしかして 四季を表しているのかな?

実りの秋のようにも見えますね

こちらは花開く春のような・・

美術館翼とともに

焼きものの噴水とともに

なぜか一緒には写していないのですが
一対の獅子がいます

獅子の見ている 宮殿と庭園の光景

宮殿は立派で
全体が入りにくい・・・

小高い所へ行くと
ほぼ全体が入りました

背後の丘から 菜の花越しに見る塔
花が咲いていた頃を思い浮かべてみます

奥へ進むと 何やら展示があるようです
あれは登り窯ですね

登り窯と解説

廃棄品の集まった 物原(ものはら)
貴重な歴史資料となりますね

泉山の陶石
今回は泉山へは行きませんでしたが
初めて有田へ行ったときには訪れたことがあります

(諸説はありますが)
日本の磁器は 泉山の磁石発見によって始まります

焼きものの工程を
染付の陶板で解説しています

解説と泉山磁石場

工程の図

工程の図

工程の図

工程の図

世界へも出荷されます

再び 菜の花の向こうに宮殿の見える所へ
戻ってきました

リアルドレスデンでは
このような見え方は無いかも知れませんね

有田ならではの光景

宮殿全体の見える所へ 戻ってきました

人々の憩いの場にもなっているようです

四季の像(かな?)のお二人

四季の像(かな?)のお二人

庭園の(宮殿に向かって)最も右にあった像

その像から見ると こんなふうに

童子さんもいます

童子の見つめる城館

宮殿の装飾

バルコニー

テラス部分

よく見るあの形は何なのかな? 松かさ?

さて再び 塔の下を通って外へ出ます

焼きものの大きなチェス!

あれ、その向こうには?

カリヨンでした。
鳴らされて無いみたい?

カリヨンはもう一ヶ所あります

見事な染付の模様

鐘の部分にも 一つひとつ模様が

ここも何だか鳴らされていないような・・?

カリヨンと宮殿

お土産屋さんに行ってみると
ここでもくまモンちゃんが大人気

名残惜しいですが
バスの時間も近づきますので 立ち去らなければなりません

いつか 本物のドレスデンへも行けたらと思います

でも 有田のドレスデンも素敵でしたよ

バスに乗って有田駅へ戻ります

電車に乗るまでの時間
有田駅周辺を散策
本格的に見るのは明日になります

今日は令和の初日ですね

素敵な鉢植え

何やら音が聞こえるので
も、もしかしてあれが話に聞く碗琴?!
と思って急いで音のする方へ近づくと
到着した途端に終わってしまいました(^^;; 残念
でも少しだけ音は聞けたので・・・

澄んだ可愛らしい音のようでした

電車に乗るべく 有田駅へ

柿右衛門氏の作品ですね

こちらは今右衛門氏

往路と同じく
この時期だけ出ている快速有田陶器市号に
乗り込みます

一度車窓から撮ってみたかった 陶山神社。
明日行きます

博多駅に到着
お土産屋さん街の地下にある韓国料理店へ

この日 約15時間ぶりの食事です(@_@!
いえ別に 食べない主義とかじゃ無いですよ
観光に行くと色々見るのに懸命になって
何となく食べそびれてしまうことがありますので・・

ともすれば野菜不足になりがちな旅で
有難い野菜沢山のお汁でした。

この旅行記へのコメント （6）

• jijidarumaさん 2020/09/07 14:35:32

  2001年、2011年訪問もアルバムに展示作品の作品の写真がまったくない。

  Brunnen Altstadtさん、
  今日は。いつもありがとうございます。
  武漢ウイルス禍で毎日がたいへんでしょう。気を付けてお過ごし下さい。
  
  御礼の「いいね」をする新しい旅行記が無いので、コメントを書きました。
  ・・・
  ドレスデンも2001年、2011年に訪問。私はどちらかと言うと大都市が
  苦手だが、ドレスデン、ライプツィヒはコンパクトな町作りが良い。
  特にドレスデンはエルベ川を中心に左右岸の新旧市街が大変魅力的で、
  この町を好まれる方が多いのもうなずけるものがある。
  
  さて、Zwingerツヴィンガー宮殿、好みもあるが、昨日の”緑の丸天井”の宝物と
  この宮殿のアルテ・マイスターの作品群を見れば、ザクセン王国のドレスデンを
  楽しんだ事になるのではないだろうか。
  それにPorzellansammlung陶磁器コレクション、こちらも“アウグスト強王
  Der Starke”が蒐集した18~19世紀の中国・日本の陶磁器、マイセンの名品を
  展示している。日本の有田焼の錦色や乳白色の磁器肌がバロックの建物に
  ピッタリだったから、王侯貴族はコレクションに努めたと云う話だが、
  この辺は門外漢だ。
  撮影が禁止で2001年、2011年も展示作品の作品はまったくない。
  だから今もアルバムを見ても、ここが抜けていて外観ばかり、
  実感が無く寂しい限りだ。
  ・・・
  有田のそっくりZwingerも写真撮影可にしたら、訪問客に喜ばれるでしょう。
  
  それではまた。
  jijidaruma

  Brunnen Altstadtさん からの返信 2020/09/20 17:08:18

  今は行けないけれど・・

  jijidarumaさん　いかがお過ごしですか?
  その後世界中が大変なことになりましたね
  ドイツどころか 近くへの移動も気を遣う事態
  こういうときに (唐突ですが)蘭学を学んだ先人たちに
  思いをはせたりします。
  異国へ行く望みも全く持てない中で
  世のため そして多分自分自身の探求心のためもあり
  不自由な状況の中で極めていった人たちのことを
  
  この機会に jijidarmaさんのDresdenに関する旅日記を
  読ませていただきました。
  さる女性の壮絶な人生に驚き・・
  アウグスト強王は 閉じ込めるのがお好きなのか・・・いえ
  好きでなさっておられるわけでは無いでしょうけど。
  ヨーロッパ磁器の祖 ベトガーも幽閉のような生活でしたね(これは産業秘密のため?)
  
  Dresdenは美味しいお菓子もある所なんですね
  毎年 巨大Stollen祭りの話題も聞きます。
  そういえば 世界一美しい牛乳屋さんもありますね
  
  このサイトは 旅の速報や 現在のお役立ち情報というものとは一線を画しており
  いつ行った旅でも受け入れてくれるのが有難いところです。
  こういう日々に 皆さんの時を経て感慨の熟した旅日記を拝見するのも楽しみで
  また私も 見てきた所を改めて愛せたら と思います
  
  再び遠くへ行ける日が来るまで(来てからも)お互い元気を保ち
  ぜひまたいつか 新たな旅をいたしましょう☆

• utamiumiuさん 2020/05/09 12:11:59

  ツビンガーにそっくりでびっくりです。

  こんにちは　有田ポーセリンパークのツビンガー，本モノそっくりでびっくりしました。
  カリヨンはやはり有田焼なのですね(^^♪
  本場のはマイセンですが本場の有田焼、なかなかいいです。
  時は告げないのでしょうか？
  
  ご挨拶が遅れました。あまりにそっくりで見入ってしまったもので。
  utamiumiuと申します。

  Brunnen Altstadtさん からの返信 2020/05/21 17:25:39

  そっくりZwinger

  utamiumiuさん いらっしゃいませ
  
  ツヴィンガー宮殿 そっくりなんですね(^^)
  ポーセリンパークのカリヨンは 鳴るかどうかよく知らないのですが
  電線(かな?)の状況を見るに 今は鳴らしてないのかな と思ったりしまして。
  見るだけでも大変美しい物でした。
  九州陶磁博物館のマイセンの鐘なら
  聞くことが出来るようです
  
  utamiumiuさんも とても素敵な所に行っておられますね
  これからも楽しみに読ませていただきます!
  
  世の中が収まり あちこちに行き来して
  世界中が交流できる日が戻りますよう・・・

• salsaladyさん 2020/03/03 10:11:24

  ポーセリン佐賀 vs.　ドレスデン！

  ☆佐賀にこんな素敵な海外建築が？（ハウステンボスの流れかな？）
  
  ☆福岡や長崎には行っても、佐賀で寄り道するのは焼き物趣味の方ばかり！と思っていましたが？これからはちょっと違うかも～（韓国の客が激減でしょうから日本人が！）
  
  ☆九州人として、どの県も観光化には頑張ってほしいものです。因みに自分は４０年も前に故郷を離れてるけれど、やはり別府と聞くと気分がノリノリで。。。

  Brunnen Altstadtさん からの返信 2020/03/10 00:56:59

  ありがとうございます

  salsaladyさん　はじめまして
  ポーセリンパーク楽しい所でしたよ
  佐賀県は 都道府県魅力度ランキングでは
  わたしの住んでいる所と良い勝負で(^^;; 下位の方にいるようですが
  焼きもの好きにとってはワンダーランド!
  遠方ですので そう頻繁には行けないけど
  陶器市も(そうで無いときも)また行ってみたいです