2019初夏スウェーデンおばさん一人旅、ストックホルムとゴットランド島①ストックホルムへ

2019/06/19 - 2019/06/20

スウェーデンのゴットランド島は中世の時代バルト海の交易で栄えた島です。バルト海で最大の島で「バルト海の真珠」と呼ばれてます。数千年の歴史があって遺跡が島内の各地に点在する遺跡の宝庫。最近は「魔女の宅急便」のロケ地として日本でも有名になり訪れる人が増えています。私の興味は中世のキリスト教美術なのでロマネスクとゴシックの教会が沢山あり、彫刻家の工房があったこの島に行ってみたいと思っていました。
旅程は関空からヘルシンキ経由でストックホルムまで行き3泊、飛行機でゴットランド島のヴィスビーまで飛んで4泊しました。帰りはヴィスビーからヘルシンキ経由で関空です。
関空発のフィンエアーは深夜便利用です。通常は車で空港まで向かうのですが帰国日がG20と重なり関空から車が出せないのでリムジンバスで関空へ向かいました。

エリア ストックホルム(スウェーデン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

関空を深夜に出発。飛行機はガラガラだったので一人で3席を使って横になってフライトを寝て過ごしました。
早朝のヘルシンキ空港。お店はまだどこも開いておらずこんなに人のいないヘルシンキ空港ははじめて。

ヘルシンキヴァンター国際空港 (HEL) 空港

パスポートコントロールを越えたところにフィンエアーのラウンジがあるのは知っていましたが、今回は到着したターミナルのラウンジがすぐにあったのでとりあえず立ち寄りました。入口の係員は先に行ったところにあるラウンジが近いと言いますが、時間がかなりあることを見て、貴女にとってはこっちの方が良いかも、と入れてくれました。改修なった新しいラウンジです。帰国の時にも利用することになると思ったので下見を兼ねてました。

フィンエアープレミアムラウンジ 空港ラウンジ

ワンワールドのエメラルドステータスのラウンジは早朝にもかかわらず食べ物も沢山ありました。前よりずっと良くなってます。

一人ずつ仕切られているエリアとダイニングエリアが隣接。カーテンの奥にはもう少しゆっくり休める感じのソファが置いてあるエリアになり、混雑時には解放されてました。とりあえず時間があったのでシャワーを浴びて、朝食というより飲み物と果物少しだけいただいてラウンジを後にしてストックホルム行きの搭乗口に向かいました。

ストックホルムに到着。バスで中央駅の横のバスターミナルまで向かいます。到着してからスマホでチケットを購入しておきました。アーランダー・エクスプレスという高速鉄道は20分で中央駅まで行きますが、到着が早朝なので急ぐ必要はありません。あまり早く到着するとホテルに入れない恐れもあったので乗り換えもない安いエアポート・コーチにしました。インフォメーションで滞在中に市内の公共交通で使えるトラベルカード72時間用を購入しておきました。

ストックホルム アーランダ空港 (ARN) 空港

バス乗り場にはバスルートが表示されてたので行き先を確認。

バスがやってきました。

到着後にWebサイトで購入済みの画面を見せて乗車。ドライバーからチケットをカードを使って購入することもできます。

バスターミナルに到着。建物の中にはバスだけでなくフェリーのチケットを取り扱っているところもありました・

ストックホルム シティターミナル バス系

ターミナルを出たところ。

外に出るとすぐ近くに宿泊予定のホテルが見えました。

スカンディック コンチネンタル ホテル

予約したのは最安値の窓なし部屋。追加料金を払えば窓がある部屋にアップグレード出来るといわれたのですが、眺望は？と聞くと笑っていたので単に窓がある部屋なら昼が長い北欧でかえって休めないかもしれないと思いそのままにしました。静かでよかったです。

お部屋は清潔で機能的で気に入りました。クローゼットや冷蔵庫はないけど一通りの設備があるので便利でした。

チェックインして荷物を部屋に置いて少し休んだ後早速購入したトラベルカードをつかってトラムに乗ります。

やってきたのは歴史博物館。石器時代から現代までの歴史がわかるような展示がされてます。

歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

はいってすぐのところにあったライオンの像。

早速ピクチャーストーンが展示されてました。下にバイキングの船が描かれてます。
シェングヴィーデ絵画石碑。北欧神話にあるスレイプニルに騎乗したオーディンがヴァルハラへ帰還する場面を描いたのだとか。

この文様もピクチャーストーンとしてはよくある図像。

教会のドアの鉄飾り。木製のドアに鉄の飾りはよくありますが、保存状態が良いです。

中世の部門も充実しています。12世紀の聖母像。この時代の最古の聖母像だとか。

ビザンチンからロマネスクまで古いものがたくさんありました。

洗礼盤

ステンドガラスや板絵、彫刻や磔刑像など。

木製の椅子も北欧らしい彫刻が施されてました。

教会の空間展示。

古い洗礼盤はひもの模様

ゴシック時代のものも多いです。

ゴットランド島で作られたと思われる洗礼盤がたくさんありました。

リモージュの聖遺物入れ。

宗教関係の展示以外にも歴史的な出来事としてスエーデンが周辺の国々から支配を受けていたことなど勉強になりました。ゴットランド島についても展示があり行く前に行っていて良かったです。
地元の子供たちが勉強していていたり、イベントに参加していました。
ゆっくりと外国人が見学しているのが珍しかったのか、アンケートを頼まれました。
タブレットでのアンケートで英語の質問に答えていって5分ぐらいかかりました。
どうも今後無料の入場料を有料にしようという動きがあるようです。
感想など書いて渡すと、絵はがきを二枚もらえました。
これは博物館の入り口のドアの浮き彫り。

博物館を出て公園に行き、地下鉄の駅をみつけて帰ることにしました。

地下鉄は行き先表示もあって帰りは中央駅なので迷うことがありません。

ホテルに戻ってテラスに行って一休み。ここのホテルからは市庁舎や旧市街がよく見渡せます。6月のストックホルムは夕方と言っても明るいです。
機中泊だったので初日は無理せず早めに休みました。

スカンディック コンチネンタル ホテル