六甲山上のヴォーリズ建築

2019/06/16 - 2019/06/16

六甲山にもヴォーリズ建築があるんだと知って訪問しました。バス停で降りたのは私だけでしたが、先客が1組と、後から1組やってきました。避暑地として作られたそうで、簡素な造りながらも、住み心地の良さそうな家でした。

エリア 六甲山・摩耶山周辺(兵庫)

鬱蒼とした森の中に建物があらわれます

アジサイと建物。風情があります

ヴォーリズ建築の特徴である採光を考えたガラス窓。ただし、六甲山荘の窓は避暑目的だから北向きです。

機能的な暖炉です。タイルは泰山タイルで今は作られていません。暖炉前には腰掛けが置かれて、団欒できるようになっています。背もたれもナナメになっていて、長居できる工夫がされています。また、椅子のふたを開けるとそこが薪置き場になっています。

暖炉まわりの装飾もこだわりが感じられます。

主人が座る籐製の椅子。80年前のままだそうです。

子供たちが座るのは竹製の椅子です。

ヴォーリズ特有のクリスタル！

広いキッチン。食器棚も大きいので、調理もはかどります

右側の引き手を引くと米びつが現れます。他の取っ手はケリスタルでした。

かまどを使ってました。料理をしやすい高さにしつらえてあります。今はふたをしてガスコンロを置いています。

落ち着いた雰囲気の照明

子供部屋の照明も柔らかい光を放っています

子供部屋にある小さな椅子。うさぎのデザインがされてます

リビングから食堂を望む。引き戸が付いていて、来客時は完全にセパレートできます。

五右衛門風呂ですね。風呂上がりは寒そうです。

お風呂の天井はナナメになっていて、水滴が体に落ちてこないようになっています

ログハウス風の豪快な梁。

お手伝いさんの部屋。鏡が隠れてると思いきや…

アイロン台でした

ダイニングの食器棚。装飾がおしゃれです。

シックな机です。洋食やスープが似合いそうです。

廊下からダイニングに向けた配膳口です。

北向きの庭を望む。今サツキが咲いているので、下界より1ヶ月ほど花暦が遅いです。

玄関の照明が灯ると、フクロウが現れます。遊び心ですね。