2019/06/15 - 2019/06/15
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xiaomaiさん
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8日前に思いつきで基隆を訪れた。その際は廟口夜市の美味を堪能することができず、再度ふらっと行ってきた。最後に中正公園からの夜景もちょっとだけ紹介。
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この日は台北市大同区にある大稻埕戲苑で歌仔戲(台湾語による歌劇)を観劇。このエリアも古い台北を感じられるため、、多くの観光客でごった返していた。劇終了後、徒歩で台北駅へ。18時5分発の列車に乗り、いざ基隆へ。到着したのは18時50分。やはり遠さは感じない。
まずは、先週、前を通るだけだった1780年創建の慶安宮へ。 -
慶安宮は基隆三大廟の一つに数えられている大きな廟。基隆媽祖宮とも呼ばれ、その名の通り、台湾中で祀られている媽祖が主要なご祭神。
基隆三大廟:護國城隍廟、奠濟宮、慶安宮 -
実は、媽祖という女神には異なる流れというか派がある。ここでは、湄洲媽、泉州媽、漳州媽が祀られている。この状況は台湾では基隆慶安宮でのみ。
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正殿中央に祀られているのは、天上聖母(媽祖)。脇殿には釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、観音菩薩などの仏教由来の仏像が安置され、さらに、註生娘娘、文昌帝君、關聖帝君の道教由来の神像が安置されている。もちろん、道教における最高神である玉皇上帝も祀られている。『西遊記』のなかで、孫悟空に「斉天大聖」の位を与えたのはこの玉皇上帝。
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参拝する順序が決まっている。
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一見の価値がある立派な廟だ。
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仕事を終えた友人と慶安宮で落ち合い、廟口夜市へ。
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まずはこれ。「天婦羅」と書いてあるけれど、日本の天ぷらとは異なるもの。
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簡単に言うと、さつま揚げ。日本時代に日本人が食べていたものが今も残っている。当時、台湾へ移民して来たのは、さつま揚げを「てんぷら」と呼ぶ西日本出身者が多かった。
これは基隆だけでなく、台湾中で食されている。きゅうりと一緒に食べる。 -
友人オススメの、客が絶えない繁盛店。でも、特記すべきような味ではなかったかな。
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奠濟宮では布袋劇と呼ばれる人形劇が演じられていた。これは台湾の多くの廟でよく見られるもので、神様がおいでになる本殿に向けて舞台が設定され、参拝客も神様と一緒に見せていただくと言うスタンス。
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歌仔戲は好きで1年に何回も観るけど、この人形劇にはあまり興味がない......。
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廟の本殿に向かって左側にあるこの店は、?邊?(文字が正しく表記されない場合は、画像の黄色い看板参照)を食べさせてくれる100年以上の歴史を有する名店。
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これはおいしかった。米粉で作った生地がマカロニのようになっている。そこにエビなどのすり身や白菜などが入っている。基隆廟口夜市に行ったら、必ず食したい一品だ。
他にも食べたいものがあったから、友人と1つをシェア。日本ではこのように注文するのは憚られるけれど、台湾はOK。 -
奠濟宮の前にあるこちらの店も友人のオススメ。
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ガイドブックではよく「牡蠣入りオムレツ」と書かれることが多いけど、オムレツとはまるで違う食べ物。
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この店も客足が全く途絶えず、先客が食べ終わるのを待った。待つと言っても、作るのにも食べるのにもそう時間はかからないから、すぐ食べられる。
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台湾全土で食されるこの料理。他と違うのは炭で焼いていること。ちなみに、焼いている男性は、友人のお姉さんのご主人の同級生らしい。
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おいしいのは間違いないけれど、他所との違いはあまり感じなかった。
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続いて、豆簽?(文字が表記されない場合は、画像の看板参照)の店。
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これがその豆簽?。麺のような麺じゃないような......。とりわけおいしいと言うほどでもないけれど、日本にはないから食べる価値あり。
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米豆をすりつぶし、クジのように形にするため、この名称で呼ばれる。葉酸、アミノ酸、ビタミンB1が豊富に含まれる、体によい食品。
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友人が豆簽?に大量の胡椒を入れたため、口をさっぱりさせたくなった。それで、先週も食べた沈家泡泡氷店へ。
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種類は豊富にある。
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注文したのは、一番人気のピーナッツではなく、コーンミルク味。注文を入れると、若い男の子がコネコネ作ってくれた。待っている間、腕にタトゥーを入れた店員からスプーンを渡される。その際、その店員が指で挟んでいるのは、口に入れる部分だった。まっ、いいけど......。そもそも、衛生面に神経質な人に夜市は向かない。
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日本にあるとうきびアイスを想像していたんだけど、実際はミルクアイスにトウモロコシを投入したものだった。さっぱりしておいしかった。
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行った日は土曜日。やはり前進するのに苦労するほどの人出。写真を撮る場合はササっと撮らないと、他の通行人に迷惑をかけるのでご注意を。台湾人カップルが道を塞いでいつまでも撮影していたので、注意させてもらった。
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紅燒鰻羹。揚げたうなぎ(日本で言ううなぎとは異なる)をスープに入れた料理。この店も有名で食べたかったんだけど、既に満腹状態。今回は諦めた。
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さらに歩むを進めると、港町らしくシーフード店。友人によると、この店もおいしいそうだ。
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カエル。台湾ではごく普通に食されるけれど、日本人には抵抗感のある人は少なくない。食べられるのを生きて待つ様子を目にすると、なんとなく心苦しくなってくる。
以前、殺生を減らそうと思い、ベジタリアンになろうと努力したことがあるけれど、3日で挫折した経験あり。 -
子豚料理の店。
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店先に焼かれた子豚がそのまま置かれている。
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友人オススメの愛玉(ゼリーのようなもの)の店。廟口夜市でもっとも古い愛玉の店で、もう4、50年もやっているらしい。60代のおばさんが一人で頑張っている。おいしいけれど、ちょっと甘すぎるかな......。
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フレッシュオレンジジュースの店先に積み上げられた、用済みのオレンジ外皮。「用済み」と書いたけど、漢方薬の材料になるだけでなく、細くカットしてチョコレートでコーティングされた高級菓子も実はある。
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お待たせしました。廟口夜市へ来たら、皆が食べる栄養サンドイッチ。この店でははじめに番号の書かれたカードをもらっておく(自分で機械から取る)。1時間ほど待って、やっと入手できた。先にカードをもらい、他店をウロウロするのがよい。
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パンを油で揚げているから、ちょっとくどいかなと思っていたけど、サクサクした食感がよかった。でも、高カロリーであることは間違いない。
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ところで、なぜ「栄養」サンドイッチという名称なのか?友人と話し合って出した結論は、「以前は食糧事情が悪く、これを食べるだだけで、十分な栄養が摂れた」。でも、そうだとしたら、今は「栄養過多サンドイッチ」に変えないといけない......。
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パイナップルケーキで有名な李鵠餅店には、この日も多くの客が来店。
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一つ一つの量は多くないんだけど、次から次へと色々なものを食べ続け、お腹がだいぶ苦しかった。
友人が夜景を見ようと、スクーターで中正公園へ連れて行ってくれた。 -
高さ22.5メートルの純白な觀世音菩薩像と獅子(狛犬ではない)。以前は観音様の内部に入り、上ることができたらしい。ただ、階段が非常に狭いと友人はなんども言っていた。
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中正公園からの夜景(1)
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中正公園からの夜景(2)
絶対見なければいけないと言うほどではないかな......。 -
この日は、22時19分発の電車で台北市へ戻った。現地に住んでいる友人に案内してもらったから、時間的に無駄なく、おいしいものをたくさん食べられた。廟口夜市でまだ食べていないものが多くあるから、またふらっと行くことになると思う。
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