白神山地へ行くはずだったけどね

2014/08/07 - 2014/08/09

リゾート白神に乗りたいと、企画した青森への旅は、五能線の運休で出ばなをくじかれ。。。
夏の旅行企画は波乱万丈の幕開け！

先週７日（木）より仕事が休みだったので、母と従姉妹と一緒に青森県への旅を企画！

水曜日、仕事を終わらせ家に着くと、予約をお願いした〇旅から電話。
「リゾート白神は運休なので、秋田でレンタカー借りるのはどうでしょうか？」
「ぇえーっ！！運休？？明日もですか？」
「土砂崩れで線路が・・・うんぬん・・・」
「わかりました。今からそちらへ行きます！その方が話が早いですし。」

閉店15分前に旅行社へ到着。
チケットのキャンセルとレンタカーの予約をしました。

3人全員ドライバーだけど、あとの2人は多分全く、運転する気はないはず！
それはまちがいない！！

ってことは、
私が秋田～八戸までドライバーってこと？
・・・・・・・・・・・・
何百キロ走ればいいんだろう～～

「はしる＝はしる＝おれーたーちー♪」
って爆風のあの曲が頭の中で何回もリピートしている。
がんばれ！わたし・・・

エリア 奥入瀬・十和田湖(青森)

と、前日夜からバタバタしながら９日の朝～♪
朝一番の秋田新幹線で秋田へ行くと「しらかみ３号」と接続がいい感じになっているのです。
乗れないとわかっているのに、秋田へは「こまち１号」で行かねばなりません。

ウキウキと飲み物を買う母と従姉妹☆


東京駅出発は6：32

でも私、こまちに乗るのは人生お初なんでなんだかんだ言ってもうれしい♪
ガイドブックを見たり、おしゃべりをしていたらあっという間。
ここは秋田駅です。

竿灯まつりが前の日までやっていて、朝の秋田市は片付けする人が忙しそうに歩いてました。

我らの味方は、観光案内所☆
秋田はただの通過駅だと思っていたのでなんにも調べていないし。
案内所の人は五能線が動かない事を気の毒がって、いろいろ親切にプランを示してくれました。
この時の天気は雨。千秋公園が有名らしいけど、ぬれるからやめよう！って、駅前でレンタカーを借りて少し移動☆

竿灯を見られる「芸能伝承館」

金子さんち「旧金子家住宅」

昔の秋田銀行本店「赤レンガ郷土館」
↓下は昔の金庫の中でビデオ上映。
なかなか金庫の中に入れないから、ちょっと入ってみたよ！

以上３つの建物の共通観覧券は￥250円
駐車場は赤レンガ郷土館の方が多いです。
金子さんちの前のセブンイレブンには停められません。
（無断駐車１万円）
せっかく飲み物とガムも買ったのに！（汗）

さて、いっぱい走らないといけないので、秋田を出発！

白神山地へ入っていく十二湖からの道も土砂崩れで通れないとのこと・・・
国道１０１号線も所々交互通行でやっと通れる状態まで復旧していた状態。
贅沢は言えません。
今日の楽しみはご飯と温泉にしぼりましょう☆

まずは腹ごしらえ。
比内鶏のスープが美味しかったつけ麺です。

下は宿の夕飯♪
海の幸が美味しかったよ！

宿は「不老ふ死温泉」
西津軽の秘湯です
（露天風呂の写真は宿のサイトから借りてます）
有名なのは、開放的な海に向かう露天風呂。
混浴と女性用があるけど、女性用だって、開放的だから丸見えです。
私達宿泊者は露天風呂用のバスタオルを借りる事が出来、巻いて入浴しましたが、上がる時には強風で、浴衣が羽衣みたいに風になびいてなかなか着れない・・・（笑）
周りのお婆さんたちと羽衣ごっこで遊んでました。
天女とはだいぶ違いが・・・（爆）

朝ごはんはバイキングでしたが、盛りだくさんでとっても美味しかったよ♪
特にクロワッサンが美味しい♪
ちょっと遠いけど「不老ふ死温泉」オススメです。

ハイ!旅の二日目です。
昨日秋田で借りたレンタカー。
黄金崎「不老ふ死温泉」を出発し、Ｒ１０１を五所川原方面へと向かいます。
この辺は、私達が乗ろうと思っていた五能線の中でも景色がいい場所が続くエリアです。
並行して走るＲ１０１も絶景が続きます。
ここは、「千畳敷」

車が鰺ヶ沢へ入るとあらわれるのが”秋田犬わさお”がいる菊田商店ですが、時間が早くて会えず・・・ご出勤は９：３０だそうです。

五所川原を抜けて金木へと進路をとります。
目的地は「斜陽館」

ご存じ太宰治の生家ですが、津島家のぼんぼんだったのね～～
んまー！！見事なお屋敷ですわ！

明治時代の津軽地方にこの規模のお家はかなり大富豪☆

斜陽館の前には土産物屋と大きな駐車場があってね、ここは津軽三味線の発祥の地とも言われているらしく・・・

↑下は「津軽三味線会館」

共通入館券は９００円でお得!
ちょうど、１０：００からの津軽三味線の生演奏が聞けるタイミングだったので、しっかり３０分、拝聴して参りました！
お年を召しても凛としたたたずまいで三味線を奏でる女性の趣がある三味線の音色に魅せられて、あっというまの３０分でした。


そして、昼ご飯は弘前あたりで～～
って、車を走らせ弘前城エリアへ。
観光会館の駐車場へ車を入れて・・・

弘前はレトロな建物が現存している面白い街です。
↓昔の図書館

↑下は、「旧東奥義塾外人教師館」という名の洋館ですが、美味しいランチも食べられると、まっぷるに書いてあった！
というわけで、「サロン・ド・カフェアンジュ」でひといき♪
1575円のランチコース＋アップルパイが、こちら！

満足～～♪
でもね、なんで弘前へ来たか?
それはアップルパイを食べるためです。
弘前市内をグルグル・・・
アップルパイを求めて美味しい店を探しましたが、集中し過ぎて写真を撮ってません（笑）

（弘前のねぶたも有名ですね。これは観光会館にあったもの）

弘前のアップルパイ。
マダム基準で一位を付けるとしたら、「アンジェリック」の￥280です☆☆☆

では、十和田湖へ向かいましょう

アップルパイを買って弘前を後にした私達は、約2時間ほど山道を走って十和田湖へ向かいます。
あいにくの空模様ですが、車窓には岩木山が美しく見えていいドライブでしたよ。

十和田湖への山道を走り始めたら大きな滝も姿を現します。
道の駅「こさか七滝」です。
ちょうど店や駐車場もあったので、ここで小休止。

「北限の桃」の缶ジュース＠110円位　を買って、
↑めっちゃおいしいよ！秋田県へ行ったら是非買ってみて☆
弘前で買ってきたアップルパイを食す☆
雨で水量が増えた見事な滝を眺めながら、至福のひと時♪　ムフフ～～♪

更にしばらく車を走らすと、「発荷峠展望台」っていう駐車場と展望台っぽい建物があったので立ち寄ってみたら・・・
お初にお目にかかります！！
十和田湖でーす！　　　
運転のしがいがあったわね♪　感動☆

この峠を降りて行けばもう十和田湖です。
湖畔を進んで、十和田神社へ

まずは、十和田湖の神様にご挨拶しておかねば。
大きな鳥居をくぐると、土産物屋が並ぶ湖畔の雰囲気とは全く違う異次元空間です。
太くまっすぐな杉の木が両側に並ぶ静かな参道をゆっくりと進みます。
雨で一層緑を増した鎮守の森は、他の観光客もいなくて神聖な空気に包まれていました。

十和田神社は、恐山と並ぶ青森の２大霊場と言われているそうです。
パワースポットだって！！
益々パワフルになっちゃうわ♪（笑）

一緒に行ったお姉ちゃんは「暗いからやめようよ」とか言ってたけど、こういう時に行くべきでしょ!！って思いながらお参りを済ませ・・・

湖畔へ出てきました。
遊歩道はきれいに整備されているので、だれでも、楽しく散策できる景色のいい所です。

さて、そろそろ夕方。
宿へ入りまーす。

十和田湖の宿は「とわだこ賑山亭」
後で知ったんだけど、十和田湖の休屋は道一本で青森県と秋田県に分かれているんだって☆
そして、泊まった賑山亭は秋田県でした！

温泉は昨夜泊まった不老ふ死温泉程濃くないけど、茶色く濁ったお湯で、よく温まり疲れがとれます。
で、夕食は炉ばた料理をチョイス☆
焼いてくれて焼き具合など、見に来てくれるので私は食べる専門♪

ハイ！もちろん、生ビールでかんぱ～い！
んー、さいこうだねっっ！

というわけで、二日目も運転頑張ったんで早目に就寝　　ｚｚｚ・・・

3日目スタートです☆
あのね、早く寝ちゃうと早く目が覚めるんだね！

朝の５時から行動開始。
まずは朝風呂でスッキリ！

6時にはお散歩へ出かけまーす。
朝６時の十和田湖畔。

静かな湖畔の森の陰から～♪
だーれもいない！とカラス鳴くぅ～♪

やっと天気が持ち直しましたよ☆

朝の十和田湖畔は気持ちがいいです♪
６：１５～　自然観察会　（４５分）に参加しました。
ガイドさんについて、植物や十和田湖の話を聞きながら散歩するのはまた昨日と違った楽しさがありました。

笑顔のステキな地元のボランティガイドの女性に導かれて
高村光太郎作「乙女の像」へ

昨日の夕方もお参りしました十和田神社
森の中・朝の光に浮かび上がりお社は神々しい。

気持ちのいい散歩でお腹もすきました。
軽い運動の後はご飯も美味しい☆

お世話になった賑山亭さんにお別れ

奥入瀬渓谷に入りますー銚子大滝

大雨が降った後だったのですごい水量で、沢の流れも滝も迫力がありました！

九段の滝

雲井の滝

阿修羅の流れ

ゆっくり・ゆっくり・ゆっくりと時間が流れていました。
休憩所では「奥入瀬コーヒー」を・・・

奥入瀬の森はやさしく私達を包み込み「がんばれ！」ってエールを送っているようでした。

わたくし、奥入瀬に来るまで、苔がこんなに美しいとは思ってませんでした。

川面の流れの美しさにマッチしてそのバランスがとっても良かった！

さて、しばらく車を走らせますよ。
次は、終着点の八戸を目指します。

八戸に着いたのは、丁度昼時でした。
やってきたのは「やま文」さん。
駐車場完備のお寿司屋さんですが、地元の方が多かったです。
ここはやっぱり海鮮丼☆

↑こんな感じで2000円しませんでした。

是非とも来たかった「蕪島」
ちゃんとお参りもしたよ。
上から見ると、「あぁ・・・、この辺も津波にやられたんだな・・・・」って一目でわかります。

なんで、来たかったか？っていうと、ここはウミネコの繁殖地で、ちょうど子育ての時期だから、カワイコチャン達に会えるかな～？って期待してたのね。


神社にもウミネコのオブジェがあって楽しい！

お参りを終えて駐車場に戻ると、そこはウミネコたちの休憩所☆
まだ茶色い毛のひな鳥たちも親鳥に交じって、観光客がくれるかっ〇え〇せんを追いかけてます☆

さて、蕪島を見学の後、是非とも乗りたかった八戸港観光船＠「ウミネコ観光船」
船内や切符売場でかっぱ〇びせんをウミネコの餌として売ってるんですね。（￥130）
多分、地元スーパーで買う方が安い!
ウミネコ達に夏場の貴重な餌場です。

こちらは、体育会系ウミネコ軍団
ちょうだい目線でコッチを見てる！
「ねえ、コッチコッチ！」

ウミネコと遊んで大満足の我々が次に向かったのは、「八食センター」

お土産をいろいろ買いました。

レンタカーを返し、新幹線八戸駅へ・・・

八戸も有名なねぶた祭りがあります。
駅にもねぶたの屋台が飾られていました。

楽しいひとときはあっというまですね。。。
もう、帰りの新幹線の時間です。

同行の母や従姉妹と「また一緒に来ようね！」って約束しました。
帰りの列車の中では、「小唄寿司」三味線の撥で食べる押し寿司ですが、結構いけるんです！
前回も実は、帰りの新幹線でコレたべてました！（笑）

という、夏の青森を横断する旅でした。