2018/09/08 - 2018/09/08
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Asaga Yaemonさん
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9月8日、早速、ホテルの車で莫高窟観光に出ました。まず、敦煌の街中にあるセンターにて入場料、220元を支払いセンター内の大型スクリーン映像館で莫高窟の歴史的背景の説明動画を観ます、続いて隣接する全天全周映画館で莫高窟内の彫刻、壁画など美術作品の説明を観ます。オーディオ機器で日本語の説明がされます。約一時間、これが終わるとこのセンターからシャトルバスで莫高窟に向かいます。 約20分の距離、更に日本語を話せるガイドさんを待ち、いよいよ莫高窟の見学です。その日によってどの洞窟に入るかは違う様で、私たちの日本人グループ7人が見学した洞窟は比較的新しい、保存状態の良いものでした。最後に高さ30メートルを超す、大仏を観て、約一時間のガイドツァーは終わりです。その後は自由に鍵の開いている洞窟は見学ができます。莫高窟は前秦年間(紀元366年)から約1000年彫り継がれ、492カ所の洞窟がある由、仏教石窟芸術の宝庫、世界遺産、中国民の誇りであることは間違いありません。ガイドさんの説明では1000年に渡って彫り継がれた動機は信心深い仏教徒の寄進によって成し遂げられたとのこと、ヨーロッパ各地にある大規模キリスト教寺院なども、ある意味、時の権力者、信心深い人達の寄進によって建てられた、と言えましようか。
さて、莫高窟センターに戻り、そこから鳴紗山、月牙泉に向かいます。約20分の距離です。私はホテル車で行きましたが、市内からも含めてタクシー移動が経済的です。入場料120元を払い中に入ります。以前は何もない砂漠で在ったろうと想像しますが、今では立派な門、観光施設(博物館)を造り、中にはモーターグライダーの空からの観光、バギー車による砂漠サファリ、中でもラクダツァーは麓から頂上まで隊列が出来てました。 驚きです。私は電動車で月牙泉の近くまで行き、徒歩で少し離れた静かな所から月牙泉を眺めました。砂漠の中の枯れることのない泉、絶景で不思議な眺めでした。
それにしても現代中国国内は観光ブームと見受けられ、それはそれは大変な人出です。砂漠が観光ビジネスになったようです。 ゴビ砂漠の風力発電と言い、砂漠はもう不毛の地ではないようです。
私の年代はNHKのドキュメンタリープログラム、敦煌莫高窟・シルクロードなどの番組を観、また、井上靖先生の中国・河西回廊紀行記を読み、一度はこの地を訪れてみたいと動機ずけられましたが、現代の西域はその当時とは程遠い地になったようです。でも来てよかったです。 井上先生が現代の西域を観たら何て言うでしょうか。
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