そうだ、東北に行こう【青森編】

2019/02/07 - 2019/02/08

2月に岩手の友達の家に行こう！と、東京住みの友達ふたりと企画して、2/8-10に決定しました。
今回はその前日譚。
うち一人が合流前日帰りでここに行きたいと「酸ヶ湯」を上げたので、せっかくなら一泊しようと私が便乗しました。
その時、実は酸ヶ湯が冬の天気予報で良く見るあの雪の壁の所だと知らなかったのです…
雪のない大阪在住。とにかく雪が見たい……それだけだった！

エリア 八甲田・酸ヶ湯温泉(青森)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 1.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: タクシー ANAグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて、朝からいきなりトラブル。
予定していた早朝の青森便が欠航になりました。前日からの大寒波の影響で、青森空港は当分見合わせ、最寄りとなると仙台も怪しく、いっそ札幌なら飛びますと言われたので、これはもしや中止では…と思いながら、代替えの昼便を待ちます。
もし飛んでも気象条件に寄っては仙台に降りるか伊丹に帰りますと言われながら、なんとか出発。
これは、初めて乗るぞ！？　プロペラ機だ！　そんな天候なのに大丈夫？？？　と思いましたが飛行はとても安定していました。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

着いたー！
これで伊丹で探してあとはクリックのみになってた仙台宿を取らなくて良くなりました。さすがに仙台から青森移動は無茶だったので…
良く降りてくれたと思うくらい、青森は雪です。でもこの雪もまだまだ甘いものだったと翌日知ることになります。まだこの日は、アスファルトが青森市内も見えてた。
そして、この時点で酸ヶ湯の送迎バスは終わっていました。
さてどうやって移動するか。無理だった場合に備え、青森駅近くのホテルを調べつつ、ひとまず昼ご飯。
考えるのに疲れてたので、駅にあった定食屋さんで済ませましたが、とにかく青森なんだからマグロ！と奮発しました。写真がなかった。おいしかった！

青森空港 空港

酸ヶ湯温泉の送迎バスは終わってたのですが、他の路線バスはと調べたものの、軒並み全滅。とってもお高いけど仕方なくタクシーを利用しました。
ちなみに３人くらいに断られた。これが何を意味するのか、私はもうちょっと考えた方が良かった！！！

青森駅 駅

ほぼ雪の積もらない大阪に住んでるんですよ。ウインタースポーツもしたことがありません。要するに雪道を走る車に乗ったこともなければ、それが山とかあり得なかったんですよ…

割と本気で死ぬと思いました笑。
車は横滑りするし、どんどん雪は激しくなる。行く途中に営業所に寄ってチェーンを持ち出してたので「チェーンした方が…」「まだしなくていいんですか」と何度も繰り返してしまった。すまなかった、チェーンした方が走りにくいとかもあるんですね（免許持ってない）。
しかし…。
「このまままっすぐ行ければ近いんですけどね、この時期閉鎖なんですよ」って言われて、八甲田山をぐるりと迂回する道を走ったものの、あと1/4の場所に至って立ち往生。運転手さんの顔色が変わって、幸いにも除雪の人がいたので駆け足で出てって彼らに尋ねます。
戻って来た運転手さんは青い顔したまま、何故かメーターを倒して道を戻り始める…。説明はない。
「どうしたんですか？」「なんで戻るんですか？」とある程度繰り返したものの返事がなかったんだけど、ああこれ運転手もてんぱってるなとようやく理解したので「あとで説明してください」と告げて怖いまま黙って待った。
ちなみにそろそろ日も暮れ始めていた上に雪が激しくなっていたので、怖すぎてラインに「こわい！」「しぬ！」「多分死ぬ！」とか打ってたんだけど、電波通じてなくてそれにもパニックになってた…

動揺の写真笑
まあそう言う訳で、閉鎖されてたのは運転手さんが思ってた道で、あのまま行けば良かったんですよね～。もちろん死ぬことはなかったんですが、とんだ恐怖体験でした。
ちなみに友達はもうお宿に着いてたし、私の泣き言は今回の旅のグループラインだったので、みんなに心配を掛けてしまいました。すまなかった！

着いたーーーー！　正面写真がなかった、でも泣きそうでした。つか泣いてました笑
やっと友達と再開出来て、抱き合った！
しかし運転手さんはこの後あの道を帰るのかと思うと申し訳なかった……メーターは倒してたけど、予め調べてあった分はお支払いしました。いちまんえん！

酸ヶ湯温泉 温泉

一息ついて、ご飯でした。おいしかった！！！
生きている幸せを噛みしめた…大袈裟！

お宿がすごく味があって素晴らしかった。
お部屋は幾種類かあったんですが、湯治棟ではなく、せっかくなので一番良いお部屋にしたんだったかな？　ヒバの廊下が美しい。
この後有名なヒバ千人風呂に入りました。混浴なのですが、夜は時間で区切って女性専用になります。でも湯気がすごくてまるで視界がないので、混浴でも問題なかったかもしれない。
しんしんと雪が降り積もる中、この日は就寝。大変な一日だった。
ちなみにここで山道のトラウマが植え付けられてました笑　この後別の旅行で雪ではなく雨だったんですが、予定外に山道を行くことになって怖さのあまり外を見られなかった…

そして、朝！
窓から見えた中庭の雪は30cmくらい更に高くなっていました。
昨日より激しく降っています。安全な場所から見る雪は綺麗……でも今日下山するので、またあの道を行くんですよ…。

朝ご飯を食べて、宿を探検。
とても広く、棟によって造りが違い面白かった。

湯治棟のキッチン。いいなあ長期滞在したい。

同じく湯治棟のロビー？　的な趣深い場所。
置いてあったノートには私たちのような一泊の客から長期滞在の方まで、いろんなメッセージが残されていました。

チェックアウトまで時間があったので、カフェでのんびり。
屋根に積もった雪が時折派手に落ちて舞います。
客は私たち以外には、英語圏の男性三人組。雪の落ちた光景に「Fantastic!」と叫んでました。うん、分かる。

さて、そう言う訳で昨日は間に合わなかった送迎バスで下山します。
何度か外にも出てたんだけど、知ってる雪と違った。一瞬で雪まみれになるんだけど、さらさらで濡れない…パタパタしたら綺麗に落ちる。とっても綺麗。だけどとにかく寒い！

さて怯えてた帰り道なのですが……昨日とはまるで違って、怖くなかったです！
ほっとしつつ、車窓の景色が綺麗で見入っていました。昨日はこんな景色も気付けなかった…

昨日は永遠に思えた山道もあっと言う間に終わって、街へ。
安心出来ました。でも昨日のあれはなんだったんだ？！　とも思ってしまいます。

青森駅で降り、予定ではねぶたの家へ行こうと思ってたんですが予想外に時間がなかったので諦めて、お昼の古川市場へ。写真がなかったー！　のっけ丼です、すごく満足でした、また行きたい！
食べるだけ食べて再び駅へ戻り、出発。
駅のホームも雪に覆われて美しかった…
新青森で乗り換えて、盛岡へ向かいます～！

青森駅 駅