201905 令和の旅初めは香港から

2019/05/17 - 2019/05/19

人生初めての海外旅行は平成7年（1995年）のイギリス統治時代の香港へのツアーでした。啓徳空港へ向かってビルすれすれにランディングする飛行機窓からの風景や落ちてきそうなビビットカラーの看板、二階建てバスに魅せられました。これをきっかけに海外への憧れが強くなりそれから24年22か国を旅し、一人で旅する楽しみも知りました。今までの楽しく安全であった旅の日々に感謝して、これから先も楽しく安全に旅行ができますようにとのゲン担ぎで、令和の初旅は香港に行ってきました。
旅の楽しみは食、食べ物中心の旅行記です。


　

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅初めはファーストクラスラウンジから。GW明けの空港内もラウンジ内も空いていて静かに時間を過ごせました。

羽田空港国際線 JALファーストクラスラウンジ 空港ラウンジ

定番の明太子とご飯をいただき、シェフにオーダーしたガレットを待ちます。

朝食限定の卵とハムとチーズのガレット、チーズや半熟卵が甘くて優しい味わいを黒胡椒が効いて味を引き締めていました。

紅茶はスリランカのジョージスチュアートのティーバック5種類。サクララウンジはディルマーなので違いますね。

日本酒銘柄をチェックしながら、

シャンパンGHマムの味を見て、

別室のREDへ進み、

リンデルのグラスでローランペリエをいただきました。朝9時前から飲んでいる人は少ないです。

その後キャセイラウンジに移動して、担担麺と角切りマンゴープリンをいただき、

キャセイパシフィック羽田ラウンジ 空港ラウンジ

キャセイラウンジからすぐの搭乗口からボーディングです。今回はCX便利用、CXのサイトから8日前に諸税込44,340円で購入しました。

青空に機体が映えます。

キャセイ機はロールスロイスのエンジンを使っているようです。

エコノミー席は３－３－３の配置です。

機内食はヒンズーベジタリアンをリクエスト。ヒヨコマメのカレーとオクラ炒め。ラウンジであれ程食べてきたのに完食、おいしくいただきました。

香港が近くなってきて島や橋、港の様子が見えました。

空港から佐敦駅のホテルまではバスで移動しました。一階はスーツケース置き場と優先席、二階が一般的な席です。スーツケース置き場にはTVモニターがあり二階席でも様子を確認できるので盗難の心配は少ないと思います。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

泊まりはベルリンホテル（柏林酒店）。GFがタイ料理店、フロントは1階で１－３階が客室です。部屋はシングル、ツイン　ファミリールームの3種類、エレベーターが無いので荷物が大きい人にはお勧めできませんが、佐敦駅近く、セブンイレブンや持ち帰り点心の商店もあり立地は抜群でした。

各階への入り口はカードキーで開けるのでセキュリティがしっかりしています。

シングルベッド2台のシンプルなツインルーム、窓が大きくて明るく開放的な部屋でした。

シャワールームも狭いながらも十分な広さ。窓と換気扇があります。シャワーの水がトイレにかからないことが良いです。

ホテルに荷物を置いて、4時過ぎ。夕食にはまだ早い時間ですがお目当ての一点心OneDimsumへ向かいます。人気店と聞いていましたが隙間時間だったようで待ちなしで着席できました。

一點心 中華

紙製テーブルマットがメニューになっています。一品毎の写真が載ったメニュー本もありました。ここではお茶はプーアール茶のみでマグカップで提供され、少なくなるとすぐに注いでくれます。

野菜入り餃子と豚スペアリブ豆鼓蒸し、写真はありませんが蒸しカイラン菜と一緒にさっぱりといただきました。

お店一押しのデザート、マンゴーココナッツロール。冷たく甘いデザートでした。

食後は旅のもう一つも目的、ドリアンを探しに果物店が道沿いにならぶ広東道をそぞろ歩きします。5月の香港はもう夏でライチやドリアン、マンゴーなどカラフルなフルーツがたくさん並んでいました。

廣東道 (露店市場) 散歩・街歩き

露天に並ぶ品種は干腰、金枕など。たくさんの客でにぎわうお店でみんなが買う干腰を購入しました。80HK＄/個。香りは上々、持つだけで潰れる柔らかな実でした。市場で購入すると1個買いなので食べきれないのがネックです。

旺角駅からバスを使って香港文化中心まで行ってシンフォニーオブライツを鑑賞しました。オクトパスカードがあればバス利用も楽々です。
終了後、両替のために重慶大廈に立ち寄り、テナントのインド雑貨店の品揃えがよく買い物しホテルへ戻りました。一日目終了です。

翌朝は近くのベーカリーに。エッグタルトやパイナップルパン、お惣菜パンなど。香港らしいパンにしようか定番のパンか迷いました。

凱施餅店 (佐敦店) パン屋

旅の目的は食ですが、食べてばかりではいけません。短い滞在であってもひとつ以上の文化的活動をしようと心がけています。と言うことで、香港歴史博物館へ行ってきました。ここでは有史以前から現代までの香港の歴史が入場料無料で学べます。10HKドルで日本語の音声ガイドを借りました。日本の占領時代のコーナーでは肩身の狭い思いをしますが目を背けてはならない事実です。

香港歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

お昼はピーナッツ公認のチャーリーブラウンカフェで。一階はテイクアウト用ケーキ販売、二階がレストランです。

チャーリー ブラウン カフェ (査理布朗咖啡専門店) カフェ

スヌーピー型ごはんにチキンカレー。味はうーーんですが、かわいい！

ティラミスにはココアパウダーでチャーリーブラウンの顔。こちらはおいしかったです。
会計には10%のサービス料が上乗せされていました。

トイレ利用と蒸し暑さ疲れを癒すためにJCBラウンジに立ち寄りました。ガイドブックが豊富に揃っていて情報収集に便利です。マッサージが優待料金で予約できました。中国茶やコーヒーのドリンクサービスがあり、飲んでみたかった中国茶を購入前に試せたのでお役立ちでした。

JCBプラザラウンジ (香港) 散歩・街歩き

お目当のドリアンパンケーキを求めて、ハーバーシティーのフードコート内の「満記甜品」へ。

パンケーキと言う名前ですが、緑色のクレープ生地で生クリームとドリアンを包んであるものです。冷たいふわっとした生クリームとドリアンが生より食べやすい味でした。ドリアンが苦手な方にも試していただきたいおいしさでした。甘い香りを伝えられないのがもどかしい。

夕飯には友人おすすめの土鍋ご飯を食べます。ガイドブック情報では冬の食べ物だそうですが、気温29度であっても店内は満席の人気店でした。

興記菜館 中華

豚肉とタコの土鍋ご飯。タコの旨みがご飯に沁みています。お好みで濃厚醤油をかけて、もちろんおこげまでおいしくいただきました。

食後に牛乳プリンを食べに行きました。夜19時過ぎでもサンドイッチやパンを食べる人で賑わっていました

温かい牛乳プリン。期待が大き過ぎたのか平凡な味でしたが、夜のデザートとしては就寝前のホットミルクのような優しさで良かったのかもしれません。

3日目は15時のフライトですが各航空会社のラウンジを満喫すべく、11時前に空港入りしました。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

まずは、キャセイパシフィック航空の The Wing ラウンジでシャンパンバー、この日は白2種とロゼ1種の3本がありました。ここでシャンパンを持ち、

キャセイパシフィック航空 ザ ウィング ファーストクラス ラウンジ (香港国際空港) 空港ラウンジ

個室風呂の Cavana でお風呂を楽しみます。滞在ホテルはシャワーのみだったので足を伸ばして入れる深めの浴槽での入浴は最高です。今回は入浴剤を持参しました。

その後、The Heaven で担々麺とビュッフェでスモークサーモン等をいただきました。担々麺のごまスープが濃厚でした。

キャセイラウンジでお腹はいっぱいになりましたが、あちらには無いケーキやクッキーの洋菓子を求めてカンタスラウンジに来ました。ここはJAL指定のラウンジなので日本食がおいてあります。日本人の利用者も多かったです。

カンタス航空(JAL)香港ラウンジ(香港国際空港) 空港ラウンジ

入口すぐ後に大きなバーカウンターがあり、ここでお酒やコーヒー、ヤクルトまで飲み物全般をオーダーできます。

生ビールはサッポロ、中国の青島、オーストラリアのリトルクリエーチャーの3種がありました。

チーズケーキとオーストラリアのブラックコーヒー、ロングブラックをいただきました。

〆に香港式アイスミルクティー、牛乳と紅茶が濃厚で飲みごたえのあるミルクティーでした。このストローは脱プラスチックで紙製で、最初の口当たりでアレっと思いましたがプラスチック製と変わりなく使えました。

ずいぶんと時間も押して来ましたが、せっかくなので搭乗ゲート近くにあるピアラウンジにも立ち寄ります。

キャセイパシフィック ラウンジ ザ ピア 空港ラウンジ

こちらのレストランは、ウィングラウンジ内にあるヘブンレストランより品数が多く、前菜、メニュー、食事もの、デザートと食事を楽しめます。
既にお腹は十分なので、前菜からガドガドサラダとデザートからマンゴーソルベをいただきました。ドリンクの種類も多く、窓が大きく開放的な雰囲気の中で食事を楽しむことができます。

成田行きに搭乗します。

機内食はヒンズーベジタリアン。ほうれん草チーズカレーとレンズ豆のカレーです。先ほどまでラウンジであんなに食べたのに、スパイスの香りに釣られ完食しました。

台湾島を横断しました。上空から大都市や農村部が見えて面白かったです。
定刻通りに成田に戻ってきました。

なぜかずっと足が遠のき24年ぶりとなった香港旅行、亜熱帯の熱気、中国の活気、先進国のスマートさの3つが良いバランスで心地良い旅ができました。また期間を開けずに訪問したいです。でも5月は気温30度超、湿度80%超、強烈な日差しで暑すぎたので冬時期に避寒旅行で来たいと思いました。
お付き合いいただきありがとうございました。