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このところ歌舞伎ばかりでしたが、久しぶりに帝国劇場で「レ・ミゼラブル」を観てきました。<br />1987年の日本初演から30年以上にわたり上演されている作品です。<br />2013年から演出が大幅に変更されキャストもほどんど入れ替わりました。<br />私は2011年までの「旧演出版」の方が好みだった事と、折角ブロードウェイのように年齢を重ねたことで若い役から年上の役(マリウス→バルジャン、アンジョルラス→ジャベール)に昇格していける実力者が揃っていたのに一掃されてしまったことが残念すぎたので新演出になってからは数回しか観ていませんでした。<br />今回新しくバルジャンに抜擢された佐藤隆紀さんと、旧演出版の最後と新演出版でもアンジョルラスを演じた上原理生さんがジャベールに昇格したので、共に音大卒の二人を観てみたいと思い出かけました。<br />結果はもう本当に素晴らしかった!!<br />またレミゼを観たいと思わせてくれました。<br />帰りに帝国ホテルでパンケーキを食べて大満足の一日なりました。<br />表紙は当日のキャスト表です。

久しぶりのミュージカル「レ・ミゼラブル」と帝国ホテルのパンケーキ

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2019/05/19 - 2019/05/19

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chonchan

chonchanさん

このところ歌舞伎ばかりでしたが、久しぶりに帝国劇場で「レ・ミゼラブル」を観てきました。
1987年の日本初演から30年以上にわたり上演されている作品です。
2013年から演出が大幅に変更されキャストもほどんど入れ替わりました。
私は2011年までの「旧演出版」の方が好みだった事と、折角ブロードウェイのように年齢を重ねたことで若い役から年上の役(マリウス→バルジャン、アンジョルラス→ジャベール)に昇格していける実力者が揃っていたのに一掃されてしまったことが残念すぎたので新演出になってからは数回しか観ていませんでした。
今回新しくバルジャンに抜擢された佐藤隆紀さんと、旧演出版の最後と新演出版でもアンジョルラスを演じた上原理生さんがジャベールに昇格したので、共に音大卒の二人を観てみたいと思い出かけました。
結果はもう本当に素晴らしかった!!
またレミゼを観たいと思わせてくれました。
帰りに帝国ホテルでパンケーキを食べて大満足の一日なりました。
表紙は当日のキャスト表です。

同行者
友人
交通手段
私鉄

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  • こちらはプログラムです。表紙はリトルコゼット(少女時代のコゼット)ですね。<br />30年以上の歴史がある「レ・ミゼラブル」には沢山のキャストが登場しました。<br />ガブローシュという重要な少年役を初演で演じた山本耕史君は後にマリウスとして舞台に立ちました。子役からの昇格は現在1人だけですが、1994年からは新人の強化を図ったため当時マリウスやアンジョルラスを演じていた石井一孝さん、石川禅さん、岡幸二郎さん、今拓哉さんの4人は2003年からバルジャン(石井さん)とジャベール(石川さん、岡さん、今さん)に昇格しました。<br />日本もやっと実力主義になったと嬉しく思っていました。<br />女性陣もエポニーヌ→ファンティーヌに昇格するのが通例ですが、鈴木ほのかさんは初演でコゼット、その後ファンティーヌそして現在はテナルディエ夫人を演じている珍しいケースです。ちなみにご主人の安崎求さんもマリウス→テナルディエに移行した珍しい方ですね。<br />他には91年にジャベールを演じ、のちにバルジャンに昇格した今井清隆さんやアンジョルラス→ジャベールに昇格した岸祐二さんがいます。<br />女性陣は入れ替わりが激しく、また結婚・出産などがあるためか昇格した方は鈴木ほのかさんと知念里奈さんと新妻聖子さん位です。<br />

    こちらはプログラムです。表紙はリトルコゼット(少女時代のコゼット)ですね。
    30年以上の歴史がある「レ・ミゼラブル」には沢山のキャストが登場しました。
    ガブローシュという重要な少年役を初演で演じた山本耕史君は後にマリウスとして舞台に立ちました。子役からの昇格は現在1人だけですが、1994年からは新人の強化を図ったため当時マリウスやアンジョルラスを演じていた石井一孝さん、石川禅さん、岡幸二郎さん、今拓哉さんの4人は2003年からバルジャン(石井さん)とジャベール(石川さん、岡さん、今さん)に昇格しました。
    日本もやっと実力主義になったと嬉しく思っていました。
    女性陣もエポニーヌ→ファンティーヌに昇格するのが通例ですが、鈴木ほのかさんは初演でコゼット、その後ファンティーヌそして現在はテナルディエ夫人を演じている珍しいケースです。ちなみにご主人の安崎求さんもマリウス→テナルディエに移行した珍しい方ですね。
    他には91年にジャベールを演じ、のちにバルジャンに昇格した今井清隆さんやアンジョルラス→ジャベールに昇格した岸祐二さんがいます。
    女性陣は入れ替わりが激しく、また結婚・出産などがあるためか昇格した方は鈴木ほのかさんと知念里奈さんと新妻聖子さん位です。

  • 本日のキャスト表が劇場内に張り出されています。<br />佐藤隆紀さんはまだ33歳と若く、歌声が素晴らしいのは「MA」で観て知っていましたがバルジャンにはどうかと思っていました。ところが前半の粗野なところも違和感がなく、最初の見せ場である「独白」という大ナンバーで完全にノックアウトされました。上原理生さんとの「対決」は劇場中が揺れるのではないかというほどの迫力で本当に凄かったです。<br />上原さんのジャベールは眼光鋭く切れ者で、悪人どもが震え上がるような雰囲気がありました。音域がバリトンで低音がよく響くので「星よ」は勿論、狂気せまる「自殺」も迫力満点でした。この二人を観ていて本当に久しぶりにワクワクしたので、この先長く演じてくれることを願います。<br />もう一人のお目当てのマリウス役・海宝直人さんは爽やかな青年にピッタリ。<br />歌声も素晴らしく、日本だけでなく世界で活躍する頼もしい若者です。<br />ファンティーヌの濱田めぐみさんは、儚げなイメージではないのですが私も同行の友人も「歌」で選ぶと一択でした。新演出になってからはファンティーヌも強い女性のイメージが前面に出ているのでさほど違和感はありませんでしたが個人的にはもう少し柔らかい雰囲気(バルジャンが助けたくなるような)があると良かったかなあ。<br />コゼットの熊谷彩春ちゃんは何と現役の女子高生で10代!最年少コゼットとのことでした。もうとにかく若々しくて可愛い!!歌も声楽科なので綺麗な声ですし、初めて恋をした女の子の初々しさがコゼットにピッタリでした。<br />エポニーヌの唯月ふうかちゃんはピーターパンを演じていたベテランなので、年齢は若いのですが舞台慣れしている気がしました。片想いの切なさがもう一つ伝わってこなかったのが惜しいかな。<br />アンジョルラスの相葉裕樹君は2.5次元ミュージカル出身で見た目の恰好良さはピカ一。ただちょっと格好つけすぎというか独りよがりな感じがしたのが残念。<br />歌もこの日のキャストは特に揃っていたので声の厚みがなくて・・・。<br />アンジョルラスは「この人について行こう」と思わせるカリスマ性を「歌」で感じさせて欲しいんですよね。なかなか難しいですが・・。<br />テナルディエ夫人は安定の森公美子さん。初出演の斎藤司さんを上手くリードして舞台を盛り上げていました。歌は完璧だしキャラクター勝ちでしょうね。<br />テナルディエはお笑い芸人の斎藤司さん。ミュージカル初出演なので、まあこんなもんでしょう。お笑いを取る役なので特に工夫があるわけでもなく歌も無難にこなした感じ。ただ次回以降も出演するなら歌は勿論演技も勉強して頂きたいですね。他にはファクトリーガール(ファンティーヌをいじめる役)を演じた島田彩さんが印象に残りました。この役は元々ファンティーヌのアンダーなのですが、ソプラノで歌う方が多くて迫力不足になりがちでした。この日演じた島田さんは高い音域も地声で歌えるので迫力があり、耳に心地よかったです。<br />また司教様(中西勝之さん)は以前はレーグル(学生)も演じるため若い方がキャスティングされましたが、今回はカフェのおやじ的な年配の男性だったのでバルジャンを改心させるのに説得力がありました。映画の影響かラストでバルジャンを迎え入れる場面に司教様が現れるようになり感動的でした。<br />学生たちもフイイの小暮真一郎さん、コンブフェールの鎌田誠樹さんなど実力者が多くて良かったです。<br /><br />

    本日のキャスト表が劇場内に張り出されています。
    佐藤隆紀さんはまだ33歳と若く、歌声が素晴らしいのは「MA」で観て知っていましたがバルジャンにはどうかと思っていました。ところが前半の粗野なところも違和感がなく、最初の見せ場である「独白」という大ナンバーで完全にノックアウトされました。上原理生さんとの「対決」は劇場中が揺れるのではないかというほどの迫力で本当に凄かったです。
    上原さんのジャベールは眼光鋭く切れ者で、悪人どもが震え上がるような雰囲気がありました。音域がバリトンで低音がよく響くので「星よ」は勿論、狂気せまる「自殺」も迫力満点でした。この二人を観ていて本当に久しぶりにワクワクしたので、この先長く演じてくれることを願います。
    もう一人のお目当てのマリウス役・海宝直人さんは爽やかな青年にピッタリ。
    歌声も素晴らしく、日本だけでなく世界で活躍する頼もしい若者です。
    ファンティーヌの濱田めぐみさんは、儚げなイメージではないのですが私も同行の友人も「歌」で選ぶと一択でした。新演出になってからはファンティーヌも強い女性のイメージが前面に出ているのでさほど違和感はありませんでしたが個人的にはもう少し柔らかい雰囲気(バルジャンが助けたくなるような)があると良かったかなあ。
    コゼットの熊谷彩春ちゃんは何と現役の女子高生で10代!最年少コゼットとのことでした。もうとにかく若々しくて可愛い!!歌も声楽科なので綺麗な声ですし、初めて恋をした女の子の初々しさがコゼットにピッタリでした。
    エポニーヌの唯月ふうかちゃんはピーターパンを演じていたベテランなので、年齢は若いのですが舞台慣れしている気がしました。片想いの切なさがもう一つ伝わってこなかったのが惜しいかな。
    アンジョルラスの相葉裕樹君は2.5次元ミュージカル出身で見た目の恰好良さはピカ一。ただちょっと格好つけすぎというか独りよがりな感じがしたのが残念。
    歌もこの日のキャストは特に揃っていたので声の厚みがなくて・・・。
    アンジョルラスは「この人について行こう」と思わせるカリスマ性を「歌」で感じさせて欲しいんですよね。なかなか難しいですが・・。
    テナルディエ夫人は安定の森公美子さん。初出演の斎藤司さんを上手くリードして舞台を盛り上げていました。歌は完璧だしキャラクター勝ちでしょうね。
    テナルディエはお笑い芸人の斎藤司さん。ミュージカル初出演なので、まあこんなもんでしょう。お笑いを取る役なので特に工夫があるわけでもなく歌も無難にこなした感じ。ただ次回以降も出演するなら歌は勿論演技も勉強して頂きたいですね。他にはファクトリーガール(ファンティーヌをいじめる役)を演じた島田彩さんが印象に残りました。この役は元々ファンティーヌのアンダーなのですが、ソプラノで歌う方が多くて迫力不足になりがちでした。この日演じた島田さんは高い音域も地声で歌えるので迫力があり、耳に心地よかったです。
    また司教様(中西勝之さん)は以前はレーグル(学生)も演じるため若い方がキャスティングされましたが、今回はカフェのおやじ的な年配の男性だったのでバルジャンを改心させるのに説得力がありました。映画の影響かラストでバルジャンを迎え入れる場面に司教様が現れるようになり感動的でした。
    学生たちもフイイの小暮真一郎さん、コンブフェールの鎌田誠樹さんなど実力者が多くて良かったです。

  • さて終演後は帝国ホテルに移動してパンケーキセットを頂きました。<br />日曜日の16時過ぎでも結構混んでいましたよ。<br />焼き立てフワフワのパンケーキと添えられてバタークリームが絶品で完食してしまいました。<br />ただ予想よりボリュームがあったのでお腹一杯になりました。

    さて終演後は帝国ホテルに移動してパンケーキセットを頂きました。
    日曜日の16時過ぎでも結構混んでいましたよ。
    焼き立てフワフワのパンケーキと添えられてバタークリームが絶品で完食してしまいました。
    ただ予想よりボリュームがあったのでお腹一杯になりました。

  • コーヒーのお替りも頂きました。<br />素敵な舞台と美味しいスイーツで満たされた一日でした。

    コーヒーのお替りも頂きました。
    素敵な舞台と美味しいスイーツで満たされた一日でした。

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