城下町 沼田 ・ 爺 散 歩

2019/05/05 - 2019/05/05

ゴールデンウィークの一日、恒例の一人暮らしの義父の家に全員集合！

今年は義弟家族が不参加で、総勢15名。

昼食後、時間が空いたので一人コンデジ片手に散歩に出てみた。

過去何回かウォーキングをしているので道に不安はなし！

良かったら約２時間の散歩にお付き合いください。

エリア 沼田(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

歩き始めてしばらくすると、通りに面したお家の入り口が素敵だったのでパチリ！

ブラタモリでも紹介された沼田市の東から西へと流れる

水路がありました。水路脇にある小道の左側は、墓地。

そこにはこんな立て札が「真田信吉の墓」入口。

「真田河内守信吉の墓」説明が長々書いてあります。

NHKの大河ドラマの時ならタイムリーだったかも・・・

真田信吉は、真田初代沼田藩主信幸(之)の嫡子で元和二年信幸が上田に
移った後、二代目藩主を継ぎ、寛永十一年江戸屋敷で没し
遺骸は沼田に送られ迦葉山で火葬され天桂寺に葬られた。淳年四十歳。

基礎上段の正面に「天桂院殿　前河州太守」
　　　　右側面に「滋野朝臣　真田信吉」
　　　　左側面に「月岫浄珊　大居士墓」
　　　　　奥面に「寛永十一申戌歳十一月念八日」の刻銘がある。

静かな墓地でしたが先客がお一人いらっしゃいました。

少し進んだ水路の右手、塀の奥に｢天桂寺｣がある。

かなり枝をカットされた八重桜が目を引く。

天桂寺の横手から入ったので、正面に回って見よう。

曹洞宗月宮山天桂寺

手水舎もこじんまりしているものの結構立派。

本堂も大きくはないが、堂々たる姿。

庭の片隅に咲くツツジをパチリ！

天桂寺を後にして沼田公園へ向かいます。

途中にあったほどほど大きなスーパーの営業案内。

２８日から６日までの間３日間しか営業していない！(笑)

意識はしていなかったが、ずーと水路とともに歩いてきた感じ。

その水路も、沼田城趾北側のここから流れ落ちていた。

沼田公園の正面入口。

天空の城下町　真田の里　沼田　　すぐ左側に駐車場。

駐車場の奥に観光案内所とトイレがあります。

案内所の中にはジオラマや模型、お土産などがある。

ゴールデンウィーク中だからか「上州真田三名城周遊バス」の

臨時バス停が出来ていた。

真田三名城とは沼田城・名胡桃城・岩櫃城のこと。

沼田公園は花真っ盛り。

チューリップの向こうに鐘楼が見える。

桜も見事だが、芝桜・藤・チューリップ・ツツジと続いてる。

鐘楼は近年再建されたもの。

この御殿桜は推定樹齢４００余年、沼田城の天守閣が５層の雄姿を

誇っていた頃に植えられた今に残る沼田城形見の名木。

当時の沼田城

あちこちにツツジが咲いている。

城鐘は、寛永十一年信吉が、真田家と領内の安泰を祈り鋳造したもの。

沼田公園から北方向左に谷川岳(1,963m)

三峰山(１１２２．５m)を挟み

右手に武尊山(2,158m)がそびえる。

公園内に最近建てられた真田信幸と小松姫の像。

公園内にある「旧生方家住宅」(市街地より移築)

沼田藩御用達の薬種商の住宅。東日本最古の町家造り。

所々に有るこのような看板が目を引く。

公園内のトイレもこのような造りでいい感じです。

運動場との境にあり、小高くなっている。

ピンクと赤のツツジ

ツツジの中に１本の八重桜。

ゴールデンウィーク頃はツツジが見頃です。

沼田公園を後にして、やって来たのは「正覚寺」

正覚寺山門

建築年代は万延元年(１８６０)と推測される。

八重桜が満開です。

白藤もきれいに咲いてる。

ここに大蓮院殿(小松姫)の墓がある。

小松姫は元和六年に病み、草津に行く途中の2月２４日に

武蔵国鴻巣で没す。

「大蓮院殿之墓」　(小松姫)

小松姫は徳川四天王の本田忠勝の娘であり真田昌幸の嫡子・

信幸の妻である。塔身、基礎荘重な形の宝篋印塔。総丈271㎝

日本一有名な河岸段丘だけ有って正覚寺からも眺めが良い。

下に見えるは沼田駅周辺。

遠くに見える谷川岳をズームアップ！

正覚寺にもう一つ有名な墓がある。「久留米民之助の墓」(沼田名誉市民)
明治九年十五歳で上京し慶応義塾に学ぶ、十七年宮内省に入省し
皇居二重橋の造営にあたる。明治三十一年から三十六年まで衆議院議員。
沼田城跡の荒廃を憂い敷地を購入、公園にすべく陣頭指揮。
志半ばにして逝去。長女は東急の五島慶太と結婚。
次男は日光金谷ホテル・軽井沢万平ホテルなど
日本建築史に残る建物を設計している。

正覚寺のコウヤマキ

コウヤマキは日本特産種で、材は水に強く船舶・風呂桶等に用いられた。

樹高21.00ｍ、周囲3.59ｍ　関西では切枝を仏花としている。

正覚寺のシラフジ

幹は根元から1.7ｍまで傾斜し、地上90㎝から2分岐し、

さらに地上1.3ｍから多本数に分岐している。

樹種はヤマフジの一品種

正覚寺の山門は、入母屋造平入、銅瓦葺、一間一戸の四脚門。

これにて見学終了。10分ほど歩けば2時間の散歩も終了です。

お付き合いありがとうございました。