伊根の波まくら

2019/04/27 - 2019/04/30

「おくの」は京都の伊根にある舟屋を改装した民宿だが、今ではほとんど営業をしていないので泊まる客は皆無に近い。営業努力はまったくしておらず、看板も外したままになっている。稀に泊まりたい客から予約の電話が入っても、基本的に断っているそうだ。

GW連休に伊根を訪れる予定を立てたが、どこの舟屋も予約でいっぱいだった。そこで8年前に泊まった「おくの」を思い出し、ダメもとで電話予約をしてみた。最初は断られたものの、過去に宿泊した経験があること、素泊まりで風呂の用意もいらないことを伝えると、それならと泊まらせてもらえることになった。

当日「おくの」に行ってみると、宿泊客はもちろん自分たち家族だけで、3つある部屋を自由に使っていいと言われた。

舟屋の夜は静かだ。とりわけ「おくの」の夜は静寂に包まれている。

海に囲まれた伊根は地形の関係で波が立たず、だからこそ舟屋というものが江戸の昔から存在しているのだが、時折聞こえる「ちゃぽん」という水音だけが、そこが海の上であることを教えてくれる。

それは深い眠りだった。途中で目覚めず、8時間も続けて眠れたことは自分としては奇跡に近い。

「おくの」の女将さんは70歳を超えているように見える。完全に店じまいする日も遠くないだろう。波まくらを想い出に、遠い海の町に思いを馳せて今日も短い眠りに落ちるのだった。

エリア 丹後半島(京都)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 2.0
• グルメ: 2.0
• ショッピング: 1.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー

境港の水木しげるロードで食べた海鮮丼。

水木しげるロードにある猫むすめのオブジェ。

水木しげるロードにある砂かけ婆のオブジェ。

水木しげるロードにある目玉のおやじのオブジェ。

水木しげるロードにある井戸。

水木しげるロードにある妖怪のオブジェ。

水木しげるロードにある水木しげる先生と奥様のオブジェ。

水木しげるロードにあるねずみ男のオブジェ。

水木しげるロードにある子泣き爺のオブジェ。

水木しげるロードにある鬼太郎と水木しげる先生のオブジェ。

水木しげる記念館の前庭にある目玉のおやじと鬼太郎のオブジェ。

皆生温泉のシーサイドホテル海の四季の客室から見る日本海。

鳥取砂丘から見る日本海。

鳥取砂丘に登る人々。

城崎温泉の中心街。

伊根湾から見る舟屋の風景。

舟屋の風景。

伊根湾から見る舟屋の風景。

伊根湾を舞うカモメ。

エサを求めるカモメ。