
2019/05/03 - 2019/05/04
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いが☆たつさん
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旧ソ連の雰囲気が残るベラルーシに行ってきた。ネット上ではこの国を形容するのに「欧州最後の独裁国家」とか「ソビエトの雰囲気が残る知られざる国」といった言葉が飛び交うが、実際は2018年7月から30日以内の観光目的の入国についてビザが免除になるなど、積極的に観光客を誘致しようとする動きがみられる。ただし、ビザ免除になるには、ミンスクから空路で出入国する場合のみ。陸路入国や、空路であってもロシアから出入国する場合は引き続きビザが必要。詳しくは在日本ベラルーシ大使館のホームページを参照されたい。
http://japan.mfa.gov.by/ja/visa/jp/e7ed346465cb4d7a.html
<行程>
●2019年5月3日(金)キエフ→ミンスク ウクライナ航空
●2019年5月4日(土)ミンスク→ビリュニス ベラビア航空
わずか1日だけの滞在しかなく、時間が足りない駆け足旅であったが、ベラルーシの首都ミンスクの町を見学してきた。
行ってみた感想としては、街が整然としており、生活レベルも高く人々も穏やかな雰囲気であった。国の産業としてはIT産業や製造業、農業などのポテンシャルが高く、物価も安い。ただ、わずか1日の滞在にもかかわらず、警察官と遭遇する機会が多く、管理されている雰囲気もあった(そのため治安はよい)。旅行者にとってはベラルーシに関する情報が少ないため、「未知なる国」というイメージになってしまうのだろうが、今後ビザ緩和にともない旅行者が増え、ミンスク以外の観光地などの情報も充実してくると思われる。
ミンスクの見どころとしては・・・
長崎の浦上天主堂から送られた鐘や、被災地である広島・長崎、そして福島の土が入ったカプセルが埋められているという「聖霊大聖堂」は必見であろう。また1984年に営業開始したミンスク・メトロ(地下鉄)は、旧・ソビエト時代の装飾などが至る所になされており、とても美しく見えるだろう。また、街中の建築物も特徴的なものがあり、整然とした街並みに突如として現れる異彩を放った建築物などを見ながら散歩するのもいいだろう。
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ミンスクの空港。ウクライナの首都キエフから到着しており、ビザは免除になる。ロシアから出入国の場合は要注意だ。入国に際しては、空港の窓口で申し込める保険に加入する必要がある。2日間で2ユーロ。
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ミンスクの空港には中国語が表記されています。税関の「custom 海関」という表記のデザインまで中国の空港そっくりだ。
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中国の「一帯一路」構想の影響が感じられる空港。ベラルーシはこの構想を高く評価していて、世界で真っ先に「一帯一路」建設の支持・参加を表明した国なのだそう。
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空港からのタクシーも中国製の吉利汽車(GEELY)。中国語で書かれたカジノの広告も多かった。ミンスク市内中心部へ出るとさほど中国色は感じないが、空港は中国を感じた。
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両替した。通貨単位はベラルーシルーブル(BYN)。1BYN=約52円。日本円からの両替は難しく、できたとしてもレートがよくないので、ユーロや米ドルなどを持参するとよい。
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ミンスクの街を歩く。5月9日が対独戦争の戦勝記念日のため、記念パレードが行われるようで、装飾が至るところにあった。
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ミンスク・メトロに乗車しよう。駅はMのマークがあるのでわかりやすい。
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入口と出口は分かれている。入場口付近でまれにランダムで荷物検査を受けるように促されることがあった。
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乗車券は窓口で購入する。1回乗車券は0.65BNY=約40円で、プラスチック製のコインのような形状で、自動改札に投入する。写真は回数券のようだ。窓口で英語は通じない。
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地下鉄の改札。
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ミンスク・メトロの車両は古く、ドアの開閉時など「ドン」という音とともに一気に閉まる。日本の通勤電車でいえば103系電車のような感じで、ドアが閉まる速度が速いので、もたもたしているとドアに挟まれてしまうので、早々に乗り込むのがよい。
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地下鉄の路線図。現在3号線の建設が計画されている。
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宿泊先近くの勝利広場駅にて。電波塔の形状などもソ連っぽい。
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戦勝広場の地下道に貼られた絵。戦勝記念日が近いのだろうか軍人が行進の練習をしていた。
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ミンスクにはスヴィスロチ川が流れており、川のほとりが公園になっており、ジョギングや散歩する人などが多い。
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5月4日に、ベラルーシの詩人マクシム・バグダノビッチ記念館で、「日本・ベラルーシ友情の花輪」という日本文化を紹介するイベントがあったことを現地で知り、のぞいてみることに。
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ベラルーシ人の青年による「尺八」が披露され、まさかの尺八の演奏を約1時間ほどミンスクで聴くというレアな体験をすることになった。日本でもめったに聞くことないのにね。
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夜21時すぎなのにまだ外は明るい。トロリーバスも走る。
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街を貫くメインの大通り(ネザレージナスツィ大通り)にて。スマホで撮ってもこれだけ綺麗な写真が撮れるんだから、きっと綺麗な街並みなんだろう。
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翌朝からミンスクの建築物を見学した。国立図書館。上層階が展望台になっており、登ることができる。
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共産圏的ケンタッキー・フライドチキン。これはインパクト、ミンスクどころか世界一かも!?。
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ミンスク駅前にて。6月21日から30日まで、2019年ヨーロッパ競技大会をやるため、至る所に宣伝物が設置されていた。2020東京オリンピックの予選大会となっている。
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ミンスク駅から徒歩10分程の「聖シモン・聖エレーナ教会」には、長崎の浦上天主堂から贈られた鐘と、広島・長崎、福島の土が入ったカプセルが埋められているそうだ。
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ベラルーシも、チェルノブイリ原発事故の被害を受けた国なので、同じ被爆国として日本との縁を感じた。
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旧ソ連だった国々ではレーニン像が撤去される動きが加速しているが、ミンスクではまだレーニン像が残っている。独立広場にて。
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猫ミュージアム&カフェもある。
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5月9日の戦勝記念日のための装飾が至る所でなされていた。
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十月広場にて。
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滞在中、ミンスク在住の方からご紹介頂いた、博物館страна мини (ストラナーミニ)に行ってみた。ベラルーシの様々な都心の象徴的な建物の模型が展示されていて、地方都市も観光コンテンツが色々あるなと思った。
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最後はミンスク中央駅を見学。滞在時間が短すぎたことを後悔しつつ、ミンスク中央駅から近い中央バスターミナルから300番バスにて空港へ向かった。
30日間ビザ不要になったので、多くの日本人がベラルーシを訪問する契機になればと思う。
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