ハバロフスク　気分転換にふらっと行ける街

2019/05/16 - 2019/05/20

なんだか毎日疲れちゃったな～と思ったので、近場でやかましくない場所を求めて、ハバロフスクに行きました。
こじんまりして素敵な町でした。英語はあまり通じませんでしたが、基本的に人も物価も優しく、短期の現実逃避にはピッタリでした。

本当はイルクーツク＆バイカル湖に行きたかったのですが、ビザを取りにいく時間もなくあきらめようとしたところ、電子ビザで「すぐに行けるロシア」があると知り、該当する街をざっと調べました。一番惹かれたのが表紙のスパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂。「これを見にいこう！」とハバロフスクに決めました。

主要スポットは他の旅行記で紹介されていると思うので、細かい話のみです。主に、自分が欲しかった交通＆ビザ情報と、おすすめしたいお店の情報です。
非常に狭い行動範囲での記録なので、あまり有益な情報はないかもしれませんが、ハバロフスクを訪れるどなたかのお役に立てればうれしいです。

唯一参考にしたのは
☆在ハバロフスク日本国総領事館のHP および そこの観光案内です。
下記のPDFをiPhoneの”ブック”に保存して活用しました。
基本情報だけでなく、買い物・食事などのリストが説明＆地図つきで便利でした。
https://www.khabarovsk.ru.emb-japan.go.jp/files/000307018.pdf

これと
☆Googleマップのオフラインマップ
☆乗換案内的アプリEway
のみで過ごしました。（そういえば、ロシアでLINE使えない、という情報も見た気がしますが、ハバロフスクでは全然使えました）

グローバルWiFiを事前予約。ホテルのWiFiも問題なく使用できたので、3G/300MBで十分でした。

☆電子ビザについて
同一空港からしか出入国できません。
ネットで申請　http://electronic-visa.kdmid.ru/index_jp.html
"申請から4日以内に発行"と書いてあり、またネットで"発行後入国は翌日から可能"という情報も見たため、5/16入国するなら5/11までに申請しなければいけないという認識で急いで申請＆航空券も5/11に購入。

私の場合
5/11　航空券購入・ビザ申請→同日"申請受付しました"のメール受信
5/13　"完了しました"のメール受信（ビザ ダウンロード可能）

ちなみに、ロシアへの入国は"5/13から6/12までの8日間"となっていました。しかし当然時間に余裕はあった方が絶対によろしい。すべてが順調にいくとは限りませんので、参考程度にお願いします。申請に不備があったらアウトですし、1週間前には申請しましょう^^

電子ビザでわからなかったこと
Q. 添付写真のサイズetc　
A. スマホで撮った写真(無背景前髪メガネなどの注意事項はネット情報参照)をそのままpcに送ってビザ申請フォームに添付。顔の大きさなどの修正はフォーム内で行う。
ちなみにビザといってもパスポートに写真が貼られるわけでもなかったので、映りを気にする必要全くなしでした(笑)

Q. めんどくさそう
A. 思った以上に簡単でした。ちゃんと読んで正しい情報を入力するだけ。

☆在ハバロフスク日本国総領事館HPで「パソコンやデジカメの持ち込みは出入国時に申請が必要」という情報があったのでドキドキしていましたが、全員が流れるように申告無のグリーンラインを通過しており肩透かし。一応「ノートパソコンを持っているのですが申告必要ですか」と空港職員に尋ねましたが「え？パソコン？（職員同士で確認）申告いらない。あっち（グリーン）どうぞ」とのことでした。なぞ。
https://www.khabarovsk.ru.emb-japan.go.jp/ryoji_custom.html

エリア ハバロフスク(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: アシアナ航空 S7航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

国際線出たところ。入国審査後、中央の白扉から出てきます。左手の緑色の機械がATM。
到着後、出迎えの人が多く、このATMの近くにも大柄なロシア人のおじちゃまが２人いて怖かったのですが、「今から私ATM使いますよ」オーラを出したら退いてくれました。

ちなみに5000RUBをキャッシングしたのですが、5000ルーブル札１枚だけ出てきて、これではバスにも乗れません。空港で両替もしてもらえませんでした泣
後で調べたら引き出し時にOtherという選択肢があり、小さな金額のお札で引き出せるようです。勉強になりました。

ハバロフスク ノビ空港 (KHV) 空港

国際線ターミナル出た後はこんな感じ

トロリーバスは左側、右側は普通のバス

現在の国際線ターミナル（をバス停から見ている）

2019.5時点の地図
左の小さな黄色が国際線、右の黄色が国内線
真ん中の灰色部分が建設中のターミナルエリア

一番右の低い建物（白）が国内線ターミナル
一番左のガラス張りの建物が、建設中のターミナルです
現在の国際線ターミナルは、さらに左です

新ターミナルは、日本の企業も関わっているようです。
新国際線としての利用はまだまだ先のようですが、新国内線ターミナルは2019年後半から利用開始予定らしいです。国内線の方が需要があるのでしょうね。

そういえば国際線ターミナルの事務所みたいなとこに、"本日の運航便"として、２都市/各１往復の時刻がホワイトボードに書かれていた気がする...かわいい。

国内線ターミナル

帰国時、この建物が見えた所でバスを降りてしまいました（街から空港に戻る場合、「国内線」「建設中ターミナル」「国際線」の順に建っています）。
「国際線はどこ？」と聞いたら「外に出て35番のバスに乗って」と言われ、もう一度乗車。ちなみにバス賃はとられませんでした。

トロリーバスについて

バスより安いので、トロリーバスばかり乗りました(トロリーバス25RUB/バス55RUB)。架線とつながっているのですぐにわかると思います。

乗り込んで発車した後に、集金係の人が近寄ってくるのでお金を渡します。みんな私服なので分かりにくいですが、レシートを出すための小型の機械を持っています。

バスに比べてかなりボロボロです。個人的にはそういうのも好みなので楽しかったです。車体は統一されてないので、外から見てわかりにくかったりします。
路線番号も分かりにくいですが、すぐに慣れると思います。写真のトロリーバスも、赤マルのところに1と書いてあります。「探す楽しみ」もできました。

Ewayアプリ
A>Bで検索すると、いくつか候補が出てきます
目的地Bはmapから設定できるので、地名やバス停が分からなくても大丈夫です
本当に便利！

ルートを選択するとこんな感じ
タクシー手配アプリのgett もインストールしていきましたが使用しませんでした。私の行動範囲が非常に狭かったこともあるかもしれません。

※これを見ると空港からトロリーバス乗り場まで徒歩５分となっていますね。Dachnayaがどこのバス停を示しているのかわかりませんが、空港のバス乗り場は出てすぐです。

ウスペンスキー教会。美しい。
空もきれい。

ウスペンスキー教会 寺院・教会

アムール川
釣りをしている人もいたので、釣り好きな方はぜひ

アムール川 滝・河川・湖

美しい。

教会に入る際、女性はスカーフなどで髪を覆っていますが、中に入ったところに小さな箱があって、そこに貸出用のスカーフがあったような気もします。

教会を出入りする人々をながめたり、教会内でベンチに座り天井を見上げたりと、ゆったりとした時間を過ごしました

スパソ プレオブラジェンスキー大聖堂 寺院・教会

日本人墓地に向かいます。
トロリーバス1で行きました。バスでも行けると思います。

バス停を降りるとお花屋さんが並びます。
造花がほとんどですが、わずかに生花もあります。日本人なのでついつい生花を選んでしまいます。

お花屋さんを抜けてもう少し歩きます

日本人墓地の入口の扉です

お花がたくさん供えてありました

久しぶりに見ました。ジーーンとしてしまいました。

ちなみに、日本人墓地はこの辺です
Googleのオフラインマップは本当に便利でした

上のバス停マークで降りたら、すぐにお花屋さんがあるのでわかるはずです

墓地脇の道
往路、場所がわからず１つ手前の停留所で降りてしまったのでまあまあ歩きました。結果的にこういう風景が見れたのでよかったです。

日本人墓地ははずれの方にあるので、そこだけ行ってすぐ帰ることも可能ですが、中の方にも是非足を運んでみてほしいです。墓地はとても広くて、ほぼ森なのですが、日本との違いが興味深いです。

◆市街地編◆

歩道に並ぶお店

手前から、アイス、忘れた（食べ物かな？）、クワス（ジュース）のお店。
アイスは１スクープ、50ルーブル。「コーヒーともうひとつ何にしよう」と悩んでいたら「バナナにしな！」と勧められた。バナナはバナナの味で確かに美味しかった。
紫のアイス屋さん（違う味のアイス屋さん）は100ルーブルだったかも。

アイスは大抵おいしい。
クワスは不思議な味だけど、安かったので（忘れたけど16ルーブルくらい?すみません本当に忘れた）試してみる価値ありです。

レーニン広場前の歩道橋
見ただけで疲れそうな、いかつい歩道橋なので避けていましたが、段差が低いので楽に登れました。結果お気に入り。

中央市場
賑わっています。一応行っておきました、って感じです。食べ物だけではなく毛皮の帽子もありました。

ボルシチ @カバチョーク
ニンニクとサワークリームの味変はかなり美味しい！

☆在ハバロフスク案内に載っています

ハバチョク 地元の料理

Le Nuage
あまりお店巡りしていませんが、食べ物で一番のヒットでした！
茶色の扉です。扉開けて右が店内、左に（多分）トイレがありました。

☆在ハバロフスク案内に載っています

この旅一番のヒットは、ここのチョコクロワッサンでした。ロシア関係ない…

今回のハバロフスク「毎日ここに通う旅」でもよかったかも、というくらいお気に入り。ただ、１人だったので量を食べられない！
マカロン２つ頼んで１つしか食べられず、残りの１つはtake away, pleaseと伝えて容器に詰めてもらいました。

持ち帰りもいいですが、クロワッサンはあたためてもらった方が絶対においしいです。お客さんが途切れないので、休憩がてら店内で人間観察や売れ筋checkも楽しいです。

写真下手ですみません
本物はどれも美味しそうなんです

こちらは、小さなスーパー（コンビニ？）のクッキー売り場。スーパーの袋菓子よりは味が想像できてそそる。
特別ではないけど普通においしかった。

お買い物編

ショッピングセンター“ラードスチ”内のお店 KIRA PLASTININA
どちらもセールで
ワンピース RUB398
スカート RUB359

1+1=3 というセールをしていて、”３つ買ったら１つ無料”でした。言葉が通じなくてもそれを一生懸命説明してくれました。コートを買い足して、スカートは無料になりました！安い！

お気に入りショップMISUE
IG: misue_khv

前を歩いていたオシャレな女性がここに入っていったのでついて行きました。そんなもんです。

MISUEで買ったもの
カバン RUB1450 (￥2500くらい)
キュロットスカート RUB1150 (￥2000くらい)

品数は多くないですが、お手頃でかわいいものがあると思います。

ハバロフスクでは、ショート丈のスカートに薄めデニール黒タイツ＋フラットシューズの女性が多かったように感じます。
しっかり影響を受けてストッキングも購入しました。これは2packsで899RUB。丈夫で綺麗に足のラインが出ました。お値段以上は間違いないです、と思ったらこちらはイタリアのメーカーのようでした。

お土産に買ったエプロン。130～150RUBくらいで激安。かなりおすすめです。
簡単な作りのものですが生地もよく、なにより可愛かったので、複数買っておけばよかったと後悔。別のデザインも購入しましたが、写真を撮る前にプレゼントしてしまいました。

エプロンを買ったお店。
地下のお店でした。入口は歩道から見えますが、少し入りにくい入口かもしれません。自分も何故入ったのか謎ですが、吊るされていたエプロンの柄が目に入ったのだと思います。入ってすぐ右手の棚に、エプロンや布生地が積まれています。広々とした左奥は寝具や洋服なので、それだけを見て「店間違えた」と出られませんように^^

適当に入ったので、Googleマップで出てくるような大きな看板があったのか記憶にありません。レシートを見ても店名や住所がよくわからないので、間違っているかもしれませんが、この辺のこんな感じのお店でした。

お店のお母さんはロシア語オンリーでしたが、支払い時、私がポケットからお財布を出すと、「そんな所に入れてたら取られるから、カバンの奥にしまいなさい！」とお財布をカバンにしまうまでをしっかり見届けてくれて、素敵な方でした。

お土産に買った制汗スプレー(大 140ml RUB199 / 小 50ml RUB99)
ちなみに4本 機内持ち込み問題なしでした（化粧品・衣料品スプレーの持ち込みは1本あたり500ml以下・合計2Lまで・参考ANA HP https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/prepare/baggage/limit/caution-restriction.html）

制汗スプレー含むコスメ系はこちらのお店で結構買いました。読み方がわかりません。@Л’Этуаль https://www.letu.ru/

最初の会計時レジで「カードがなんとか」と言われ「はいクレジットで払います」と英語で言ったら困った顔して、このメンバーズカード(?)をくれました。
どんな特典があるのかはわかりませんが、買い物するたびに聞かれるので出しました。

ロシア人の髪の美しさにあこがれ、オーガニックシャンプーはあるか尋ねると、シベリアのオーガニックブランドNATURA SIBERICAを紹介されました。かなりよさそうだったのですが、今回は機内持ち込み荷物だけで帰国したかったこともあり、購入できず。残念。

今回買い物は本来の目的ではなかったのと、ラードスチが結構楽しめたのもあって、ショッピングモールはラードスチしか行きませんでした。
上の階に行くと賑わいはなくなりますが、a_Pmというお店など、日本人の好みに合いそうなお店がいくつかありました。

他にもNK Sitiやエネルゴ＝プラザなどのお店があるようです。

泊まったホステルはKayut-kompaniya
空港からトロリーバス1 (25RUB) レーニンスクエアで降ります。
レーニン広場沿いに歩いて広場抜けたら少し下る。スーツケース問題なし。

ちなみに、ホステルからアムール川まで、さらにはスパソ プレオブラジェンスキー大聖堂までも歩けました（疲れたので帰りはバス）。別日ホステルからラードスチまでも歩きました。
ただ、交通費は安いので節約のために頑張る必要はないとは思います。坂も多い！

最大３人用の個室に一人で泊まりました（それでも安い！）
シャワー、トイレは共同ですが、水回りとてもきれい。

そういえば、ハバロフスクはどこもトイレットペーパーを流してはいけないルールでした。でも全然臭わなかったです。ペーパーは固めだったので、同じホテルに連泊なら持参してもいいかも…と思いました。あと、非常に乾燥した夜があったのでマスクがあればよかったです。

旅後半は個室の空きがなく女子ドミトリー（８人部屋）に移動。
全ベッドにカーテン・コンセントあり。部屋は広々としていてスーツケースを広げて荷物整理できます。一人旅の韓国の子が多かったです。ひさしぶりに人とおしゃべりできてうれしかったです^^
ちなみにシーツは自分で敷くスタイルです。ドミトリーでは荷物やタオルを吊るせるS字フックが役に立ちます。