魅惑の楽園パラオ　シュノーケル三昧＆史跡観光

2019/04/27 - 2019/05/01

改元で10連休のGWとなったので、急遽パラオへ。
JALの直行便のツアーがあったので、キャンセル待ち。
無事に空きが出て念願のパラオへ。
奇麗な海と悲しい歴史に触れてきました。
ダイビングのライセンスは持っていないので、シュノーケル三昧でした。

エリア パラオ(パラオ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: ジャルパック

成田空港からパラオ、コロール国際空港まで約4時間30分で、地上の楽園パラオに到着します。
グアムとセブの中間を飛行して到着です。
日本との時差は無し。飛行機内で食事をし、映画を1本でも見ていれば到着。

直行便があればいつでも気軽に行けるのですが。
日本との関係が深い国なので、是非復活してほしいものです。

Parau Internatinal AirPort
パラオ国際空港です。

セスナツアーもここから飛びます。
国際空港とはいってもとても小さい空港です。
タラップは固定式でひとつしか無かったと思います。

ラウンジは到着時間帯しかやっていないので、チャーター便利用の場合には使用できません。
また今後しばらくは老朽化対策工事のため一時的に利用できなくなります。

パラオ国際空港 オーシャンビューラウンジ 空港ラウンジ

I LOVE PARAU.
パラオは日本との関係が強いので、道路は右側通行にもかかわらず、走っている車は右ハンドルの日本車ばかりでした。バスも日本製で乗り降りは左側です。
また信号はひとつも無く、基本的に皆譲り合いの精神で運転しているようです。

DFS　パラオ 免税店

今回利用したホテルはパラオ・ロイヤル・リゾート（表記はPRR）。
コーブリゾートパラオと隣あっています。

せっかくなのでオーシャンビューの部屋を選択。
部屋からの眺めはグッドです。
ただバルコニーに日が当たるのは午前中までなので、タンニングしたい人は午前中までか、プライベートビーチで。

近くにミニスーパーがあるので飲み物やお菓子等はそちらで買えます。
基本的にパラオは輸入に頼っているので、物価はフィリピンなどと比較するとお高いです。
軽い食事は歩いて行ける距離にあるドロップオフが個人的におすすめです。
ダウンタウンへは30分近くかかるので、シャトルバスか送迎があるショップかレストランを予約するのがお薦めです。

ホテルの敷地内にオプショナルツアーのデスクとダイブショップがあり、ホテルから海のツアーへすぐの出発が可能です。

部屋から海とサンセットが見たい場合はパラオパシフィックリゾートへ（表記はPPR）。

パラオ ロイヤル リゾート バイ ニッコー ホテルズ ホテル

パラオ二日目。パラオではオプショナルツアーで動くのがベターというか、基本です。
オプショナルツアーをいろいろ組み替えて、初日に太平洋戦争で日米の激戦地となったペリリュー島の観光に。

コロール島からボートに乗り込んで約1時間、波穏やかなサンゴ礁帯から荒波にもまれる外洋を通ってペリリュー島へ。
移動中は波しぶきと時にはスコールで濡れるので、ホテルでバスタオルのレンタルを忘れないようにしましょう。雨除けのポンチョはツアー会社で用意してくれています。

ツアーはインパックさんを利用。

コロール島 自然･景勝地

ペリリュー島司令部跡。コンクリート造り。
北波止場からバスに乗り換えて数分で到着。

壁は粗方落ちてしまっていますが、司令部だけあって柱はまだ外観を維持しています。数年前にパラオでは滅多に発生しないハリケーンが直撃した時は、全島民がここに避難したそうです。ハリケーンは滅多に無いので、家に備えが無いんですね。

天井には爆撃で空いた大穴が空いていますが、階段もしっかりしており、二階に上がることができます。壁には銃弾の跡も。

ペリリュー島 自然･景勝地

旧日本軍の戦車です。
非常に小さい。三菱製だそうです。

モノの本には操縦していた日本兵の真っ黒こげの写真がありました。
火炎放射器で焼かれたそうです。
周辺の道路にはキャタピラの跡が生々しく残っていました。
だいぶ錆びついていますが、激しい戦争の遺物がまだまだこの島には残されています。

ペリリュー島 自然･景勝地

米軍の墓標跡です。
戦闘で亡くなった兵士が一時的にここに埋められました。
今は全員アメリカに帰国して墓標が残っているのみです。
奥には米軍が上陸したオレンジビーチがあります。

オレンジ・ビーチ ビーチ

ペリリュー平和記念公園の「西太平洋戦没者の碑」
碑の向いているのは遥か彼方の日本です。
天皇もこちらで献花されました。

碑には
さきの大戦で西太平洋の諸島及び海域で戦没した人々をしのび
平和への思いをこめて建立すると銘打ってあります。

裏は波の激しい海です。ダイビングで有名なブルーコーナーです。

ペリリュー平和記念公園 広場・公園

ジャングルの中に朽ちたゼロ戦が。
近くの滑走路跡からすぐ近く。
飛び立ってすぐ墜落したものでしょう。
激しい戦闘で、回収するどころでは無かったのか。
艦載するための両翼の折り畳み機構も確認できます。

ペリリュー島の零式艦上戦闘機 (零戦) 史跡・遺跡

ペリリュー島東側からの攻撃に備えた砲台です。
結局反対のオレンジビーチからの上陸作戦が決行されたため、一度も使われることが無く、そのまま残っています。

ペリリュー神社 寺院・教会

米軍の水陸両用洗車です。二台並んで遺棄（？）されています。
兵士を載せての揚陸機能もあります。
日本軍の戦車とは大きさが見事に違います。

ナパーム弾のアルミ砲弾の残骸も近くにありました。

ペリリュー島 自然･景勝地

ペリリュー島で一番高い大山の頂上にあるモニュメントです。
ペリリュー島全体を見渡すことができます。

ペリリュー神社 寺院・教会

ペリリュー神社です。
鎮魂の意を籠めてお参りしてきました。

この後博物館にも行って遺物を沢山見ました。

日米が互いに死力を尽くして戦った歴史を改めて認識でき、
今現在の関係性、世界情勢を考えるととても切ない気持ちになりました。

ペリリュー神社 寺院・教会

オリック　オメラウ
フルーツコウモリです。
虫を食べず、フルーツのみを食べるコウモリです。
通常のコウモリと違ってお目めぱっちりで可愛らしい。
この子は翼を怪我したところを保護されたらしいです。
指を出すとぺろぺろと舐めてくれました。

でもね、パラオではスープにして食べるんですよ。
虫を食べないので、寄生虫もいないので安全な食材らしいです。

こんな可愛らしい姿を見てしまったらもう食べれません。

Mrina Cafe VITA近くのロックアイランドカンパニーオフィスにて。

コロール島 自然･景勝地

ペリリュー島から帰ってきてから、水着を着こんでカヤックで夜の海へ。
残念ながらサンセットは見れませんでしたが、満点の星空と夜光虫を見ることができました。
ロックアイランドツアーカンパニーさんを利用。

コロール島 自然･景勝地

三日目。
この日は朝からシュノーケル三昧。
ジャーマンチャネルを通ってタートルコーヴ、ウーロン島からウーロンチャネルと全4カ所でシュノーケルを行いました。
その前にコロールの海で注意すべき生き物のおさらい。

シュノーケルツアーはインパックさんです。

ジャーマンチャネル 自然･景勝地

タートルコーブから流れに乗ってのシュノーケル。
島に沿った潮流で、一気に深くなるドロップオフも見ることができます。
サメと遠くに泳ぎ去るウミガメも見れました。

タートルコーブ 体験・アクティビティ

タートルコーブから流れていった先にはあのチンアナゴの巣が。
写真では分かりにくいですが、海底からニョキニョキと。
潜水で近づくと引っ込んでしまうので遠くからの観察でした。

タートルコーブ 体験・アクティビティ

パラオはシュノーケルでも十分に楽しめます。
パラオでダイビングは流れに乗って行うので、経験を積んでからのトライになります。

パラオでダイビングすると感動のあまり、もう他では潜れなくなるとか。
怖いですね。

タートルコーブ 体験・アクティビティ

ジャーマンチャネル。
人口の海路です。
ドイツ統治時にダイナマイトとつるはしで作り上げた人口の海の道です。
流れ出てくるプランクトンを捕食するためにマンタがやってきます。

行きはスコールだったため、帰りにゆっくり通りましたが、残念ながらマンタには出会えず。
ダイビング免許を取ったら是非リベンジしたいです。

ジャーマンチャネル 自然･景勝地

ウーロンチャネルにて。
こちらもゆっくりと流れに乗ってのシュノーケリング。
海底に潜むタイマイを発見。
一緒に泳ぐことができました。

ウーロンチャネル ダイビング

ウーロンチャネルにて。
とても大きなニモにも会うことができました。

ウーロンチャネル ダイビング

ウーロン島でランチとトイレ休憩。
ヤシの実が落ちてました。
パラオのヤシの実は、優しいので人には落ちないのだとか。
でもこのサイズが頭上から落ちて着たら実際危険です。

ウーロン島 ビーチ・海

四日目。
ロングビーチ・ジェリーフィッシュレイク・シュノーケル・ミルキーウェイの欲張りツアーに参加。

潮の満ち引きの関係で最初にロングビーチへ。
その後、のんびりシュノーケル。
潮が引いた海で比較的浅いところで魚を沢山見れました。
一部サンゴが足に届くくらい浅いところがあり、そういうところではサンゴを傷つけないように立ち泳ぎは禁止です。

ロックアイランドツアーカンパニーさんを利用。

ジェリーフィッシュレイクツアー (IMPAC TOURS) アクティビティ・乗り物体験

こんな魚達も間近で見ることができます。

ジェリーフィッシュレイクツアー (IMPAC TOURS) アクティビティ・乗り物体験

ジェリーフィッシュレイク近くの無人島でランチ。
とても奇麗なビーチです。

ジェリーフィッシュレイクツアー (IMPAC TOURS) アクティビティ・乗り物体験

同じく無人島のビーチです。

ジェリーフィッシュレイクツアー (IMPAC TOURS) アクティビティ・乗り物体験

ランチの後にジェリーフィッシュレイクへ。
外界と隔たれているので、まずは山登りからスタート。
外界からの持ち込みを防ぐため、登山道入り口で水をかけられます。

結構急な斜面を登って、下ります。
両手をフリーにするためライフジャケットにフィンとシュノーケルを突っ込んで自分で運びます。

ジェリーフィッシュレイク 滝・河川・湖

太古に外界と隔たれたため、独自に進化したクラゲたち。
彼らは外敵が居なかったため毒を失いました。
なので触っても安全です。
光合成を行うので、日向に集まってきます。

数年前に一回激減したため、しばらくはツアーが実施されませんでしたが、ここにきてようやく数が戻ってきたのでツアー再開となりました。

ちなみにここを訪れる30分くらい前からは、日焼け止めは禁止です。
また湖では深く潜るのも、フィンによるバタ足も禁止です。

ジェリーフィッシュレイク 滝・河川・湖

ジェリーフィッシュには優しくタッチ。

ジェリーフィッシュレイク 滝・河川・湖

ミルキーウェイでは海底の泥でパックをすることができます。
でも砂の持ち出しは厳禁なので、最後は奇麗に洗い流します。
ガイドさんが3ｍ潜水して泥をかき集めてきてくれます。

ミルキーウェイ 自然･景勝地

ロックアイランドツアーカンパニーのジェニーさん。
こんな感じで塗りましょうと実演で説明。
眼をしっかりと閉じて、顔から全身までまんべんなく塗りたくりました。

ミルキーウェイ 自然･景勝地

十分時間が経ったらそのまま海へダイブ。
泥を持ち出さないために、しっかりと洗い流します。

ミルキーウェイ 自然･景勝地

ここから現地のグルメ情報です。
シャトルバスのドライバーがお薦めだと言っていたハンバーガー屋さん。
ダイブショップの「ドライブオフ」、パラオのスタジアム近くのグリーンの小屋です。ぱっと見、なんのお店か分かりません。

窓口は３方向にありますが、スタジアム側から注文しましょう。
注文受けてから作り出すので、出来上がるまで数分かかります。

絵は全く映えませんが、味はまぁまぁです。
ボリュームはあります。
今回注文はベーコンエッグバーガー。

マリーナカフェヴィータからの眺め。
サンセットを眺めながら食事もできます（要予約）。

ただ全体的にパラオならではの食事を取る事は難しいです。

マリーナ カフェ ヴィータ イタリアン

南の島ならではの野良ニワトリ。
何故か無人島にも沢山生息しています。

マリーナ カフェ ヴィータ イタリアン

帰国の飛行機待ちで気づきましたが、ソファは日本からの寄付でした。

最終日にセスナでの観光を計画しましたが、二機のうちの一機が故障で飛べないとの事で体験できませんでした。
せっかくのかき入れ時なのに勿体ないですね。

次はダイビング免許を取ってダイビングとセスナツアーを体験したいですね。
特に世界遺産のセブンティアイランドはセスナでしか行けないので。

パラオ国際空港 オーシャンビューラウンジ 空港ラウンジ