2019/04/30 - 2019/05/03
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B-SONさん
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2019年のゴールデンウィークは年号が平成から令和に変わることもあり、10連休となりました。
そんな10連休を活用し、3年かけて貯めたJALマイルを活用して烏国(ウクライナ)に行くことにしました。
目的はもちろん最近見物が可能になったチェルノブイリ原発!
しかし、特典航空券でゴールデンウィークの欧州直行便など取れるはずもなく、知恵を振り絞り、時間を犠牲にして下記のルートで行くことに・・・・。
【往路】
大阪→上海→ドーハ→ロンドン→キエフ
【復路】
キエフ→ドーハ→バンコク→クアラルンプール→大阪
片道3日かけてやっとウクライナになってきました。
チェルノブイリ原発訪問に先立ち、いろいろ予習しました。
ツアーにも参加して分かったことは、原発は全然クリーンではなく、万一事故った場合の後始末のコストは膨大で、経済効率も大した事が無いこと。
小泉元総理が頑なに原発反対を唱える理由もなんとなくわかった気がしてきました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ マレーシア航空 カタール航空
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8:20発のBA882便に搭乗すべく、今回の旅はヒースロー空港第5ターミナルのBAラウンジからスタートです。
ロンドン ヒースロー空港 (LHR) 空港
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一応機内食が出るのですが、なんちゃってビジネスクラスのため、軽めに腹ごしらえを済ましておきます。
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BA882便にてキエフに向かいます。
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出た!必殺なんちゃってビジネスクラス。
欧州域内は仕方ないとあきらめるしかないのですが、割り切り方がすごすぎる気がします。
エコノミー3列席の真ん中を封鎖して「ビジネスクラス」って、日本でやったら大ブーイングですな。。。 -
本日はLCC仕様のA320機材でございます。
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ターミナル5はBA専用ターミナルのようで、このラウンジからA320、B747、A380と小型機から超大型機まで様々なBA機を堪能することができます。
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座席は残念過ぎますが、機内食はそれなりのものが出てきます。
ドリンクのリクエストで水を頼んだらアイスレモンウォーターを出してくれたのですが、これがおいしくて、2回もお替りしてしまいました。 -
約3時間半のフライトでキエフ到着です。
SAMSUNGどこに行っても目立つな。
最近アンチ韓国気味なので、少しイラっとします。キエフ ボリスポリ空港 (KBP) 空港
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空港出て右側に行くと市街に行くバス乗り場があります。
途中白タクの運ちゃんが「タクシー」とか、「バスは来ないよ」とかの誘惑がありますが、すべて無視します。
ウクライナではさすがに現金を調達する必要があり、ATMでキャッシングをしました。
3台くらいATMがあるのに自分が使った後別の人が同じATMで何かやっていたのが少し気がかり。
スキミングされていないといいけど・・・。 -
空港からバスまでは100フリヴニャ(約400円)で行けます。
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バス車内。
満席にならないと出発しません。
個人営業なのだろうか・・・・? -
中央駅の前のこの教会(?)が終点です。
バスは折り返し空港行きに変わるため、帰るときはここに来れば空港行きのバスに乗れます。
ただ、ある程度満席にならないと出発しないので、30分~40分程度早目に移動することをお勧めします。キエフ旅客駅 駅
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バスを降りて周りをきょろきょろしていると、またしても「タクシー」とか「メトロ」とか声をかけてくる白タクの運ちゃんがいますので、無視してホテルに向かいます。
今回はバスを降りて徒歩1分圏内のホテル(IBIS Kiev Railway Station)を押さえました。 -
翌日、チェルノブイリ原発ツアーに参加すべく、集合場所に向かいます。
地下鉄移動だったのですが、チケット売り場をうろついていたらダフ屋のおっちゃんが声をかけてきます。
これは無視してチケットを買います。
チケットは1回ぽっきりのトークンと複数回チャージ可能なカード式が発売されており、今回はカードを購入して5回分チャージすることにしました。 -
こちらが購入したカード。
カード自体が16フリヴニャで、乗車券のチャージが8フリヴニャx5で56フリヴニャだったかな。
というか、地下鉄が8フリヴニャ(=約40円)でしかも均一運賃って。。。
タイバンコクのBTSより安いじゃん。。。 -
キエフの地下鉄は正解一深いことでも有名らしいです。
エスカレータの速度は日本の約2倍。
そしてゴールが見えない深さ。
ちょっとしたアトラクションですな。
これだけでも1回40円は安いと思う。。 -
では、ウクライナの地下鉄に乗ります。
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ツアー集合場所の最寄り駅につきました。
今回はチェルノブイリツアーがメインなので遅れることがあってはなるまいと2時間余裕をもってホテルを出たのですが、慣れない地下鉄にダフ屋のおっちゃん攻撃や、逆方向への乗車や、乗り過ごしなどが相まって、90分近く消費してしまった。
ま、それを見越して早めに動いているので良いといえばよいのだが・・・・。 -
ツアー集合場所への移動中、ユニクロのパクリっぽい看板を発見。
左側は「MINISOじ」って書いてあって、
右側は「メイソウ」って書いてある。
なんだこれ。
そういえば、ロンドンやキエフで「極度乾燥(しなさい)」とかいう訳の分からないブランドがあるのだが、あれ何なんだろう?言葉が無意味すぎて謎すぎます。 -
ツアー集合場所への移動中、独立広場の前を通ったので、1枚。
本日は小雨と本降りが入り混じる大変よいお日柄に恵まれましたー。
(昨年のミャンマー・ゴールデンロックの悲劇を思い出します・・・。)独立広場 広場・公園
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ツアーの集合時間30分前に到着したので、横のマクドナルドで時間潰します。
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アメリカンコーヒー1杯29フリヴニャ(=120円くらい)
日本のマックのMサイズよりは安いのですが、インスタントコーヒーなのです。。。 -
令和元年はここキエフで迎えることになりました。
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チェルノブイリ原発から半径30キロは制限エリアになっており、ツアーで入るにしても事前にツアー会社に申し込みをしてパスポート情報等のID情報を提示しておく必要があります。
提示したID情報をもとにツアー会社が写真のような書類を作ります。
当日はこの書類とパスポートを提示して一致すると中に入れます。(一致しないと入れないです。) -
無事制限区域への立ち入りが許可されると、一人1台線量計が手渡されます。
福島原発のドキュメントでも似たものを見た記憶があり、たしか、1日の被ばく量を図る機械だったような。 -
ガイガーカウンターはツアーのオプションです。
レンタルは10ドル。
購入は100ドルだったかな。
チェルノブイリ原発から30キロ地点の放射能測定値。
ちなみにキエフ市街地が0.2マイクロシーベルト
東京が0.04マイクロシーベルト
飛行機で東京から欧米にフライト(長距離路線に搭乗)した場合が0.1マイクロシーベルト。
東京よりは高いけど、気にするレベルではない感じ。 -
Zalyesyeビレッジ
原発から19キロ地点。
確か商店の跡だったかと -
商店内部をガイガーカウンターで計測中
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商店近くの教会
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生活感がいまだ残る民家
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天使がラッパを吹く像
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昼食会場。
昔はホテルだったらしいのですが、ツアー用の昼食会場として一部を使っている模様。
ちなみにチェルノブイリ市は一応25%程度機能しているらしい。
写真撮り忘れたけど、確かに商店とかあったな。
でも原発関係者か、昔から住んでいた住人と思われます。 -
消防士の像。
この後ろに、消防署があったらしい。
原発事故発生時にすぐに駆け付けた消防士たちの像との事。
当然ながら当時は事故の大きさが分かっておらず、消火活動中に急性放射線症候群にかかる状況はまさに目に見えぬ恐怖との戦いだったと思います。
なんともいえぬ気持にになります。 -
ついにチェルノブイリ原発が見えてきました。
右端が1号炉で、左端が4号炉です。 -
4号炉のアップ
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さすがに原発から10キロ圏内だけあって、放射能レベルも若干高めです。
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4号炉の近くまで来ました。
国際支援のおかげて新しい石棺が無事完成していました。
事故から30年近くたっても(何の価値も生まない原発に)数千人が従事しているとのこと。 -
4号炉近くの計測結果。
高いは高いけど、石棺に覆われているため、1マイクロシーベルトいっていないです。 -
廃墟と化したプリピャチ市にやってきました。
原発から約2キロ -
ガイドのお姉さんによると、右側がホテルで、左側が劇場とのこと。
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意外なのは、原発4号炉よりもプリピャチ市のほうが放射のレベルが高い点。
(場所によりけりなのですが・・・) -
スーパーの廃墟
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スーパーのかごも朽ち果てています。
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演劇上の裏手の楽屋
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ソ連を彷彿とさせるものが残っています。
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遊園地の跡。ゴーカート乗り場?
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観覧車は正式運用することなかったらしい。
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線量チェック
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観覧車のアップ。
ちなみにこの観覧車の下が線量的なホットスポットになっていて、
ガイガーカウンターを当てると20マイクロシーベルトになるらしい。 -
観覧車前での線量チェック
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雑木林になっていますが、当時は陸上競技場だったらしい。
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観覧席もあります。
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プリピャチ市は当時5万人が住んでいたということで、マンションが幾つも建っています。
その中で新しめのマンションに案内してもらいました。
一応屋上まで行ってもOKということで。。。 -
9階建てのマンションを、屋上目指して上がっていきいます。
途中寄り道してみると、当時の生活雑貨の残骸が残っていました。
テレビの跡 -
ベッドの跡
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オーブン(?)の跡
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屋上にたどり着きました。
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屋上から原発4号炉が目視できます。
この距離だと事故当時の影響は計り知れないですね・・・。 -
階段の様子。
仮に当時新築だとしても築30年なので、崩れ落ちやしないか不安になります。 -
郵便ポスト
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プールの跡。
飛び込み台もありました。 -
プールに放置された本
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プール跡地の線量チェック。
意外に低い。 -
原発とは直接関係ないのですが、冷戦当時チェルノブイリ原発の近くに秘密の軍事施設がありました。
それがコレ。高さ150メートルもある軍事レーダーシステムの跡。
Dugaとかキツツキとか言われています。 -
専用エレベーターも完備です。
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なんか吸い込まれそう・・・。
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下から見上げた図。
なんか吸い込まれそう・・・。 -
線量チェック。
というわけで、チェルノブイリツアーはここまで。 -
キエフに戻り、楽しみにしていたプザタ ハタ(Puzata hata)へ。
サラダと水餃子みたいなやつで約300円。
安い! -
地元民にも人気のようで、結構埋まっていました。
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翌日はウクライナのチョコレートメーカー「ROSHEN」の工場見学に行ってきました。
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ROSHENのマスコットキャラクタ(!?)が出迎えてくれます
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プロジェクションマッピングで機械の中も映像で見せてくれます。
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工場見学が終わると、オリジナルパッケージのチョコが作成できます。
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パッケージの印字機械を見ていたら、なんと日本製の機械でした。
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工場ツアーとオリジナルパッケージのチョコ作って40分くらいのツアーでしょうか。
平日だったせいか、穴場のツアーだったのか、私の時は申し込み一人だったので、プライベートツアーみたいになってしまいました。
申し込みと決済はWebからで当日申し込みも可能です(というか私は当日申し込みでした。)
https://roshen.com/en -
工場見学の後はROSHENの専門店でお土産爆買いもありです。
ただ、工場周辺の地下道は昼間も暗く、スリがいるのでお気を付けくださいませ。 -
大祖国戦争博物館への寄り道。
ドニエプル川ですこしのんびりしていきます。 -
遠い異国の地で川を見てのんびりするのって贅沢ですよね。
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大祖国戦争博物館。
例のごとく裏口みたいなところから入ってしまった。
しかも花の展示会場を経由するルートだったらしく、ろくに見ないのに入場料取られてしまった。大祖国戦争博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館と言いつつ、野外展示場みたいな感じ。
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奥に巨大な像が鎮座しています。
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T-10M戦車
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MI-24V
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中距離ミサイル MAZ-547A
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LI-2輸送機
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ちなみに追加料金払うと中に入れるようです。
追加料金10フリヴニャ。
写真撮る場合はさらに30フリヴニャ。 -
T-34-85戦車
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MIG-17
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52-K対空砲
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MIG-21
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長距離ミサイル R-12
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YAK-9
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全部紹介しきれないのですが、所狭しとソ連時代の兵器が鎮座しております。
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53-38式魚雷
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KV型爆雷
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BM-13式ロケットランチャー
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列車砲。
有料エリア内にあるんだけど、何故か外から見たほうがよく見える・・・。 -
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アフガニスタン出征の像。
なんでウクライナが?って思いますが、旧ソ連の構成国ですからね。。。 -
帰りはバスで帰ります。
バスも均一運賃で8フリヴニャです。
ちなみにウクライナの公共交通機関は均一料金のため入場はチェックしますが、出場はチェックしません。
性善説的な社会なのかな? -
さらばウクライナ。
この後ドーハ→バンコク→クアラルンプールを経由して日本に戻ります。キエフ ボリスポリ空港 (KBP) 空港
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