12回目の温泉一人旅 ～ 別府明礬温泉

2019/04/24 - 2019/04/25

GWを避けてその前に連休をとったものの
天気予報がいまひとつな状態‥
今月も行き先に迷っていました

直前まで予約サイトを検索し続けていたら
見つかったのが明礬温泉宿の直前割プラン
明礬の硫黄泉の掛け流しを楽しめる上に
朝食付きで4,500円なんて嬉しすぎる♪

晴れるなら景色も楽しめるところがいいけど
最終予報は微妙な傘マーク
露天入浴に差し支え無いくらいなら
今回はこの宿に決まりだー٩( ᐛ )و

でも、ここ数日の睡眠不足で疲れていたのと
この日は息子のバイトが休みでもあったため
旅行諦めて親子カラオケもいいかな～と思い
当日誘ってみたけどあっさり断られました‥

で、当日朝に急いで宿とバスの予約を入れ
いざ別府へ～♨︎

エリア 別府温泉(大分)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

急いで支度して、11時台の高速バスに乗車。
飽きもせず旅のお供にから揚げを購入～

博多から約2時間半で別府に到着です。

鉄輪口で降車し、今回も別府の路線バスを乗り放題できる『MyべっぷFree』を貰おうとバス案内所を訪問したものの‥

私）「MyべっぷFreeが欲しいんですけど♪」
ウキウキの私に対し
係員）「え‥ここでは販売してないんですよ」
と困惑した様子‥

あ、そうだ！
バス予約して、併せて『とりっぷきっぷ』って乗車券として購入しないといけなかったんだ！
私、2回も利用してるのにすっかり忘れてた～
朝、急いでweb乗車券を発行してしまって、それで安心しきってた(>_<)

「え？なんで？どうして？どーゆーこと？!」と迫られるかと身構えていたであろう係員さんも、私がすぐに自分のミスに気付いたことで安堵の笑みw

てことで、バス乗り放題は諦め、今回はより行動範囲を狭めることに。
なんだか疲れ気味でもあったし、まーいっか。

バスはゆるい坂道のぼり明礬方面へ。
曇ってて、湯気と雲が同化してるなぁ。

紺屋地獄で降りると目的の宿はすぐ目の前。

『さわやかハートピア明礬』。

格安な上に、源泉が2つあって硫黄泉と単純泉どちらも楽しめる温泉好きには嬉しい宿です。

昨秋利用した堀田温泉の『さわやか別府の里』の姉妹宿らしく、別府の里も安価な割に非常に満足できる宿泊だったため、こちらの宿も気になっていました。
同じく老人ホーム併設の宿です。

明礬大橋、見応えあるわー♡

遠くには昨冬泊まった『ゑびす宿旅館』が見えました。
あの時と同じく、今回も硫黄泉→単純泉入浴の「機能浴」が楽しめそうです♪

チェックインは14:30から。
15時ちょっと前に到着しました。
フロントの方々も感じ良く、お部屋に案内してもらいます。

施設感が強かった別府の里よりホテルっぽい雰囲気で、別府の里のスタッフさんはポロシャツ姿だったけどこちらは皆さんスーツ着用でした。

ごく普通の和室ですが、清潔感有り。
ペコンとヘコむ箇所がところどころにあったのはご愛嬌の畳は良い香りがしていました。

水回り部分にはアロマのディフューザーも置いてあり、こちらも程よく良い香りが。
個人的にハンドペーパーがあるのは好きです。

アメニティも充分。
ボディタオルとヘアバンド、これ重宝するんです。
お安い宿なのに、ほんとサービスいい！

部屋でひと息ついたら早速お風呂へ♪

敷地内の少し離れた所に硫黄泉の男女別露天風呂と家族風呂・それと単純泉の家族風呂がありました。

こんな木々の小道を進んで行きます。
夏は苦手な虫・冬はこれまた苦手な寒さでちょっとしんどいかも。
この季節でよかった‥
でも、雰囲気の良い小道です。

硫黄泉の露天風呂にお邪魔します♨︎

誰もいなーい♪

黒川温泉で見るような湯小屋。
ロッカーは無いけど、ひと通りの小物は有り。
テッシュと綿棒は有り難い。

内湯はどこから湯が出てきているのかよくわからず、なんだか溜湯のような印象を受けたので浸からずじまいです。
シャワーは3基はありました。

窓を開けると心地良い風と側を流れる川の音を感じられます。

で、奥の小窓を開けると‥

もひとつ湯槽が。
木立ちの中の露天風呂～♪

3～4人サイズ程の小さな石風呂ですが、川を眼下に突き出るように造られてあり、のんびりするには丁度いいです。

ここは別府明礬と言えども、別府湾や湯けむりや明礬大橋が見えるわけでもなく、またちょっと違った野趣あふれるお風呂。
曇り空だから爽快な景色よりもこのくらいの眺めの方が程よく景色を楽しめました。

掛け流される硫黄成分で湯口の真下には湯の花がたっぷり。
溶き卵のスープのようです。

岩肌を指でなぞると硫黄成分が湯に散って舞い踊る♡
わ～、たまらん♡♡

若かりし頃、私はこれを汚いゴミだと勘違いしていたからなー‥‥‥

入浴目線。
森林浴～♪

花曇りでも紫外線が直撃する屋根無し露天なので、向きを変えるとこれも視界は風情あり。

どなたも来なかったのでゆっくりできました。

ホテル内には娯楽スペースもありました。

こちらは大浴場前の休憩所。
キッズスペースとランニングマシーン、それと、漫画もあります。

漫画のラインナップを眺めていると‥

出たー！
『わたしのあきらクン』！！（感涙）

恋愛に憧れ抱いていた小学生の頃ハマった漫画のひとつです。
少女漫画の王道的な主人公とストーリー。

「さわやか別府の里」にあった『生徒諸君！』といい、ツボすぎる漫画コーナーに興奮。

恋の酸いも甘いもある程度経験した数十年後の私はどう感じ取るだろうと手に取ってみると‥


ページめくる手が止まらない～(ToT)


鼻で笑って読み流すどころか、主人公のちょっとメソメソキャラ「みいこ」に年甲斐もなくキュンキュンしながら大共感。
あー私もおんなじこと考えてたなぁ、おんなじような日記書いてたなぁ、そして、おばさんになった今でもその気持ち、ほんとわかるわぁぁーーー(*´○`*)と。
で、おばさんになった私はちょっと大人な雰囲気の「カーコ」にも共感。

マジ、お風呂どころじゃなくなった‥‥

漫画も見たい。温泉も入りたい！

持ち込んだ夕飯食べながら黙々とページを進めました。

すっかり暗くなった頃、漫画は一旦休憩とし、再度露天風呂へ。

またどなたもいらっしゃいません。

どうやらこの日は入ってた予約がキャンセルにもなり、空き部屋が多く出たための直前割だったようで、宿泊者も少なめだった模様。

おかげで私は今回も温泉独り占めの贅沢をさせて頂くことができました。

落ち着くなぁ～。

昼間より外気も冷たくなって、より心地良く湯浴みを楽しめました。

嬉しいこと、さみしいこと、ちょっと落ち込み迷うこと、なんとなくまとまらない複雑な思いを持った状態での訪問だったので、ぼんやり考え事をするにも一役買ってくれる優しい硫黄の香りでした。

露天風呂に続く小道は夜はライトアップされて幻想的な雰囲気に。

硫黄泉の後は「機能浴」のセオリー通り単純泉がある内湯の大浴場へ。
内装は普通です。

そこそこ料金のかかる宿でもシャンプー類はテキトーなところも多いですが、こちらの大浴場には馬油シリーズが並んでいました。
髪がキシまないから好きです。
なんとなく殺虫剤っぽい匂いが難点だけどw

湯口からは加水はされてるようだけど、温泉が掛け流され、成分のかたまりも付いています。

無臭の単純泉はさっぱりしていました。
単純泉と聞いていたけど、掲示されている成分表には炭酸水素塩泉とも。
どっちだ？？

硫黄泉のお風呂より流れてくる湯量が多く、浴槽からどんどんお湯が出ていってます。

ここで、あえてシャワー使わず浴槽のお湯を洗面器に汲んで髪を洗いました。

私が入ると同時に先客の方々が出られたので、ここでも貸切状態でした♪

早めに寝ようと思いつつ、『わたしのあきらクン』の続きが気になり、その後は0時過ぎまで漫画を読みふけり就寝。
一晩で1巻から10巻まで全て読みきりました！
いや～、ピュアな気持ちにさせられました♡

翌朝、7時に単純泉の家族湯の予約を入れていたため、その前に少しだけ硫黄の露天風呂に入ろうと外に出ると凄い霧でした。

宿の方曰く、地形の関係で霧が出やすく、そのため高速道でもある明礬大橋もよく通行止めになるとか。
たしかに、橋見えないわ‥

ほんの少ーし霧雨も降っていましたが、それでもこの露天風呂は秘湯感あっていいな。

家族風呂は露天風呂の近くなのですが、一旦フロントへ行き、家族風呂の鍵を受け取りまた戻ってきました。

入ってみると、結構広さはありましたが、なんだかちょっと薄暗い‥
天気のせいか、湿気も多い‥‥

家族風呂にしてはゆとりある造りなのですが、なんたって暗すぎて、私のイメージしていた朝風呂ではない～（涙）

お湯は掛け流されてはいましたが、加水の分か、底がぬるくて、結局足だけ浸かっただけで早々に小屋をでました。

天気が良ければきっと全然違う印象なんだと思います。
今回は残念‥

で、余った時間をまた硫黄の露天風呂で過ごすことに。

うん、やっぱりココが気持ちいい。

結局、今回の宿泊、誰ともお風呂でかち合うことはありませんでしたw

朝風呂の後は朝食会場へ。
バイキングでしたが、種類は割と豊富で、欲張ってお皿に盛りまくり。
ごはんおかわりしたかったけど我慢して‥

第二陣。
お腹いっぱい♡

朝食会場で大方の宿泊者が把握できましたが、やっぱり10組居たか居ないかといったかんじでした。
特に女性が少なく、しかもその女性陣が高齢者の方だったため、なるほど足場の良くない露天風呂は利用も少なかったのだと解りました。

部屋で少し横になって10時にチェックアウト。

静かにゆっくり温泉を、そして、予想外にも胸キュン漫画も満喫できた大満足の宿でした。

場所は変わり、こちらは徒歩10分程で行けた
公衆浴場『 照湯温泉 』さん。

宿の隣が冬に訪れた泥湯の保養ランドだったので、もう一度あの濃厚な硫黄を味わいに寄ろうかとも考えましたが、『わたしのあきらクン』のおかげで睡眠不足を引きずったままでもあったため、保養ランドはちょっとハードかな‥と尻込みしてしまいました。

で、九州八十八湯のひとつでもあるこちらの温泉に立ち寄ることに。

ちょうど表に管理人の方がいらっしゃり、
「お風呂、いいですか？」と伺うと、
「どうぞ～、今、お一人入られてます^ ^ 」
と優しく案内してくださいました。
タオル・石鹸の有無を聞かれ、
タオルだけ持っていますと答えると、
「あんまり上等なものじゃないですけど^ ^; 」
と言って固形石鹸を貸し出して下さいました。

中は浴室と脱衣場に隔ての無い造り。
よって、やや荷物が湿ります^ ^;
でも、天井高く、開放感があります。

「おんせん県おおいた」のポスター写真⁈

先客で入っていらっしゃった地元のお母さん、
挨拶して浴槽に近寄ると、
「熱いからこっちに来た方がいいよ」
と、加水口あたりに誘ってくださいました。

隅でかかり湯をすると、ほんとだ、熱い！
源泉が高温のため、源泉と水とのバルブがそれぞれ設けられ、入浴者の加減で調整ができるようになっていました。

単純泉で無臭のさっぱりとした浴感。
入浴者の少ない午前中は特にそうらしいですがとても綺麗なお湯でした。

で、浴室の写真を撮らせてもらってもよいかと伺うと、このお母さんが御自らモデルになってくださり‥
お美しいお背中、ありがとうございました♡

お母さんは先にお風呂を出られ、その後はまたしばらく私ひとりでのんびり。

といっても、なかなかの熱さで長湯は無理。
上がって、クールダウンさせるまでに結構時間かかりました。

受付のところには野菜の直売もあり、椎茸がビニル満タンに入ってなんと100円！
さすが大分☆
思わず手に取りましたw

すると、受付のお母さんから
「温泉たまごも人気ですよ、3個100円^ ^ 」
と勧められ、家に食べ切れていない茹でたまごが残ってるんだけどなぁと思いながらも
「じゃあそれも^ ^; 」
と手に取る押しに弱い私。

椎茸とたまごをぶら下げて記念撮影してもらいました(*^ー^*)

毎度のことながらの湯疲れと睡眠不足と、息子が夕方バイトに出かける前に帰り着きたかったのもあり、予約していたバスの時刻を変更し、早めに福岡に戻ることにしました。

照湯温泉の時点で坊主地獄のあたりまで下りてきていたので、そのまま鉄輪まで歩いてみました。

この辺に住んでると、鉄輪にも明礬にも徒歩でもすぐ行けるなぁ。
生活に困らない程度のお店もそこそこ揃っていそうだし、移住したいなぁ～‥。

鉄輪まで戻ってきました。

せっかくだからもう一湯‥♨︎
という元気はありませんでした。

何度か温泉旅行を重ねるうちに、湯疲れでかなり体力消耗して帰宅後はくたばってしまうことを身をもって学んだこの頃。
それでもいざ温泉に行くとついついここぞとばかりに入浴しまくりたくなるんですが、今回はこの辺で切り上げることにしました。

前日に続き曇り空。
地獄巡りの辺りまで来たら観光客もチラホラ居ました。

鉄輪のバス乗り場までブラブラ歩き、12時台の高速バスに乗り込みました。

別府は私にとって湯けむりと海の景色から元気を貰い、純粋なお湯に心洗わせてもらうところ。

今回は天気のせいで景色は残念でしたが、優しい硫黄の香りと掛け流しのきれいなお湯には充分に癒されたかな？

また来まーす(^o^)ノ"
今度は忘れず『とりっぷきっぷ』を買って‥w

15時過ぎには博多に着き、学校帰りの息子と待ち合わせて牛タン定食食べて帰りました。

親子生活リズムが異なり、私が仕事の日はほぼ顔合わすことが無いため、休みの日くらいは顔突き合わす時間が欲しいなと思うこの頃。
気分がノッていればバイトのことやらあれこれ話してくるけど、この日のテンションは中くらい。
まーいっか、久々に親子デートもできたし。
これ含め今回も良い一泊旅行でした♪

翌日、目と小鼻のまわりがカサついていて、やっぱり今回も「 機能浴♨︎ 」の真価は？？なままでした～