2019/04/19 - 2019/04/20
1362位(同エリア7915件中)
ST&Gさん
今回のガチマヤー(食いしん坊)旅日記は、那覇の中心地・久茂地(くもじ)を深掘りします。
切っ掛けは、那覇バスターミナルでふと目にした、ある場所の記憶でした。
沖縄戦の激戦地であった本島南部。
かつての歴史的建造物の多くは失われ、今は静かに佇む石碑や案内板がその名残を留めるのみとなっています。
今回訪ねるスポットも、実は私が何度も通っている「あのお店」のすぐ隣。
今まで何度も前を通り過ぎていた場所に、そんな背景があったとは…。
知っているつもりの街に隠れた「かつての姿」を追い求めて、小さな案内板を頼りに久茂地の路地裏へ。
再訪を誓ったお気に入りの2店舗と、街の記憶を繋ぐ歴史散策の記録をお届けします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通手段
- 徒歩
-
はいた~い!
この日は那覇の久茂地(くもじ)で夕食。
訪れたのは、私のお気に入り『ふくぎ』です。ふくぎ グルメ・レストラン
-
写真はありませんが、カウンターの中で出迎えてくれるのは、割烹着姿が素敵な女将さん。
「私もこんな女性になれたらいいな」と見惚れてしまうほど魅力的な方です。 -
まずは自家製梅酒のロックで乾杯。
-
お通しは「こんにゃくと明太子」。
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そして「ゆし豆腐」です。
沖縄へ来たら、このふわふわのゆし豆腐は外せません。 -
ここは本格的な沖縄料理が堪能できる名店。
折角なので、メニューに書かれている料理と、その選び方などを紹介します。
・沖縄のらっきょうと言えば、島らっきょうのこと。
・人参シリシリは、専用の「しりしり器」で千切りにした人参と卵の炒め物。
・県魚のグルクン(タカサゴ)は鮮度が落ちやすいため、揚げ物で出されることが多いです。 -
・ラフテーは、豚の角煮(三枚肉)。
中華の角煮よりも優しく、まろやかな味わいです。
・スーチカは、豚の三枚肉の塩漬け。
・クーブイリチーは、昆布(クーブ)の炒め物(イリチー)。
・アグーは、沖縄が誇るブランド豚のこと。
・ヒージャーはヤギ。
・ドゥルワカシーは、「泥沸かし」のことですが、田芋を豚肉や椎茸などと
一緒に煮たもの。
・トーフヨーは、豆腐を発酵させたクリームチーズのような濃厚な味わい。
ふくぎのトーフヨーは絶品ですが、店によって味が全然違うので、
私にとっては注文に少し勇気が要るメニューでもあります。
注意が必要なのは、沖縄のもずく天。
ひとつが拳のようなサイズだったり、お皿から溢れんばかりに盛られてきたりと、そのボリュームに驚かされることが良くあります。
いろいろ食べたい食いしん坊なら、注文前に「小さめにできますか?」とスタッフの方に確認するのが正解でしょう。 -
野菜では、ヨモギの「フーチバー」や、混ぜこぜ炒めの「ちゃんぷるー」もお馴染み。
「ハンダマ」は、北陸では金時草(きんじそう)、本州では水前寺菜と呼ばれている野菜です。 -
こちらのお店では、脂ののったマグロも楽しめます。
内地の中トロほど重すぎず、赤身と中トロの良いとこ取りのような絶妙なバランス。 -
沖縄の魚といえばハタ系の「ミーバイ」や「タマン」。
そして忘れてはいけないのが「島ダコ」です。
よく友人から「沖縄の魚は美味しくない」「青い魚を食べるなんて信じられない」と言われることがありますが、私はいつも「美味しい店で食べれば本当に美味しいのに…!」と反論しています(笑)。
確かに、捌かれる前の真っ青な魚を見ると驚くかもしれませんが、それは白身魚しか知らない人が赤い魚を敬遠するようなもの。
一度チャレンジすれば、その美味しさに気づくはずです。 -
モチモチ感がたまらない「ジーマーミ豆腐」。
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お酒が進んで困ってしまう、島らっきょうの天ぷら。
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そして磯の香りが広がる、アーサ(あおさ)入りの出し巻きたまごで締め。
あぁ、良く食べた~!
今日も地元のウチナーンチュたちで賑わう、最高の『ふくぎ』タイムでした。 -
さて、2軒目はすぐ近くにあるバーへと移動。
しかしその前にどうしても確認したいものがあり、隣のコインパーキングへ寄り道です。 -
一見、何の変哲もない住宅街と商業地が混ざり合ったエリア。
昼間見ると、駐車場の塀の向こうには「那覇文化芸術劇場なはーと」の広い敷地が広がっています。
実はここが、今回の目的地。 -
この道は何度も通っていますが、コインパーキングの精算機と住宅の壁に挟まれた死角に、小さな案内板があるなんて全く気付きませんでした。
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その名も、那覇大阿母(なはおおあむ)屋敷跡。
先日、那覇バスターミナルで「仲島の大石」を眺めていた際、ふと目にした「仁天屋船久久姫神(にてんやふねくくひめのかみ)」の石碑。
その神様の正体を調べるうちに、琉球王国時代の高級女神官、那覇大阿母の存在に辿り着いたのです。
ちなみに案内板には「ナハオオアム」とありますが、ウチナーンチュならここは「ナハウフアム」と呼ぶでしょう。 -
かつて215坪もの広さを誇ったこの屋敷跡は、廃藩置県後に「久茂地小学校」となりましたが、現在は統合により学び舎としての役割も終えています。
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そんな歴史の香りを胸に、駐車場のすぐ横にある「Bar K」へ。
Bar K グルメ・レストラン
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まずは「ザ・グレンリベット」を。
グラスを傾けながら、マスターに「すぐ横に案内板があったのですね」と尋ねてみました。
すると、「あー、小さい看板があるのは知ってましたけど、中身までは知りませんでした」とのこと。 -
驚いたのはそこから…。
マスターがおもむろに店を抜け出して、現物を確認しに行っちゃいました(笑)。
灯台下暗しとはまさにこのこと。毎日営業していても、案外気づかないものですね。
こんな面白いマスターがいる…というのも、私たちがこの店に足しげく通う大きな理由です。 -
アイラの香りに包まれて…。
2杯目は、大好きな「アードベッグ」。
欲を言えばアイラモルトの種類がもっとあると嬉しいのですが、背伸びしすぎず、かと言ってカジュアルすぎないこの居心地の良さが、何よりの贅沢。
沖縄の歴史好き、スピリチュアル好き、あるいは駐車料金を払うついでに、是非あの小さな案内板を探してみてください。
今夜も久茂地の夜は、楽しく、そして深く更けていきました。
では皆さま……オヤスミナサイ。
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