全てはここから始まった・・ありがとう、うつぐみの島よ竹富島

2019/07/02 - 2019/07/03

初八重山からもう４０年数年が経つ

大学に入り若かりし頃
最果てに行こう
大冒険だった
石垣島
何もない最果てだった

更にその先に日本最西端、台湾国境の与那国島
最南端の島、波照間があった

沖縄
えっ
どうやって行くの？
石垣島？って？
それどこ
って時代だった

今は無き晴海埠頭から那覇まで2昼夜の船旅、那覇へ
飛行機など高くて乗れない
遠かった、遠かった

遥々やっと
那覇に着く
もうそこは異国だった

奥武山ユースに泊まった
夜の街
国際通り脇、恐ろしかったディープ過ぎる歓楽街桜坂
桜坂は怖くて入れなかったよ
見るもの全てが凄すぎたOKINAWA
そしていよいよ石垣へ

当時は琉球海運と有村産業の二社が那覇～宮古～石垣を結んでた
夕方いまは使われていない明治橋近くの那覇港から
有村は安謝の那覇新港から

南へ
朝石垣島に着く
ドキドキ・・過ぎる
宮古を経由して
最果てへ

ネットないし（笑）
情報など全く無かった
あるのはユースのガイドブック一冊だけ
石垣の桟橋に着いた
遥々感は半端無かった

ついに石垣島に来た・・
けど、けど
どうしよう・・

予定などない
最果てに来たかった
それだけ
旅の期限なんかもない

当時は多分唯一の安旅はユースホステルが拠りどころ
ユースのガイドブックだけが唯一の情報
とりあえずれ行けば泊まれる
仲間がいる
情報が入る
そんな辿り旅

あの日石垣港は土砂りの雨だったな

石垣の岸壁の目の前に煙を出してポンポン船が止まっている
小さな舟だ、竹富丸と書いてある

その岸壁に頭にタオル巻いた奴がいた
こんちわ！
浜松からやはり同じような旅をしてた、てっちゃん
彼ももちろん決まってない旅
竹富の高那ユース、行く！？
行っちゃいましよう！と意気投合
岸壁から飛び乗る

ポンポン船しながら竹富島に着く
３０分ぐらいかな

雨強い
桟橋には何もない
誰もいない
多分こっちとだろうと真っ直ぐ雨の中をてっちゃんと歩く

やっと集落が
高那旅館ユースホステル看板があった

もちろん予約などしていない
来るやつなんか知れている
こんな最果てくる奴なんかいない時代
小さな島旅館てか
とにかく今晩寝られる

そして夕方の船で
今に続く心友大阪のO君が来る
西表島から船長がドラム缶椅子からひっくり返るぐらいの荒れた海から石垣に着き竹富に来た
もう死ぬ、と思ったって笑ってた

もし人生で最高の一晩と言われれば、あの晩だっな

人生で忘れられない凄い一晩だった・・・
O君、てっちゃん、そしてヘルパーだったＵ君
Ｕ君もいい仲間だった
その後何回も我が家に来て家族ぐるみの付き合いだったな
沖縄から貨物船ヒッチしてくる
都内に来るも全てヒッチでくる奴
今のかみさんとも結婚前三人で台湾一周した
天安門事件前に上海に行った
横浜大桟橋、貨物線の線路を跨ぎながら赤煉瓦倉庫へ
ガランとした倉庫が上海航路の集合ば
彼は上海でママチャリを買ってなんとパキスタン
インドへ行った
その後一回帰ったものまたインドへ
そして消息不明になってしまった

てっちゃんは浜松でチリ紙交換
「毎度お馴染みチリ紙交換でございます、お読みなった古新聞・・」って浜松からチリ紙交換しながら我が家に良く来てくれた

そんな宝の島
あの晩「偶然」に出会い
ではないよ
この島には、そういう不思議なものが宿っている
うつぐみの島、竹富島

ここから人生のドラマが始まったかも
いや、そうだな

な～んて、ちょっとセンチメンタルないいオヤジ
竹富島から予定無しのプチ放浪ツアーなり

エリア 竹富島(沖縄)

ワクワクバニラ
キャンペーンで石垣2980円
2980円では行けなかったけど7800円なら
思わずプチっとしてしまった
2年ぶりの八重山に

小雨模様
成田最果ての沖留め
オレンジバスで第三ターミナルからなんと第一を前を通り、さらに滑走路下をくぐり
成田空港滑走路見学ツアー？？
な～んと京成が目の前を走っていたのにビックリ
これが最後のバニラかな

洋上飛行になるからほとんど海しか見えない
多分本島、宮古の西海上抜けたかな
WiFiないから航路分からず

見えて来ましたよ
石垣ラグーン、堪らないね

本島は天気悪いらしいけど石垣は晴っ
400kmあるからね
ジャスト３時間で石垣空港到着

新石垣空港 (南ぬ島石垣空港) 空港

白保の新空港ちょっと遠くなったな

島に渡る離島ターミナルまではカリー観光の直行便とちょっと途中停車の老舗東運輸バスの２路線
もし事前チケットとか無しに離島に行くなら東運輸バスがいい
バス運転手さんに言うと離島航路の安栄観光船の260円割引クーポンが貰えますよ
実質空港～離島ターミナル280円なり

このクーポン
離島航路を回るアイランドホッピングパス等は使えないので注意ね
この安栄観光ともう一つの老舗船会社八重山観光フェリーの二社が離島を結ぶけど、全て共同便だから、どちらでも乗れます

東バスの「定期観光バス」 乗り物

今回は明日から四日間有効なアイランドホッピングパスだな
八重山観光フェリーと安栄観光どちらでも同じパスがある
昔は八重山観光フェリーだけ
安栄観光は後続で高かった
だから八重山観光フェリーが好き
安栄観光、八重山観光フェリー共々波照間航路以外四日間乗り放題で6800円
が、なんと当日券しか発券できないと、しかも島では売っていない
えっ、明日フリーに乗れる区間をお金払いチケット買うんかい

今日は竹富に行くだけだからもったいない
安栄観光は融通が利く
話したら、明日からの発券をしてくれた
これ普通しょ、前日に発券しても何も損はない
お客の利便性考えてね

これ
要チェック
ちなみに石垣から
西表島上原往復4510円
西表島大原往復3440円
鳩間島往復4510円
竹富島往復1330円
石垣ベースなら必須アイテム

https://www.aneikankou.co.jp/articles/detail/28

安栄観光 乗り物

ありがとう、安栄観光さま
さあ、島へ
この色・・
綺麗過ぎるよ・・

石垣港離島ターミナル 乗り物

ガチガチに飛ばす
八重山観光フェリーのちゅらんで竹富島へ

帰って来たよ、竹富
景色は変われどもこの海色だけは変わらない

時は流れる
翌日偶然にもテレビで小倉さんが特集でやっていたな

違うよな
島で休憩するところが少ない
ロッカーがない
だから？

桟橋から集落まで歩く
必ず宿は送迎がある
でもね
もし島宿泊まるなら、是非荷物だけお迎えの車に荷物お願いします！と預けて歩いたらいい
そこに島旅がある
車やチャリでは見えないよ

ブーゲンビリアが集落入口の目印

高那旅館へ
これからちょっと長い八重山の旅がスタートしたな（笑）
看板後ろの母屋屋根は４０年前から変わらない、と思う

高那旅館 宿・ホテル

よお！
リビングの窓
いつから貼ってあったかな
懐かしい
SWAL 沖縄の翼よ、南西航空
今のトランスオーシャン

島一番の老舗旅館、高那旅館
働いてから贅沢に泊まれるようになった
あの頃ユースしか泊まれなかった

でも、今の時代
バストイレ付じゃないと
廊下とか音がうるさいし
とか、言う方は無理
細かい事は気にせず島時間を楽しみたい・・と思う
なら、絶対オススメだな
女将桂子さん、妹の広子さん姉妹が温かく迎えてくれますよ

この座敷
もとユース部屋
変わっていない
この部屋でみんなで泊まったんだよな
あれから四十数年・・
いつも思い出す部屋

あの晩、もう時効だけど
ヘルパーのＵ君が襖を開け入ってきた
お盆にオリオンビールを二本のせて飲みましょ、と来たのにはたまげたよ
あの頃のユースは絶対の禁酒
とんでもない話

あ、ここ日本じゃない・・
凄いとこに来てるんだ・・・
だった

さあ、歩こう
レンタサイクルもあるけど
歩いた方がいい
見える世界がまた違う

アラマンダが咲く
夏の花だ

牛車観光で日中は大賑わいの観光に島になった
外国人も多い

景観を守りながら新しい店も
色々あるさ

こんなんもいいし

ちょっと島のシンボルリックな小さな塔、なごみの塔ってやつがヒビ割れて上れなくなり、隣の民宿は一儲けを
屋根に上り100円か、抜け目無し（笑）
やってるかどうかのひっそり過ぎる宿だったよな
たまたまってやつ

ブーゲンビリアあちこちに咲く

ポツリポツリとお洒落な店も
こっちのオヤジの頭の島時間止まってるから（笑）

「ならぬ」
翌日朝テレビでもやっていた
竹富島コンドイ浜のリゾートホテル建設
時は流れるんだな
かつてヤマハが南西諸島鹿児島からずっと南を開発してきた
トカラの諏訪之瀬島とか
けど失敗した
あれは金儲けだったよな

竹富の星のリゾートも色々あった
でも、今はすこぶる島で評判がいい
確かに見ていて分かるな
金儲けを超えたもっと大きな何かがあるんだな
星のは島に出す前とことん島の人達と話し合い、信頼を勝ち取り見事な経営をしていると思う

西桟橋へ
あの頃
この桟橋で毎晩どんちゃん騒ぎをしていたんだよな
今日は誰？って決めて
石垣まで行きワインや酒、そして花火を仕入れて来て
夜ロケット花火飛ばした
もっと癖があったオリオンビール、ちょっとカッコつけワインを石垣から
皆でロケット花火かっ飛ばし、飲めや歌えや
１８歳の夏

西桟橋 自然・景勝地

西桟橋から歩く
コンドイ浜へ

初めて見たコンドイ
何これっ・・・
絶句のビーチだったよね
ほとんどプライベートビーチだった
豊荘のやんちゃ連中が仕切ったな

コンドイビーチ ビーチ

東屋から

日没は1936か
西にいるんだな
もう民宿はないけど豊荘がやってるんかな
パーラー

ニャンコがいる居る
そのニャンコ追っかけも

先っぽが西桟橋

綺麗いっしょ
環境は時代と共に変わるけど
この海だけは変わらない

便利になりシャワー室も完備
申し分ない施設あり

今は舗装され
いい旅している二人
幸多かれと

青空とハイビスカスのコントラストがいい

チロリン村
島の店はマキとチロリン村、林の中のそば竹の子しか無かった

石畳を超えて

いいね
大切に守る

小学校前
今は入れない
チビとかけっこした懐かしいグランド
学校前には診療所もあったんだよな

しっかり残す

八重山観光フェリーの島の切符売り場
今は機能していない
全く昔のまま

ここで乗船券を買う
島文化遺産だな
あの頃、島に長居すると島民割引で
なんか誇らしかった

さあ、楽しみな宿飯
ちょっとオリオンプシュと
島でもう一度読みたかった、黄金のバンタムを破った男
久々の島酔いだな・

ミミガーは定番
豚の耳
もう食べ切れないように並ぶ

もずく酢
手作りの島料理

三枚肉、冬瓜が柔らかく美味い
連泊しても、連連泊しても、全て同じもの出さない

ボトルもらいましょ
まだまだ泊まるし
ヤシガニ採り名人の弟の利則さんの若い頃
川平の高嶺酒造産

石垣牛と島で養殖している車海老
島外向けがほとんど
あまり知られていないね

刺身はマグロとイカ
八重山の刺身は期待しないけど、ハートだね

アオサのお吸い物
もう満腹状態・・
ああ、この島宿に酔っているよ
息子が七五三の時には、お祝いも頂いた
うつぐみの島

夜はヤシガニツアーもあるから是非連れて行ってもらうといい
ヤシガニ採り名人の利則さん

小さいヤシガニ
朝逃してあげました

おはよ
九州では大変な事になっている

梅雨明けした島も
朝から土砂降り

朝飯も品数が多くてご飯が足りない

美味しい、美味しい

ドラゴンフルーツも

デザートなんかも来ちゃって
凄い島宿ですよ

さあ、今日から予定は未定
天気を見ながらまったりと島旅をしよう

黒島のダイビングショップひでさんに電話
覚えていてくれた
残念ながら波があってボート出せないと・・
潜りたかったけど

なら今日はあの島へ行こう

島のこころ
うつぐみ

島のこころ
島の想い

島のこころ
うつぐみ

島のこころ
不必要なものなど無いし
生かす

島のこころ

島のこころ
生きるってこと

ありがとう
竹富島よ

この旅行記へのコメント （2）

• yae☆八重さん 2019/12/10 17:28:31

  はじめまして

  読みながらじーんときて涙が出そうになりました。
  外出先だったので必死にこらえました。
  私の知らない、今よりもっともっと静かでステキな竹富島。
  見てみたかったなー。
  
  他のブログもゆっくり読ませて頂きたいので、フォローさせていただきました。
  よろしくお願いいたします。

  swalさん からの返信 2019/12/11 16:45:06

  RE: はじめまして

  yae☆八重さん
  こんにちは！！
  はじめまして
  メッセージありがとうございました
  あの頃の八重山は特別でした
  風が光っているような・・
  宿屋たけのこ、いい宿に泊まられて良かったですね
  あのそばの竹の子がやっているんですね
  竹の子は当時からありました
  林の中にブロック造りのカウターだけな殺風景な店でした
  
  yae☆八重さんの旅行記も拝見させて頂きますね
  これからもよろしくお願いします！！