オフブロードウェイ「Sleep no more」感想　※ネタバレ無し

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McKittrick Hotelで上演されているオフブロードウェイ「Sleep no more」、結論としては、最高の舞台でした。何日経っても興奮が冷めませんでした。
好奇心旺盛で脳みそをフルに使い普段はちょっとの階段でも疲れるのに役者を追いかけて全力疾走することも辛くなく、3時間どれだけのアドレナリンが出ていたのかはわかりません。
とてもセクシュアルで刺激もたくさんでした。
パントマイム、コンテンポラリーダンス、考察好き、タイムリープ物が好き、そんな人にもオススメです。
衣装も美術も音楽も何もかも、自分が見たいと思うものが間近で、時には触れられる距離でも体験ができます。
「いつか日本でも」と思ってる人、この作品には限ったことではありませんが、確実に本作品は日本では上演されません。
ニューヨークに行ってまでわざわざ体験するほどなのか、ニューヨークに来たからこそ体験すべきなのか、人それぞれだと思いますが、ここでしか感じられない芸術を体験したいと思い体力と脳と五感をフル回転させて何事にも恐れずに積極的に感じられる気合があれば絶対に必ず楽しめると思います。
楽しめなかった、というのは「とりあえずこの舞台を観れば楽しいんでしょう」と受け身になっていたか、芸術に興味が無い人なのではと思います。合わない人は絶対にいますので、貴重なお金と時間を無駄にしてほしくないので記事を読んで「合わない」と思う人は参加されないことをおすすめします。
せっかくオフブロードウェイで100ドルに3時間も使うしチケットも取りにくいので、楽しめる人にぜひ楽しんで欲しいと思いました。


私のきっかけは、とある女優さんのインスタグラムのストーリーでした。
仮面を持ってる写真と「最高」「2回観る」と書いてて、今までオフブロードウェイは全く注目していなかったのですがあまりにも絶賛していたので、検索。

作品の詳細は色々なところで書かれてあるので割愛。ネタバレ記事以外は結構読んだ気がします。
渡米2週間前にチケットを取ったのですが、この時点で18時台はSold out。19：30のチケットを公式サイトから予約。
スタンダードチケットを買いましたが、これで十分だと思います。他の高いチケットは優先入場や手荷物預かり代、お酒や座席代が含まれています。
予約後のバウチャーやメールにも注意事項が書かれてありますが、自分が行って改めて思ったこと。

・動きやすい服装、靴で絶対に行くこと。極寒の季節でもTシャツがオススメ。
　靴はスニーカーがベスト。土っぽいエリアもあるので服含めて汚れても良いものを。

・荷物、上着は受付で4ドルで預かってくれるので（1人あたり何個でも？）ケチらず活用。この際にポケットに20ドル紙幣、不安な人はパスポート、スマホは持ち歩くと良し。
（ただし携帯、スマホの撮影や電話は上演中は禁止）中には館内が暗いのでスマホのライトを上演中につけたまま歩いてる人、演技を観てる人がいましたが、ものすごく邪魔!!!!でした。暗いのが苦手、鳥目の人はそもそも参加しないで欲しいです。

・一人で行動できない人は来ないで欲しいです。暗い、怖い、不安と思って2人で手を繋いでるカップル友人等がいましたが、ものすごく邪魔!!!!でした。ダッシュで移動したいのに手を繋がれてると邪魔、フロア内でもいっぱい動いてる役者を追いかけたいのに邪魔。
なお、入場は一緒だけど、帰りに合流できるか不安、チェルシー地区は暗そうなので終演後が不安を思う人、全然大丈夫です!!!!!
舞台が終われば強制的に（多少の時間差はあるにせよ）最初に集合したバーに集まります。もしくは荷物を受け取って外に出ててもOKです。ホテルの前にはタクシーが止まってますし、終演後のお客さんやスタッフがホテルの周りにいますので安全です。

・途中でトイレに行きたい、具合が悪くなったら等の時は黒いマスクをしたスタッフがそこらじゅうにいますので、相談できます。（勿論英語です）

ちなみに私は、お化け屋敷が大の苦手、血（血糊）が大の苦手です。
ですが一人行動することは平気です。
英語力は旅行で困らない程度レベルです。
SNMを観るにあたって、マクベスとレベッカの予習は完璧にしました。
体力にはあまり自信がありませんが、疲れたらスタッフに行って休ませてもらおうと最初から思ってました。

沢山の方のブログや旅行記を読みましたが、やっぱり「怖いのか」「楽しめるのか」「大丈夫か」「理解できるのか」等の不安はものすごくありました。
2人で参加予定でしたが、うち一人が体調不良で当日スタッフに相談したところ、返金ができないのは理解してたのでとりあえず1人での参加はOKとなり、後日主催にメールで相談してということになりました。
結論から言うと、返金はされませんでしたが90日以内なら他日への振り替え参加ができるとのことです。（差額が発生したら精算）
私は旅行者で現地に友達もいないので、結果として同行者の分のチケット代はあきらめることにしました。でも良い配慮だと思います。

19：30前に到着してIDの確認があり、成人の証明で右手の甲にスタンプを押されます。
荷物を預け4ドル支払い、受付をして（この時に1名が体調不良の旨を申告）トランプが渡されました。私はクラブのエースでした。
先に進むのですが、ものすごく暗い迷路のようなくねくね曲がる道を進む...前にも後ろにも人がいないので泣きそうなくらい怖い不安...相当進むとバーに出ます。
先に入場してた人達がお酒やドリンクを飲んで、プレミアムチケットの人達はテーブルの席に座って談笑してました。
しばらく眺めてると、男性がマイクをつかって「エースを持ってる人は奥へ」と言うので私は早々に移動になりました。しかし、かなり小さくてソフトな言い方でとても聞き取りにくいですね^^;聞き取れなくても全然平気だと思いますが不安な人は自分と同じトランプを持ってる人がいないか探してついていくというのもアリだと思います。

奥の小部屋ではマスクが配られ、ホテル内では仮面をつけたまま～お喋り禁止～等の注意を言われます。英語が使われるのはここまで。事前に検索をしてる人には問題は無いと思いますが、なぜか注意事項などはウイスパーボイスで英語以前にとても聞き取りにくかったです。

次の記事でネタバレありの感想を書けたら書こうと思います。