満開の桜の樹の下で、平成から令和へ

2019/04/01 - 2019/04/01

遂に平成が終わる。次の年号は今日の11：30に発表になる。エープリルフールだってぇのに。
家にいて「新しい年号はカピバラらしいよ」なんてしょ～もないデマをWifeにかましていても何の徳もない。ここは恒例の町田市三大桜の名所巡りに出掛けますか。

と向かったのは、町田市立芹が谷公園。月曜だし花見客も少なかろう。

エリア 町田(東京)

• 旅行の満足度: 3.5

町田三大桜の名所、知りませんよねぇ。
地元的には「恩田川」「尾根緑道」「芹が谷公園」って事になっている。そのうち恩田川と尾根緑道は、そりゃあもう自慢の一品ですよ。
恩田川：https://4travel.jp/travelogue/11231740
尾根緑道：https://4travel.jp/travelogue/10998565

この２つはお勧めですよ。数kmに渡って桜並木が続く。それに比べると芹が谷はちぃっと小粒なのだが、駅から近いし何てったって市民の憩いの広場。
で、今日はいつもの美術館側からじゃなくて、線路側から歩いてみた。看板の向こうを小田急線が走る。

ここから南に向かい「芹が谷」の名の通り小川が流れている。小田急の土手から沁み出すように流れ出て、公園を下り最後は暗渠に消える。多分恩田川に流れ込んでいるんだと思う。

芹ケ谷公園 公園・植物園

最上流部の湿地にはカラーが咲いている。
その奥にはクレソンが。

ヒメシャガかな。アヤメの類もチラホラ咲き始めている。

この辺の桜はヤマザクラかな。高く高くを目指して枝を伸ばす。

気の早いツツジと、

冬を惜しむ散り椿。
日本だねぇ。

上流部の谷戸の雰囲気は、道路を潜るトンネルを抜けると一変する。

真っ平らな広場を囲むように咲く桜。桜の木の下にはお花見を楽しむママたち。

まさに満開だ。これから雨だという予報なので、花散らしの雨になるのかなぁ。

なんて思いながら眺めていたら、新しい元号が発表された。
「令和」
いいんじゃないの。響きも字も好きだな。

お花見ママさんたちからも「令和だってぇ」なんて声が上がる。

芹ケ谷公園 公園・植物園

今日は曇っていて気温も低めなのが玉にキズ。

桜並木の裏側の斜面は「冒険遊び場」になっていて、子供たちが自由に自然に遊べる空間がある。休みの日はボランティアの人が見守りがてら山遊びを指導してくれる。

でも子供たちは指導なんてしなくても、勝手に遊んでいると思うよ。
今日は月曜で閉園。それが嫌だなぁ。別に木から落っこちて怪我したっていいじゃない。それが自然で遊ぶって事でしょ。でもモンスターペアレントとかが普通にいるんだろうな。
それは子供が一番かわいそうなんだけどね。分からないんだろうな。

芹が谷名物、でっかいオブジェを過ぎれば、出口も近い。

芹ケ谷公園 公園・植物園

夏には水あそびの子供でにぎやかな水路も、まだ閑散としている。

芹ケ谷公園 公園・植物園

版画美術館は本日休館。

町田市立国際版画美術館 美術館・博物館

細長くて小さな公園だけど、市民の憩いの場。大事にしたいね。
恩田川に続く道のあちこちに桜の花がほころぶ中を帰路に就いた。