2019/03/30 - 2019/03/31
134位(同エリア945件中)
玄白さん
現役時代に親交があった協力会社かつライバル会社の役員をしておられたKさんと、8年ぶりに大宮のとある寿司店で旧交を温めてきた。昔の思い出話に花が咲き、杯が進み昼間からすっかり良い気分になってしまった。Kさんと再会を約して別れてから、ちょうど満開となった大宮公園の桜を眺めながらの酔い覚まし散策をしてきた。あいにく花冷えのどんよりと曇った肌寒い陽気で、青空に満開の桜というわけにはいかなかったが、心地よい気分で桜を楽しんできた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル
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大宮駅近くの寿司屋で昼間からKさんと酒を酌み交わし別れてから、桜を見に大宮公園へ。東武鉄道のアーバンパークラインで2つ目の駅、大宮公園駅で下車。以前は東武野田線と言っていたが、いつのまにか洒落た名前に変わっていた。
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このあたりの土地勘は全くないが、大勢の人が歩いている方向が公園だろうと思い、人並みについていくと8分ほどで公園に到着。GoogleMapのお世話になるまでもなかった。園内には、体育館、野球場などのスポーツ施設、博物館などが整備されている大きな都市型公園だが、桜を見るのが目的なので、舟遊池と自由広場、ついでに氷川神社を歩き回って、桜の撮影がてら、酔い覚まし散策である。
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東西に細長い舟遊池の東側から園内に入り、まず、池の北岸をブラブラしながら自由広場方面へ。少し風があるので、きれいな水鏡ではないが、水面に映り込んだ満開の桜をパチリ。
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どんより曇った空模様なので、青空にピンクの桜という鮮やか写真にはならない。パッとしない写真ばかりだが、どうしようもない。
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空をできるだけ入れないようなアングルで撮影だ。桜はほぼ満開。
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池にせり出したソメイヨシノの枝は密度濃く咲き誇った花の重みで水面に付きそうに見える。
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イチオシ
風がおさまるときれいな水鏡が出現する。
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イチオシ
桜の下をカルガモが気持ちよさそうに泳いでいく。
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対岸の木に芽吹いた若葉の萌黄色もきれいだ。
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池に張り出した桜の枝の一部。満開!
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池の水は、そんなにきれいではない。青空であれば、空の青が映り込んでもう少しきれいに見えるだろうに・・・
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池を半周して自由広場へ。園内にはソメイヨシノをメインに1000本以上の桜があるという。
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空を覆い尽くすほど、桜の花がびっしり。明治時代に整備が始まった都市公園で、早い時期に桜が植えられたようで、巨木が多い。
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公園に隣接して氷川神社があるが、この近くには埼玉護国神社があるので、その鳥居だろうか。鳥居も桜に取り囲まれている。
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かなりの古木と思われる桜が多いが、添え木が必要なほどの老木ではない。
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桜は花の咲き具合はもちろん、幹の姿形が風格の良しあしにものを言う。この公園の桜は歴史が古いだけあって、風格がある古木が多い。
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満開の桜が咲く週末とあって、花冷えの寒さにも関わらず、大変な花見客でにぎわっている。
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太い古木の幹から芽吹いた桜花
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古木の幹にはコケが生え、長年の風雨に耐えてきた力強さを感じる。
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イチオシ
太い幹はごつごつしたコブで覆われている。8年前に屋久島でみた屋久杉を彷彿とさせる風格が漂う。数ある公園内の古木の一つだが、どこかの田舎の一本桜だったら、名前が付けられるほどの銘木になっただろうに。
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だが、樹勢が衰えているなんてことはなく、元気いっぱいに花を咲かせている。
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イチオシ
さくら、サクラ、桜
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ソメイヨシノは実生では育たず、すべて挿し木で増えるので、全国のソメイヨシノはすべて同じDNAを持つ。つまり、花にバラエティはなく、どこのソメイヨシノも全く同じ花である。ソメイヨシノのアップの写真は、ここで撮るまでもないが、まあ、一応アップでも撮影しておこう。アップの撮影は、柔らかな光の曇りの時の方が良い。
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もう一枚。
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少しピンクを強調してみた。
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自由広場を抜け氷川神社の方に向かう。近くに日本庭園があるのだが、残念ながら日本庭園は閉園中だった。日本庭園入り口の脇の小さな池の畔にて。ここの桜はオオシマザクラのようだ。
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氷川神社楼門
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参道の笹の脇の灯篭にはすでに明かりが灯されていた。
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境内の真ん中にある舞澱。神楽を奉納する建物である。
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拝殿。
この裏に本殿があるが、立ち入れるのは、拝殿までである。
氷川神社は社伝では、第5代孝昭天皇3年に創建、第13代成務天皇の時代に出雲の国から移って来た人物が、この地を支配し、出雲の神である須佐之男命、稲田姫命の夫婦神、その子である大己貴命の3神を祀ったという。社名の氷川は出雲の斐伊川に由来するという、いささかこじつけのようにも見える説もある。
多くの古い神社の創建話については、古事記などの神話を史実として述べていることが多い。氷川神社もしかり。そもそも、初代神武天皇から少なくとも第9代開花天皇までは、実在しない架空の人物というのが、今日の歴史学の定説である。成務天皇も実在が疑われている。 -
舞殿横の祓澱
元来、日本の神社、神道の起源は、自然界のあらゆるものに神が宿るというアニミズム的自然崇拝と先祖を敬う祖霊信仰が混然一体となった素朴な民間信仰だった。世界3大宗教のように厳密な教理体系が整備された宗教ではなく、各地の固有の事情も取り入れて発展してきた基本的には土着信仰的要素が強いものだったというのが江戸時代までの神道である。
しかし、明治時代になって近代国家建設を進めるにあたって、明治政府は、天皇中心の国家主義的中央集権体制を推し進め、国民統合のための支配イデオロギーとして神道を利用したのである。地域に根差した多様な価値観、信仰があった各地の神社を伊勢神宮を頂点に序列化し、皇室神道と強引に結び付け天皇崇拝の国教化を図ったのである。いわゆる国家神道の確立である。国家神道に基づいて、国民には天皇への絶対的忠誠を強い、日本は他国にはない優れた民族による神聖な神の国(天皇は現人神)という、「国体」という概念を持ち出し、さらには「八紘一宇」という理念まで作り出し、アジアへの侵略戦争を美化していった。
その行きついた先が、日本人だけで330万人の犠牲を出した太平洋戦争だった。悲惨な戦争の反省の上に、国民主権、平和主義の民主主義国家の道を歩いてきたはずの現代日本で、ふたたび戦前回帰をめざす輩が勢力を増していることに暗澹たる思いがする。そんな勢力の一翼を担っているのが、全国7万9000社の神社を統合している神社本庁であり、この大宮氷川神社も例外ではない。
そんな歴史に鑑み、神社を建築美術、歴史遺産として鑑賞することはあっても、参拝する気にはなれないのである。 -
氷川神社を後にしてふたたび花見でにぎわう自由広場をブラブラし・・・
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舟遊池の反対側の池畔を巡る。
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池に映り込んだ桜の上をカルガモのカップル(?)が横切っていく。
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スマホの天気予報サイトによれば、夕方一時的に晴れ間がのぞくという予報で、オレンジ色に輝く夕空と桜の撮影を期待していたのだが、一向に晴れる様子がない。
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鮮やかさに欠ける桜の写真ばかりだが、池の周りを歩きながらシャッターを押し続ける。
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イチオシ
背が届くところに張り出した枝の桜を前ボケにしてパチリ。
枝をつまんで思い通りの構図にしたくなるが、そこはグッと我慢して枝に触らないように注意だ。先日のTV番組で知ったのだが、花見客が撮影のために枝を引っ張ったりすると、人の手についている雑菌に感染して枯れてしまうことがあるのだそうだ。桜は随分デリケートな樹なのである。 -
この水鳥はキンクロハジロ?
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場所によっては、さざ波がたっていないところもあり、水面に映り込んだ桜を狙ってみた。
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池の中に張り出した展望台があったが、入り口が閉鎖されていて、行くことはできなかった。
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桜の映り込み。そろそろ、露店の明かりが灯り始めた。
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映り込み
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もう一枚、映り込み。
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さらにもう一枚映り込み
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しつこいが、またまた映り込みの桜
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青空ではないので、手前の桜を空に重ねて対岸の桜の映り込み
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イチオシ
公園の西側駐車場の前にて
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コブシの花は終わりかけているが、わずかに残った花を対岸の桜にちりばめるような構図で一枚パチリ。
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ブラブラしている間に、日の入りの時刻を過ぎた。少しづつ暗くなってきた。晴れてはいないが、この時間帯は青みが増した風景になってくる。
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池の東側から西の方を遠望。このポジションに立つのは2回目。
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夜桜の様子を見に、再び自由広場へ。
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夕暮れ時の青みがかった桜も悪くはない。
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ネットではライトアップされるとあったが、照明は、このぼんぼりと公園常設の街路灯のみである。
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酔いもすっかり醒めた。そろそろ帰ることにしよう。
大宮公園の桜、そんなに期待していたわけではなかったが、風格ある桜の古木や、池の水面に映り込んだ桜の美景に出会えて、よい花見だった。
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