2019/03/26 - 2019/03/27
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pipicoさん
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春の訪れを感じるこの季節は
なぜか里山の穏やかな風景を見たくなる
私の中では熊本の小国あたりがベストな場所
3月中旬に連休を取り、宿もピックアップ済み
だけど、若干の鼻炎症状が続いていたことと
春休み中バイトに明け暮れる息子を尻目に
旅行に出かけることへの多少の後ろめたさが
なんとなーく行く気を失せさせていました‥
けれども、うららかな陽気が私を誘う~~
誘惑に負け、下旬に再度訪れた連休を使って
今月も温泉旅に出てしまいました ^o^;
その日は小国で泊まりたかった宿の空きが無く
第2候補の菊池温泉での宿も直前で予約埋まり
かなりギリギリのタイミングで決めた人吉行き
全くの予定外ではあったものの
鯉が泳ぐ湧水池を臨むほっこり宿と
掛け流しの優しいお湯たちに癒されました♪
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
お決まりの高速バス移動。
往路は3列シートの車両で見知らぬ人との相席にはならないものの、シート間の距離がかなり狭く、気分的には窮屈なかんじでした。
SAで休憩挟みつつバスは南下します。 -
人吉インター到着。
博多から約2時間半。
途中ひと眠りしていれば結構あっという間。 -
温泉街まで行きたいけどバスの連携が良くなく
歩いて行けないこともなさそうだったので
天気も良いし徒歩で人吉駅方面へ向かいます。 -
Googleマップを頼りになんとなく進んで行くと
山田川という川の河川敷が続いていました。
川沿いを辿れば温泉街に着きそう。 -
あ~、のどかだなぁ。
景色を楽しみながらなら、暫しの歩きも苦になりません。
先月の旅行で息子に黙って借りたリュック、今回はお伺い立ててから‥と借用を申し出たところ、
「もう使わんけんやるよ(あげるよ)」
とのまさかの返答 (((o(*゚▽゚*)o)))☆
なんといってもこのリュックが散策をより快適で楽しいものにしてくれます♪
息子、あざす!
お土産買って帰るからね~♡ -
てくてくてくてく‥
5分咲きといったところですが、桜も綺麗。 -
しばらく進むと少し大きめの建物たちがチラホラと現れてきました。
-
人吉の繁華街かしら??
-
人吉駅に宿の方にお迎えに来て頂くことになっており、それまでの小一時間を使って立ち寄りたかったのが人吉共同湯の「 新温泉 」。
九州八十八湯の銭湯です。
看板がシブい!! -
「新温泉」という名前の由来は分かりませんが新しい施設ではなく、むしろメチャ古いw
けれど、ネットで出ていた写真の数々が古さ以上の風情を感じさせるもので楽しみにしていました。
木造建物の中からは地元のおばあちゃんらしき先客の方々の話し声が聞こえてきます。
ドキドキして扉を開けると‥ -
めちゃくちゃノスタルジック!
写真は他の方の入浴中に、番台にいらしたお母さんに許可を得て撮らせて頂きました。
外観同様に渋すぎる設備。
棚の中のカラフルな小物たちは常連さんのお風呂セットでしょうか。
銭湯萌え♡ -
どこもかしこも古き良き日本の風情。
この木の肌質がたまらなく好きです。
広ーい脱衣場に高い天井。
古くても不潔な印象は全くありませんでした。 -
激渋な浴室も撮りたかったんだけど、お客さんいらしてさすがに言い出しきれなかった⤵︎
シャンプー類は無く、番台で石鹸を貸してくださいます。
お湯は少し黒っぽい色に見えたけど、浴槽の石の色の関係かな?
熱くもぬるくもなく程よい優しい浴感。
湯口から出てくるお湯はほんのりたまご臭。
そして、何とも言えないこれまた優しい香り♡
時間があまり無く、バタバタの入浴になったのが残念でした。
人吉駅で待ち合わせしていると番台のお母さんに話すと、わざわざ表まで出て道案内してくださいました。
新温泉、またゆっくり伺いたいところでした。 -
歩いて10分もせず人吉駅に着きました。
立派な駅舎。
ただ、宿での夜のおやつにチョコレートが欲しいなと思ってたのにコンビニやちょっとした売店が見当たらず‥
お土産屋さんは駅前に2件ありました。
お迎えに来てくれた宿の若旦那さんが、途中でコンビニに寄ってくれ、おやつも確保♪
気さくな方で、お話しながら10分弱で宿へ。 -
温泉街から外れた住宅地の田んぼの中にある
「しらさぎ荘」さん。
湧水池がある風景と、部屋数の少なさ、そして
雰囲気ある良泉のお風呂の情報に惹かれ予約。
車が到着するやいなや女将さんらしき方が
元気いっぱいにお出迎えしてくださいました!
こちらの宿はおそらく家族経営だと思いますが
皆さん気さくで明るい対応をして下さいます。 -
玄関入ると喫煙可能なロビーに立派なお雛様。
宿泊部屋はこの上に2室と、外に離れが2室。
4室のみのこじんまりとした宿なのですが、
1階には個室の食事部屋がたくさんありました。
食事と温泉のみの利用客も多いのでしょうね、 -
母屋2階の和室。
トイレ・洗面が隣の部屋との共同ってこと以外は快適でした! -
民宿タイプの宿なのでアメニティは少なめですが、浴衣用ソックスは有り難いです。
-
窓の木枠がとても素敵でした。
それと、なんといっても外の景色! -
敷地内の湧水池を眺められ、なんともほっこりする部屋なのです。
癒されるわ~ -
廊下にある洗面台とトイレ。
正直なところ、やっぱり部屋の中にあった方が便利なものだなぁ‥
でも、清潔感があったから良かった。 -
お風呂は一旦母屋を出た別棟にあります。
冬や雨の日はちょっと辛いかもなー。 -
こんなところにもお雛様が♡
-
朝から夜まで立寄り湯もOKの
「 しらさぎの湯 」
夕食前にひと風呂頂きましたが、お客さんが入れ替わり立ち替わりで人気の程が伺えました。
源泉掛け流しの気持ち良いお湯でしたが、それほど広くはない浴室なのであまり落ち着かず、夜にゆっくり入り直すことに。 -
池から宿に向かった景観も癒されます。
-
民宿といっても歴史ある割烹料理屋としての素敵な建物で、外廊下からは池の鯉たちを観賞できます。
-
鯉、かなりの数泳いでいます。
-
水がとても綺麗。
若旦那さん曰く、夏場はこの池がプール化するらしく、2歳の息子くんもここで泳がせているんだとか☆
すごいわ‥ -
いや~、景観自慢のお宿はたくさんあるでしょうが、こんな綺麗な池に佇む宿ってのもなかなか無いんじゃないかしら。
-
で、その景観の中での夕食。
贅沢にも全室レイクビューの個室!
まだ虫の心配も無い季節なので、ちょっと肌寒かったけど窓を開けて頂きました♪ -
鯉料理メインのご馳走です。
もしかしたら鯉食べるの初めてかも?
個人的に苦手意識があったため「超美味い!!」とまではいかなかったけど、よく言われる臭みは全く無く、既に食べちゃってますが写真右上の鯉のあらいはコリッコリ、他の料理も淡白で食べやすかった。
鯉料理以外にも馬刺しや猪鍋など、個性的なものがこれでもかと登場し、もーほんっとにお腹パンパンになりました!
アルコールに弱い私はお風呂行くのに酔いたくなかったのでやめておこうと思ってたけど、お酒に合いそうなご馳走たちに我慢できず、ノンアルビールを持ってきて頂きましたw -
暗くなって再度しらさぎの湯へ。
22時過ぎまで立寄りもOKなのでまだ人多いかなぁと思いつつ覗いてみると‥ -
わーい、貸切りだ!
ゆっくり入れる☆ -
深めの浴槽なので階段を下りて入ります。
中に腰かけ用のベンチが添え付けられてる。
この浴槽、寸法とベンチの位置が私には絶妙なバランスで、半身浴も寝湯も、また、縁に手と頭を乗せてうつ伏せの状態でまどろむことも可能な優れものでした。
うつ伏せで檜の縁に顔つけると、その質感と香りにも癒されてすごく良かった! -
ところどころに温泉成分のコーティング。
お湯はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉の弱アルカリ性とか。
なんかよくわからんけど諸々入ってるのね♡
掛け流しで、少しトロみあって柔らかい。
ほぼ無臭でしたが、湯口からでるお湯はたまご臭を感じました。
黄色味をおびてる気がしたけど、これは翌朝明らかに。 -
窓から見える奇をてらうことない庭の飾り気の無さがなんだかホッとします。
今回も静かないい夜‥ -
入れ替わりで宿泊の他のお客さんが入ってこられました。
まだ朝晩は寒いこの時期。
湯冷めしないうちに母屋に戻って就寝。 -
翌朝7時頃に朝風呂へ。
天気予報は快晴のはずが、すんごい霧です。
朝日を浴びながらの湯浴みを期待していたのに
残念です‥ -
うーん、でも一人静かに緑を眺めながらの入浴はいいもんだ。
しばらくすると、明らかに地元の方と思われるおばあちゃんが入ってこられました。
ん?確かこのしらさぎの湯の立ち寄り入浴時間は朝8時からのはずだけど‥??
まーいっか。
湯に浸かりながらしばしお話を。
霧は盆地の人吉ではいつものことだそう。
へー、そうなんだ‥ -
近くにお住まいの方らしく、自宅ではお風呂は使わずいつもここに来られるとか。
やっぱり水道水とは違う天然のお湯が良いと。
写真に収めることができなかったのですが、ふと足のスネあたりを見ると小さな泡がびっしり付いていて、興奮しておばあちゃんに伝えると、「その泡が身体にいいからねぇ^_^ 」と。
自宅近所にこんな極上湯があるなんて、羨ましい限りです。 -
朝食は8時にお願いしていました。
健康的な日本の朝ごはん♪
前夜から魚づくしです。美味しく完食。 -
前日とは違う個室で頂きましたが、こちらももちろん池の景色を眺められ、朝からとても安らぎます。
-
持ってたドーナツの小さな欠片を落としてみると、鯉たちがもの凄い勢いで集まってきましたヽ( ̄д ̄;)ノ
-
そう、このお宿は鯉の宿。
至るところに鯉モチーフが。
掛け軸はよくありますが‥ -
壁だったか襖だったか忘れましたが
こんなところや -
扉のガラスにも
-
部屋の鍵も鯉
-
洗面台も。
これ、かわいいなぁ。
洒落た民宿です。 -
朝食を食べ終わる頃にはすっかり霧が晴れてきました。
-
入浴するにはもう時間があまり無いけど、せめてあのお風呂がどんな光景になっているのかを見たくてもう一度しらさぎの湯へ。
脱衣場はこのような簡素なつくりです。
ドライヤーも何も無し。
おまけに浴室もシャワーやシャンプーもありません。
シャンプー類は宿泊棟に用意されてあり、毎回それを持ち運ぶシステム。
それが不便ではありましたが、200円で立寄りを受け入れている公衆浴場としては妥当な策かと思います。 -
見に来てよかったー☆
4回訪れた中で一番素敵な光景! -
陽の光に照らされ、お湯が黄金色に輝いてる。
実はまたお一人地元の方が入っていらっしゃいましたが、記念に写真を撮りたいとお願いすると「どうぞどうぞ ^ ^ 」と招き入れてくださいました♡
お言葉に甘え興奮して何枚も撮る私‥ -
時間があったらゆっくり浸かりたかったなぁ‥
-
入浴中の地元のおばあちゃんが
「波打たせてみましょうか ^ ^ 」
と、写真映えを考えてかそう提案し、手でお湯を揺らしてくれました ( ´∀`)
入浴の邪魔をしちゃってるのに、ほんとにありがとうございました♡ -
宿の前には田んぼが広がっています。
幼い頃、れんげ草の絨毯で毎日遊んでたなぁ‥ -
名残惜しいけどチェックアウトの時間。
女将さんに記念写真撮って頂き、また若旦那さんに人吉駅まで送って頂きました。 -
温泉や鯉料理のことなどお話しながら駅へ。
立寄り客もいつも居て人気ですねーと話すと、
「一応時間決めてるんですけど、もう皆さん好きな時に来ますもんね、ははは~笑」と。
時間外に来る人たちがいるの知ってるんだー
寛容だわww
おおらかな気分にされられる気持ちの良い宿でした♪ -
帰りの高速バスの時刻は13時頃。
それまで少し時間があるため、あともう一ヶ所だけ温泉巡りをします。
人吉駅から歩いて5分くらいの青井阿蘇神社。
‥には寄らず‥ -
その向かいにある「人吉旅館」さん。
八十八湯巡りです♨︎
昭和初期からの木造建築が国の有形文化財とされている老舗旅館とか。 -
「お風呂、いいですか?」と中に入ると、ダンディなおじさまがにこやかに案内して下さいました。
中庭を観ながら回廊を進みます。
ちょうど前泊のお客さんが出払った直後の時間だったので、館内はとても静か。
清掃スタッフの方々が挨拶してくださりながら機敏に働いていました。
風格ある老舗旅館だけあり、気持ち良い対応でした。 -
お風呂は廊下の一番奥にありました。
脱衣場は意外と普通。
あら?さては誰もいない?? -
脱衣場同様、浴室もかなり普通なつくり。
しかも、結構狭い‥
けれど、貸切り状態です☆ -
岩の色なのか分からないけど、お湯は黒っぽく見えました。
風情イマイチだなと思いきや、やはり天然の掛け流しのお湯は最高に気持ち良く、入った瞬間に優しいとろみを感じました。
湯口からのお湯はほんの少し金気臭が。
気持ちいい~!
立寄り客は私以外誰も来ず、贅沢にもこのお湯を独り占めすることができました。 -
お風呂のつくりは至って普通でしたが、
一歩出ると風情満載の館内。
湯上り休憩所も落ち着いた雰囲気。 -
窓から見える中庭が素敵。
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旅館オリジナルのステンドグラスがこれまた素敵。
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なんだか日本って素敵なところですね。
そう感じさせる旅館。 -
お土産買って人吉駅に戻り、市営バスで高速バス乗り場の人吉インターまで向かいます。
こんなレトロチックな小型バス。 -
途中、球磨川の清々しい景色を眺めながら20分程でインターへ。
-
歩いている時に見つけたかわいいマンホール。
-
予定通りの帰りの高速バスにも乗れ、無事に今回の温泉旅も終了です。
あとは車内で寝るだけだー。
24時間も滞在していないし、いつものことながら温泉入っただけの旅でしたが、今回は美味しい地元料理も味わえ大満足♪ -
博多に戻ってもうららかなお花見日和で、近所の公園も桜がとても綺麗でした。
春のお出かけはほんとに気持ちいいなー。
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