2019/03/19 - 2019/03/19
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昨年、インマゼールの演奏会の話を投稿しました。
http://4travel.jp/travelogue/11404713
エラールの平行弦の(フォルテ)ピアノでのドビュッシーというのは大発見でした。。。大型の金属フレームの時代の楽器なのに、モダンとは全然違いモダンの濁った音がしないで、きれいに響くのです!
そして、その後当時のベヒシュタインのピアノを弾き、交差弦のモダンピアノであるにも関わらずその楽器が持つとても澄んだ音に感動し、大きな感銘を受けました。こうなると平行弦のエラールを弾きたくなります。
インマゼールの共演者が日本に住んでいた頃はいろいろ講習会とかやってたようですが彼女はベルギーに移住。有名な調律師のN氏によれば他にも結構エラールは日本にあるらしいのですが。。。今やアマチュアとなった私にはなかなか機会は無いだろうと思っていました。
ところがところが。。。
梅岡楽器さん(私は付き合いは無いのですが、チェンバロとかフォルテピアノの有名な調律師)のブログだったかで、軽井沢に主に19世紀後半から20世紀前半の楽器を修復している工房があることを知り、そこのブログを頻繁に見るようになりました。そして、現在平行弦のエラールを整備しているということで、見学したい、と思い。。。。
お断り: 一昨年より、音楽関係の旅行記をいくつか投稿しておりましたが、先日、明治期の鉄道建設史を専門とする会員より、非常に心ない書き込みのメッセージを第三者を通じ受信し、一旦全て消去いたしました。今後一部を再度公開して参りますが、投稿したうち、2つの旅行記、現代最高のヴァイオリニストと言われるP女史(彼女の演奏や、バッハの無伴奏作品について「無価値である」などと言う、極めて心ない、そして私の精神を踏みにじるようなメッセージが送られてきました) のコンサートについて書いたものと、P女史の 20年前のご友人で、現在長期隠遁中の鍵盤楽器奏者T女史の演奏について取り上げた旅行記については、再公開しないことといたしました。
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昨年の冬頃にまずメールを入れて、見学OKの返事をいただき、2月ごろエラールの修復が完成したものをブログで見た段階で具体的な日程の調整を始めました。
最初は往復高速バスで行こうかと思ったのですが、軽井沢駅から結構時間がかかります。それで新幹線にしようと思ったのですが。。。えきネット特ダネはあさまにばかり設定されていて、日中時間帯を走るはくたかは割引がない!
そして、あさまの3割引、朝10時にちゃんと操作したのに、平日にもかかわらずなんと2秒で売り切れたり、グリーン車と普通車を間違って取ったり、散々な結果になり、結局3月19日に行くことになりました。 -
ところが、ちゃんとエラールを弾くことに焦点を当てて準備するべきなのに、一か月以上、ひたすら音楽関係といえばソ連出身で90年代後半にロンドンで活躍したフォルテピアノ奏者オルガ・トヴェルスカヤばかり時間がある限り聴いており、前の晩も、時間がないのにも関わらずトヴェルスカヤのメンデルスゾーンを聴いてました。。。。https://youtu.be/VLsRd4kpPZA
でも、彼女のお陰で集中力を回復し、そして、なんというか、なんか不思議なパワーを貰った気がします。 -
朝の山手線で上野へ
思い出の駒込。。。私が再び楽譜持ちの旅をするなんて。 -
こちらも、いつもあけぼのを降りたあとお世話になったシターラダイナー
今日はパスですが。。。 -
中央口へ
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新幹線ホーム!
新幹線に乗るのは2016年以来か。。。 -
すぐに軽井沢へ到着(各駅停車でしたが。。。)
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しな鉄
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ここから草軽のバス。
あからさまに東急の中古ですね。。。 -
旧軽井沢
こんなとこだったんだー -
道100選らしい
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白糸ハイランドウェイです。
最初は、八甲田山の道路を思い出しましたが。。。 -
走ってると、もっときつい道路で、もっと狭くて、舗装状態も悪い。。。それでいて大型バスがどんどん来る。。。
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浅間山
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浅間山を望む北軽井沢にやってきました。
ここに、19世紀後半から20世紀前半のヨーロッパのピアノを修復しているピアノバルロンジャパンの工房があります。
パリのピアノ・ バルロン http://www.pianos.fr/en/
で10年間勉強された修復家の和田明子氏の工房です。
ウェブサイトはこちら http://francepiano.jp/home.html
(「フォルテピアノ関係で同姓同名の有名な方がいる名前の方が。。。」とか何度か書いていて、ゲイリー・クーパーとか伊藤綾子とかでてきましたが、またそんな感じですね。) -
浅間山展望所?からしばらく車で走って、工房に案内して頂きました。
正面のが1908年のエラール
左が1860年代のプレイエルです。 -
エラール 1908年製
正面 -
エラール
内部
譜面台もきれいですね。 -
エラールのロゴマーク
遂にエラールのピアノが私の目の前に!ですよ。
この楽器は今年はじめに修復が完了し現在販売中です。(旅行記の作成中に売れました) -
一方こちらのプレイエルはフランスから届いたばかりの状態でこれから修復です。
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このプレイエルは、割れた響板に、弦を貼ったまま無理矢理膠を塗りつけたような部分もあり、相当難しい修復になるそうです。
音は出ますが、音程は調整できる状態ではなく、曲が弾けません。
ですが、触っただけで音はわかりますが、素晴らしい楽器でした。 -
エラールです。
写真を見てもわかるように、現代ピアノのような一体鋳造型のフレームではなく、鉄製の板と棒を組み合わせた「組み合わせ鉄骨フレーム」が使われています。
もっとも、この楽器は19世紀末から20世紀前半にかけての設計であり、組み合わせ鉄骨ではあるものの一体鋳造型フレームと同じ位の張力で弦が貼られているそうです。エラールは、他のヨーロッパのメーカーが1860年代末~1870年代にかけて徐々に交差弦一体鋳造型フレームに切り替えていく中、主要メーカーでは最後まで平行を守り続けました。ちなみに、交差弦一体鋳造型フレームと言うのは、グローヴの辞典によれば他でもないニューヨークのスタインウェイが開発したものがはじまりのようです。 -
参考資料
1900年頃に製造されたベヒシュタイン
弦が交差していて、フレームが現代の楽器同様一体構造で作られているのが分かります。
(ベヒシュタイン総代理店では1860年代後半から交差弦で。。。と言ってますが1870年のベヒシュタインには大型組み合わせ鉄骨と平行弦を持つものがあります。こちらをご覧ください → https://twitter.com/ayakoito13/status/976352376226566144?s=21 ) -
参考資料
1830年代のフォルテピアノ(トレンドリン、ライプツィヒ製)
木製の枠に弦が直結しています -
そして1860年代のプレイエル
金属のフレームが導入されているのがわかるかと思います。
金属フレームの導入自体はもっと前からで、私が知る範囲でもイギリスのブロードウッドは1820年代末からの導入です。1830年代のプレイエルももう金属フレームを使用しています。一方、ヴィーン系のメーカーは1830年代も木製の構造の範囲内でー 例えばグラーフの工房ではチェンバロより薄いと言われたそれ以前のヴィーン式フォルテピアノより響板を厚くするなどして ー 強度と音量の増大を図っていたようです。上の写真の楽器(トレンドリン製作)もそうした時代の楽器です(トレンドリンの響板の厚さについてはわかりません)。
このフレームがどういう仕組みかといいますと、楽器が大型化して弦の張力を上げる必要が出るにつれ、木製の薄い板で作られる響板では弦の張力が支えられなくなり、そこでピンブロック(譜面台の下にある弦を巻いたピンを支えている頑丈な木の部分)と、反対側で弦を止めている部分(これも直接響板に取り付けるのではなく鉄製の板で支える)を金属の棒で連結し、その金属棒が弦の張力を支えることで響板には弦の力がかからないようにする、と言う仕組みです。
駒を介して弦はもちろん響板と連結していますので音は鳴ります。 -
参考資料
私が現物を見たことがある中で最も古いヨーロッパ製の交差弦「フォルテピアノ」
J.B.(ヨハン・バプティスト) シュトライヒャー 1868年製、ヴィーン美術史美術館の楽器博物館所蔵。ヴィーン楽友協会のオープニングでクララ・シューマンが演奏したもの。J.B.はベートーヴェンのお友達ナネッテ・シュタイン=シュトライヒャーの息子で、当時J.B.は平行弦の楽器も並行して製造していた模様です。
* 現地の展示ではピアノのふたが閉まっていて中の様子は見れないので、この楽器を特集した博物館製作のYouTubeビデオからスクリーンショットで中の様子を切り出しました。https://youtu.be/5fPKluJk0Wg
ビデオの冒頭に「1840」と言う数字があり、あたかも1840年製の楽器であるかのような記述がありますがそれは間違いと思われ(ばかですか?。。。この楽器は1868年の楽器でしょう。(このことについては、現地で販売されている(日本のアマゾンでもすぐ買える) 該楽器のCDの解説書、および1840年代には交差弦の楽器はおそらく存在しない、ということに基づいて記述しています。) -
続いて、エラールのアクションを見ていきます。
この時代のエラールは長い間独自に設計したアクションを使用しており、非常に大きな特徴があります。 -
まず、こちらがハンマーです。
アクションは「イギリス式アクション」の系統のエラールオリジナルアクションなのですが、まずこのハンマーをよく見てください。白い部分はもちろんフェルトなのですが、その内側には、なんと皮でできた部分が残っています。これ、20世紀の楽器ですよ!
「ハンマーを用いた音量の強弱がつけられるチェンバロ」の発明より19世紀前半にかけての楽器は、ハンマーが弦を叩く部分に皮を使用しており(一部木片や金属片を使用する「タンゲンデンフリューゲル」といったものもありましたが) 、 19世紀中頃以降、フェルトへと変わっていきました(この時期については、私は調査をしておりませんのでわかりません。ただ、隣にある1860年代のプレイエルはフェルト製のハンマーでした)。
この楽器も、もちろんフェルトのハンマーなのですが、その中に皮が入っているのです。
私は詳しくはありませんが、これによってもきっとバランスが変わっているものと思います。 -
さて、この奥の部分がこの時代のエラールアクションの特徴です。
チェンバロの時代より、鍵盤楽器の弦の振動を止めるためのダンパーフェルトは、弦の上に設置されていて、鍵盤を押していない間は自然落下でくっついています。
ところが、この時代のエラールのアクションでは下からダンパーが弦に触れているのです。普通のピアノで、上から弦を抑えているダンパー、それが、この奥に見えるアレなんです。。。
(なお、何度も何度も「この当時の」と言う言葉を繰り返し使っていますが、これはどういうことかと言うと、「エラール」というメーカー名のつく鍵盤楽器と言うのは、マリー・アントワネット時代のチェンバロから、第二次世界大戦後のピアノまであるわけで、それらを一概にに「エラール」で指し示すことなど決してできない、逆に言えば、単に「エラール」とだけ書けばチェンバロから現代ピアノまで全てを指し示すことになるのでは? と言うことからです。ですから、指示代名詞をつけることにしたわけです。当然ですが、ハイドンやベートーヴェンが使用したエラールとドビュッシー時代のエラールは全く別物です。 -
この右側に出っ張っている金属の部分が、ダンパーを弦に押し当てている機構を押してダンパーを解放させる仕掛けです。
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エラールの弦の下のダンパー(和田氏のブログより)
詳細はこちらをご覧ください
https://3.bp.blogspot.com/-hEJYKEkZeAk/XBxrxD94XRI/AAAAAAAAK_Y/Jn1G2cmULYw6uBRGcbv76sp4OXAHX5aRACLcBGAs/s320/315.jpg -
前から見るとこんな感じです。
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低音側のハンマーです。
やはり、内側に皮が使われています -
一方、隣のプレイエルは一般的な弦の上に設置のダンパーです。
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エラール、横からの画像です(ぶれてて申し訳ありません)
譜面台の後ろをよく見てください。。。 -
緑のまるで被った部分が「カポタストロバー」(あるいは同様の機能を果たす棒) が見えている部分です。
実際は高音側の譜面台の下に伸びています。
このやり方、グローヴ辞典などを見るとスタインウェイが開発したものとされています。因みにベヒシュタインはこの「カポタストロバー」を「使わない」のですが(最近になって使い始めた)、エラールは当時から使っています。 -
和田氏のブログよりその部分の写真です。
http://francepiano.blogspot.com/search/label/%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB?updated-max=2018-10-16T00:00:00%2B09:00&max-results=20&start=72&by-date=false
右側手前にある金属の太い横棒が「プレッシャー(カポダストロ)バー」です。
ちなみに、プレッシャーバーの真ん中に縦に鉄骨が入っているのがわかると思いますが、それを境に左側(低音側)には音を止めるためのダンパーがあり、一方それより上ではフェルトのダンパーは省略されています。これは、現代のピアノにも見られる作りなのですが、この楽器はそれの差が非常にはっきりとわかります。弾いていて音の響き方が変わるんです。それ以外でも、この楽器、低音域と高音域では少し異なったキャラクターの音を持っています。
現代のピアノは、低音域から高音域まで、メーカーにより異なりますがある程度音が均一になるように設計されます。一方、19世紀前半のフォルテピアノは音域によりキャラクターが違います。
この1908年製エラール、 19世紀末から20世紀前半にかけての設計で、どちらかと言えば「モダンピアノ」に分類されるものです。しかしながら、この当時の楽器はまだまだ、古い時代の名残があるようです。 -
一方、隣にある1860年代のプレイエルですが、こちらでも1番高音の部分(ダンパーがない部分のみ)に「プレッシャーバー」が使われています。他の部分はアグラフです。
(で、ネットにあがっていた情報によると、スタインウェイが「カポダストロバー」をアメリカで特許登録するのは1870年代だそうで、そうなると1860年代のヨーロッパで使われていたのは。。。。) -
プレイエルのメーカープレート
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1860年代プレイエルのハンマー
プレイエル自社製のオリジナルアクションです。「イギリス式アクション」で、この楽器は1860年代ではありますが、エラールが1820年代末に開発した「ダブルエスケープメント(鍵盤が、鍵盤を押していない元の位置に完全に戻り切らなくても再度打鍵すると音が出る構造) 」はこの当時のプレイエルはまだ採用しておらず、自社設計のシングルアクション(鍵盤が元の位置に戻らないと再打鍵できない)です。また、エラールとは異なり、ハンマーは主にフェルトで作られています。 -
こちらはガヴォーの超小型アップライトピアノ。
こちら、とにかく小型化したデザインを実現することをポイントとして設計された楽器だそうです。現在、和田氏のブログで修復の様子がご覧いただけるかと思います。
また、1945年製ガヴォーの小型グランドピアノも修復中です。
http://francepiano.blogspot.com/2019/01/1945_7.html
小型化することをメインに設計している楽器なので、サイズの問題を別とすれば、エラールの方が良い音がするそうです。一方、値段は。。。おそらくエラールと案外変わらない値段になるのだとか。。。。 -
さて、せっかく弾ける状態の楽器なのですから、弾いてみなければなりません!
とりあえずいろんな和音を次々と転調させたり、分散和音にしたり、いろんな感じで弾きます。。。。すごい良い音です。そして、平行弦の響き方が素晴らしい!!! 音が濁らずにきれいに響きます。そしてオクターブや5度の音程で他の弦が共鳴してきます。チェンバロや木製のフォルテピアノも平行ですが、この1908年製エラールは近代の楽器。音の根本は弦の張力の強い近代の響きなのです。それでいて平行の豊かな響き!!!
これを経験すると、鳴り方や音楽の捉え方が変わりますよ!
(私にこの時代のエラールの魅力を最初に教えてくれた、伊藤綾子氏のコメントを引用)
タッチ感などは同時代のベヒシュタインと似てる感じでしたが、よりフォルテピアノに近く(平行弦ですから)、平行弦がもたらす共鳴感は素晴らしいものです。
良い楽器は現代ピアノでも弦が共鳴して良い音しますが、この楽器は。。。繰り返しになりますが、平行弦ですので、余計な濁りがなく、きれいに、きれいに、豊かに響きます。
それでいて、非常に強力な金属製フレームに相当な圧力で弦が貼られている時代のものですから、全木製のチェンバロやフォルテピアノとも大きく異なる感触です。
タッチの感覚ですが、全体に現代ピアノよりは軽くて反応がよく、しかしチェンバロやフォルテピアノのように触れば音が出るような浅いタッチではなく鍵盤の深さは現代ピアノくらいだと思います。やはり19世紀末~20世紀はじめの、現代のピアノが出来かけている時代の楽器です。でも!!!(この「でも」がポイント!!!)。
ですが、私の感触、どうやらチェンバロであったり、19世紀前半までのもっともっと鍵盤の軽いフォルテピアノを前提にしたタッチに知らない間になっていたようで、鍵盤を触っても音が出ません。。。 -
それでも、逆に現代のピアノに慣れてガンガン押しまくるよりは良いだろう、と思って、少しずつ弾いていきます。そして、少しずつ感覚に慣れていきます。。。最初はしばらく分散和音を弾き続けました。これが1番楽しかったです。。。以前フォルテピアノを弾いたとき、譜面に雁字搦めになった反省であります。
で、和田さんが「もっと弾いて」と言うのでしぶしぶ曲を弾き始めます。でも、このタイミングで曲を弾き始めないと時間がなくなります。
いろんな曲を弾いたりもしながら、1時間くらい経つと慣れてきました。
早いと言うべきか、遅いと言うべきか?それは分かりませんが、大事なのは、この楽器が適切? な感覚を教えてくれたと言うことで、それが意味するのは、「良い楽器である」いうことです。
「適切な感覚」と書きましたが、それは「非常に慎重な、そして弱音をできるだけきれいに出すための」感覚であり、結局私は最後までこの楽器の特性 ? つまりは、平行の楽器でありながら強い張力の弦とフレームを持つ近代の楽器であると言う事 ? を生かして弾くことができませんでした。文献による奏法の調査もしていませんし。私のより、もうちょっと強いタッチが必要だった、と思います。
和田さんと話をしていて、聞いてみると、この年代の楽器は平行弦のエラールも、あるいは他のヨーロッパの名門メーカーも、フランスなどヨーロッパでちょっと本気で探せばたくさんあるそうです。で、19世紀中頃まで、例えばショパンが生きていた頃までの楽器は、「貴重な歴史の目撃者」みたいな感じで大事にされるのに、この19世紀末から20世紀前半の楽器は、古楽器系の人からは新しすぎる楽器、 あるいは「自分の専門にしたい時代の作品(古楽器を専門に取り組む人って、やはりチェンバロや、フォルテピアノといってもモーツアルトやベートーベンが活躍した時代の楽器をメインにする人が多い) とは違う楽器なので。。。」、そして現代楽器を演奏するから人からすると「古くて扱いづらい楽器」、と言う、需要の狭間にあるようでして、古いおうちに何代にもわたって置かれていたような楽器が、今次々と処分されて、例えば「ヤマハ」などに買い換えられているそうです。。。
悔しいです。こんな素晴らしい名器が、つまらない、音楽性がない「ヤマハ」などに置き換えられるなんて。。。
で、かく言う私も、いずれ楽器を買うとして、中心的に取り組みたいのは18世紀から19世紀前半の作品ですから、結局この年代の楽器を買うことにはならないわけです。。。 18世紀から19世紀前半だと、チェンバロとか、もっと軽い、金属のフレームがないフォルテピアノの時代です。
ね、ドビュッシーファンの皆さん、どんどんこーゆー楽器買ってくださいね。安いですよ! ドビュッシーやラヴェル、サティ、ブーランジェ、プーランク、あるいはマーラーやシェーンベルクもそうでしょうが、この時代の楽器が1番よく響きます。そして、概ね現代ピアノのテクニックの応用がききます。
みんな、中学生や高校生位から「ラヴェルいいよねー」とか言うそうですが、私は古楽器を知ってから、そして近代作品の構造を分析する基礎を教わってから、初めて気にいって、その後はすごく好きになったんです。
良い楽器は、欠かせないものなんです。 -
知っている近代フランス作品で、比較的技術的に簡単で弾きやすく、作曲の先生に分析を指導していただいたこともある、ということで、ドビュッシーの子供の領分より「小さな羊飼い」を弾いてみました。
弾いているうちに、だんだんとタッチの感覚がこの楽器に合ってきます。素晴らしい感覚です -
汚いコピーの楽譜で恐縮ですが、やはり目玉で弾いてみたかったのはこのドビッシーの前奏曲集第一巻より第10番「沈める寺」です。
この曲は、前回ベヒシュタインの古い物をひいた時も弾いてみたので比較できます。雰囲気は非常によく似ていますが、エラールの場合、やはり平行である、と言うことで和音をいくつも重ねた際の響きが変わってきます。にごりが少ない方を選ぶとすればエラールでしょう。
(ドビュッシーが好んだ楽器について、「エラールだった」とインマゼールや伊藤氏は言っています。一方、こちらも有名なチェンバロ奏者の渡邊順生氏は、ウェブサイトや著書で「ベヒシュタインやブリュートナーを好んだ」と言っています。どちらなんでしょうね。。。資料を精査さねばなりません。) -
この曲、現代のピアノで弾くと、連続する和音がどうしても濁ってしまい、にもかかわらず、低音には長時間にわたって持続させる音が入っていて、しかもレガートに弾かねばならず、非常に苦労するところです。現代の演奏家は、低音部分をある程度無視してペダルを踏み変えるか、濁りを無視するかのどちらかですが、なんとこの楽器、ペダル踏みっぱなしでもきれいに響きます! 当時のベヒシュタインでもある程度そうなのですが、平行のエラールはもっと響きます。
無論、ある程度音が重なって濁ってきますが、それはもう楽器の表現として、作曲された音に含まれる色彩感・ニュアンスとして聞こえてきます!
おかげで、現代のピアノで演奏するときに必要な過敏さといいますか、難しい物をてなづけるのに必要な「力」のようなものが必要ありません。無論、徹底的に感覚を研ぎすますことが必要ですが、楽器を信用して、自然に、いきなり無駄な力をかけずに落ち着いて(はい、自分が落ち着いて弾いてたかは微妙ですが。。。それでも昨年フォルテピアノ弾いた時よりは落ち着いていたし、楽器のコンディションも良かったと思います。ですからこんな感覚があったんだと思います) 弾いていれば、楽器が持っているサウンドがいろいろな感覚を教えてくれます。先ほども書いたように、 自然に感覚が作られてきて、ドビュッシー作品の微妙な雰囲気?を教えてくれます(無論、半日弾いただけではそれを演奏に活かすレベルまで達する事は不可能でしたが。。。) 。良い楽器はこうゆうことがあるんです。モダン楽器でも良い楽器はこのような世界を持っている時がありますが(幸運にも私のベヒシュタインのアップライトはちょっとそれがありました)、オリジナル楽器にはその当時の音楽について欠かせない情報、感覚が詰まっています。さらにこの楽器、メシアンの弟子の作曲家の先生が長年使っていらしたもので、優れた音楽家が大切に使っていたと言うことでより音楽的になっているのでしょう。
繰り返しますが、現代ピアノでドビュッシーを弾くに当たって、微妙な響き色彩感やニュアンスのバランス、或いはもっと単純に、きれいな響きを出すために求められる、一切の過敏さ、楽器に「押し付ける」感じを必要としないのです。
これが、オリジナル楽器の凄さなのですね。。。
(「楽器を信用して無駄な力を~」「一切の余分な力を必要としない」「オリジナル楽器の持つなんとか」云々って、どなたかが彼女自身のCD解説文に、とても表情豊かな文章で書いておられたことに似ていますね)
※繰り返しますが、「適切な感覚」と書きましたが、それは「非常に慎重な、そして弱音をできるだけきれいに出すための」感覚であり、結局私は最後までこの楽器の特性 ー つまりは、平行の楽器でありながら強い張力の弦とフレームを持つ近代の楽器であると言う事 ー を生かして弾くことはできませんでした。私のより、もうちょっと強いタッチが必要だった、と思います。 -
実は、見学の調整をしている時「できればプロモーション用のビデオを一曲録音してください」と言われておりまして。
良い機会ですが、どうしましょう。だって、私エラール触ったことないし、 2014年に暴力事件の被害を受けて以来、ピアノは現代のピアノも1~2ヶ月に1度弾くくらい。昨年からは引っ越しのトラブルで楽器が倉庫に入っていてピアノがなく、たまにチェンバロのスタジオに行く位。。。
この時代のエラールだったら、当然近代フランスものを弾きたいわけですが、私がモダンピアノを熱心に弾いていた頃は近代フランスものはメジャーなレパートリーの中では非常に苦手意識を持っていました(と言うよりウィーン古典派以降は「わからない」あるいは「体がきつくて弾けない」と弾いていませんでした。そうなんです。ロマン派の技巧的な作品は、技術とか好き嫌いとかよりも、とにかく体がきつくて弾けなかったんです。現代のピアノの重過ぎる鍵盤と、私の、首を何度も痛めた体では、もはや対応不可能な世界だったのです。。。はい、ショパンとか昔は嫌っていましたけど。) 。
ドビュッシーも数曲しかやったことがなく、ラヴェルとかサティ、ブーランジェなどには一切手をつけていません。どうしよう。。。録音となれば、弾いたことのない曲は無理ですので、とりあえずドビュッシーの弾いたことがある曲で、比較的簡単な譜面のもので、作曲家の先生に楽曲の構成について教えていただいたことがある曲を弾くことにしましょう。曲の構成に関して教えていただいた作曲家の先生には感謝していて、ドビュッシー作品にあったアレルギー?的なものは作曲家の方の指導を受けてなくなり、好きになりました。そして、昨年インマゼールの演奏会を聴きに行って、自分で当時のベヒシュタイン をひいて、ドビュッシーが本当に好きになって、変な話ですが(無論ほんのわずかですが)わかった感じになって、僅かな自信を持って弾けるようになりました。 -
その前に、こんな曲を弾いてみました.
エイミー・ビーチの 3 browning songs から 第1番、The Year at the spring です。
エラールのピアノで近代フランス作品を弾いたりするのはよく聞きます。でも、半年位前からすごく気になっていた組み合わせがあるんです。。。エイミー・ビーチの作品と当時のヨーロッパで作られたエラールなどの楽器の組み合わせです。
エイミー・ビーチ、カークビー の演奏 https://4travel.jp/community/topic/10000944/10144411/
で気に入りましたが、カークビー のCDもスタインウェイでの伴奏で、果たして20世紀はじめの楽器ではどうなるのか?と気になってました。
ビーチの歌曲をやってみたくて、最初は知人の、芸大の演奏教員をしていた(ピアノ伴奏係)人で歌もやる知人に「一緒に行かないか?」と声をかけていたのですが、「私は現代ピアノでいっぱいいっぱいだからフォルテピアノは無理」と断られ。。。結局伴奏部分だけ自分で弾きました。
もっと練習したかったのですが、モダンピアノは疲れると言うことと、モダンピアノではベヒシュタインでもちょっと汚い響きになるので(ヤマハだったらもう耐えられないでしょうね) 弾きたくなくて。。。ほぼ初見です。ですので、テンポやその他表現などを工夫する余裕はなく、ゆっくりと音の雰囲気だけたどるしか出来ませんでした。 -
ですが、やってみると。。。。大成功でした。
エラールのピアノで弾けば、汚く響くこともなく、おそらくどんな大音量を狙っても歌を潰す事はない(スタインウェイよりは絶対的な音量も小さいです) だろう、との結論に達しました。
ボストンで活動したビーチ自身がどんな楽器を想定したのか、私は調査しておりませんが、彼女の交響曲はベルリン・フィルで初めて演奏されるアメリカ人作曲家の作品だったりするなど、ヨーロッパでの活躍も多く見られたビーチの事ですから、もしかしたらエラールなどの楽器も触れる機会が多かったのでは?と、漠然と思ったりしています。アメリカの楽器博物館とか行けば、当時のスタインウェイ以外のアメリカのメーカーも調査できるんでしょうけどね。。。「スタインウェイ以外のアメリカの楽器メーカーの古い楽器」これって、新たな研究ジャンルかもしれませんね。
で、もっとビーチと沈める寺をやりたかったのですが、「録音」が。。。。ご好意で見せてもらってるので、頼まれたことはやらねばなりません。 -
これも弾いてみましたよ。スマホでビデオも撮りました。
でも、この曲は本当に初めて弾く曲で、他人様に見せるようなレベルで弾くことができません。でもでも、ちゃんとポジティブな影響を受けていました。。。 -
3月中旬@汐留ベヒシュタイン 、 space415
さすがに「公開するビデオを録音したい」と言われて練習なしで行くのは無理なので、2週間前に 2回ほど現代のピアノでと、 2時間ほどチェンバロで指慣らしをしました。練習時間は合計3時間30分。現代ピアノもベヒシュタインなので良い楽器ではありますが、それでも1時間ほど弾いていると疲労感が出てきます。昨年、1時間ほど試奏して凄く気持ちよかった、1900年製ベヒシュタイン を貸してもらおうと何度も交渉しましたが拒否されました。。。それにしても、現代のピアノって、一級品のメーカーでもこれほどの疲労感を持ってしまうんです。一体なんなのでしょう?
ところで「オリジナル楽器は一切の余分な力を必要としない」のなら、戦後のモダンのベヒシュタインやスタインウェイで例えばリゲティやケージの作品を弾けば「余分な力なく」演奏できるのでしょうか。。。? ?? -
1週間ほど前には、偶然ですが1909年製のベーゼンドルファーを試奏することができました。。。偶然中野坂上のショールームを通りかかったので寄ってみたら、なんと知人の調律師(ベーゼンドルファーで長らく活躍しているコンサートチューナーの方なのですが) の息子さんがいらっしゃって、弾かせてもらうことができたんです。まあ、15分くらいですが。。。。
この1909年製ベーゼンドルファーは、エラールやベヒシュタイン とはかなり異なり、現代のベーゼンドルファーにすごく似たタッチを持っていました( 10年位までヴィーン国立歌劇場で現役だった楽器と言うことで、現代の楽器に一部の仕様を合わせる改造などが行われている可能性も考えられます)。この時はドビュッシーの譜面などは持っていなかったので、ひたすら分散和音を弾き続けました。。。(後偶然譜面を持っていたハイドンのイングリッシュカンツオネッタをひいた。。。) -
さ、いろいろ不安ですが、ちょっと頑張ってみましょう。
先程のドビュッシーの「子供の領分」から「小さな羊飼い」をやってみます。譜面は比較的簡単なので、まぁ頑張れます。
まず弾いてみたら、そこそこできました。
でも、もう一回、とやって。。。あ、ここが。。。とか言ってもう一回。。。。。結局9回目でOKしました。ただ、正確にはなったもののどうしても「間違えないこと」に気が行ってしまい、もっと大事な、表現力や「楽器の音を活かすこと」から注意がとられた、などと自己批判を。。。
で、これが撮ったビデオ
https://youtu.be/cG0RRtyU5o8 -
続いて、ありきたりですし、この楽器の時代とも直接関係しないですが、定番の? バッハの「平均律クラヴィーア曲集」から 第1巻第1番の前奏曲を。
モダンピアノ時代からよく弾いていた曲です。分散和音でシンプルな構成なので「楽器の音」のデモ演奏には適しているでしょう。
でも、 この楽器の時代、20世紀初頭はバロックブームがあり、エラールがタスカンのコピーを製作し、プレイエルはランドフスカと組んでモダンチェンバロを開発、ドビュッシーはベルガマスク組曲、ラヴェルはクープランの墓といったバロックの影響を受けた作品が作曲された時代です。ドビュッシーの前奏曲集の24曲、というのもどこかでバッハの影響かもしれないですね。だったら当時の楽器でバッハがどう聞こえるのか、というのは重要なポイントです。
モダンピアノで弾いていた頃は、「できるだけバロックの理論、解釈を踏まえ。。。」とかやっていた私ですが、実際にチェンバロとか触るようになって考えが大きく変わり、楽器に合わせて解釈すべき、と思うようになりました。
今回は先述のように楽器メインですので、尚更、楽器の特性を意識したサウンドを目指しました。(やはりモダンでチェンバロの真似事?をしていた頃の癖が残ってますが。。。)どこまでできたかは疑問ですが。
今の私にはフーガを弾く気力がない(かつてはすごく得意にしていた)のでプレリュードだけです。これは2回程でOK出しました。
https://youtu.be/aS_Bn0lkqr0 -
で、不安ばかりだったビデオ撮影ですが、自分の演奏をネットに出すと言うのが楽しく感じられるようになったので、調子に乗ってもう1曲やってみることにしました。。。(これで、本来の主目的だった「沈める寺」をもう一回弾く時間がなくなってしまったわけです)
公開できそうな演奏ができる可能性がある曲はあともう1曲しか自分にありませんでした。シューベルトのピアノソナタ、D157(第1番)です。このエラールのピアノとはあまり関係がなさそうですが、シューベルトの最初の全集版が発行されたのは19世紀後半ですから、多くの人が19世紀末仕様の楽器で、シューベルトの作品に接していたものと思います。
この曲、 4楽章が「おそらく作曲されなかった」曲で、「ピアノソナタ全曲演奏」以外でやる人はほとんどいないと思われます。日本で最も使用率が高いと思われる「ヘンレ版シューベルトピアノソナタ集」では、 この曲を含む未完楽章を含む作品が最初は出版されず、20年も後になってから付け足しのように出版されたりしています。「未完成交響曲」が有名なシューベルトですが、あの交響曲は2楽章で概ねまとまっています。しかしあからさまに未完成のピアノソナタはたくさんあるのです。
で、全部弾く時間はなかったので、第一楽章の冒頭から主題提示部の終わりまで、と言う短い区間を弾いてみました。
しかしながら、2年間も弾いていない曲をいきなり弾くのはやはり難しく(それでも、頻繁に楽器に触っていて、弾き慣れた楽器であれば問題ないのですが)やはりいろいろ間違いがあったり、また変なことを意識してつまらない演奏になってしまい、名前入りのページでは公開できない、と判断しました。いくら頭の中で解釈を考えても、演奏は一回ではできません。
で、 フォートラは建前上匿名ですので、せっかくなので「練習一切なし」とのお断りを添えて、公開しようと思います。
なお、他の投稿はビデオカメラで撮ったものですが、これは私のスマートフォンで撮ったものなので音が悪いです。
https://youtu.be/Wik4oU7_7-E
無論、その楽器の時代のものではありませんので、楽器から得られるパワー、教えてもらう感覚、みたいなものはドビュッシーやビーチ程ではありません。ただ、現代ピアノと比較してみると、きれいな音がする楽器だ、と言う事はわかるかもしれません。 -
で、結局ギリギリまでピアノを弾いて、写真を撮って、楽器の構造の話をして、と言う1日となりました。
現代のピアノでは1時間ほどで疲れ果ててしまう私が、4時間以上も弾き続けた、と言うのはびっくりであります。しかも、翌日に疲れは残りませんでした!
いかに、弾きやすい、そして良い楽器であるか、と言うことがわかるかと思います(無論、私が持っている、あるいは練習しに行ったベヒシュタイン の現代ピアノは、現代ピアノの中で最も優れた楽器ですが) 。
北軽井沢のバス停まで送っていただき、北軽井沢を後にしました。 -
旧北軽井沢駅
ここからバスで帰ります -
車窓から浅間山
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バスはこんな車内
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軽井沢駅旧駅舎
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しなの鉄道。
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お腹がすいたので。。。荻野屋のソフトは北海道。
長野じゃないんですね。。。 -
帰りはバス。空いていたので1番前の座席を電話予約で取りました
昌栄バスより高いのですが、信用が置けそうということで西武にしたんです。でもね。。。 -
これ見て。。。
運転手、運転中に日誌書いてますよ。。。昔天下の弘南バスでもこんなやついましたが、まさか2019年に。。。 -
即座に運転手の名札の写真を、わざとらしく撮りました。
それから、「見ているぞ」と言う警告を兼ねて、あたかも鉄道の運転手のように、最前列の座席から信号機の色や速度制限の読み上げを開始しました。。。
それでもそれでも、またもや、何かのレシートを運転中にチェックし始めます。もうこれはやばい、止めさせねばと言うことで「運転中にレシート見るな」と言いました。「申し訳ありません」と運転手が車内放送し、それ以降は比較的運転に集中してまともに運転してくれました -
碓氷軽井沢インターチェンジは山の上にありますので、ぐんぐん山を登ってきます
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こんなカーブ、懐かしい。。。
弘南バスやみずうみ号の幻影を見たいのでは?だからバスにしたんでしょ?と親が言っておりましたが、まぁ、そうなのかもしれませんね。。。 -
山路、ほんとに長い。。。
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高速に入っても結構長いです。
そして、50キロ規制が敷かれているにもかかわらず、結構スピードを上げて走っていきます。
普通なら無視するところですが、先程のわき見運転の件がありましたので、やはり速度規制の読み上げを....ちょっと実施しました。 -
あ、見えてきましたよ。。。あの、横軽の線路から見上げるあの橋。。。
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これが、あの橋の上から見た、ずっと走ってみたいと思ってた上信越道からの、信越本線
ここまで到達するのに30分もかかっています。なんだ、アプト式の列車より長く、碓氷峠の代行バスと同じ所要時間じゃないですか。。。 -
その後も、上信越道はゆっくりと高度?を下げていき(群馬県側を高くして勾配を緩和する策をとっているようです)、さらに富岡でも一旦高速を降りて客扱い、そしてようやく上里サービスエリアに到着
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その後関越道を50分くらいでしょうか、ひたすら走り続けて。。。関越道って終わり方が唐突なんですね。いきなり料金所、そして料金所過ぎた後、しばらく走るといきなり高速道路から一般道へ変わるんです。
これは感覚が麻痺しそう。気をつけなければいけませんね。
練馬駅近くで降りて大江戸線で新宿へ。これだけで乗車時間がかなり節約できます。 -
現在の住所に帰ってきて、音楽関係の知人などに電話してエラールの楽器の凄さをなんかいろいろしゃべっていました。。。でも、モダン楽器の人って、なかなか古楽器の事わからないんですよね。。。この楽器は古楽器としても、あるいはちょっと古めのモダン楽器としても扱える中間的な存在の楽器です。
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で、決めました。
エラールは 4時間弾き続けることができました。それでも翌日に疲れは一切ありません!これはすごいことです。もはや、モダンピアノの感覚は思い出したくなくなりました。。。
ということで決めました。私のモダンピアノのベヒシュタイン 、売却することにしたんです。モダンピアノとしては非常に音楽性豊かな素晴らしい楽器で、いろいろ思い出があるのですが、弾けない楽器をいくら持っていてもしょうがありません。そして、現代ピアノでの苦しい思い出を思い出したくないのです。
この決断を後押ししてくれたのは、今夢中のあのフォルテピアノ奏者と、そして紛れもなく、今回のエラールの経験です!
(新品を買えば2,500,000円位する楽器ですが、15年しか使っていない、しかも全然握力がなく、他の人みたいに鍵盤を叩きつけることが決してできない私が、できる限り優しく、そして良い音を出すように弾き込んだ楽器ですので、おそらく日本で買えるアップライトピアノの中で1番良い音がすると思います。150万くらいで売却の予定です。。。
万が一ご興味のある方はご連絡ください...
[5月末に買い手がつきました。ありがとうございました。]
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