平成31年3月9日(イオンモール富津)わくわく日東バスフェスタ展示車両「袖ヶ浦 200 か 1366」

2019/03/09 - 2019/03/09

所属：日東交通(株)鴨川営業所
車種：ジェイバス(いすゞガーラ)
ハイデッカー、トイレ付(進行方向、後部左側)
52人乗り(正座席42+補助10)

主な運用路線
「アクシー号」浜松町・東京駅～安房鴨川駅・シーワールド・亀田病院
「シーバレー号」渋谷マークシティ～安房鴨川駅・シーワールド・亀田病院
(シーバレー号は二子玉川発着だが、2019年3月現在、二子玉川発着便は全て東急トランセによる運行のため、通常は乗り入れない)
「カピーナ号」千葉駅～安房鴨川駅・シーワールド・亀田病院

エリア 鴨川(千葉)

日東交通鴨川運輸営業所の一般路線バス事業は、1994年に、子会社の「鴨川日東バス」を設立の上移管され、97年のアクシー号開業より、高速バス専門の営業所としてスタートしました。
なお、浜松町・東京駅～勝浦駅・御宿・安房小湊、並びにイオンモール木更津・木更津駅～安房鴨川駅・亀田病院の2路線は、日東交通グループとしては鴨川日東バスのみの管轄です。

客室内

運転席

ジェイバスの観光、高速はMTとAMTを選択できます。(ともに7速)
安全技術は満載でありながらも、安全運行の基本はドライバーの腕とプロ意識次第、安全技術には必要以上に頼り過ぎないというスタンスを感じます。かつての日野、いすゞ、両社のセールスポイントでもあった、ゆとりの高速性能、ハイパワーエンジンは、今でも健在です。
プロドライバーは、乗客の安全と乗り心地、低燃費などを常に意識して走行しますが、仮に速さだけを意識して走ったとしたら、それこそ、この巨体には考えられない強力な加速と高速性能を誇ります。乗用車同様、大幅なゆとりがあってこその安全運行なのです。

電装品の紹介
ガイドパネル部

左上(1DINサイズ)
デジタコ一体型ドライブレコーダー
矢崎エナジーシステム製
B-eye 3T
左下(1DINサイズ)
矢崎エナジーシステム製
アナログタコグラフ(平型)
チャート紙タイプのもの

右側(2DINサイズ)
AMFMチューナー付バスアンプ
クラリオン製
AA-9100A-A

(別の日東交通車両の画像です)
音声合成放送装置 本体
クラリオン製
CA-6000A

近年の日東交通グループ車両標準の音声合成放送装置です。
当車両の音声合成放送装置の取り付け位置が、ガイドパネル埋込ではなく、ダッシュボード上部の収納ボックス内のようなので、別の車両の画像になっています。右側のボックスに重ねて設置されている機器の上がCA-6000A本体です。
ほかのバス関係旅行記でも度々、紹介させていただいておりますが、案内放送装置であると共に、路線バス車両の中央制御装着でもあり、路線バスシステム各機器類を集中コントロールするとても重要な装置です。

運転席メーターパネル左側

系統設定器(安全確認モニター兼用)
クラリオン製
CK-9100A-A

近代化されたタッチパネル式、安全確認モニター兼用タイプの系統設定器です。
運転手さんは、出発時にこの機器で音声合成放送装置本体にインプットされた運行系統を選択、設定します。それにより、案内放送と共に、行先表示器、運賃表示器(デジタルサイネージ)、カードリーダー、整理券発行機といった機器にも指令が送られるので、個々に設定する必要はありません。

赤いボタンは、ドライバー用の非常ブレーキボタン、並びに解除スイッチで、ドライバー自身が体調急変時に自らこのスイッチを押してバスを停止させることができます。また、客席最前列の上部には、乗客がドライバーの異常を察知したときに緊急停止させるボタンがあります。
このボタンを回すことで、非常ブレーキ操作を解除します。

運転席メーターパネル右側
ETC、デジタココントロールユニットなど
走行した道路種別「高速」「一般」は、ETCと連動により自動で切り替わります。

運転席右、集中スイッチ

運転席操作器
クラリオン製
RCA-148-104(銀色の四角い部分)

この運転席操作器で、放送を流したり、ドライバーのマイクのON/OFF、車内、車外の切り替えといった操作を行います。運行開始時に、前述の系統設定器でダイヤを予約すれば、あとはほとんど、この操作器とドアスイッチの操作のみで用を足せます。路線バスシステム各機器類も、この操作に従って動くので、押し忘れや押し過ぎが、様々なトラブルに繋がります。安全、円滑に運行しつつ、確実にスイッチ操作を行うのも、プロドライバーのテクニックの一つです。

マルチビジュアルガイドシステム
クラリオン製
CY-3000A-A

マルチビジュアルガイドシステム、いわゆるデジタルサイネージです。
表示器自体が、マルチビジュアルガイドシステム本体である場合と、マルチビジュアルガイドシステム本体は別にあり、映像出力よりモニターの映像入力に接続するタイプがあります。
こちらのタイプは前者ですが、日東交通グループでは、クラリオンのどちらのタイプのものも導入しています。後者の場合は、通常のAVシステムのTVモニターを活用できるメリットもあります。

ドア側より運転席
運賃箱
一水製作所 製

運賃箱(運転席側より)

トイレ

トイレ内部

左側面カメラ

アーム上部
ドライブレコーダー用カメラ
矢崎エナジーシステム製
YAZAC-eye 3

アーム下部
安全確認カメラ
クラリオン製
(CK-3100A-Aに接続)
左ウィンカー連動

安全確認用カメラ(後部)
クラリオン製
(CA-3100A-Aに接続)

右側面
サイドミラー
ドライブレコーダー用カメラ

高速車用LED行き先側面表示器
クラリオン製
CY-5210D-A
前面、後面はCY-5010D-A