2019/03/05 - 2019/03/05
9位(同エリア400件中)
かっちんさん
根室本線(愛称 花咲線)旅の続きは落石(おちいし)からです。
これから秘境駅と言われている初田牛(はったうし)と昆布盛(こんぶもり)を訪れます。
初田牛は今回のダイヤ改正(2019年3月16日)で廃止される駅ですが、かつて酪農が盛んで牛乳缶が鉄道で運ばれたところです。
原野の中を走る花咲線は、エゾシカが線路を好き勝手に横断し、落石海岸の絶景地を通ります。
昆布盛の高台からは美しいモユルリ島が海に浮かんでいるようです。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・初田牛駅待合室内の掲示
・林野庁「保安林の種類別の指定目的」(防霧保安林)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
落石駅(車窓)
たった1両の釧路行きディーゼルカーが停車します。 -
美しい海岸線の落石海岸(車窓)
落石駅を出発すると、まもなく太平洋の青い海が現れます。 -
鉄道写真の絶景ポイント(車窓)
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エゾシカが横断中(前方窓)
急に減速したので運転席の横に行ってみると、エゾシカが線路を横断しています。 -
列車の通過を待つお利口さん(前方窓)
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イチオシ
と思ったら、突然線路を渡り始めます(前方窓)
運転士はちゃんと心得ていて、エゾシカが立ち去るのを待ちます。 -
次の駅は別当賀(車窓)
隣の駅がまもなく廃止される「初田牛(はったうし)」です。 -
青空が似合う別当賀駅(車窓)
車掌車を利用した待合室です。 -
初田牛駅に到着
ここで下車した人は、かっちん夫婦とお別れに来たもう1人。 -
列車を見送ります(初田牛)
次の釧路行き列車は2時間43分後。
では、駅とその周辺を散策します。 -
駅舎はプレハブ(初田牛)
綺麗な駅です。 -
丸太の電柱に掲げる駅名標(初田牛)
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イチオシ
原野の中にある秘境駅(初田牛)
秘境駅ランキング(2018年度版)では上位の第9位。
まわりに人家が見当たりません。 -
運賃表(初田牛)
釧路より根室が近い初田牛。
この駅の住所は根室市初田牛です。 -
時刻表(初田牛)
1日4往復が停車。
但し、ここに記載されていない通過列車が2往復あります。 -
初田牛駅の歴史(待合室に掲示)
大正9年(1920)国鉄の初田牛駅として開業。
昭和5年(1930)に2戸が酪農をはじめ、酪農地帯として発展していきます。
昭和13年~18年まで客車に牛乳缶を載せ運搬していました。
戦後、初田牛駅前に雪印乳業の収乳所が開設され、牛乳が各戸に集荷されるようになりました。
昭和46年に貨物・荷物取扱い廃止され、同時に無人化されます。
その後、自動車の普及と少子化による通学での利用が減少し、2013~2017年の利用者数は一日平均0.2人となりました。
平成31年(2019)3月15日初田牛町会主催で「ありがとう初田牛駅」を開催し、翌日廃止となります。 -
待合室の中は「ありがとう!初田牛駅」
昔の木造駅舎(写真)は大きかったのですね。 -
現在はこじんまりとした待合室(初田牛)
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原野に佇む駅の待合室(初田牛)
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駅から続く1本道(初田牛周辺)
では、雪解けの泥道を歩いてみます。 -
人が住んでいる気配がない・・・(初田牛周辺)
広い原野には電波塔と何かの小屋、神社の鳥居が見えます。
神社があると言うことは、昔、生活の営みがあった証です。 -
人ではなく動物の足跡(初田牛周辺)
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サルオガセ(初田牛周辺)
木の枝に付着するサルオガセ。
駅のまわりには何もなく、引き返します。 -
お迎えの列車(初田牛)
珍しくキハ40の車両です。
反対方向の根室行きに乗り昆布盛へ向かうので、初田牛駅の滞在時間は1時間ほどでした。 -
エゾシカがウロウロ(前方窓)
別当賀~落合間はエゾシカが多いところで徐行。
エゾシカがこちら(列車)を見つめていて、お互いににらめっこ! -
ちょっとちょっと・・・(前方窓)
警笛を鳴らしたのですが、線路の上を前方向に逃げるので列車が進めません。 -
しばらくして・・・(前方窓)
1頭が横に曲がると2頭目も続き、列車が通れるようになりました。 -
木にとまるオジロワシ(車窓)
近くに餌があるので列車の通過を待っています。 -
いつ見ても美しい落石海岸(車窓)
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昆布盛駅に到着
ここで降ります -
イチオシ
森の中にある秘境駅(昆布盛)
秘境駅ランキング(2018年度版)は51番目。 -
1本の長いホーム(昆布盛)
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ホームから離れたところにある待合室(昆布盛)
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待合室の内部(昆布盛)
なぜか床が傾斜しています。 -
落石側の線路(昆布盛)
風力発電の風車が見えます。 -
昆布盛周辺の地図
太平洋に面しているので、華盛稲荷神社まで行ってみます。 -
防霧保安林(昆布盛周辺)
防霧保安林は、森林によって空気の乱流を発生させて霧の移動を阻止したり、霧粒を捕捉したりすることで霧の害を防止します。 -
空中を飛ぶのはオジロワシかな(昆布盛周辺)
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華盛稲荷神社(昆布盛周辺)
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シカ狩猟の注意(昆布盛周辺)
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イチオシ
モユルリ島(昆布盛周辺)
高台にある華盛稲荷神社から少し先へ行くと、こんな絶景が見られます。
モユルリ島は無人島で、周囲が海蝕崖、海鳥の繁殖地として知られています。 -
隣にはユルリ島(昆布盛周辺)
やはり無人島で、平坦な台地状の島です。
海鳥の繁殖地であり、島の中央部の高層湿原に希少な植物が生育し、野生化した馬がいる島です。 -
白黒縞模様の灯台がたつユルリ島(昆布盛周辺)
北海道の灯台はかつて白黒縞模様が多かったと記憶しています。 -
昆布盛ウインドファーム(昆布盛周辺)
海風か強いところなので。 -
「火の用心」旗にオオワシ(昆布盛周辺)
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釧路行き列車(昆布盛)
昆布盛では待ち時間46分。ちょっと短い散策ができました。
この列車で今晩の宿釧路へ帰ります。 -
夕暮れの鹿王国(落石海岸の車窓)
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海を見つめる親子(落石海岸の車窓)
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イチオシ
エゾシカの決めポーズ(落石海岸の車窓)
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イチオシ
夕陽に輝くレール(別当賀付近の車窓)
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大きくなる夕陽(厚床付近の車窓)
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厚床駅のベンチ(車窓)
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茶内駅で反対列車と交換
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黄昏時の花咲線(茶内駅)
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SL冬の湿原号(釧路駅構内の写真)
釧路駅に到着。
駅に展示している写真を眺めていると、SL列車に乗りたくなりました。 -
東横イン特製カレー(釧路の宿)
今の時期、夕食無料サービスのカレーです。
コクのある味なので、2日目もいただきました。
明日も廃止予定駅を訪れます。
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