2018/11/07 - 2018/11/10
119位(同エリア296件中)
爺一人旅さん
カンボジアのクメール遺跡は、シェムリアップを終点にして、群集している。しかし、あちこちでは、また新たな発掘も進んでいて、将来の選択肢は大きくなると期待もしている。プノンペン滞在中には、前回行けなかったトンレ・バティ湖に在るタプローム遺跡を見学し、その後シェムリアップとの中間地点にある「サンボープレイクック」を見に、コンポントムに向かった。この遺跡は、「空飛ぶ宮殿」の別名があって、何時か見たいと思っていた。プノンペンからバスで、3時間余り揺られて、コンポントムの町に着いた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 バイク 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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プノンペンから南に40kmほど下ると、トンレ・バティ湖がある。その近くに、タプローム寺がひっそりと残っています。形から見ると、地方に在る10世紀以前の物でしょうか。
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崩れた門を入ると、広い中庭が出てきます。その中心に、更に入口があって、そこに拝殿がある様です。
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在りました、拝殿です。地元のお年寄りたちが、既に暑くなった炎天下を避けて、日陰で話し込んでいました。周回するので近づくと、いきなり手を出して1ドルくれと言う。無いよと手真似をすると、あっさりと引っ込めた。
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先ずは外観と思い、周り始めました。
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女性像が彫ってる壁を眺めていると、バケツを持った女性が通りかかって1ドルくれと、枕詞の様に言う。ここでも「ノー」と言うと、笑って行ってしまった。像の手前には、現地の人が持って来た花が飾ってあった。
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別の壁にも、対を成すように、巫女像が彫ってある。よく見ると、衣服や顔も皆異なっている。シャムリアップのバンテアイスレイにある「デバタ―像」は有名だが、皆似た顔つきだったから、そういうものかと思っていたが、良いものを見たと思った。
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大きいネックレスをしている左の人の顔は、何処となくカンボジアのイメージと異なる。他は今まで見てきたものに近いが、ややきつい感じを受ける。ここは、様々な顔があって面白い。
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拝殿の入口の上には、若き王が配下連れたレリーフでしょうか、鮮明に残っていました。
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中には、よく見かける首の無い像。お線香も、しっかりありました。地元の憩いの場になっているのでしょう。子供も、入ってきていました。
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見終わって、遺跡の周辺を歩いてみました。ちょっと離れると、木々の間に隠れてしまい、見えなくなります。近くに小学校が在って、子供の声が良く聞こえました。一周していると、牛が道を遮っていたので、「ゴメン」と言って脇を抜けたが全くの無関心でした。牛に無視された?のどかなひと時でした。
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いよいよ、コンポントムに向かいます。セントラルマーケットの脇に、ソーヤのバスターミナルが在ります。早めに券を買って待っていたが、時間になってもバスは出ません。不安になって事務所に行ったら、とっくに出た、アナウンスしたと言われましたが、カンボジア語は分かりません。座席指定が大型バスで、出たのがミニバンだったようで、こちらも気が付かなかったのでした。次のバスに代えてもらえました。よかった。
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コンポントムは、小さな町で、1時間有れば隅々まで周れます。観光は、最近売り出し中の「サンボープレイクック」と山寺が一つくらいで、外国人の姿はちらほら。その代わり、ホテルは安いので、魅力です。ホテルに、遺跡行ツクツクの価格表があって、頼むことにしました。
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遺跡の入口に着いて、入場料が「10ドル」と聞いてたまげた。ネットの情報が、あっという間に古くなる。アンコールワットも値上げ、外国人客は打ち出の小槌なのか、何時か客が来なくなるぞと悪態をつきたくなります。料金所のガイドさんは6ドル、効率的に周るのに頼んだが、大変良い人に当たった。とりあえず、遺跡地図を眺める。
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ここは7世紀ころの遺跡で、「イシャナーブラ」と言う古代都市が在った場所に建てられたそうだから、アンコールワットよりも古いことになります。ガイドさんについて歩きますが、最初は砂岩でできた現代風集会所です。
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木の根が、遺跡に絡まった面白い拝殿で、「プラサット・チュレイ」です。見学者が、必ず写真を撮ります。シェムリアップのベンメリア遺跡にも、根の絡みついた面白い造形の遺跡があります。
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比較的原型を残している、ソンボ―寺です。中には、リンガを埋めていた台が残っていました。
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Godden Gurga像のレプリカが在った建物。掲示板には、初期のクメール女性と書かれています。
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レプリカのシバ神像です。拝殿ですから、様々な石像が在ったはずですが、程度の良い物は持ち去られたのでしょうか。
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この台座の上には、馬の頭を持つ神の像があったが、今はパリのギメ東洋美術館に移されたと書いてあった。植民地時代に、持ち去られたという事だろう。10世紀ころの物だそうです。
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この拝殿は、屋根が吹き抜けになっていました。神の像なので、照明の必要も有ったのでしょう。
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かなり崩れてしまったが、大きな拝殿だったのが分かる。
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有名な、「空飛ぶ王宮」のレリーフです。土台を支えている人か動物には、羽が生えています。つまり、飛んでいる状態です。普通は、象や人が支えていますから、とても珍しい構図で、ここの遺跡にしかありません。同じクメール遺跡なのに、型破りをした意図は何だったのか、知りたい気持ちになりました。
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タオ寺です。入口に、ライオン像があります。7世紀に、何処までライオンの認識が有ったのか分かりませんが、他の遺跡でもよく見かけます。
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八角堂です。数あるアンコール遺跡でも、八角形の建物はここだけです。考えてみれば、何角にしても良いのですが。
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アンコールトムの遺跡は、規模の点で群を抜いていますが、大型の切り石を使っていて、緻密さの点でレンガにはかないません。ここの遺跡群は、レリーフも変わっているが、建築資材が全て日干しレンガと言うのも、珍しいなと感じました。これだけのレンガを作るのは、それはそれで大変な労力ですから。
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案内してくれたガイドさんですが、近くの村の方でした。全体を周って2時間弱を、丁寧に説明してくれました、ありがとう。
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