ワイン産地のモーゼル川沿いのベルンカステル・クース

2019/01/28 - 2019/01/28

ベルンカステル・クースはライン川の支流であるモーゼル川沿いの街です。モーゼル川沿いにはブドウ畑が広がり、当地はワイン産地となっています。街は小さな街ですが、木骨組の家が並ぶ美しい街です。

エリア ベルンカステル・クース(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

ライン川の支流であるモーゼル川の流域です。
生憎、雨が降っていて遠くは霞んでいますが、
ブドウ畑が見えます。

モーゼル川沿いの斜面にはブドウ畑が続いています。

ベルンカステルの街の山頂にあるランツフート城です。
１２７７年に建てられた城ですが、
１６９２年に失火により廃墟となっていた城です。

モーゼル川です。流れは緩やかで、水量も多いです。
遊覧船も運行されています。
この場所でモーゼル川は急に蛇行しています。

ベルンカステル・クースは
ベルンカステル（Bernkastel）という街と
対岸のクース（kues）という街が２つ合わさった街です。
地図では右側にベルンカステルの街です。
左がクースの街です。

おもな観光スポットはベルンカステル側にあります。

まず、クースの街に行きます。

クースの街の中心にあるレストランです。
数年前まで駅舎であった建物をレストランとして利用しています。
クースへとつながる鉄道路線が廃線されたのですが、
駅舎はそのまま利用されています。
レストランの名前はクース駅（Bahnhof cues）です。

レストラン内は駅舎の雰囲気があります。
この部屋は駅の待合室のようです。

スープ

カツレツ（シュニツエル）

アイスクリーム

レストラン内です。
正面の出入り口が改札口のようです。
出入り口を出るとプラットフォームの名残があり、
使われなくなった車両が置かれていました。

クースの街並みです。
クースの街は現代的な街並みです。
街並みの奥はブドウ畑が続いています。

モーゼル川沿いにある修道院です。
修道院の一角にはワインの醸造所があります。
中世の時代から修道院がワイン醸造の中心であった歴史があります。

修道院の名前は地元出身の哲学者、宗教学者であった
ニコラウス・クザーヌスから名前をとった
ニコラウス修道院です。

クースの街からベルンカステルの街へと移動します。

モーゼル川に架かるクースの街とベルンカステルの街を結ぶ橋です。

橋のたもとには遊覧船が停泊しています。

ベルンカステルの山頂にある廃墟のランツフート城です。

ベルンカステルの街へと橋を渡ります。
橋のたもとには修復中の教会の建物が見えます。

橋の上からベルンカステルの街の景観です。

ベルンカステルの街は
JATAのヨーロッパの美しい街３０選にも選ばれている、
美しい街です。

聖ミカエル教会です。
尖塔部分には工事用のテントがかけられています。
教会は１４世紀に建てられたものです。
中世時代には教会の役目とともに
モーゼル川を通行する船の監視、防御の働きもあったようです。

橋の上からのクースの街の眺めです。
先ほどのニコラウス修道院です。

橋を渡ったすぐの
ベルンカステルの街には観光案内所があります。
観光スポットはベルンカステル側になるので。

案内所で見つけたベルンカステルのビールです。
ワインの街ですが、ビールもあります。

ベルンカステルクースの街は
モーゼル川が急激に蛇行した場所にある街です。
地形的な理由で街が発展したようです。

ベルンカステルの街を歩いて行きます。
街は１５、１６世紀に建てられた家が多く残り、
木骨組の家が並ぶ感じは、メルヘン的な感じがあります。

街なかは狭い細い曲がりくねった道になっています。

木骨組みの家を多く見かけます。

ワインショップの看板もあります。
観光客向けのワインショップが多くあります。
モーゼルワインが多くの種類があります。

正面は市庁舎の建物です。
オレンジ色の枠組みの鮮やかな市庁舎です。
１６０８年に建てられたルネサンス様式の建物です。

市庁舎前のマルクト広場には大天使ミカエルの像がある
噴水があります。
冬場なので水は出ていません。
手には剣と天秤を持ち、金色の翼が印象的です。

市庁舎前のマルクト広場です。
狭い少しいびつな形の広場です。

最高気温が２、３度という寒い日なので、
観光客もほとんど見かけませんし、
地元の人も歩いていませんでした。

街の小さな広場には噴水（クマの噴水）には
クマの親子の像があります。
ベルンカステルはクマの城という意味なので。

木骨組みの家ですが、
この家はだいぶ傾いているように見えます。

観光スポットはベルンカステルがメインで
昔ながらの街並みを歩いて行くのは楽しい感じがあります。

街なかからのランツフート城の眺めです。

冬場は観光客が少なく寂しい雰囲気でしたが、
美しくカラフルな木骨組みの家や
市庁舎などのある街を歩くのは楽しかったです。