山口たびきっぷを使って山口と島根で乗り鉄ざんまい

2019/03/02 - 2019/03/03

今月（２０１９年３月）いっぱいで廃止になる山口たびきっぷを使って新山口を起点に山陽線・宇部線・小野田線・山口線にのって来ました。

エリア 山口市(山口)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

今年２月に、３月３１日出発分を持って発売が終了されると告知された山口たびきっぷ。ＪＲ東海の「たびきっぷ」は四国たびきっぷは使ったことはあるけど山口たびきっぷは使ってないし、なくなる前に買って使おうと思いました。山口だけでなく島根県の一部（山口線益田口）まで使えるというお得なきっぷなので。

朝７時６分名古屋駅始発ののぞみ９７号で新山口へ。

新山口駅に到着。待合室の壁にはＪＲ西日本の地方駅によくある液晶モニターにホームの発車案内を映す発射標が。のぞみ停車駅でもこれを使ってるんだ…。

そういや３５系客車がすでにデビューしてたね（ＳＬやまぐちは長いこと乗ってないので忘れてた…。）

ここから山口線で宇部新川駅へ。宇部線は乗ってみたいのはやまやまだが今回が初乗車となった。

宇部新川駅で途中下車。ＪＲ西日本広島支社も広島県内は２２７系が大量投入されているが、山口県内は国鉄型電車ばかりの現状なのがよくわかる。

宇部新川駅前の宇部市営バスのバスターミナルで撮りバスした。今時これくらいの規模の市でも公営のバスを残しているし、市バスは空港にも乗り入れていて宇部市はバス交通に力を入れていると言えるだろう。

ＪＲ九州バスの高速バス「福岡山口ライナー」も乗り入れてきた。山口西部は中国地方でありながら広島より福岡を向いた経済構造なので赤いＪＲ九州バスが乗り入れてても不思議ではない。ここは宇部新川駅よりも幅広い交通ネットワークのジャンクションになっていて、鉄道駅ともどもバスターミナルが街の交通の拠点になっていると感じた。

市バスは地方のローカルバスのわりには系統や本数が多い。宇部市が宇部・小野田線のＢＲＴ化というバス転換を模索している理由は、電車とバスが競合する市内交通をバスに一本化して再編したいという思惑があるのだろう。

宇部新川から小野田ゆき電車に乗り小野田駅へ。

「まもなく新山口方面の列車がきます。」「通過列車の場合もあります」（小野田駅）

小野田駅ではなんと駅蕎麦屋が今もやっている。特急が停まる駅でも蕎麦屋は減っているのに、各駅停車の電車しか停まらない駅で蕎麦屋が健在なのは驚きだ。ここから下関行きの山陽線の電車に乗りかえ厚狭駅へ。

厚狭駅の駅舎は、いかにも国鉄の地方の新幹線駅という佇まいだ。駅前商店街ではひな祭りをやってた。

厚狭駅商店街で観た、昭和の遺物のような「JR物資部指定店」の貼り紙。とっくになくなった国鉄共済組合や日本鉄道共済組合物資部があったことがわかる貼り紙を平成最後の春に観られるとは…!この店はつぶれているようだったが…。

平成最後の春にも、厚狭駅には昭和の遺物のような１００系と１１５系をイメージしたピクトグラムがある。１００系は置き換わったし、１１５系もいつまでも残せると思わないからいずれはＮ７００系と２２７系のピクトグラムに変わる日が来るかもしれないが・・…。

新山口駅に戻った。新幹線口にはＪＲ九州バスの貸切車両が!やはり山口は九州のバス事業者の車両も似合うね。

今宵の宿にチェックイン。

東横イン新山口駅新幹線口 宿・ホテル

東横イン新山口駅新幹線口の客室からは山陽新幹線が見える。それにしても北九州予備校の看板がいかにも西へ旅したって感じだなぁ。

東横イン新山口駅新幹線口 宿・ホテル

次の日は、まず山口行きの普通列車に乗って山口駅へ。ここも年代物の駅舎には古いバスを模しピクトグラムが健在だった。

山口駅から益田駅まで、スーパーおき４号に乗車。車内で昼ごはんとして新山口で買った駅弁を食べた。

益田駅に到着した。こういういかにも地方の国鉄駅っぽい駅舎が好き。

山陰にもダイヤ改正の足音がちかづいていた。

ラッピング塗装のキハ４０を益田駅で撮影。そして益田駅からはキハ４７系２両編成の普通列車で新山口駅へ戻った。

新山口駅２０時６分発のぞみ９６号で名古屋へ帰る。山口だけでなく島根県の一部の区間の路線にも自由に乗れて、往復新幹線指定席利用で税込３０８６０円はバーゲンプライスだ。ひょっとしたらお得すぎるからＪＲは廃止にするのかなと邪推するくらいに…。

山陽新幹線 乗り物

事前にネット予約していた駅弁を車内で受け取り晩御飯として食べる。車内販売が衰退基調の時代にあって駅弁予約サービスまでやっている山陽新幹線車内販売は今時としてはサービス水準が高いと思う。