2018/09/15 - 2018/09/15
78位(同エリア1830件中)
とーりさん
旧ソ連、黒海とカスピ海の間に挟まれた位置にあり、ヨーロッパともアジアともはたまた中東とも言えなくもないコーカサス三国と、関係する未承認国家に行ってきました。そもそもこの地区は、ガイド本などにも案内は少なく、ロシア、トルコを含めた微妙な国際関係もあって、充分学習したうえ旅行しようと思い後回しにしてきましたが、情報を仕入れ旅程を練りに練り、機は熟したと思い今回旅行を実行することにしました。行って見ると三か国ともそれぞれ違った個性があり、決して危険なこともなく回ることができました。バクーはオイルマネーで予想を遥かに超えて発展しており、ジョージアの高原地帯の眺望は粗削りながら、西欧景勝地に勝るとも劣らないダイナミックさを見せ、アルメニアの物価の安さと居心地の良さは抜群で、未承認国家アルツァフでは東洋人の珍しさから一躍人気者になった気分を味わうことができました。また、この旅では自分の旅行について、色々反省し考えることもあり、貴重な旅となりました。
日程は以下の通りです。
1日目(9/15)成田 ⇒ モスクワ ⇒ バクー
2日目(9/16)バクー市内観光
3日目(9/17)コブスタン・泥火山観光、バクー市内観光、トビリシ移動
4日目(9/18)トビリシ市内観光
5日目(9/19)ジョージア軍用道路観光、トビリシ市内観光、エレバン移動
6日目(9/20)エレバン市内観光
7日目(9/21)ステパナケルト移動、市内観光
8日目(9/22)エレバン移動、市内観光
9日目(9/23)エレバン ⇒ モスクワ ⇒ 成田
10日目(9/24)帰国到着日
今回は1日目です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 飛行機
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まずはイントロダクション。コーカサス三国というのはコーカサス山脈以南の旧ソ連構成国であるアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアを言います。そのうちの①アゼルバイジャンと③アルメニアは、そもそもソ連時代から仲が良くなかったのですが、ソ連崩壊とともに、アゼルバイジャンの中にありながらアルメニア人の多かった④ナゴルノカラバフという地区を巡り戦争となり、同地区はアルメニアが占領した状態で停戦となりました。④は国際的には今もアゼルバイジャンの一部ですが、同国側からは行くことはできません。形式的にはアルツァフ共和国として独立を宣言しましたが承認する国は無く、実質的にはアルメニアの保護国のような状況になっています。ということで両国は仲の悪さにおいては日本と隣国などとは比べ物にならないほどです。こうした状況を踏まえ色々調べたのですが、①⇔③相互の直接移動は不可能です(実際国境は閉鎖されています)。ここで浮上してくるのが②のジョージアで、ここを間に咬ませることで三か国に行くことができます。ということで、①→②→③か、③→②→①となりますが、不利な状況で停戦しているアゼルバイジャンを後にすると、先に行ったアルメニアのスタンプを見て入国拒否されかねないとの情報もあり、今回は①→②→③と定型通りの順番で回ることにしました。因みに今回は④アルツァフも行くつもりですが、ここのビザを付けてアゼルバイジャンに入国しようとすると不法入国(アゼルバイジャン領の)ということで100%入国拒否されるということです。また、両国はあくまで「停戦」に合意しているだけで、散発的な戦闘は最近でもしばしば起きているので注意が必要です。
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今回はアエロフロートでモスクワまで飛び、乗り継いでアゼルバイジャンを目指します。旧ソ連へのアクセスの利便性はアエロフロートに勝るところはありません。
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大韓航空のラウンジに入り、外を見ると雨。これから出国なので天気はあまり関係ないですが、ちょっとがっかりです。
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機内へ入ります。座席は並列式ですがほぼ180度倒れるので問題ありません。
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成田を出発し、厚い雲の上へ上ると当然晴れ。やはり晴れているのは気持ちが良いものです。
(成田12:27 ⇒ 15:51モスクワ ※時差あり) -
眼下にロシアの大地を見ながら飛んでいきます。
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お食事タイムです。メニューは日本語で、和食メニューもあります。前菜で寿司が付くなど楽しみです。
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アエロフロートでは充実したサラダが出ます。なかなかよいサービスです。
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前菜の寿司プレートです。味はまあまあでした。
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食後のコーヒーの時にこんなチョコレートがつきました。95周年記念ということでしょうか。
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眼下に大きな湖が。人工物はほとんど見えないシベリアの大地です。
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空路9時間半ほどでモスクワ・シェレメチェボ空港に到着しました。いい天気です。
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長いターミナル通路を歩き、乗継カウンターを通って空港内へ。
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仕方のないことですが、乗継には8時間半ほど時間があります。暫く空港内をウロウロした後、ラウンジで暇を潰すことにしました。
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ラウンジはこんな感じでラフなスタイルです。空いていてゆったりできます。
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飲食物もひと通り揃っていて使いやすいです。
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シャワーもあったのでついでに使いました。それでも時間は有り余っています。
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ようやく時間が来ました。さてそろそろとラウンジを出て乗場へ。深夜便ですが乗客は結構いるようです。
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機はこんな感じで小さいです。少ないビジネス席も一杯で、賑やかなアゼリ人3人組に囲まれる形になり、席を変わってくれと言われたのでやむなく応じたのですが、一番煩いアゼリ人の隣にさせられちょっと迷惑しました。3人組に囲まれているのは同じなので、敢えて席を変わる必要あったか疑問です。
(モスクワ0:25 ⇒ 4:07バクー) -
こうなったら早く寝た方が勝ちです。腹は減っていないので機内食は辞退し、その代りガンガンビールを飲んでアイスなんぞを食べて寝ることにしました。が、周りのアゼリ人の煩いこと。結局ほんの少し微睡んだだけでした。
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バクーの灯が見えてきました。まだ4時なので辺りはまだ真っ暗です。
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この旅行記へのコメント (4)
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- kayoさん 2019/07/16 11:45:07
- 楽しみだわ!
- とーりさん、こんにちは!
新しいのが始まったと思えばコーカサスへ行かれたんですね。
私も来年ぐらいは?っと考えていましたが、とーりさんの旅行記、
これから先が楽しみです。
この辺りは国を周る順番って大事なんですね。
知らずに行って入国拒否なんて目に遭っちゃうと最悪。参考になりました。
未承認国家があるとも知りませんでした。
欧州を旅行しているとよく出会うアルメニア教会、
実際アルメニアってどんなとこ?っと興味津々です。
ロシアやウクライナで試したジョージアのワインやハチャブリ、
また食べたくなってきました。
kayo
- とーりさん からの返信 2019/07/16 21:44:34
- 旧ソ連は面白いですね。
- kayoさんこんばんは、とーりです。いつもありがとうございます。
私の方はコーカサスです。kayoさんは未踏でしたか。kayoさんがコーカサスを周る頃私が中央アジアを周っていたりして。お互いの旅行記を参考に(私のは参考になるか自信はないですが)周れれば面白いですね。
どちらにしても旧ソ連の国はなかなか味があって面白いところですね。中央アジアの国はイスラム系なので何となく行きづらいかな(お酒とかモスクとか)と思っていたのですが、お話を伺って行く気が湧いてきました。ありがとうございます。続きを楽しみにしています。
とーり
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- 尚美さん 2019/07/16 11:14:21
- 憧れのコーカサス三国!
- とーり様
昨年コーカサス三国とアルツァフに行かれていたんですね。
興味深いところばかりあちこち周られていますね。
いつも羨ましいなぁと見させてもらっています。
ジョージアの軍用道路からの景色はとても気持ち良さそうで、世界にはこんな美しい場所があるんだと、憧れています。
私もいつかコーカサス三国に行きたいので、旅行記の続きを楽しみにしています。
尚美
- とーりさん からの返信 2019/07/16 21:30:33
- コーカサス良かったですよ。
- 尚美様こんばんは、とーりです。いつもありがとうございます。
ジョージアの軍用道路ご存知でしたか。とても美しいところでした。私は行くまで想像もしていなかったのですが、スイスのアルプスのような(行ったことは無いのですが)雄大な景色でした。最大の見どころの教会までは物凄いデコボコ道を高いチャーター料を支払って登って行ったのですが、噂によると(未確認ですが)今年になって舗装道が山頂までできたとのことで、もしそうならとても行きやすくなったと思います。是非行ってみてください。
尚美様もイタリア満喫されたようでなによりです。精密な建物観察など参考になります。イタリアは奥が深いですね。それではまた。
とーり
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