２月のホイアン 4._最終日

2019/02/16 - 2019/02/20

２月下旬、ベトナム・ホイアンを訪れました。
どこかアジア旅行したいと思っていて、妻との都合がやっと合い、以前から注目していたベトナムの世界遺産の街ホイアンがいいな、そうだそうしましょうということになったのでした。

ダナン、ホイアンが観光地として注目されるようになったのはごく最近のことのようですね。ちょっと前まではベトナムといえばハノイ・ハロン湾だったような。もちろん今でもホーチミン含め人気なんですが、最近は日本でもダナン、ホイアン人気が特に若い女性の間で盛り上がっているようで、それらに絞ったガイドブックも複数出ていますね。

４日目、とうとう最終日です。
ダナン発の深夜便で帰国するまでをお送りします。

エリア ホイアン(ベトナム)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

４日目の朝。目が覚め、ブラインドからの光がこれまでと違うので様子を見に外へ出ると霧でした。

今朝も川辺へ。

アナンタラ ホイ アン リゾート ホテル

おお、白い！ ほとんど対岸が見えません。

トゥボン川 滝・河川・湖

ホイアンで霧って意外でした。
珍しくないのでしょうか。旅行記や写真で見たことありません。

柴犬みたいな。

幻想的。私たちの他に誰もいません。

ちょっと得した気分です。

ホテルのランタン・レストラン。
いったん部屋に戻り、支度して今日も朝食に行きますか。

毎日スイカジュースとコーヒー。

今日はフルーツにヨーグルトをかけてみました。

まだ霧が晴れませんね。
アナンタラ ・ホイアンは欧米の上品なシニアのゲストが多く、朝食もとても落ち着いた雰囲気のなかいただけました。

この日はフォーがなく、代わりに同じコーナーでバインミーを作ってくれました。
でもちょっと物足りないバインミーで、やはりフォーの方が断然よかったです。

フォーがなかったこともありますが、スープを飲みたくなって最後にみそ汁をいただきました。
出汁のきいていないみそ汁でしたが、体に染みました。

やっと晴れてきました。日が当たり暑いです。

レストランの階段を降りたところにアナンタラ ・スパがあり、オイルなどが飾られていました。

部屋に戻りパッキングしてしまいます。
レイトチェックアウトは別料金となるため諦め、荷物をホテルに預けて出かけることにします。

今日も川沿いを歩き、市場に差しかかったところ。

買い物などまだまだ楽しみが残っています。

ホイアン市場にて。
お昼が近いので食事で賑わっています。

ホイアン市場 市場

こういうとこで食べるのもおいしそうなんだけどな～。

市場の奥で知人に頼まれたジャコウネコのコーヒーを買いました。
値段交渉成立したところです。値切るの、いつになっても慣れません。
ジャコウネコのコーヒーはコーヒー専門店でも買っておきました。

旧市街。

ホイアン旧市街 旧市街・古い町並み

気になったお店に寄ったりしながら歩きます。

SUNDAY in Hoi An というお洒落な雑貨店にて。
タイルのコースターを２枚買いました。

強い日差し。

青空にブーゲンビリアのピンクが映えます。

ランタンとブーゲンビリア。

チャンフー通りを来遠橋（日本橋）の手前まで来ました。奥に来遠橋の東側が見えます。
ここのブーゲンビリアも見事なんですが、右手の絵画店の店頭に昨日フーンフンの家のショップで見たのと同じ作風の絵が掛かっています。手漉きの紙に描かれた少数民族の絵で、フーンフンの家で見た画家TUAN氏によるものに見えます。並べて見たわけではないので何とも言えませんが、サインも同じように思えました。ただ、やや手数が少なめのプレーンなタッチに見えたので同じ作家のものか確信は持てません。絵は少しずつ違う構図で多数あり、タッチの差はばらつきの範囲にも思えましたが。
値段は１枚１７ドルで少し安め、値段交渉の余地ありそうでした。買いませんでしたが。
また、Pheva Chocolateのお店に行く途中の絵画店の店頭にも同じ作風の絵がありました。見たのがちょっと離れたところからでしたが、そっちは別の作家が似たように描いたものに見えました。参考まで。

手前のお店の屋根に覆いかぶさるブーゲンビリアの下から、通りの向こうの家の屋根と青空を臨みます。

手前のお店の屋根を覆うブーゲンビリアの下から見た通りの向こうの屋根瓦。
ホイアンならではですね。

Pheva Chocolateのお店に行きましたが、暑くて溶けちゃうんじゃないかと思い（実際は安くて素敵なクーラーバッグも売っていて心配ないのですが）買いませんでした。
そのあとにフォーの専門店、Pho Lienに行きました。
旧市街ですがにぎやかな通りからちょっと外れたローカルなお店です。

フォー リエン 地元の料理

メニューはフォーボーのみ。
先にライムとモヤシ、ミントと青パパイヤの薄切りのお皿が出され、これを好きなだけフォーにのせていただきます。

フォーです！おいしそうでしょう♪

作ってくれたお母さん。

お店のご家族の食卓かな。犬もいました。

最高においしかったです。お代わりすればよかったかな。
今見ると、この花柄のお皿いいですね！

入り口の向こう側がキッチンです。非衛生な感じなどまったくしませんでしたよ。

暑いし、ちょっと歩き疲れましたのでお茶することに。
有名なカーゴクラブにやってきました。

２階に上がります。

ああ、いいですね。トゥボン川沿いにテラス席があり気持ち良さそうです。
夜も景色いいでしょうね。

カーゴ クラブ 地元の料理

テラス席の手前の席にしました。
妻のエッグ・コーヒー。卵のコーヒーなんてあるんですね、初めて聞きました。
あとで調べましたがベトナム発祥のコーヒーで、卵とコンデンスミルクをクリーム状に泡立てたものを、コーヒーの上にのせたものだそうです。
これはヒット、コクがあってとても美味しい。

私のはこれもベトナム名物のココナッツ・コーヒー。
ココナッツミルクとコーヒーをスムージーにしたもので、これも飲みやすくおいしかったです。
ベトナムのコーヒー、奥が深いです。

カーゴクラブのテラスから。

風が気持ちいい。
ホイアンのカフェはどこも本当に良かったな。

さあ、市場の前を通りホテルに帰ります。
すでにチェックアウト済ませていますが、街スパの予約をしていて送迎の車が来るんです。

パンダナス・スパに来ました。
ホテルから車で１０分もかからなかったでしょうか。予約をすれば無料で送迎してくれます。旧市街から少し離れた小さなところですが、ガイドブックにも載っていてトリップアドバイザーの評価も高い評判の街スパです。

９０分のホットストーン・マッサージをお願いしました。
まず足からマッサージ。写真がないのですが、それから妻とふたり施術室へ移り施しを受けました。
それが気持ち良くって、技術もしっかりしていてこれまで経験した中でも最高だったかもしれません。

終了後のお飲み物。

ホテルに戻りました。

アナンタラ ホイ アン リゾート ホテル

空港への送迎時間もあり、最後の夕食くらいは優雅にホテルでとろうと思っていました。

ホテルのリバーサイド・レストラン。今夜だけのシーフード・ブッフェがあるそうで、その準備をしていました。シーフード・ブッフェも良さそうですが、私たちはアラカルト・メニューから選ぶつもりでいました。

白人男性の、支配人か料理長らしいとても感じのいい人が親しく案内してくれました。
豪華なシャンデリアの間を抜け、外に出て川沿いの席に通されました。

川沿いより１列内側の席にしました。木のテーブルと椅子が好みでしたので。
最後の夜ですから少しでも小ぎれいにと着替えています。昔、ホーチミンで買ったブラウス。

アラカルトにするつもりでしたが、メニューを見ながら考え、スタッフの勧めもあったのでやはりシーフード・ブッフェにすることに。
まだ午後６時ちょうどですが、お迎えの時間が気になっていました。レストランのスタッフが気を利かせ、ブッフェの開始時間を少し早めてくださり助かりました。

オードブルなどもありましたが、最初にワンタンスープ。
このスープが美味しくて後でおかわりしましたね。

前菜もいろいろあり、ベトナム料理をいくつか。
意外と豆腐がおいしかったです。

メインのシーフードの炭火焼き。
生の食材を指差して選び、焼きあがるとテーブルまで持ってきてくれました。
他に蟹や何種類か魚もありました。
炭の香りが香ばしく、おいしかった～！　これもおかわりしました。

チキンライス。
今回の旅行では理想のチキンライスを求め、こだわりました。
と言っても、チキンライスの何たるか、全くわかってないのですが（笑）。

満月。
昨日よりも完全な満月に見えました。

おかわりとかして、あ～、もうお腹いっぱいだな。なんて感じでいると、席の間の中央あたりで何かまた美味しそうなものを作り始めるスタッフが。傘は演出ですね（笑）。
生地を焼き、具をいろいろのせて折り込みます。ベトナムのピザなんだそうです。

生地は薄く、とてもパリパリした食感でした。

デザートも何種類かありました。
ココナッツとカラメルソースをかけたマンゴーアイス。タピオカ入りココナッツミルク。ベトナム伝統菓子のカラフルなお餅。

おいしゅういただきました、満足です。
飲物の代金は別で、一人 600,000 VNDでした。安かったと思います。

時間を気にしていたのはホテルのスパのシャワーをお借りする予定でいたからです。
既にチェックアウト済ませていましたが、ホイアンは暑く、やはり飛行機に乗る前に汗を流したくてチェックイン時からホテルにお願いしていました。
スパがクローズする時間の前でしたが、こころよく使用させていただけました。
とても有り難かったです。

やはり妻よりずっと早くシャワーを終え、しばらくぶらぶらして待っていました。

このホテルとも間もなくお別れです。

スパの前の廊下です。
左側に少し写っているのがベトナム在住のフランス人写真家、リーハン・クロックビエル氏（Réhahn Croquevielle）の作品のパネルです。１０種類くらいスパの前に飾ってありました。客室のベッドの壁の額装も氏の作品でしたし、もらったポストカードも氏の写真でした。後で知りましたがホテルの近くに氏のギャラリーもあるそうなので関係が深いのかもしれません。

２階のレストランへの階段口。

午後８時４５分、時間通りに旅行会社のお迎えの車が来ました。他のホテルにも寄り、他の３組をピックアップしながらでしたが皆さん若い女性でホイアンで女子旅を楽しまれたのですね。
５０分くらいでダナンの空港に着きました。

ホイアンの月。

帰国後『ファースト・マン』を観ました。関係ないですが。

日付変わり、午前 0:30 ダナン発 VN318 で成田に向かいます。
機内ではほとんど寝ていました。
日本上空近くで目が覚め、外を見るとまだ月が見えました。

間もなく成田到着です。お疲れさまでした。

満喫しました。
ベトナムでは本当によい時間を過ごすことができました。
また、もう数年早く訪れていればもっと素朴なホイアンが観れたのかとも思いました。

似たような場面の繰り返しで変わりばえのしない旅行記を４編も続けてしまいましたが、ご覧いただきありがとうございます。

最後に買ったもの、持ち帰ったものをご紹介します。
私たち、どうも思い切って買い物できないのですが。

上の写真は宿泊したアナンタラ ・ホイアン関係。
右上の素焼きの来遠橋（いいでしょ！）と小さな水彩画集がショップで買ったものです。その他はお部屋でもらったカード類。
素焼きの来遠橋はお部屋の枕元にありいいなと思ったものを売っていて４００円ほどでした。水彩画集はBridget Marchというイギリス人画家が描いたベトナム風景を収めた“Yellow City Hoi An”で、この人の絵がなかなか素敵なんです。縦に倍のA5サイズの画集“A Week in Hoi An”もあって他でも見ました。そちらの方が人々の生活など描いていてよかったかもしれませんが、こちらは建物に絞られ横長ページがガバッと開くので選びました。
下の写真は、Coticで買った少数民族の小さなポーチとSundayで買ったタイルのコースター。ポーチはホイアンの記事が載った古そうなページを折って作った紙袋に入れてくれました。

左はホイアン土産で人気の、切り絵のギフトカード。何種類か買うつもりが結局このロータスとアオザイ女性のカードだけ買いました。切り絵は至る所で売っていましたが、この絵柄を置いているお店は少なかったです。
右はホイアンではとてもありふれた柄の、バッチャン焼きのどんぶり。どんぶりは使いでがありそうで旅行前から欲しかったんです。市場で少し値切って買いました。鮮やかな青が、料理をおいしそうに見せます。さっそく重宝しており蕎麦、ラーメンにもとても合いました。

その他にベトナム茶とジャコウネコのコーヒーをお土産に。

というわけで以上、ホイアン旅行記でした。
ご覧いただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• menchiさん 2019/03/10 00:17:39

  写真、とても素敵です。

  akrica様、ホイアンの旅行記見させて頂きました。
  写真がとても美しく、詩情溢れていて、素敵です。
  お上手ですね!
  ホイアンでの4日間、のんびりとゆったりと過ごされたようですね。
  私の理想の旅スタイルです。
  ホイアンにゆっくり滞在したいと、思いました。
  menchi

  akricaさん からの返信 2019/03/10 10:21:53

  RE: 写真、とても素敵です。

  menchiさん
  
  ありがとうございます。
  ホイアンでは川沿いを歩いたりカフェから眺めたり、トゥボン川の風景をのんびり楽しめとてもよかったです。
  menchiさんが好きなフィレンツェやベニスも川や運河の風景がいいですよね。
  私が行ったのは昔ですがまた行きたくなりました。
  アジアではルアンパバーンもよかったですよ。